配合の価格が1割近く値上げされるらしい(共済新聞より)。いやー、参ったね。
オーストラリアの不作をもろに受けた格好だ。
かといって減らすわけにもイカンし・・・
ほんと暗い話題ばかりだな・・・
こういう時は、現実逃避!ブルブック見ながら「こういうウシをつなぎたいなぁ~」と妄想してみたりする。
自分が選定時に最初に見るのは尻角(斜尻がいい)、前乳房の付着、底面、靭帯。
ウチのウシの線形はほとんど5以下。つまりハイピン。
ただこれは地域全体の傾向らしく、獣医さんも「ウチの組合のウシは高いよね」と言うくらい。
オランダの統計だったと思うんだけど、斜尻なほど難産する確率が低いらしい。
難産は繁殖に直結するので、避けたいところ。ただでさえ、お産は負担だからね。
乳器の3つは、搾乳性に関わる形質。乳房底面が平らなものが搾りきりもよくてイイ。
きちんと搾りきれて、漏乳しないウシは乳房炎にかかり難いと感じるので。
後乳房の幅は、乳房が収まるスペース=尻幅と後肢後望の改良が先かなと。ただこのところの種で幅がマイナスのものは少ないけどね。
そして肢を見て、SCS、PL、分娩難易度を見る。そして乳量、成分、娘牛数を見て、交配を確認し、父牛や母父牛の特徴やその意図が見て取れるかも見る。
この時、古い情報が役に立つ。ネットで、種牛の系統譜は確認できるけど評価値までは無理。なので古いブルブックは貴重だ。ただガサ張るのがたまにキズか。
材料牛の写真は、特に肢を見てるかな。飛節の鮮明さやつなぎの強さが見てとれるから。
それにしてもつなぎの強さの評価は、早く載っけてもらいたいものだ。生産性には直結しないから評価されていないのだろうけど、体審ではこれが非常に厳しく見られる。
つなぎが弱いせいで2点、3点減点される事はざらだ。材料牛の審査時につなぎの強さは見ているはずなんだから、さっさと公表して欲しい。自分達酪農家が選択し難い形質で減点するのは気に入らない。
公表するのにまずい理由は無いと思うんだが・・・面倒くさいだけか?
最後に共進会。これはほとんど参考にしていない。見には行くけどほとんど参考にしない。
だってイイ牛しか居ないから(笑)
なので、共進会では牛を見ながら、この種使ってる?どう?と言うふうにして、情報を聞き出す事が目的。
ネットワーク作りには最適だしね。
以上、長くなりましたが参考になれば幸いです。さ、明日もガンバロウ!