酪農生活100と少々

究極の目標はテキトーに牛が飼えるようになること。そのための努力のあしあと・・・とグチ(笑)

涼しいこともあるんですね

2007年07月17日 | 畑で作業

 今日は一日涼しかったですね。おかげで”お腹の調子は急降下”な一日でした (>.<)あう~

 こちらは台風の被害がなくてホッとしているところです。

(手前がスイートコーン。奥がデントコーン)

 倒れたのは市と普及所が試験的に作っていたスイートコーンだけでした。家庭菜園のコーンは、どこも倒れてなかったと思うんですが・・・

 それにしても台風が過ぎたあとって大概暑くなるんですけど、昨日今日と涼しかったですね。まあ、それはそれでいいんですが、よっぽど北の高気圧の勢力が強いんでしょうね。

 

 そして地震!皆さん大丈夫でしたか?こちらは長~~く横揺れしました。しばらく目が回ったように頭がクラクラになりました。あんなにグワーーッと揺れたのは初めてでしたね。

 関東平野も災害地域同様、地盤がゆるい地域です。古い建物や危ない建物は非常に沢山あるわけですが、ありすぎてどうしようもないって状態でしょうね。後は自己責任で・・・・・

 牛飼いとしては、せめて牛の飲料水ぐらい(川の水でいいから)は確保したいところです。


乳質もまとめて

2007年07月15日 | 乳質
 ブログを更新できていなかった時の乳質です。まとめて、
 時期    乳脂肪(%)  無脂固形分(%)  乳蛋白質(%)  体細胞数(万/ml)  細菌数(万/ml)

5月下旬     3.91      8.71        3.33        32.2        3

6月上旬     3.87      8.65        3.23        10.2        3

6月中旬     3.92      8.68        3.20        14.3        4  

6月下旬     3.90      8.67        3.24        11.2        4

7月上旬     3.95      8.64        3.22         9.7        3

 

 いきなりやってしまいましたが、修正はできたかなと。飼料稲がなくなって、エン麦ロールに変更した影響もなさそうです。あまり暑くはないので(雨は多いですが)食い込みもよく、成分は思った以上に高めです。

 

 先日、今年の生産予測を組合に提出したんですが、組合のとりまとめでは枠を超過しそうだと言ってました。でも、「絶対にそんなに搾れない!」と職員の方は言ってました。自分もそう思います。空枠だけは出さないようにしたいそうですが、乳量の計画だけで、導入・増頭計画を出してもらわなかったのは失敗だったとも言ってました。

 今週、県の見通しの取りまとめと、組合間の調整が行われるんですが、「枠が他所に貸せるくらいあまっている」と言っていた春から、一転して枠を貰わないといけない状況となってしまったわけです(予想としては・・・)。そんなわけで今月中に計画生産数量の2度目の説明会が開かれることになりました。

 今業界では、秋からクリスマス商戦までに牛乳が足りなくなるんじゃないかと言う話題で持ちきりです。「北海道では2%増産」なんて話も聞こえてきます。世界的な乳製品高で、上とメーカーがどう判断するのかとても気になります。

 さて我が家はというと、昨年が一昨年の18%減で、今年は昨年の2割り増しで平年並みに搾れそうです。調整せずに済む事を願ってます。


ビートパルプペレット

2007年07月14日 | 雑談

 台風の動きがどうも遅くなった様ですね。それだけに雨の量がますます心配です。

雨が続くと手持ちぶたさで、読書というか業界の情報誌やパンフレットをながめる時間が増えます。その中で今一番気になっているのがビートパルプペレットの動向です。

 ここしばらく世界的にも減産基調でしたが、特にEUが輸出補助金の削減で脱粉同様かなりの減産になっているようです。そのためEU内での引き合いが強く、価格上昇の引き金になっています。

 また石油価格の高騰による乾燥費用の増加がそれに拍車をかけているようです。アメリカやチリでは、生パルプで流通する量が増えているようです。輸送コストの増加よりも、乾燥費用のほうが高くつくということなのでしょう。

 そして中国ですが、畜産業の増大による需要増で輸出に回せない状態のようです。

 

 しかし、昨年末から砂糖の国際価格は上昇していたはずです。それなのに生産が増加しないのは何故なんでしょうか?バイオエタノール用トウモロコシへの転換?それとも生産基盤は輸出補助金だのみだった(世界的に)?

 ( ´д`)ハァ~ ため息しか出ません。。。

 今の餌の価格帯からいうと、ビートはかなり魅力的だったんですけどねぇ~

いくらぐらい上がってくのかなぁ~


梅雨らしくなりましたね

2007年07月12日 | 雑談

 空梅雨から一転、本格的に突入のようです。今年の梅雨は、風があまりないせいか、ネットリとまとわり付くようです (-_-;)

 そして締めは台風。予想では太平洋沿岸に沿って北上しそうです。かなり雨が降りそうな予感・・・

 このトウモロコシが倒れでもしたら・・・結構キビシイですね (×_×) 何と言ってもこれが我が家の生命線ですから・・・

 

堆肥も切り返しても(-_-;)な感じです。ただ牛達はわりと元気なので、それが救いかなぁ。

 そして自分はというと、寝冷えをしたらしく一日頭が痛かったです。熱さまシートを貼って仕事をしましたが、結構スッキリしますね。助かりました。


牛に願いを 第二話

2007年07月11日 | 雑談

 まさかとは思うんだけど・・・

「牛を売ればいいだろ」という親父さんの言葉

「マリリン」という呼び名(採用されたのはグリーン)

雌牛の一生に関する授業

「3ヶ月だし」という主人公

 

 設定は メス?

ありえねぇー!!!

 

 ・・・そうか!最初っからメスという設定ならどっちが生まれても関係ないわけだ!・・・って

 

ウソツキ!!!

だったら後ろから撮るなよ(怒)・・・まあ酪農家なら体つきで分かるけどね。

 

 

 子牛との別れのシーン。親牛があまりにも大人しすぎでした。生まれてすぐ離して、撮影のために引き合わせた、そんな感じ。そりゃあ、あんなふうに行ったり来たりしたら子牛は下痢するって。

「抱えて運べ!」 そう言いたい。

 しかし・・・あれはほんとの下痢だろうか?作った下痢だろうか?気になるなぁ。


牛群審査(H19年度前期)

2007年07月11日 | うちの牛たち

 今日は今年一回目の牛群審査でした。今回はあまりパッとした牛もいないので、わりと気楽でした。

それから、今回の審査より審査の配点というか重み付けが変わりました。大きく変わったのは、体積がなくなって外貌といっしょになった点です。名称も体貌と骨格になりました。そして肢蹄の配分が15点から20点に増え、乳用牛の特質の配分が低下しました(20点→15点)。また名称が乳用強健性に変更されました。

 特質の配分が減って、肢蹄の配分が増えたのは、正直言って厳しいです。

しかし「検定データから導き出された長命性に関わる体型形質を重視して改良を進める」

という方向性は正しいわけで、それによって将来得られるものがより大きくなると考えられます。ここはより飼養管理を徹底して、

「よい牛、よい牛乳を生産してください」

ということだと前向きに考え、頑張っていきましょう!

 それから部位ごとでは尻の配点が上がり、体貌の中で前駆と尻とに分かれたようです。ただ得点は体貌としてしか出されないようです。この辺は配点区分の変更に伴う審査ブレの確認をしているものと思われます。

乳器では、長命性と関連の強い前乳房の配点が増え、後乳房が低下しました。我が家は前乳房の付着に特に力を入れて改良をしてきましたので、この変更はありがたいですし、自信になります。と言っても1点増えただけですが・・・

 

 さて結果です。

 

 番号     父        母の父     点数  年齢(歳ー月)  産次数    

261    ルドルフ     サベージ     88    5-10      4

276     リー       チャールズ    87    5-0       3

ーーーーーーー以上がホルマガに掲載されますーーーーーーーーーーーーー 

256    C・リーダー   ビクトリアス    85     6-5       4

265    ダーハム     ルドルフ     85     5-4       3

288   ジョーダンレッド    ルーベンス    82     2-0       1

289   Alta マーチャント     リー      80     2-0       1

290   ディカプリオ      リー      80     2-0       1

291   フリーマン      イトー      80     1-11      1

285    ジェットソン      リー      79     2-3       1

286   アウトサイド    ルドルフ     77     2-9       1

 

 261はエクセレント牛の娘です。得点からは、これと言った欠点もなく順調に後2産取れれば2代目の可能性が出てきました。自分としては87点取れれば十分と思っていたんですが、乳用強健性が90点と思いのほか高く評価されました。後はもう少し前駆に強さが出てくれれば。

 276は、年齢の割りに産次数が少ないことから(育成の時に流産してしまったため)ちょっと評価がマイナスになりましたが、大人しくて手間のかからない牛です。乳房がやや深めなので、それがどうなるか。この牛も前駆の強さ、胸の幅や深さがもうチョットあればバランスがいいんですが。

 265は、我が家で唯一のダーハム娘牛です。ダーハムらしい牛です。ウチの牛舎で最も高さのある牛なんですが、深さがなく、馬みたいな牛です。前産で前乳房が乳房炎になったため萎縮してしまっていて、それがもったいないところです。ダーハムにしては、大人しく搾らせてくれます。普段はキョドッてますが・・・

 288は、登録名に「RED」と入っていますが、黒白牛です(笑) 登録を申請したときは、赤かったんですけどね・・・。82点と思った以上の評価をいただきました。母ルーベンスの質感と父ジョーダンレッドの強さがうまくマッチしたんじゃないかと思っています。

 今回、初産の受審が多かったんですが、牛は小さいながら乳器を割りと高く評価していただきました。肢蹄についてもまずまずの結果です。

 

 牛の体は、前駆、中躯、後躯と大きく3つに区分されるんですが、審査の配点は後躯だけで70点(尻10、肢蹄20、乳器40)が当てられています。肢蹄には前肢も含まれますが、前肢は浮腫などがない限りほとんど評価の対象にはなりません。配点の見直しで、後躯の重要度はさらに増した感があります。

 そして、この変更により種牛の評価も今後は変わってくると思われます。NTPの計算式が変わるのか、乳代効果をアメリカのネットメリットのように繁殖性に重きを置いた数値にするのかは分かりませんが、酪農家の選択の仕方に変化が現れるのは時間の問題でしょう。


先月生まれたウシたち

2007年07月07日 | うちの牛たち

 ドラマも子牛が生まれた話で盛り上がりましたが、ウチの牧場も先月はベビーラッシュでした。

5月がゼロだったので余計忙しく感じました。

まずは、トイストーリー♀(母父 ジョーダンレッド) 初物です(^-^)v

肢が曲飛ですね。飛節は鮮明なんですが、肋はあまりはっきりしません。この辺はジョーダンレッドの悪いところが出たか、”BWマーシャルは搾り牛”という評価が当たったか。性格は人なつっこいです。

 

ノマド♂(母父 アスター)写真撮り忘れました(汗) ドナドナしたら思いのほか高値で売れました。どうもホルスは数が少ないようです。F1は下がっているとのこと。

ノマド♀(母父 Altaマーチャント) 初産でしたが、とても安産でした。ノマドは安産なので助かります。ノマドにしては線が細い感じ。つなぎがちょっと不安。ノマドには珍しい。そしてやっぱり性格はオドオド、ビクビク。

茂勝栄F1♂ 一時期のフィーバーは過ぎ去ったもののそこそこで売れそうな感じです。やんちゃです。

ノマド♀(母父 リー) この子は受精卵です(日本語としては変だな(汗))。我が家の牛から採卵しました。その牛はもういません。どうしても種が付かず、最後に採卵して廃用にしました。メスが取れてホッとしてます。ちなみに上記のノマドの母牛とは姉妹になります。つまり叔母と姪の父親がいっしょということです。この辺が牛の難しいところです(笑)性格は、わりと物怖じしないです。ノマドにしては珍しい。


牛に願いを

2007年07月04日 | 雑談

牛に願いを Love&Farm (http://www.ktv.co.jp/ushi/index.html)見ました。見ました?

 デモの次の日に放送でしたが、タイミング的にはどうだったのかなぁ?視聴率は10%程のようですが・・・

 それにしても、牛、きれいでしたね。スゴイの一言です。全頭毛刈りされていて。乳房形状、肋の張り、いずれも素晴らしくラウンダーも設置されていて、結構有名な牧場なんでしょう。ご協力ご苦労様です。

 子牛の出産シーン、最初ロープをかける位置が違ってましたが、次のカットでは直ってましたね。よかったよかった (^-^)

 まあ親牛は初産牛であのサイズでしたから、引っ張るのはやむをえないかな。子牛が出てきたとき、足が細かったので雌か!と思いましたが、しっかり付いてましたね。2話か3話めにはドナドナシーンが見られそうです。

 

 さて、だいぶご無沙汰してしまいましたが、自分も次の一歩を踏み出せそうです。といっても仕事してなかったわけでも、酪農をやめるわけでもありませんが。まあ、決意を新たに!といったところです。今後ともよろしくお願いいたします m(_ _)m