酪農生活100と少々

究極の目標はテキトーに牛が飼えるようになること。そのための努力のあしあと・・・とグチ(笑)

2009年5月上旬の乳質

2009年05月17日 | 乳質

  2009年5月上旬の検査結果



乳脂肪率   4.12
無脂固形分率 8.63

乳蛋白質率  3.19%
乳糖率    4.44%
MUN    16.1
体細胞数    5.7
細菌数      1万以下


 さて、MUNが高くなりました。半地下サイロに貯蔵してあるコーンサイレージが底になったためと思われます。


 底になるとどうなるか?想像できますよね(笑)


 臭くなります!


 まあ、揮発性の不飽和脂肪酸が多くなるわけです、特に酪酸が。そして、易分解性のタンパク質が増え、スターチの割合が減ります。そうなると、肝臓に負担がかかり、結果として


 MUNが上がります!


 今まで多分そうだろうなぁと思っていたことが、いくらか情報が増えたことで確認できる、ありがたいことです。


 で、餌をいじろうかどうか悩んでいたんですが、悩んでいるうちに新しいサイロが開いたので、現在はそのままです。悩んだ理由は飼料稲がエン麦になり、TDN減・CP増となったことです。圧ぺんコーンを使うにも、中途半端な量ではカビが出かねないですし・・・・いよいよ自家配に変更する時期が来たかなぁ(ー"ー)?


2009年4月の乳質

2009年05月03日 | 乳質

  2009年4月の検査結果



乳脂肪率   4.35
無脂固形分率 8.79

乳蛋白質率  3.36%
乳糖率    4.43%
MUN    10.8
体細胞数    9.0万
細菌数      1万以下



乳脂肪率   4.18
無脂固形分率 8.60

乳蛋白質率  3.21%
乳糖率    4.39%
MUN    13.3
体細胞数    5.4万
細菌数      1万以下



乳脂肪率   4.03
無脂固形分率 8.65

乳蛋白質率  3.23%
乳糖率    4.42%
MUN    11.9
体細胞数   14.3万
細菌数      1万以下


 もうGWですね。


 中旬で乳糖率が落ちたので、検定結果を参考にしてビートを増給しました。
 下旬の検査前に飼料稲がなくなったので、エン麦ロールに切り替えました。


 いろいろ替えると何がどう影響しているのか判別しづらいですけど、牛乳が薄くなってサラッとしたなあと感じている今日この頃です。


2009年2月下旬の乳質

2009年03月06日 | 乳質

  2009年2月下旬の検査結果


乳脂肪率   4.36
無脂固形分率 8.86

乳蛋白質率  3.35%
体細胞数    7.5万
細菌数      1万以下


 検査結果は、これとあと浸透圧ぐらいしか送られてこない。MUNや乳糖率が分かる人たちが羨ましい・・・と言ってる場合ではないな。組合に交渉しなくては。宇都宮ではどれくらいの項目が検査、あるいは測定できるのだろうか?


 情報量とそれを分析出来る力の有無が、経営を左右する事をもっと認識してもらわねば。


 話は変わりますが、明日は渋谷NHK前に出没します。牛乳と国産食材のPRをして来ます。


詳しくはこちら


2009年2月中旬の乳質

2009年02月25日 | 乳質

  2009年2月中旬の検査結果


乳脂肪率   4.32
無脂固形分率 8.80

乳蛋白質率  3.34%
体細胞数   12.1万
細菌数      1万以下


 兵庫に牛を見に行ってきます。報告は後日まとめて。


2009年1月下旬の乳質

2009年02月08日 | 乳質

  2009年1月下旬の検査結果


乳脂肪率 4.34%  無脂固形分率 8.89%  乳蛋白質率 3.39%


体細胞数 11.2万  細菌数 1万以下


 


  2009年2月上旬の検査結果


乳脂肪率 4.23%  無脂固形分率 8.87%  乳蛋白質率 3.41%


体細胞数 16.4万  細菌数 1万以下


 いつも通りに戻ったと言うところでしょうか・・・


 kazuさん、ディッピング剤はブロックエイドを試しています。とにかく保湿剤とかがたくさん入ったものを選びました。状態のいい牛は今までのものを使い、悪い牛に集中して使っています。


 ディッパーが二つだと面倒くさい面はありますが・・・


 モウエサさん、定期点検は・・・たぶん10年以上してないですね(汗)ただ真空ポンプがそろそろヤバめなんですよねぇ・・・ 


 ライナーの方は、なめこさんが面白そうなのを作っていたので自分もやってみようなと思ってます。


2009年1月中旬の乳質

2009年01月18日 | 乳質

 2009年1月中旬の乳質


乳脂肪率      4.36
無脂固形分率   8.90
乳たんぱく質率   3.39
体細胞数       4.9万
細菌数       1万以下


 体細胞数が高い牛が乾乳になったせいか、5万以下になった。たぶん初めてだと思う。凄くうれしい事なのだが・・・乳量がなぁ~。


 早々うまい事はいかないね ┐(´o`)┌


CSの再編に伴う再編

2008年12月01日 | 乳質

 今年もあと一月となりました。ヤバイかなぁ~、ヤバイかなぁ~と思いつつ、今年も何とかなったかなぁ~という感じです。


 今朝からローリーの集送乳経路が再編されました。茨城は中央(県北のサブCS含む)と県西の2つにCSが再編されたことに伴うものです。


 県央CSは7月初めに見学に行ってきたんですが、やたら広かったですね。まあ県の半分の生乳が集まるわけですからね。


 加えていずれは水戸にある県酪連も移転してくるとの事です。


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 さて、我が家の集乳時間は


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変更なし!


でした・・・・(汗)


 まあ、変わらないのはいい事です。出来ればもうチョット早くてもいいかなぁ。


ちなみに集乳時刻は6時で、集乳してから搾るスタイルです。ズ~ットです。


乳質のこと

2008年04月09日 | 乳質

 ここのところ、乳質についての記事を書いてないんですが・・・モチベーションが下降気味でして・・・

決して乳質が悪化しているわけではありませんが、組合内でのポジションは真ん中ぐらいです。先月は13万、27万(ここは悪かった)、13万です。

 いい乳質を維持する!という覚悟というかやる気を維持するために書いていたんですが、みんな良くなってしまったので・・・・

 「高品質の牛乳をみんなが生産する」というのは、とても素晴らしい事です。でも、それが当たり前になると書くことがそれほど重要ではなくなるんですよね。

 

 さて、4月になって関東は乳質検査、乳質基準が統一されました。宇都宮のCSで検査しています。そして乳質基準がいっそう厳しくなりました。ただ栃木の方にとっては一部緩和になったようですが・・・

 ちなみに体細胞数が30~40万未満で-1円、40~50万未満で-4円、50万以上で-20円。ただし再検査で50万未満なら-10円になるそうです。

 そして最初の検査結果が届きました。結果は体細胞が16万、細菌数が3万でした。体細胞数は大きな変動はありませんでした。他の農家さんの数値もいつもどうり。

 「検査が変わると数値が大きく変動して混乱する」ということはありませんでした。よかったよかった(^-^)

 変わったのは細菌数が1万単位で出るようになったことぐらいですね。

 ただひとつ気になることが・・・それが体細胞数20万未満のプレミアです。原資はどうするんでしょうかねぇ?

 

 そうそう、乳価交渉ですが発酵乳向けは6円値上げで交渉中だそうです。消費の伸びが大きいだけに気になるところです。不満が聞こえてきそうな価格ではありますが・・・このままでは生乳不足で混乱は必死でしょうから、再値上げに期待しましょう!いや、再値上げさせましょう!!牛乳はより美味しくなったはずですから!!!


2008年2月上旬の乳質

2008年02月12日 | 乳質

  2008年2月上旬の検査結果

乳脂肪率 4.11%  無脂固形分率 8.76%  乳蛋白質率 3.35%

体細胞数 12.5万  細菌数 3万以下

 

 まあまあですかね。バケットで搾る牛がいないと仕事も気分も楽でいいですね。

 今日は牛群審査でした。自分が就農した年に生まれた牛が88点になりました。思っていた以上の評価でちょっとビックリしています。3頭生まれたうちで一番期待していなかった牛なんですけども(^-^;...まあ、うれしい誤算ってやつですね。


2008年1月中旬の乳質

2008年01月29日 | 乳質

  2008年1月中旬の検査結果

乳脂肪率 4.09%  無脂固形分率 8.74%  乳蛋白質率 3.29%

体細胞数 18.1万  細菌数 3万以下

 

 去年の終わりごろから、事業団から送られてくる検定結果の一覧表が変わりました。新しくMUN(乳中尿素泰窒素)の項目が追加されました。

 今頃になってやっとです。

 我が家の数値は大半が11~13台でした。ただ一部7~9のウシがいまして、その牛は卵胞のう腫になっていたり、なり易い牛でした。

 もっと早く測定してくれれば繁殖で悩まなくて済んだのに(`Д´)ノ

 

 まあこれで、これからはより効率的な飼養管理ができます。酪農はなんだかんだ言っても繁殖がうまくいけば何とかなるんですよね。


2008年1月上旬の乳質

2008年01月17日 | 乳質

  2008年1月上旬の検査結果

乳脂肪率 4.02%  無脂固形分率 8.74%  乳蛋白質率 3.28%

体細胞数 16.1万  細菌数 3万以下

 

 ここのところ寒い日が続いてますね。今朝はついに初雪が降りました。まあ、アッという間に消えましたが・・・

 昨年後半の乳質、特に体細胞は30万を挟んでいったりきたり・・・かなり厳しい状態でしたが、11月以降何とか安定してきました。

 関東の冬は乾燥していて、牛舎も風通しがいいので牛にはいい様です。自分の肌にはとても厳しい季節ですが(>_<)


2007年7月の乳質

2007年08月05日 | 乳質
  2007年7月中旬の検査結果

乳脂肪率 3.82%  無脂固形分率 8.66%  乳蛋白質率 3.22%

体細胞数 15.8万  細菌数 3万以下

 2007年7月下旬の検査結果

乳脂肪率 3.89%  無脂固形分率 8.62%  乳蛋白質率 3.18%

体細胞数 14.8万  細菌数 3万以下

 

 ヒエは何とか収穫しましたが、この暑さ、どうにかならんもんでしょうか?

梅雨は明けたというのにこの湿度(怒)

暑くても、カラッとしてればなんてことないんですが・・・

牛たちもかなりまいっています。いやぁ~、明日の出荷乳量が怖いです(汗)

 それからやはり体細胞ですね。組合内では50万越えがチラホラ・・・以前の感覚だと危険です。

一応、塩、重曹、ビタミン、ミネラルを梅雨明け以降増給していますが、この暑さでは小手先でしかないような気が(-_-;....


乳質もまとめて

2007年07月15日 | 乳質
 ブログを更新できていなかった時の乳質です。まとめて、
 時期    乳脂肪(%)  無脂固形分(%)  乳蛋白質(%)  体細胞数(万/ml)  細菌数(万/ml)

5月下旬     3.91      8.71        3.33        32.2        3

6月上旬     3.87      8.65        3.23        10.2        3

6月中旬     3.92      8.68        3.20        14.3        4  

6月下旬     3.90      8.67        3.24        11.2        4

7月上旬     3.95      8.64        3.22         9.7        3

 

 いきなりやってしまいましたが、修正はできたかなと。飼料稲がなくなって、エン麦ロールに変更した影響もなさそうです。あまり暑くはないので(雨は多いですが)食い込みもよく、成分は思った以上に高めです。

 

 先日、今年の生産予測を組合に提出したんですが、組合のとりまとめでは枠を超過しそうだと言ってました。でも、「絶対にそんなに搾れない!」と職員の方は言ってました。自分もそう思います。空枠だけは出さないようにしたいそうですが、乳量の計画だけで、導入・増頭計画を出してもらわなかったのは失敗だったとも言ってました。

 今週、県の見通しの取りまとめと、組合間の調整が行われるんですが、「枠が他所に貸せるくらいあまっている」と言っていた春から、一転して枠を貰わないといけない状況となってしまったわけです(予想としては・・・)。そんなわけで今月中に計画生産数量の2度目の説明会が開かれることになりました。

 今業界では、秋からクリスマス商戦までに牛乳が足りなくなるんじゃないかと言う話題で持ちきりです。「北海道では2%増産」なんて話も聞こえてきます。世界的な乳製品高で、上とメーカーがどう判断するのかとても気になります。

 さて我が家はというと、昨年が一昨年の18%減で、今年は昨年の2割り増しで平年並みに搾れそうです。調整せずに済む事を願ってます。


2007年5月上旬、中旬の乳質

2007年05月23日 | 乳質

 チョット気を抜いたら、あっという間に5月も下旬になってしまいましたね(汗汗)

遅くなりましたが

  2007年5月上旬の検査結果

乳脂肪率 4.05%  無脂固形分率 8.61%  乳蛋白質率 3.25%

体細胞数 21.3万  細菌数 3万以下

 

  2007年5月中旬の検査結果

乳脂肪率 3.88%  無脂固形分率 8.64%  乳蛋白質率 3.23%

体細胞数 15.3万  細菌数 3万以下

 

 忙しくなると牛は素直に反応しますね。先日、3ヶ月ぶりに治療が必要な乳房炎のウシがでました。

大抵は、クラーゲン(塗るタイプの湿布薬)とビタミン剤の増給で事なきを得ていたのですが、気温が30℃を超えるようになると、症状が重くなって抗生物質のお世話になることが増えてきますね。季節の変わり目は、人はもちろん、牛にとってもストレスなようです。

 最近の心配事(これも白髪の原因?)は、コーンサイレージが無くなって給餌内容を変更した事です。変更を最小限にするために、餌の種類は増やさずに、給与量を増減させました。

 今のところは乳量も変わらず、糞の状態も大差ないと思います。・・・上記の牛以外は。

日量40kgをなげるのは精神衛生上よくありませんね。早く治るといいなぁ。