全く期待してなかったけど、結構面白かった。
「だからリヤルは嫌いなんでい」
という喜多さんの言葉通り、リヤルさなんか無視して思いっきりバカバカしく映画は進む。
クドカンは映画作家らしくない。映画を撮ってるというより、映像で遊んでいるだけだ。コント、アドリブのギャグ、低予算をものともせずひたすら騒ぎまくる。でも、昨今の人々は誰も映画なんか求めていない。ほとんどの人間は話のネタになるバラエティやテーマパークの代わりを映画館に求めているのだ。そういう意味では「真夜中の弥次喜多」は人々のニーズに100パーセント応えていると言えるし、クドカンはまさに時代の寵児なのだ。
映画じゃない・・・的発言をしておいて何だが、それでも「真夜弥次喜多」はちまたに溢れるどーしょーもないデートムービー目指したメジャー系統の日本映画より、はるかに面白い。
「基本笑わせて、でも時には泣かせて」・・・というエンターテインメントを目指して、バランス失って空中分解するような日本映画(中野○之、石×克人、本□克行、らダメ作家どもの諸作)に対して、「夜弥次喜多」は「基本笑わせて、時々の泣かせ所も笑わせて」というスタイルで一本芯が通っており、素直に笑って楽しめる。
ギャグがやり過ぎに走っても、また別のギャグを使って無理矢理軌道修正させる・・・ギャグ作家としての一徹ぶりを感じる。
予告編を観る限りダメそう・・・と不安になったミュージカルシーンにしたって、編集や前後のシーンとの繋がりによって、違和感は違和感としてそのまま残しつつちゃんとギャグとして機能させ、全体のバランスを崩さない。
ダテに人気脚本家面してきたわけじゃなかった。
その他面白かった台詞(どれもうろ覚え)
「次郎超うける」
「真夜中でもアーサー!!」
「DNAを断ち切るエクスカリバーだよ!!」
「俺、全然話について行けてない」
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
「だからリヤルは嫌いなんでい」
という喜多さんの言葉通り、リヤルさなんか無視して思いっきりバカバカしく映画は進む。
クドカンは映画作家らしくない。映画を撮ってるというより、映像で遊んでいるだけだ。コント、アドリブのギャグ、低予算をものともせずひたすら騒ぎまくる。でも、昨今の人々は誰も映画なんか求めていない。ほとんどの人間は話のネタになるバラエティやテーマパークの代わりを映画館に求めているのだ。そういう意味では「真夜中の弥次喜多」は人々のニーズに100パーセント応えていると言えるし、クドカンはまさに時代の寵児なのだ。
映画じゃない・・・的発言をしておいて何だが、それでも「真夜弥次喜多」はちまたに溢れるどーしょーもないデートムービー目指したメジャー系統の日本映画より、はるかに面白い。
「基本笑わせて、でも時には泣かせて」・・・というエンターテインメントを目指して、バランス失って空中分解するような日本映画(中野○之、石×克人、本□克行、らダメ作家どもの諸作)に対して、「夜弥次喜多」は「基本笑わせて、時々の泣かせ所も笑わせて」というスタイルで一本芯が通っており、素直に笑って楽しめる。
ギャグがやり過ぎに走っても、また別のギャグを使って無理矢理軌道修正させる・・・ギャグ作家としての一徹ぶりを感じる。
予告編を観る限りダメそう・・・と不安になったミュージカルシーンにしたって、編集や前後のシーンとの繋がりによって、違和感は違和感としてそのまま残しつつちゃんとギャグとして機能させ、全体のバランスを崩さない。
ダテに人気脚本家面してきたわけじゃなかった。
その他面白かった台詞(どれもうろ覚え)
「次郎超うける」
「真夜中でもアーサー!!」
「DNAを断ち切るエクスカリバーだよ!!」
「俺、全然話について行けてない」
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「なんでぇ」&「てやんでぇ」のセット。
リヤルがわからねぇ…って、結構重いと思うのです、考え出すと。で、今の私は頭がカラッポなので考え始めると あ゛~って叫んで頭を掻き毟りそうになりますです(汗)
なんでぇ&てやんでぇのセットはとりあえず使いたくなるからです。周りの友達が観てくれてたらふざけて使えるんですけど…(泣)
この映画は「リヤル」がテーマでもないけど、旅の本当の目的は「リヤル」探しだったんだろう。夢と現実、理想と現実、飛び越えて、映画と現実
結局リヤルに明確な答えは無く、夢と現実は極めて近く、まっいいか・・ってごとくぷいっと終わっちゃうところや、テレビ然としたコテコテギャグなどからは映画と現実が近いところにあることを感じさせる。
「違い」というものに大した意味はない・・・ってことなのかなあ
そのへん考えると
「だからリヤルは嫌いなんでい」
より
「おいら、てんでリヤルがわからねぇ」
の方が、重要な台詞なのかもしれないですね
ご指摘の通り、クドカンは抜群のバランス感覚を持った才人であり商売人であります。
記事中に「どーしょーもないデートムービーより面白い」と言及されていますが、悲しいかな、内容で勝っても、興行面で負けてしまう。
これはDVDは売れても視聴率を稼げないと同じ気がしてならないのですが、これは観客の感性が悪いのか、時代が追いついていないのか、どちらにせよ、もっと幅広い評価が欲しいところです。
クドカンワールド全開で面白おかしく楽しめました。
豪華すぎるキャストも、濃いキャラクターも、兎に角おなか一杯です。
時折入るシリアスさも鋭く刺さりました。
の指摘、なるほど~です!
映画館のマナーの悪さに辟易します。
お前ら、映画見に来たのか、メールしに来たのか、おしゃべりしに来たのか、弁当食べに来たのか、一体なんなんだ~・・・!
ミュージカルシーンは、「ブルースブラザーズ」を思いだしました!
ギャグかどうか分かりませんが、
好きなのは冒頭、バイクで伊勢まで行っていまい、
特急で江戸まで帰ってくるところ。
現代の若者に、昔の旅って大変だったのよ、
と冗談まじりに教えてるのかな、と
思いました。
TBさせていただきます。