大阪の企業や個人から出資を募り、プロ野球球団を設立する構想が31日、明らかになった。旗振り役の近畿産業信用組合(大阪市)が2月2日に記者会見して発表する。ただ、どこまで企業が出資するかなど、実現には課題も多そうだ。
近産信組は球団設立に、新規参入の保証金や選手の年俸などで100億円程度が必要と試算している。企業からの出資や、一口1万円程度の個人出資で必要額を集め、早ければ来年春からのシーズンの参入を目指す。
球団名など詳細は未定だが、本拠地は大阪ドーム(大阪市西区)に置き、入場料などの年間収入は約54億円を見込んでいる。
近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併で、大阪に根付いた球団が消滅したため、近産信組が中心になり、近鉄の梨田昌孝前監督らと構想をまとめた。
失って初めてわかるありがたみ、ってことなのだろうか。大阪に新球団、だそうだ。
ま、ハッキリ言って不可能だろう。合併反対を声高に叫んでいた昨年ですら、大阪ドームが満員になることはなかった。たかだか数千円の入場料すら出さない大阪のファンに個人出資を求める方が無謀だし、企業が出資するくらいなら近鉄がギブアップする前に(つまり一昨年以前に)、買い手もついていただろう。
昨年の選手会の予想外のがんばりで2リーグ12球団が維持された。今年この枠組みを守ったことが正しかったかが試される。改革が叫ばれて変わったことと言えば、大阪の球団が仙台に移ったことと、交流戦が実施されること。読売の試合にかつてのバリューはなくなり、1試合1億以上と言われた放映権料も大幅に下落したらしい。
「大阪に新球団」以前に、既存球団の消滅だって現実味満点な今年。「ファンのため」と錦の御旗を振りかざしてストまで決行しておきながら、のど元過ぎれば自分の権利ばかりに熱心な選手と、既得権を巡って足並みが揃わない経営者。
さて、今年はどんな騒動が巻き起こり、どんな風に野球人気が沈下していくことやら…。
近産信組は球団設立に、新規参入の保証金や選手の年俸などで100億円程度が必要と試算している。企業からの出資や、一口1万円程度の個人出資で必要額を集め、早ければ来年春からのシーズンの参入を目指す。
球団名など詳細は未定だが、本拠地は大阪ドーム(大阪市西区)に置き、入場料などの年間収入は約54億円を見込んでいる。
近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併で、大阪に根付いた球団が消滅したため、近産信組が中心になり、近鉄の梨田昌孝前監督らと構想をまとめた。
失って初めてわかるありがたみ、ってことなのだろうか。大阪に新球団、だそうだ。
ま、ハッキリ言って不可能だろう。合併反対を声高に叫んでいた昨年ですら、大阪ドームが満員になることはなかった。たかだか数千円の入場料すら出さない大阪のファンに個人出資を求める方が無謀だし、企業が出資するくらいなら近鉄がギブアップする前に(つまり一昨年以前に)、買い手もついていただろう。
昨年の選手会の予想外のがんばりで2リーグ12球団が維持された。今年この枠組みを守ったことが正しかったかが試される。改革が叫ばれて変わったことと言えば、大阪の球団が仙台に移ったことと、交流戦が実施されること。読売の試合にかつてのバリューはなくなり、1試合1億以上と言われた放映権料も大幅に下落したらしい。
「大阪に新球団」以前に、既存球団の消滅だって現実味満点な今年。「ファンのため」と錦の御旗を振りかざしてストまで決行しておきながら、のど元過ぎれば自分の権利ばかりに熱心な選手と、既得権を巡って足並みが揃わない経営者。
さて、今年はどんな騒動が巻き起こり、どんな風に野球人気が沈下していくことやら…。