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スポーツヲタクの独り言

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サッカー女子W杯で中国がスパイ行為? こんな国でオリンピックが出来るのか…

2007年09月15日 18時26分42秒 | サッカー
サッカー女子W杯中国大会で、ホスト国の中国にスパイ疑惑が浮上した。初戦の相手、デンマークが宿舎で行った戦術ミーティングを盗み聞きしようとしたというもの。国際サッカー連盟(FIFA)はすでに調査を打ち切ったようだが、疑惑が完全に払拭(ふっしょく)されたわけではない。
 12日夜、湖北省武漢で1次リーグD組の中国-デンマーク戦が行われ、中国が3-2で勝った。ロイター通信などによると、試合前日、デンマーク代表は武漢市内のホテルの会議室で戦術に関するミーティングを開こうとしていた。「鏡の後でスパイが盗聴してるかも」と冗談で話していたが、鏡で仕切られた隣室を確認したところ、ビデオカメラを持った2人の男がいた。
 鏡はマジックミラーで、男2人がいた部屋からデンマーク代表の部屋が見える仕組みになっていたらしい。 
 その前日の10日には、非公開で行っていた練習をビデオに収めていた2人組の男が見つかっていた。2人は「非公開練習とは知らなかった」とスパイ行為を否定したという。
 2件の“容疑者”が同日人物か否かは明らかにされていないが、チームの広報担当者は、ホテルで捕られた2人は中国人だったとしている。
 AP通信によると、中国のドマンスキ監督は「デンマークにどんな秘密があるというのか。私たちが興味をもつような秘密があるとは思えない」と中国代表のスパイ行為への関与を否定した。
 デンマーク側から連絡を受け“容疑者”から事情聴取を行ったFIFAは、中国代表は関与していなかったとみて、これ以上の調査は行わないことを決めた。デンマークのモラー監督も13日、中国代表によるスパイ行為を否定した。しかし、同監督は13日、中国国営新華社通信に、鏡の後ろにビデオカメラを手にした男が隠れていたと証言している。


それでなくても、環境問題や食の安全問題で開催が懸念されている北京オリンピックを前に、参加国にとってはそのシミュレーションとも位置付けられているサッカー女子W杯でスパイ疑惑が起こったのでは、もう何も信じられないではないか。
今建設中のオリンピック施設には、きっと中国人しか知らない隠し部屋やマジックミラー、隠しカメラが多数設置されていて、各国の情報を細大漏らさず収集するに違いない。
特に日本はその標的になるのは確定事項だろう。スパイ行為、運営側や観客からの嫌がらせ(嫌がらせレベルで済めばいいが)、審判の偏向ジャッジ等が今から思いやられる。
確かに、オリンピックに参加することは選手にとっての最大の目標であるが、その大会において競技人生最大の屈辱になるような仕打ちを受けるのだとしたら、不参加という選択も現実味を帯びてくるのではないだろうか。
まあ、今の国際情勢を鑑みれば不参加はありえないだろうが、アメリカやヨーロッパ各国がこの状況を重く見て改善を強く要求すれば、あるいは代替地開催もあるかもしれない(限りなく0に近い話だけど)。
しかし、今から不愉快な思いをすることがこれだけ見えているオリンピックもないだろうなぁ。

動員力がないと勝っても首がスースーするのが反町監督ってこと?

2007年09月13日 21時21分34秒 | サッカー
反町ジャパンの「背水」は変わらない-。男子サッカーのU-22(22歳以下)日本代表が、強豪カタールを1-0で下し、北京五輪アジア最終予選C組で首位に浮上した。前半6分にMF梶山が先制点を挙げると、退場者を出して数的不利な状況に陥りながら守りきり、勝ち点3を手にした。ただ、薄氷の勝利に日本協会首脳からは不満が噴出。反町康治監督(43)をはじめスタッフ陣の入れ替えも検討。予選前半戦を首位で折り返しながら、チーム存続の危機に直面した。
 長い長いロスタイムの5分が経過し、終了のホイッスルが鳴った。反町監督は思い切りガッツポーズを見せると、大きく息を吐き出した。両手を腰に当て、極度の緊張と興奮でこわばった体を解放させた。
 引き分け以下なら五輪切符が遠のく正念場。サウジアラビアとの厳しい連戦で「勝ち点4」のノルマを達成した。「寿命が縮む思いというのは、このこと。最後まで戦い抜いたことを評価したい」。選手と交わす握手に、力が入った。
 最終予選の前半3試合を終えて首位ターン。それでも、日本協会首脳陣の言葉は冷たかった。視察した川淵キャプテンは「勝ったことで良しとしよう」とだけコメント。試合後のVIPルームには「こんな試合で大丈夫か」という不満の声が噴出したという。川淵キャプテンだけでなく、五輪出場を不安視する関係者は多かった。
 田嶋専務理事は「このままでは予選の勝ち抜きは難しい。課題が多すぎる」と珍しく悲観的な言葉を口にした。さらに、スタッフの入れ替えについても「技術委員会の考えること」と監督交代を否定しなかった。小野技術委員長は「反町監督を全力でバックアップしていく」と話したが「監督更迭論」は、依然としてくすぶり続けている。
 監督就任から約1年、計72人の選手を招集し、五輪2次予選と最終予選で8勝1分けの無敗。「ここまでやってきたことが、間違いじゃないと思っている」と手応えを感じている。しかし、前半開始早々に先制しながら追加点を奪えず、本田拓が2度目の警告で退場した後半23分以降はピンチの連続だった。各組1位のみが五輪出場権を獲得する厳しい予選で、ホーム戦の辛勝。協会の信頼を回復する戦いではなかった。
 ただ、04年アテネ五輪時と違い、今回は2次予選からホームアンドアウエー方式。海外合宿を頻繁に行った前回よりも、はるかに準備期間が少ない。8月上旬の4カ国トーナメント(中国)ではJリーグ戦やオールスターに主力選手を取られ、最終予選を前にした貴重な国際試合をチーム強化に生かせなかった。勝利を義務付けられながら、十分な協力を得られていないという現実もあった。
 10月17日にアウエーで再び対戦するカタールは手ごわい。今回は故障で来日しなかった主力メンバーも復帰濃厚で、反町監督は「失点はゼロだが、セットプレーでしか得点できていない。チームに足りないところを上積みして臨みたい」と気を引き締めた。国内での逆風をバネに、白星を重ねるしか、北京への道はない。


何しろオリンピックの最終予選だ。内容うんぬんより結果が重要。その点で言えば、ここまで2勝1分けにはけちのつけようがない。
それなのに解任論が噴出するのは、センセーショナルに報じたい新聞の思惑を差し引いても異常事態だ。
確かに点が取れない。それも流れの中からはまったくだ。A代表にも言えるが、得点力不足は深刻かもしれない。しかし、それは必ずしも監督の責任ではないはずだ。Jリーグを見ればチームの得点源を外国人に任せることが多いが、これでは日本人ストライカーを育成する機会は限られる。
逆に守備面ではJリーグで外国人FWに鍛えられている。最終予選いまだ無失点の結果と関連がないとは言えないだろう。
しかし、この時期に監督の首が安定しないのでは、選手も落ち着かないのではないだろうか? 例えどんなにいやな監督だとしても、試合で使ってくれる監督はいい監督なはずだ。それに彼らだって、負けていい気はしないだろうし、何より国際経験を積むためにもオリンピック出場はかけがえのないチャンスなのだ。
ともあれ、残り3試合を1勝2分けで乗り切ればいいのだ。ここで騒ぎ立てずに見守ってもいいのではないだろうか。
もしかしたら、過去のオリンピック代表と比べて人気が出ない原因を監督に求めているのなら、それはちょっとかわいそうな気もするけど。仕方ないじゃん、事実あんまり華のある選手がいないんだから…。

オシムの言葉も外国と日本じゃ使い分けがあるらしい

2007年09月07日 21時11分54秒 | サッカー
指揮官が第2の故郷で本音を漏らした。6日付の全国紙「ディ・プレッセ」はオシム監督のインタビューを掲載。その中で「日本から100人のリポーターがついてきて、親善試合どころではない。ミスばかり指摘され、圧力がかかっている。メディアとは戦争状態にある」と愚痴をこぼしている。
 オーストリア・グラーツに自宅がある地元の英雄のもとには連日、地元メディアが押しかけているが、練習前後の貴重な時間を割いて対応している。日本での対応とは打って変わって、表情は終始笑顔。通訳を介さないドイツ語でのやり取りは、格好のストレス発散の場になっているようだ。インタビューでは「アジア杯4位で、オシム、オシムという熱狂は冷めた」とも発言。オーストリア遠征は威信を回復する戦いになる。


たくさんの本が出版されたりした「オシムの言葉」。示唆に富んだとてもありがたい御託宣のようにずいぶんともてはやされてきたが、もはやその神通力はないようだ。
もちろん、優れた言葉も残してきたようだが、最近のメディアとのやりとりを聞いていると、質問に質問で返す、政治家が使うようなはぐらかしに見えなくもない。
前任のジーコ監督は、選手を固定したり、選手交代が遅かったりでずいぶんと批判されてきた。そして最終の目的であるW杯での惨敗で、さらに酷評された。
だが、オシム監督にしても、最初はずいぶんと若手を登用し選手をとっかえひっかえしてきたが、先日のアジア杯ではレギュラーを固定化し、交替選手も一定でタイミングまで遅きに失する感があったではないか。
代表監督にとって最も大事なことは結果だ。ましてそれがタイトルのかかった試合となればなおさらで、あのアジア杯での4位という結果はいただけない。これでシード権を失ったわけだから、責任論が出ないほうがおかしかったのだ。
何にしても、結果が伴わない以上、その言葉にありがたみなどないに等しい。不勉強な記者や、サッカーを知らない日本人を啓蒙してるつもりなら、言葉より結果で見せて欲しいものだ。どんなにトルシエがエキセントリックだったとしても、2002年の日本代表は立派な結果を残した。どんな三流監督でもいい。勝てる代表を見せてくれ。

こんなオペレーションで北京オリンピックは大丈夫なのだろうか?

2007年08月04日 22時53分07秒 | サッカー
日本が「完全アウエー戦」を耐えしのいだ。U―22日本代表は中国・瀋陽で行われた4カ国トーナメント第2戦で開催国の中国と対戦。中国人審判団の露骨な母国びいきの判定にも集中力を切らさず、0―0の引き分けに持ち込んだ。直接FKは日本が14本だったのに対し、中国は実に36本。セットプレーの守備練習のような乱戦の中、精神面の成長を見せた。日本は5日の最終戦でボツワナと対戦する。
 日本国歌への強烈なブーイングに続いて、中国国歌の演奏。なんと副審の1人が中国イレブンと一緒に国歌を口ずさんだ。国際試合ではありえないひと幕で始まった試合は、内容もありえないものだった。
 攻撃、守備ともに日本の選手が中国選手に接触すると、ことごとく反則を取られた。日本だけ接触が禁じられたハンデ戦の様相。最終的に中国の直接FKは36本を数えた。審判団が中国人で構成されたことについて、反町監督は「サッカーをやって30何年たつが、こんなレフェリーの判定の中でやったのは初めて。大会自体にクエスチョンマークがつく」と話した。前半14分に警告を受けた上、後半35分に相手に蹴られながら反則を取ってもらえなかった安田は「判定は予想以上。サッカー人生でここまでの判定はなかった」と怒るよりも驚いた。
 日本は4人が警告を受けた。いら立ちを顔や態度に出す選手もいた。それでも最後まで集中力は切らさなかった。守備陣はPKを取られないよう極力ペナルティーエリアの外で対応。GK西川も的確な飛び出しや好セーブで支えた。指揮官は「足先でいったりせず、体でいくとか、正確な応対をしていた」と守備陣の奮闘を評価した。
 22日からは北京五輪アジア最終予選が始まる。4カ国が1枠を争う最終予選では、アウエー3試合はいずれも厳しい状況での試合が予想される。その予行演習をしたと考えれば、引き分けという結果は決して痛くはない。主将の西川が「みんなで踏ん張れた」と満足感を口にすれば、梅崎も「完全アウエーでやれたのは貴重な経験」と前向きにとらえていた。



勝敗はさて置き、北京オリンピックのプレ大会と位置付けられるこの大会が、こんなずさんなオペレーションで運営されていていいのだろうか?
四氏審判のみならず、マッチコミッショナーまで当該国人なんて国際大会をFIFAが認定しているのもすごいが、それに何ら疑問を感じなかったり、「恥」と感じない感覚がまたすごい。大国を自認するなら、審判くらい第三国から招くべきだろうに。
まあ、出場権を賭けた過酷な経験もせず、自国の大会すら過保護な扱いを受けるこの世代の中国代表は、先々恐れるに足りぬ存在になってくれそうだ。
それでなくともオーストラリアがアジアに編入されて、ワールドカップ出場が狭き門になるかもしれないのに、中国の若手が伸びてくるのは日本にとって由々しき問題だ。U-22中国代表には本大会までぬくぬくとしていただいて、成長が阻害されるのを期待しよう。
ただ、過酷なアウェー体験も貴重と言えば貴重なのだろうが、あんな審判の下で当たり前の試合が出来ないことのデメリットは案外大きかったかもしれない。最終予選も遠くない今、まっとうな強化試合をさせて欲しいってのが、日本の偽らざる心境ではないだろうか。

しかし、こんな大会運営をしてて、サッカーに限らず本番のオリンピックに日本が出場して大丈夫なのかなぁ。日本に勝つことを国威発動の手段と考えているような国にホイホイ出かけて行って、日の丸や君が代にブーイングされるのを見るのも不愉快だし、選手が危害を加えられないって保証もないし…。
諸々の問題で、ボイコットをちらつかせている国もあるが、どっかで代替開催なんて、さすがにないか(苦笑)

川淵会長に任命責任はないのか?

2007年08月02日 13時56分05秒 | サッカー
日本サッカー協会は1日、東京都内で技術委員会を開き、日本代表が4位に終わったアジア・カップなどの報告を行った。オシム監督の結果責任を問う声はなく、小野剛技術委員長は「どの委員もチームの方向性は前向きにとらえていた」とした上で、個々の力の底上げを今後の課題として挙げた。
 アジア杯の各試合で日本はボールを保持しながら、ゴール前で相手を崩し切れない場面が目立った。小野委員長は「個人の力で局面を打開するところはオシムさんにどうにかしてもらうのではなく、日本(サッカー界全体)として解決しなければいけない。特効薬はないが、そこをおろそかにすると10年後につけがくる」と話した。



あれだけマスコミから叩かれたトルシエ監督も、ドイツW杯であんな結果に終わったジーコ監督でも、中間試験としてのアジア杯を優勝し、結果で世間を納得させた。
代表監督にとって何より大事なのは公式戦で結果を残すこと。その意味でオシムに何らのお咎めなしというのは納得いかない。
アジア杯の敗戦を「個人の問題」と総括しているようだが、その「個人」を選抜したのは代表監督たるオシムの責任だ。メンバーを固定化し、交代も決まりきったタイミングに決まりきったカードを切るばかり。これで監督に責任がないと何故言えるのだろうか?
今回の結果を見れば、誰も自信を持ってオシムで「W杯予選突破は確実」とは言えまい。本当にオシム続投で万人が納得するのだろうか?
川口、中澤、遠藤、中村、高原と中軸はジーコの遺産ばかり。交代後は無得点と言う選手層の薄さ。
オシム監督で日本代表が進化したとは到底考えられないではないか。
この際、もう少し意思疎通がしっかりできる日本人監督を登用するとか、出来ることをやってみたらどうですかね、川淵会長。キャプテンなんて軽い「愛称」で責任も軽くなると思ったら大間違いですよ。

W杯へ向けてのメンバー(ほぼ)確定。成熟と競争の両立を目指せ!

2005年09月03日 20時42分05秒 | サッカー
日本代表のジーコ監督(52)は2日、都内のJFAハウスで国際親善試合キリン・チャレンジカップのホンジュラス戦(7日・宮城スタジアム)に臨む代表23人を発表。同時にW杯ドイツ大会メンバーのベースとなる“1次メンバーリスト”を公表した。W杯は来年6月で、この時期としては異例の候補リスト公開となった。名前を挙げた32人に加え、今回は故障などで招集されなかったGK川口能活(30)、MF小野伸二(25)らを加えた36人を中心に本大会へ向けてチームを作り上げる。
“神様”の口から異例ともいえる候補リストが明かされた。「これからはベースを固定しながらやっていきたい。ベースというのは30人前後の枠ということだ」。ジーコ監督は、次々と選手の名前を呼び上げた。世界最速であろう本大会の“1次メンバー”の公表だった。
「巻の場合、今回は実績ある選手が多いから(選ばなかった)。鈴木、阿部、今野、田中達、茶野、大久保。三都主の代わりとして松井もいる」。この日、発表された23人に加える形で指揮官は9人の名前を挙げた。さらに故障などで不選出の川口ら4、5人を加えた中から、W杯登録メンバー23人が選出されることになる。
「本大会へ向けて同じようなメンバーで戦いたい。戦術、組織は別として同じメンバーで戦うことで得るものがある」。本番まで約9カ月。新戦力の発掘よりも、限られた実戦の中で連係の確立に力を注ぐ時期と位置づけた。そしてそれはチームの一体感を重要視する自身の哲学に基づいたものでもある。
もちろん、ジーコ監督は「とんでもない選手に台頭してきてほしい。ブラジル代表のFWロビーニョ(レアル・マドリード)のような」と話し、オランダでデビューしたFW平山(ヘラクレス)ら36人以外の選手にも目を光らせる。ただ、この3年間で見極めた選手の序列は今後、大きく変動することはないようだ。
ホンジュラス戦でもテーマは、チームとして、監督就任後4分け6敗と苦手な北中米カリブ海、南米勢相手にどう対応するかに集中する。「そういう意味では(W杯へ向け)この試合がスタートになる」。02年日韓W杯で日本が敗れた競技場で、ジーコ・ジャパンがチーム熟成への大きな一歩を踏み出す。

W杯予選終了で、リセットされたサッカー日本代表。ここからは新戦力の発掘よりもチームとしての成熟を軸に強化を図ってほしい。
すでにジーコの中に選手の確固たる序列が存在するのは間違いなかろう。特に欧州組を重用することは個人技重視の表れだろう。
もうこの際はバックアップ要員数人を含めて30人以下でチームの連携を強化したらいいではないか。誰が選ばれる、選ばれない、出る、出ないは問題ではない。監督が100人いればメンバーも組み合せも100通り存在するのが代表選びだろう。ジーコがW杯本戦まで監督と決まった以上、選手選考をうんぬんしても仕方ない。監督としての手腕については多くの人が「?」と思っていることを考えれば、選手が考え実行することに期待するしかないことを思えば、しっかりメンバーを固定して戦って欲しいものだ。
ま、結局のところ攻守の要は「中田」。この中田シフトがチームの浮沈を握っているのだろう。W杯本戦の予選リーグを突破するには、格上のチームを1回は倒さなければなるまい。相手なりに競った試合をするのが今の日本代表。ギリギリの競り合いに負けないチームになるためにも、これからはメンバー固定でお願いしたいものだ。

精神面しか評価されないサッカー日本代表。ジーコはコーチでなくマネージャーってことらしい

2005年08月18日 22時53分11秒 | サッカー
国内組の経験と意地が、今回の予選を通じ、唯一黒星を喫したイランから勝利をもぎ取った。この日先発した選手のほとんどは東アジア選手権(韓国)で2試合続けて控えに回っている。ジーコ監督は「次のチャンスにアピールするんだという精神的な効果があった。それが自分の狙いだった」と話す。
慎重な戦いが目立ったこれまでとは見違えるように序盤から仕掛け勝利への執着心を見せた。前半28分の先制点は小笠原の縦パスと、左から突破を狙った玉田のクロスがかみ合い、逆サイドに流れた球を果敢に飛び出した加地が押し込んだ。周囲に主力の座が安泰とみられている中沢でさえ「飛ばしすぎて脚がつった」というほど必死にボールを追った。
W杯ドイツ大会に、ポジションを保証された選手は1人もいない。より高みを目指す選手たちの意地がほとばしった最終戦は、10カ月後の本当の戦いに向けた幕開けでもある。

物見遊山のイラン代表に勝って、予選1位抜けの日本。W杯予選をこんなに楽な気分で観られることは滅多にありはしない。
ここでの順位が本戦組み合せに影響があるなら、お互いもっと必死に1位を目指すのだろうが、イランは完全にフレンドリーマッチ風味。ガチガチの「テストマッチ」とは趣が違った。
日本代表は控えに回っていた本来の主力組が先発し、モチベーションの高さが目立ったが、目立ったのはその「やる気」のみで、新しい戦力や新しい試みがあったわけではない。
既にW杯に出場が決まっているからこそ、試さなければならない人や戦術があったのでは? とついつい考えてしまうのはせっかち過ぎるのだろうか。とりあえずは「凱旋試合」と位置付ければ相手も内容も問題ないとは思うが…。
しかし、やっぱりこの期に及んでもジーコ監督で本戦を迎えることに不安を感じる。確かにモチベーションを維持することに関してはそれなりの「効能」はありそうだが、本戦予選リーグでは確実に2カ国は「格上」だ。今の日本の戦力でその格上の国々に「勝つ」サッカーをしなければならない。本番で善戦することに、もう日本は満足できない。どんな形であれ勝つサッカーをしなければならないはずだ。ジーコにそれを望んで大丈夫なのだろうか? 選手の「自主性」に任すのであれば監督など不要だ。あと300日で勝てる代表に変貌するのだろうか…。

海外に出ればそれでいいのか? 小笠原

2005年08月13日 23時14分21秒 | サッカー
イタリア・セリエAレッチェへの移籍を熱望する鹿島のMF小笠原満男(26)が12日、鹿島フロントの対応に怒りを爆発させた。すでにクラブ側と2度の会談を持ったが、報道陣に経過を説明する中で、怒りが噴出した形となった。
鹿島はレッチェに対し移籍拒否の通知を送ったばかり。今季終了後には移籍を解禁するが、小笠原は「進展?ない。最後までダメといわれて納得いかない。対応にはガッカリ。行きたい気持ちに変わりはない」と失望を隠さなかった。
さらには「オファーがきたら(鹿島は)行かせてくれると言ったのに、自分が頭を下げてお願いしたのに、納得がいかない」とまで言い切った。鹿島との契約書に移籍に関する条項は明文化されていないだけに、両者の主張は食い違ったまま。
小笠原はペトリッカ代理人を通じて、レッチェ側に来日交渉を要望。鹿島側も交渉の席にはつくが、移籍拒否は変わりそうもない。「このまま終わるのは残念。チーム間同士で1日でも早く」と移籍願望は最後まで変わらなかった。

小笠原の移籍問題がもめているらしい。
鹿島にしてみれば久しぶりのリーグ優勝がかかる今の状況で小笠原を放出することなどできない相談だろうし、移籍金の提示があまりにも低額(6000万らしいが)でお話にもならないようだ。
小笠原もそのへんの事情は充分承知しているはずなのにクラブの対応をうんぬんしてもはじまらないだろうに。
そもそも鹿島という「保険」を持ちながら、海外からのオファーが来たら出せというのも図々しい話だ。そこまで行きたいなら鹿島との契約を半年更新にするとか、移籍の条項を明文化しておくとか、やりようはいくらもあるはずだ。それをぬくぬくとした環境はそのままに、自分の都合のいい話だけは通せとはちょっと大人げなかろう。
ま、個人的には小笠原クラスの選手がセリエAで中心選手として活躍できるとは思えない。レッチェの思惑は戦力の部分よりも経済的な部分に重きを置いているのだろう。周りの人々が気持ちよく送り出せる条件を整えて、もう1ランク下のリーグを目指したほうがいいのでは、と思うのだが…。

サッカー日本代表、総入替えの意味は…

2005年08月03日 15時19分03秒 | サッカー
日本代表は2日、韓国・大田市内のグラウンドで中国戦(3日午後8時20分キックオフ・大田)に備えてミニゲームなどで約1時間の調整を行った。ジーコ監督(52)は、7月31日の北朝鮮戦のメンバーから先発全員を入れ替えて中国戦に臨むことを明言。理由に主力組の休養と新戦力のテストを挙げた。北朝鮮戦の敗戦を受け、思い切ったさい配で立て直しを図る。
雷鳴がとどろき、雨が降り注ぐピッチの中央で、ジーコ監督が円陣を組んでミーティングを行った。集められたのは北朝鮮戦で先発した11人。そこで驚きの決断が告げられた。「明日は別のグループで行く」。異例中の異例ともいえる先発総入れ替えだった。
0―1で敗れた北朝鮮戦。指揮官が重く見たのは、集中力の欠如だった。「気持ちはあるが、1歩遅れてしまう。ゴール前で集中しなければいけない場面でミスをしてしまう。肉体的より、精神的な疲れがある感じを受けた」。W杯予選やコンフェデ杯、そしてJリーグと過密日程が続き、疲労が限界に達したと判断した。
これだけのメンバー変更は、先発9人を入れ替えた03年6月11日のパラグアイ戦(埼玉)以来。指揮官は「(中国戦で休む主力は)最後の韓国戦では、やってもらう可能性が大。休みと調整する時間を与えたいというのが本音」と話したが、2年前は、最終ライン4人全員が代わり、そのまま新しいメンバーがレギュラーに定着した。今回もチーム内に激しい競争意識が生まれるのは間違いない。
 「やる気みなぎっているし、日の丸に恥じないプレーをしてくれると思う。いい動きをしたら、次の試合もチャンスがあるということはいえる」と、指揮官は中国戦がレギュラー獲りにつながることも示唆。来年のW杯に向け、チームの底上げは不可欠。新戦力を試す格好の場となる今回の一戦が、日本代表の大きな転機となる可能性もある。

いくらタイトルに大した価値がないとしても、(正しい意味での)「テストマッチ」ではないか。それをいきなり総入替えとは怖ろしいまでの思い切りである。
理解に苦しむのは、全員を代えてしまうことで北朝鮮戦の「教訓」(あるかどうかは疑問だが)がまったく活きないということだ。失敗した彼らにそれを修正する機会を与えない采配というのはどんなものか。
新戦力を試すというなら北朝鮮戦から使うべきで、もともとベースになるチームにフィットするかどうかを確認する意味だってあるだろう。
それをいきなり全員「非レギュラー」選手で固めてしまってもあまり意味があるとは思えない。精神的疲労を理由に挙げているが、モチベーションの低さを問題視しているなら、パフォーマンスの悪い選手だけを代えたらいいと思うのだが。
ま、それでもこれまでのジーコファミリーの序列を飛び越える選手が出現する可能性がないわけではない。特に両翼あたりにいい選手が現れてくれれば、戦力アップにつながるはずだ。
正直言って内容や勝敗にまったく期待していないが、一人でもいいので「お~っ」と思える選手が出てきて欲しいものだ。間違っても負けるようなことだけは勘弁してもらいたいんだけど、どうなることやら…。

勝敗はともかく、「負け方」が悪いサッカー日本代表

2005年08月01日 21時57分57秒 | サッカー
日本がいきなり負けた。初優勝のためには引き分けも許されない初戦。終了のホイッスルが敗戦を告げると、選手はうつむいたままピッチを引き揚げた。北朝鮮は歓喜の輪。それを横目で見ながら、ジーコ監督も足早に去った。若い北朝鮮に15年ぶりの黒星。体中で屈辱を感じていた。
立ち上がりから北朝鮮の気迫に押された。何度もボールを奪われ、倒されるシーンも。DF加地は「北朝鮮は気持ちが入っていた。球際の争いは全部負けた」と唇をかんだ。さらには、前半27分に決定的なミス。DF中沢のクリアミスから最後はキム・ヨンジュンに先制点をたたき込まれた。「向こうの出足がよく、受け身になった。申し訳ない」6月のコンフェデ杯でブラジルと対等に渡り合った日本の屈強ディフェンダーも、うなだれるしかなかった。
アジア杯を連覇し、W杯予選も突破した。アジア相手に油断があったとしか思えない。ジーコ監督は「実は、それを心配していた」と振り返った。
攻撃陣は北朝鮮戦で2試合連続得点していた大黒が不発に終わるなど、13本のシュートを得点に結びつけられなかった。「枠にいったチャンスは田中達のシュートだけ。精神的な焦りがある」と指揮官。後半はシステムを3―5―2から4―4―2へ。田中達、巻もピッチに送り込み、ほとんど経験のない3トップまで導入。それでも追いつけなかった。
開幕ゲームから居残った韓国サポーターが、そのまま北朝鮮サポーターとなって、会場は完全アウエー状態だった。ジーコ監督は「北朝鮮の喜びようはすさまじかった。日本は標的にされている。選手たちは肌で感じたはずだ。それを忘れないでほしい」と訴えた。
リーグ戦などで選手には疲労も残っていた。しかし、ジーコ監督は「日本は世界に飛び出そうとしている。どんな状況でも、相手の強さをはね返さなければ」と厳しく指摘。W杯で勝ち抜くためにも、指揮官は選手の精神的な甘さを見過ごせなかった。「これで目を覚ました」とDF宮本。ジーコ監督を納得させるには、闘志むき出しのプレーを見せるしかない。

確かに海外組はいないし、国内組もリーグ戦や欧州のビッグクラブとの親善試合などでコンディションは悪かろう。マスコミは何かと精神的な部分に敗因を求めたがるが、果たしてそうなのだろうか?
あれだけ評価されたコンフェデ杯から、確かに若干メンバーが変わったとは言え、システムをまた3-5-2に戻す必要があったのか。若手主体の北朝鮮相手に胸を貸すくらいの気概で4-4-2で戦ったらよかったのではないか。
サッカーでは番狂わせは珍しいことではない。結果として負けるにしても1年後のW杯に向けて、何かしらの「収穫」があればそれはそれでいいことだ。だが、今回の敗戦から日本は何をつかめると言うのだろう。日本代表を1年後も貫いているチームコンセプトの確立と新戦力の発掘。この大会で得るべきものはこの2つではないのだろうか。
北朝鮮や中国は、もう5年後をにらんでいるチーム構成だ。フル代表としてのデビュー大会で自信を与えるような試合をしている場合じゃなかろうに。
しかし、気持ちの持ちよう一つでW杯にも出られないような国にひねられてしまう今の日本代表は、まだまだ世界を勝ち抜く力はなさそうだ。あるいは小笠原ではダメで中田ならOKという明確な結論なのだろうか…。

レアル、お疲れ完敗。もう「花相撲」では満足できない日本人

2005年07月25日 23時16分10秒 | サッカー
「銀河系集団」の輝きは影を潜めた。東京Vに0-3で完敗したRマドリードのルシェンブルゴ監督は「本来の力を発揮できなかった。長旅の疲れでコンディションが良くなかった」とあきらめ顔だった。
米国から中国、日本と過密日程の移動で迎えた世界ツアー4戦目。先発にはベッカム、ジダン、ロナウドらが顔をそろえた。しかし前半6分に早々と失点。流れるようなパスワークも、切れのある個人技も見せられなかった。「開始から10分で持ち味が出せないと感じた」(同監督)内容だった。
スター軍団も昨季は無冠。スタンドには空席も見られた。この日午前中のCM発表記者会見でベッカムが言った「日本での2試合には勝ちたい。楽しんでもらうことも大切だ」との言葉は、どちらも実現できなかった。

ベッカム様の人気をもってしても、味スタを満員にするには至らなかったようだ。もう日本人はだまされない。こんなハードスケジュールでの悪コンディションでする「花相撲」に魅力は感じないのだ。
やはりどんな競技も「本場所」の魅力には敵わない。それでも来るべきシーズンに向けてチーム力を高めていくような試合ならまだ理解もできるが、あまりにも「見せてやる」感が強いと、目の肥え始めた日本人には物足りないのだ。
レアルも極東で充分商売してきただろう。今後は日本人選手でも迎え入れないとマーケティング的にはしんどいかもしれない。
ま、それでも同じスペインのどこやらのチームのようにベンチの人数が足りなくなるような貧相な陣容で来日するよりははるかに良心的かな(笑)

「キング」カズ、J2へ! この際、岡野も移籍して「デカビタ」3トップ結成だ! 

2005年07月20日 23時38分11秒 | サッカー
神戸は19日、FWカズ(38)のJ2横浜FC移籍を発表した。カズは今日20日、神戸の練習場で移籍会見を行い、明日21日には東京都内のホテルで横浜FC側と入団会見に臨む。契約書へのサインは入団会見前に行う運び。神戸ファンには26日神戸-ボルトン戦(神戸ユ)で最後のあいさつをする。
カズはこの日午後、神戸市内で横浜FCの坂本副社長と運営に携わるフィートエンターテイメントの小野寺社長と直接会談して、加入に合意。完全移籍で契約期間は1年半で総額6000万円プラス出来高。年俸にして4000万円は、神戸の3500万円を上回り、J2では破格の条件。関係者によると、カズは「新しい気持ちで横浜FCを1部に上げられるように頑張る」と意気込んだという。
前日18日には神戸の安達GMと約1時間の話し合いを持って、神戸との調整を終えた。「神戸にきて4年半。所属クラブとして(東京Vに次いで)2番目に長くなった。愛着もあるし、神戸の町も好きだった。しっかりしたものを残していきたい」。神戸でのお別れを終えて「キング」が、初めてJ2のピッチに立つ。(金額は推定)

J2の横浜FCに神戸から完全移籍する元日本代表FWカズ(38)が20日、神戸市内のクラブハウスで記者会見し、「サッカー人生の中で自分を高めるために決断した。J2ではレベルの違いもあると思うが、目指すものがあればやっていける」と心境を語った。
4年半在籍した神戸については「神戸には愛着がある。本当に市民やサポーターに勇気づけられた。これからもサッカーを愛してほしい」と、少し目を潤ませた。
21日に東京都内で横浜FCの入団会見に臨むカズは26日の親善試合、神戸-ボルトン戦(神戸ユニバ)で神戸ファンに最後のあいさつをし、28日には横浜FCに合流する予定。

キングカズがJ2、横浜FCへ完全移籍。スーパースターが活躍の舞台を下部リーグに移す。
賛否両論あるだろう。J2に落ちてまで現役を続けるのか? ボロボロになってもプレーできるチームがある限り現役にこだわるのか?
しかし、カズにはカズにしかないカリスマがあり、周りを鼓舞するプロフェッショナルとしての前向きな姿勢がある。まだまだこの姿勢だけでも十二分に「値打ち」があるのだろう。
横浜フリューゲルスが消滅して、市民球団として発足した横浜FCであるが、新たなオーナー企業を得て、J1を狙える体制を整えつつある。人気と実力の横浜Fマリノスの影に隠れて目立たない存在だった横浜FCであるが、カズと城の2トップを擁して来年はJ1を目指すことになるのだろう。この際は浦和から岡野をいただいて、「デカビタ」3トップを結成し、超攻撃的布陣で臨んで欲しい。さらに前園の復帰なんてどうよ(笑)

結局はお金ってこと? エメルソン、カタールへ!

2005年07月11日 21時26分15秒 | サッカー
Jリーグ1部(J1)浦和は11日、昨季得点王のブラジル人FWエメルソン(23)がカタールのアルサドに移籍することになったと発表した。同選手は6月上旬にブラジルに帰国。家庭の事情を理由にリーグ戦再開後も再来日していなかった。
浦和の森孝慈ゼネラルマネジャーは、今季のエメルソンの不調や本人の移籍希望もあってアルサドと水面下で交渉し、移籍金が合意に達したことを認めた。金額は明言を避けた。同選手は既にカタール入りしている。
エメルソンは2部(J2)の札幌、川崎を経て01年8月に浦和入り。J1通算5シーズンで71得点を挙げた。03年にはJリーグ最優秀選手賞を獲得。昨季は初のJ1得点王となり、クラブ初のステージ優勝に貢献した。
アルサドは今季のアジア・チャンピオンズリーグで準々決勝進出を決めている。監督はワールドカップ(W杯)で米国、中国代表などを率いたミルチノビッチ氏。

毎度毎度お騒がせのエメルソンは、結局日本に戻ることを拒絶し、カタールへ。
カタールといえば、初期のJリーグのような「年金リーグ」。ふんだんなオイルマネーで峠を越えた選手を買い漁っている印象が強い。
エメルソンといえば「年齢詐称」疑惑。実際は27~8歳らしい。この年齢が欧州移籍を困難にしてきたようだ。
とは言え、カタールは日本よりはるかに欧州に近い。ここで認められれば欧州移籍の道が拓ける可能性はJリーグでプレーするよりも高いはずだ。
待遇面と将来性。この際、日本人もいきなり欧州を目指さずに、まずはカタールへ! ってことになるのかもしれないなぁ。

オーストラリアのAFC移籍が正式決定。オセアニアの0.5議席は付いて来ないの?

2005年06月29日 23時20分19秒 | サッカー
国際サッカー連盟(FIFA)は29日、当地で理事会を開き、オーストラリアのオセアニア連盟(OFC)からアジア連盟(AFC)への大陸間移動を承認した。
当初は9月の総会に諮る予定だったが、両連盟が了承しているため、理事会で決定した。小倉純二FIFA理事(日本サッカー協会副会長)は「規約の変更には手を付けず、今後の移動については状況に応じて検討することになった」と説明した。
豪州は来年1月からAFC所属となり、アジア・カップ予選に出場する見込み。2010年ワールドカップ(W杯)予選では日本の強力なライバルとなる。小倉理事は10年W杯の出場枠振り分けについて、「豪州の加入よりも、06年大会のアジア勢の活躍次第」との見解を示した。

オーストラリアのAFC移籍が正式に承認されたようだ。これでアジアはさらに「広く」なってしまった。いくら世界は狭くなったとは言っても、あまりにもアジアは広い。
オーストラリアのAFC移籍後、OFCはどうなるのだろう? 実質的にオーストラリアとニュージーランドで成り立っていたものを、その片方が抜けてしまっては連盟としての核がなくなってしまうのではないだろうか。
そんなOFCにW杯出場権0.5議席は残るのだろうか? アーストラリアがAFCに来たからといって、単純にアジア枠が0.5増えるわけではないようだ。ドイツW杯でアジア勢が好成績を収めるしか、この「0・5」を分捕る道はない。
この際、OFCそのものがAFCと合体する方が合理的な気もするのだが。
それによってアジアを東西に分けて、東2、西2、それぞれの3位がPOで合計5議席なら美しい。
もっともそうなれば、日本は韓国・中国・北朝鮮、そしてオーストラリアと2議席を争うことになって、メチャメチャ熾烈な予選になることは必至。ま、それはそれで刺激的でいいのか。

サッカー日本代表、ブラジルと引き分け。近くて遠い世界…

2005年06月23日 23時33分30秒 | サッカー
日本は02年W杯優勝のブラジルと引き分けた。ともに通算1勝1分け1敗の勝ち点4で並んだが、得失点差で劣る日本はB組3位となり、準決勝進出を逃した。
日本は前半4分、MF加地のゴールがオフサイドの判定を受け、先制点は幻に。逆に1点を先制されたが、同27分、MF中村(レジーナ)が左足でミドルシュートを決め同点とした。
5分後にMFロナウジーニョに勝ち越し点を許したが、後半43分、後半から出場のFW大黒(G大阪)がMF中村のFKが右ポストに弾かれたところへ反応、再び同点とした。最後まで攻めの姿勢を崩さず、ロナウジーニョをフル出場させるなど、王国を本気にさせた。
ジーコ監督は「ブラジル相手におくせず、自分たちのサッカーができた。あれだけの攻撃ができたのは評価できる」と笑顔を見せた。日本のブラジルとの通算成績は2分け5敗。

勝つ以外決勝トーナメント進出がない日本。勝っても1位抜けにはならないブラジル。このクラス相手に「いい試合」ができるようになったことはうれしいが、ゲームを「支配」するのはやっぱりブラジルだった。
しかし、どうして日本代表は「相手なり」なのだろう? 北朝鮮やバーレーン相手にあんな試合しかできないくせに、ギリシャやブラジル相手にこんな試合。やってる選手に変化がないのに、パフォーマンスに大きな差ができることを、「モチベーション」の一言で片付けてはプロとしては「?」だろう。
確かに健闘した。だが、加地の「オフサイド」がなければ3-2で勝っていたとは思えない。個々の技量にはやっぱり差があったし、自陣では相手のチェックが必ずしも厳しかったわけでもなかった。
ドイツの報道でもよくやったという論調があるようだが、それは強豪国より1ランクも2ランクも劣るという前提があってのこと。あれがドイツ対ブラジルなら引き分けで「よし」とは絶対にならないはずだ。
ま、アジアレベルで見れば「格上」の相手はもういない(同格はいるだろうが)。ここから1年かけて、W杯本戦のガチンコ対決での予選リーグも最低「1勝1分け1敗」以上で乗り切れる実力をシッカリ身につけてもらいたいものだ。

だが、今回のW杯は間違いなく厳しいグループに組み込まれるに違いない。まずはホスト国と一緒にならないことを祈りつつ、「2抜け」に期待、かな。