酪農生活100と少々

究極の目標はテキトーに牛が飼えるようになること。そのための努力のあしあと・・・とグチ(笑)

餌の変更と乳質の変動

2006年06月10日 | 乳質

 6月上旬の乳質が届いた。

脂肪 4.02%  無脂固形 8.66%  蛋白 3.34%

体細胞 16.9万  細菌数 3万以下 

 5月下旬が

脂肪 4.00%  無脂固形 8.73%  蛋白 3.31%

体細胞 19.4万  細菌数 8万

だったので、無脂固形が落ちたのに蛋白はそのまま。乳糖が落ちたという事か。まあ乳量は落ちたし。(約1キロ/頭)

 なお、この間に餌を大きく変更した。デントコーンサイレージがなくなったので、それを補うためにK&Sの発酵TMRとクレイングラスを増給した。それから稲わらを細断して、夜だけから朝晩給与に。

 でも乳量は下がった。デントコーンはやっぱりいい餌だ。二次発酵さえしなけりゃ夏もやれるんだけどね。細断型ロールベーラーシステムはいいのは分かるんだけど、金がかかりすぎるしね。

 とりあえす圧ぺんトウモロコシでも増給してみるか。


スラリー散布

2006年06月10日 | 畑で作業

 ミレットを蒔く田んぼにスラリーを散布した。なるべく匂いが出ないように、木酢液を混ぜて撒く。使ったのは農研テクノ製。

 木酢液を混ぜると、スラリーが酸性化するためアンモニアの揮散は減る。が、揮発性脂肪酸の揮散量は増える。木酢液本体も酢酸だしね。まあ木酢液独特のにおいによるマスキングが効いているんだとは思う。

 臭いの元は、大別するとアンモニア、アミン類(ジメチルアミンなど)、揮発性脂肪酸(酪酸、吉草酸など)、硫黄化合物(硫化水素など)、スカトール(おならに多く含まれる)といったところか。

特に揮発性脂肪酸の臭いはきつい。少量でも臭う。大学の時さんざんやったな。スラリーを煮て培地にしたり。さらに揮発性脂肪酸を加えたり。ホントよくやってたと思う(笑)。

 臭いに関する苦情は増える傾向にあるけど、何もしてないわけではないので、どうか我慢できる範囲でご協力ください。