今日は午後から補助金の説明会に出かけました。2円10銭のアレです。
ウチの組合で該当しない人は1人か2人のようです(43人中)。茨城全体では2割ぐらい該当しないんではないかと言ってました。
ウチは牛群検定でいこうかと思っています。書類も面倒なものは無いですし。
さて、タイトルについてですが、どうも値上げの影響がでているようです。
明治おいしい牛乳の売り上げが前年同月比75%だそうです・・・・メチャメチャ売り上げ減です(滝汗)
プチリッチ、プチぜいたくを狙ったおいしい牛乳のヒットは、牛乳の価値を向上させ、乳価の値上げを期待させてくれました。それが一転、不振とは・・・明治の浮き沈みは、そのまま10月からの再度の乳価交渉に影響します。さて、どうしたもんでしょうか?
で、代わって売れているのが中小メーカーの牛乳だそうです。どうも値上げがうまくいっていないようで、価格差が広がった事が要因のようです。ただスーパーのチラシを見る限り、底値は20円以上上がっていると思うんですが・・・希望小売価格は据え置きなんでしょうね。
それからこれは自分の推論なんですが、春からの乳質基準統一による乳質の向上により、中小メーカーの牛乳がおいしくなり、消費者が「安くても結構いけるじゃん」となり、一時的な買い替えではなく乗換えが進んだ可能性があるんじゃないでしょうか?
安売りのターゲットになりやすい中小メーカーの売り上げ増は、まずいんじゃないか?と思われるかもしれませんが、一方で地産地消が進む可能性があります。
実はまあ、おいしい牛乳の原料となる生乳はほとんど北海道産なのです。栃木や東北の一部の生乳も使われていますが、多くは道東からホクレン丸で運んで茨城でパック詰めされています。小学生が牛乳が出来るまでをおったCMを見たことありませんか?
北海道のブランド力も下地としてはありますが、こういうイビツな状況をつくってしまった最大の原因は、ご存知のとおり「乳質」です。関東の生乳ではおいしい牛乳は作れない(安定的に)と判断されたわけです。
いくら搾っても売れるだろ、という誤った認識(農家)と出荷枠を維持、あるいは拡大したいという思惑(組合)が、飲用牛乳の販売量減による乳価の下落という大きな誤算を引き起こしてきたんです。そして減産です・・・
中酪のwebサイトには、用途別販売実績がでいます。それによると生産量は北海道103%、都府県97%で全国では昨年と同等(100%)です。
関東(99%)では栃木(103%)が元気ですね。逆に埼玉と神奈川は92%と落ち込みが大きいです。そしてそれ以上に深刻なのが、飲用向けの低下です。止まりませんね。
ずっと3%前後の低下が続いていますが、せめて現状維持になって欲しいものです・・・・いやっ!その為に努力しないと。値上げをお願いするのもいいんですが、飲用消費の拡大こそが手取りを確保する最良の方法なはずです。 が、それが一番難しい・・・今までないがしろにしてきた分も含めて・・・諦めず、みんなで知恵を出し合いましょう!
とりあえず自分は、来月小学校で未来の消費者確保、頑張ってきたいと思います。まあ、それはわくわくの中では3、4番目の目的ではありますが。
あっ、あと関東生乳販連の方たちは頑張ってますよ。それこそ過労死するんじゃないかと思うくらい。マジで。8人であの業務内容は無茶だと思います。関東の生乳、酪農家の未来を託すには、少数精鋭すぎると思っています。