スポーツヲタクの独り言

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大阪に新球団構想。本気なの?

2005年01月31日 20時01分53秒 | 野球
大阪の企業や個人から出資を募り、プロ野球球団を設立する構想が31日、明らかになった。旗振り役の近畿産業信用組合(大阪市)が2月2日に記者会見して発表する。ただ、どこまで企業が出資するかなど、実現には課題も多そうだ。
近産信組は球団設立に、新規参入の保証金や選手の年俸などで100億円程度が必要と試算している。企業からの出資や、一口1万円程度の個人出資で必要額を集め、早ければ来年春からのシーズンの参入を目指す。
球団名など詳細は未定だが、本拠地は大阪ドーム(大阪市西区)に置き、入場料などの年間収入は約54億円を見込んでいる。
近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併で、大阪に根付いた球団が消滅したため、近産信組が中心になり、近鉄の梨田昌孝前監督らと構想をまとめた。
失って初めてわかるありがたみ、ってことなのだろうか。大阪に新球団、だそうだ。
ま、ハッキリ言って不可能だろう。合併反対を声高に叫んでいた昨年ですら、大阪ドームが満員になることはなかった。たかだか数千円の入場料すら出さない大阪のファンに個人出資を求める方が無謀だし、企業が出資するくらいなら近鉄がギブアップする前に(つまり一昨年以前に)、買い手もついていただろう。
昨年の選手会の予想外のがんばりで2リーグ12球団が維持された。今年この枠組みを守ったことが正しかったかが試される。改革が叫ばれて変わったことと言えば、大阪の球団が仙台に移ったことと、交流戦が実施されること。読売の試合にかつてのバリューはなくなり、1試合1億以上と言われた放映権料も大幅に下落したらしい。
「大阪に新球団」以前に、既存球団の消滅だって現実味満点な今年。「ファンのため」と錦の御旗を振りかざしてストまで決行しておきながら、のど元過ぎれば自分の権利ばかりに熱心な選手と、既得権を巡って足並みが揃わない経営者。
さて、今年はどんな騒動が巻き起こり、どんな風に野球人気が沈下していくことやら…。

ラグビーマイクロソフトカップ準決勝、東芝府中が「2冠」に王手!

2005年01月30日 23時02分11秒 | ラグビー
ラグビーのトップリーグ上位8チームによるトーナメント大会、マイクロソフトカップ第2日は30日、東京・秩父宮ラグビー場などで準決勝を行い、リーグ覇者で前回準優勝の東芝府中とリーグ2位のヤマハ発動機が2月6日に秩父宮で行われる決勝に進出した。
東芝府中はFW、バックスが一体となった攻撃で神戸製鋼を圧倒、6トライを奪い41-0で完勝した。ヤマハ発動機はトヨタ自動車と33-33で引き分け、トライ数なども並んだため、規定により抽選を行い、ヤマハ発動機が決勝に進んだ。
ヤマハ発動機とトヨタ自動車は同点のまま試合終了。トライ数とゴール数が同じだったために、両主将による抽選の結果、ヤマハ発動機が決勝に駒を進めた。
決勝進出が決まると、ヤマハ発動機のメンバーは優勝したかのよう。ベテランSH村田は感極まり号泣した。大役を果たした久保主将は「抽選はきょう一番の仕事。決勝でもヤマハのラグビーをしたい」と話した。
一方のトヨタ自動車は後半のロスタイムにSO広瀬が執念でPGを決めて追いついたが、最後は運に見放された。菅原主将は「日本選手権には出場できるので、この借りを返したい」と気持ちを切り替えた。
結局、ラグビーはFWの優劣で決まるということを再確認した神戸製鋼対東芝府中の結果だった。FWの核(ロイス・ウイリスとロン・クリブ)を欠き、FB(斉藤)が大きな穴。これでは勝負にならない。
ディフェンス安定化の切り札SO元木、CTB吉田が奮闘するも、リーグ屈指のFWが相手では少々荷が重かったようだ。
これで、東芝府中2冠の可能性がいよいよ高まった。ヤマハ発動機とのリーグ戦での対戦も約1ヶ月前と最近で、29-10と快勝している。
昨年は3冠を別々のチームで分け合う戦国リーグだったが、今年は東芝府中の力は一頭地抜きん出ている。きっと3冠統一王者として君臨するだろう。
こうなると、年間に3大会必要か? という議論が巻き起こる可能性もあろう。日本ラグビーのレベルアップがトップリーグ設立の本願。そのためには、結果として上位チームの試合数や対戦だけが増える現行制度の改善は必須だ。
この準決勝の結果、日本選手権出場チームも全て決まった。興行の見地からは大学の参加も「あり」だろうが、あまりにも違うレベルでは、結局双方のためにはなるまい。
ラグビーのよさは、柔軟性にある。ルールは毎年のように変更される。残すべき「伝統」は残しながらも、枠組みを含めて抜本的な改革が求められる土俵際にラグビーは追い詰められていることを協会はもっと自覚して欲しいものだ。

密約あり? 小久保の「9」は欠番

2005年01月29日 23時12分39秒 | 野球
ホークスの背番号「9」は監督預かり-。29日、ソフトバンクの角田球団代表は、背番号9の扱いについて問われ、「基本的には使わない。使うときには王監督の許可をもらうことになる」と、事実上の“欠番”を宣言した。
背番号9は、2003年までチームの中心選手だった小久保がつけていたもの。巨人に移籍した経緯が不可解だったため、現在でも地元ファンやチーム内に“小久保待望論”がくすぶっている。
小久保のチーム復帰をにおわせるような発言だけに、一部の報道陣からはタンパリング(不正交渉)を心配する声が上がった。その指摘をやんわり否定した角田代表だったが、「でも、将来のことは、どうなるか分からないよ」。
タンバリングを心配するより、いわゆる「レンタル移籍」だった可能性を疑ったほうが正しい気もする。
ダイエーと中内・高塚体制の維持が移籍の前提条件だったことを思えば、オーナー会社が代われば放出の理由もなくなる。しかるべき時期がくるば「お返しする」との密約があったとしても不思議ではなかろう。何せもともとの移籍の経緯が「不透明」だったのだから。
読売としても球界の現状を思えば、ソフトバンクとの共闘は「強者連合」として、今以上に多大な影響力を行使できることになろう。
西武はすでに屋台骨が大いに揺らいでおり、明日をも知れない状況。阪神はローカル球団の域を出ない。やはり頼みになるのはソフトバンクということになる。
ま、今の読売が小久保を簡単に放出できるとは思えない。現状では4番を任せられる選手の一番手なのだから。しかし、それでも先々の人気を思えば、生え抜きの4番が欲しいのが人情。高橋が立派に4番の重責を担えるならば、そのときは小久保の福岡復帰はあるのかもしれない。
ま、球団の「口約束」は相当怪しいものだ。上原の強硬ぶりも、きっとその「口約束」が根本にあるのだろうから…。

誕生! 四国アイランドリーグ

2005年01月28日 23時59分04秒 | 野球
春の開幕を目指している野球の四国独立リーグは28日、四国在住の市民を対象とした一般公募によるチーム名を公表。闘犬、ミカン、あい染め、オリーブと、4県の特産品や名物を生かし、それぞれ「高知ファイティングドッグス」「愛媛マンダリンパイレーツ」「徳島インディゴソックス」「香川オリーブガイナーズ」と命名した。
リーグの正式名称は「四国アイランドリーグ」に決定。また、チームの監督として、愛媛に元広島の西田真二、高知に元巨人の藤城和明、徳島に元中日の小野和幸、香川に元ヤクルトの芦沢真矢の各氏を選任した。 
4月下旬に開幕予定のプロ野球新リーグ「四国独立リーグ」を運営するIBLJ(本社・東京)は26日、高松市内で県内の企業を対象にスポンサー募集の説明会を開いた。一口1万円から出資を募る方針を説明、幅広い支援を訴えた。
説明会には約50社が参加。IBLJ関係者が、選手のユニホームなどへのロゴ表示(500万円~5000万円)▽球場内や発行物への広告掲載など(5万円~100万円)▽選手らの生活支援(一口1万円)――など、スポンサーのパターンを紹介。石毛宏典代表は「地元に根ざしたスポンサーを募集しており、選手が(地元に)密着して生活するため、いろいろな形で支援していただきたい」と呼びかけた。
 一方、球場の確保についてはほぼめどが立ったと明らかにした。現在、他の球場利用団体と調整中だが、本拠地球場だけではなく、他球場での分散開催や、ナイター開催時の利用時間調整などにより、「9割方は確保」(石毛代表)という。ナイター開催は、プロ野球の照度基準をクリアしたオリーブスタジアム(高松市)と坊っちゃんスタジアム(松山市)の予定で、初年度は徳島と高知はデーゲームのみ。試合日程は2月末に確定する予定。
また、IBLJは同日、昨年12月の入団テストで合格した県内外の5選手に対し、同市内で契約内容を説明。石毛代表は「方針や条件を十二分に理解したうえで、環境を利用して夢をつかんでほしい」などと激励した。
日本で一、二を争う人気球団にあって、時期を待てば合法的に移籍の自由を勝ち取ることが可能な立場にありながら、まさに「横紙破り」で我を通そうとする選手もいれば、野球で身を立てるためにまだ先の見えない独立リーグに身を投じる選手もいる。
社会人野球が、そのタニマチである企業の都合で大幅縮小している現状にあって、学生(生徒)野球とプロ野球の間で受け皿になる「マイナーリーグ」は必要だ。球界再編や改革が本格化する年にそれが誕生するのも必然だったのかもしれない。
今後の課題は、興行(1試合800人動員)として根付くかどうかと、メジャー(日本プロ野球)に上がっていく選手を輩出できるかどうかだ。次年度以降の選手の入れ替えもデリケートな問題だろうし、継続的なスポンサー獲得も不透明ではある。
きっと今年も球界再編問題は再燃するはずだ。オリックスは昨年以上に不人気だろうし、読売人気にハッキリとかげりが見えていることで、広島、横浜、西武あたりが(ヤクルトもどうなるやら)音を上げるに違いない。
野球を取り巻く環境が悪化している中、この試みにはぜひとも成功してもらいたいものだ。野球の底辺拡大に寄与するであろう独立リーグ。これが全国的な広がりを見せれば、野球も違った発展を遂げるはずなのだから。

上原トレード志願。この際日米トレードでもどう?

2005年01月28日 00時50分04秒 | 野球
ポスティングでの早期メジャー移籍を希望する上原の決意は、想像以上に強固だった。2月1日からの春季キャンプ自費参加が決定的となる中、上原の代理人を務める加藤弁護士はこの日、スポーツ報知の取材に答えて、巨人以外の球団からポスティングでメジャー移籍を目指す考えもあることを明らかにした。
事実上のトレード志願だ。巨人は断固としてポスティングを認めない方針を示している。ならば、認める球団へいったん移った上でメジャー移籍を実現させるという驚くべきプラン。加藤弁護士は「球団がウンといわないとダメだけれども」と話しつつ、今後、巨人に“トレード”を求めていく可能性について、きっぱりと「あります」と答えた。1年でも早くメジャーでプレーするために、代理人としてあらゆる手を考えていく構えだ。
加藤弁護士はこれまで、今季のポスティング期限の3月1日まで、粘り強く“メジャー手形”を求めていくとしていた。しかし、この日は「球団との(交渉の)落としどころ? 考えていません。耳を傾けてもらうまで交渉を続けていく」と話し、3月1日にもこだわらず、無期限で交渉していく方針を示した。
球団側の主張は一貫しており、上原サイドとは平行線のまま。この日、桃井恒和球団社長(58)は「年に15、16勝も勝てる投手を出せるわけがない」と、トレードを含めた放出をはっきりと否定。さらに、「キャンプで常に顔をあわせるわけだから、同じところにいれば『なあ上原君、どうだ』となる。ひざとひざを突き合わせて、落ち着くところに落ち着けば」と、キャンプでの直接交渉を提案。「顔を見て話さないとちょっとしたことから誤解も生じる」と、腹を割って話し合うことでお互いの妥協点を見いだしたいとの考えを明らかにした。
しかし加藤弁護士は、上原本人が同席する球団との交渉については「考えていない」と否定。弁護士はキャンプ地に足を運んで交渉を継続するとしているが、上原の代理人交渉には野球に専念したいとの理由があるだけに、球団が考える直接交渉に応じるわけにはいかないという論理だ。
キャンプまで6日。この日、上原はジャイアンツ球場に姿を見せたものの、報道陣が集まる午前10時前にはグラウンドを後にした。エースの夢とチームの目標。2つが重なりあうことはあるのだろうか。
もう、何でもありだ。立派! 
読売もこの際、思い切って上原の逆指名を取り付けるために使った「裏金」の明細でも公表したらいい。どうせ裏金は公然の秘密。上原にいくら渡っていたかハッキリすれば面白いではないか。
上原にしても井川にしても、「ポスティング」を「権利」と勘違いしていることが根本的な間違いだ。日本からアメリカへのFA移籍に球団側は何ら保障を得られないことへのいわば「対抗策」的色合いが強いのがポスティングだ。選手の側から見れば、必ずしも意中の球団が最高金額で入札するとは限らないし、その金額が不服なら球団は断ることもできる。また、選手との契約も1球団の独占交渉ということから、低く抑えられる可能性もある。制度としては不備が多いのがポスティングなのだ。
いくらアメリカでプレーしたいからと言って、何の下準備もない状態ですぐに入札にかけろと言うこと自体、「社会人」としての常識を大いに逸脱していることを何故理解できないのだろうか。
日本人選手がメジャーでプレーすることは、あまり積極的に奨励する気にはなれないとしても、時代の流れとして致し方ないことだ。そうやって空いた席には、必ず誰かが取って代わるように座るはずなのだから。しかし、それはあくまでルールに則ってのこと。選手の意思でいくらでも移籍が可能というなら、ドラフトなど意味がなくなってしまう。球界改革元年となる今季にこういう横車を許してはならない。選手会もこういう不逞の輩を諌める必要があるんじゃないだろうか。
いっそ、アメリカのいいクローザーとでも交換トレードに出したらいいんじゃない? いつまでもこんなワガママに付き合わされて、それでなくても落ちている読売のイメージが更に低下する前に決着つけちゃったら?

全豪オープン、シャラポワ敗退。ロシア勢台頭の流れを止めたアメリカの意地

2005年01月27日 21時44分41秒 | スポーツ一般
テニスの全豪オープン第11日は27日、メルボルン・パーク・テニスセンターで行われ、女子シングルス準決勝第1試合は、昨年のウィンブルドン選手権優勝者の第4シード、マリア・シャラポワ(ロシア)が6―2、5―7、6―8で第7シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)に逆転負けを喫し、決勝進出を逃した。
最後は張り詰めるような神経戦となった。最終セットの第13ゲーム。シャラポワは3度もブレークポイントの機会がありながら、取れなかった。続くゲームを破られ、2時間39分の熱戦に終止符は打たれた。「持てるものをすべて出した。でもチャンスをものにできなかった。だから負けた」と悔しさを押し殺した。
セリーナとは、昨年のウィンブルドン決勝以降は2連勝だった。この日も、第1セットはミスも少なく、6―2で奪った。第2セットも5―4に持ち込んだ。だがこの後、突然おかしくった。それまでは長いラリーでも根負けしなかったのに、ミスが出た。3ゲームを連取された。
第3セットも一時は5―3とリード。第10ゲームでは3度のマッチポイントを迎えた。しかし勝負どころで力を出し切れない。今大会、4試合で逆転勝ちしてきた精神的な強さが、この日は力みとなって表れた。
優勝候補に挙げられながら、四大大会二つ目のタイトルはならなかった。「わたしは17歳。今大会も準決勝までは進めた。悲しいし、負けるのはつらいけど、わたしの前には長い道がある」と、悔いの残る敗戦も前向きにとらえた。
準決勝のもう1試合は、第1シードのリンゼイ・ダベンポート(米国)とナタリー・ドシー(フランス)が対戦。ダベンポートがドシーを2―6、7―6、6―4で破り、29日の決勝で、セリーナ・ウィリアムズと対戦する。
クルニコワから始まったロシア勢の波は、女性テニス界を席巻。今やランキング上位を多数のロシア選手が占める。一時代を築いたアメリカ(ウィリアムズ姉妹やダベンポート)のパワーテニスの退潮からベルギー勢(エナンやクライシュテルス)台頭と故障、そしてロシア勢全盛期。
その流れに「待った」をかけたのはパワーテニスの代表格、セリーナとダベンポート。どちらも実績十分のベテラン(?)なだけに、体調さえ万全なら勝ち方は心得たものなのだろう。
ま、男性ファンの心理としては、ロシア勢が総じてきれい(一部例外あり)なだけに、ついつい応援したくなるってものだ。
特にここ最近のシャラポワ人気には驚かされるが、天が与えた二物(もっと?)を思えば、納得といったところか。
しかし、若くして頭角を現し、その後あっという間に消えていった「天才少女」を何人見てきたことか。女子ツアーで長きに渡って君臨する真の「女王」になれるかどうかは相当疑問ではある。
ナンバー1とは言わないが、常に上位に顔を出す日本人選手(それもビジュアルでも上位!)もそろそろ出現して欲しいものだ。

横浜が「新・日本シリーズ」提案へ

2005年01月27日 19時59分20秒 | 野球
25日に行われた日本プロ野球組織(NPB)と労組・プロ野球選手会(古田敦也会長)による「プロ野球構造改革協議会」で、選手会側は12項目を提案。その中に、プレーオフの是非も含まれていた。横浜はこの日、協議会に出席した田中浩球団常務が前日の内容を峰岸進社長(62)や山中正竹専務(57)らに説明。横浜としての対応を検討した。
その結果、ペナントレースの両リーグ上位2チームがたすきがけで対戦するプランが浮上。まだ試案の段階だが、セ1位対パ2位、パ1位対セ2位が対戦する1回戦は5試合制、勝ち上がったチームによる日本一決定戦は7試合制にするなどの骨子がまとまった。
峰岸社長は「去年のパのように、ペナントの1位チームが出られないのはおかしいという声は当然出てくる。ペナントは総合力、トーナメントは瞬発力勝負。別なものをうまくミックスできればいい」と話した。横浜案だと、結果的にセ同士やパ同士での日本一決定戦の可能性もあるが、「より面白い場を提供することが大事」(峰岸社長)。今後の実行委員会などの場で、この“横浜案”を提案していく方針だ。
やっぱりセ・パが同じフォーマットで日本一を競ってこそ面白い。
昨年パ・リーグのプレーオフがあれだけの盛り上がりを見せたことと、リーグ戦1位が出られなかった矛盾を解消するための案だが、いいアイディアだと思う。
今のプロ野球人気の低迷を打開するためにはポストシーズンの拡充がもっとも手っ取り早い。そのためにもポストシーズンをある程度長期化する必要がある。また、ポストシーズンへ進出する可能性を多くの球団に持たせることも、リーグ戦を面白くするカギとなる。これは昨年の日本ハムとロッテの3位争いが、少なからず注目を集めたことで証明されている。
横浜の案にもう一工夫するとすれば、各リーグ2位の位置に、2位対3位での出場決定戦でも組み入れたらいい。3位まで日本一の可能性があれば、通常のリーグ戦もより盛り上がることだろう。
ポストシーズンの放映権料を機構で一括販売し、それを12球団に均等分配すれば経営改善の一助にもなる(もちろん、入場料は出場チームの収入にしたらいい)。
現状を打破するためには、12球団を巻き込む思い切った施策をドンドン取り入れるべきだ。さあ、まずはやってみよう!

野球・サッカー・ラグビー、海外雄飛あれこれ

2005年01月26日 10時27分44秒 | 野球
大リーグ移籍を目指し、ダイエー(現ソフトバンク)を自由契約となった井口資仁内野手(30)がシカゴ・ホワイトソックスと2年契約で合意したことが24日(現地時間23日)、分かった。2年で460万ドル(約4億7380万円)とみられ、バイアウトを入れると2年で5億円が保障されそうだ。井口は27日(同26日)に渡米し、28日(同27日)に入団会見を行う。
井口の夢がようやく実現した。ホ軍から初めてオファーを受けて1カ月余り。関係者によると、一時は交渉が決裂したこともあったが、約1週間前に井口側が大きく歩み寄りをみせたことで一気に前進。この日、合意に達したという。
ホ軍は熱烈なラブコールを送り続けた。井口に興味を示していた他球団に先駆け、昨年12月上旬にオファー。井口側の希望額との大きな差を埋めるために2度、3度と条件を上げたのは、熱意の表れでもあった。
大きな決め手となったのは、井口が移籍の条件として挙げた「毎日、試合に出られること」。井口に興味を示したのは5球団以上と言われる中で、二塁のレギュラーポジションを空けて待っていたのはホ軍だけだった。
毎年のように地区優勝候補に挙げられ、プレーオフ争いをしている強豪でもある。2年契約だが、3年目は球団オプション(選択権)の320万ドル(約3億3000万円)とみられる。タイトル料などの出来高を盛り込んでおり、待遇、環境などベストの選択をした。
ホ軍には、昨オフにヤクルトから移籍し、抑えの座を勝ち取った高津臣吾投手、元広島で日本語も話せるT・ペレス外野手、さらには昨秋に来日した“親日派”S・ポドセドニック外野手が在籍。新人として海を渡る井口には心強い仲間だ。
メジャーを想定して沖縄で行ってきた自主トレを打ち上げ、渡米の準備に入る井口。現地時間の27日に健康診断を行った後、入団会見が開かれる。長い間、夢見てきた大リーグのユニホームに袖を通す瞬間は目前に迫っている。

サッカーの日本代表MF中田浩二(25)は26日、フランス1部リーグのマルセイユへの移籍が決まったと発表した。同日昼、所属するJリーグ1部(J1)鹿島の牛島洋社長と電話で会談し、移籍の許可を得たという。
中田浩は参加中の日本代表合宿を離れ、27日にマルセイユへ向かい、メディカルチェックを受けた後、正式契約を結ぶ。「うれしい。最後は社長も、頑張ってきてくれ、と言ってくれた。期待に応えられるように頑張る」と話した。
鹿島側は当初、移籍金などをめぐり移籍を認めない方針だった。マルセイユは前日本代表監督だったトルシエ監督が率いている。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の北朝鮮戦(2月9日・埼玉)に向けて調整が続く日本代表への再合流時期は未定。

ラグビー元日本代表WTB四宮洋平(26)が26日、南アフリカのプロチーム、ボーランドキャバリアーズ入りするために、成田空港発の飛行機で出発した。シンガポールなどを経由してケープタウンまで約30時間の長旅。「海外で認められて、がい旋帰国したい」と力強い言葉を残した。トレーニングジムで知り合った大リーガーの野茂英雄からも「思う存分やってこい」と励まされたという。
14チームが参加するボダコム杯が2月末に開幕。7月下旬に始まる国内最高峰の大会カリー杯と続く。南半球3カ国の地域代表で争うスーパー12出場という夢実現へ、ハードルは高くて険しい。それでも「今はラグビーができるという楽しみが先に立つ」。南アでは来月、女子ゴルフのW杯が開催され、宮里藍が出場する。「いい刺激になる。僕自身、新しい道を切り開いていきたい」と話した。

それぞれの競技で日本を代表する選手が、海外にその活躍の場を求めて飛び出していく。
野球の場合は、その人気低迷(?)から、一流選手の流出が危惧されているが、一応怪しげな契約に基いて「合法」的なメジャー移籍だ。ダイエー(現ソフトバンク)は、この2年で主力野手を3人も放出する異常事態。今年は城島のメジャー移籍が確実なだけに、弱体化は避けられそうにないが、それでも現在リーグ屈指の戦力を維持しているのはスカウトの功績だろう。
サッカーは代表のトップ選手の海外「進出」には寛容だ。「組織力」でここまで上がってきた日本代表が世界に追いつくためには、個の強化が必要だ。ヨーロッパのリーグでもまれることで、その目的は多少なりとも果たされることだろうが、今現在はまだ個人の力より連携の優劣が代表に求められてるようだ。ま、トップクラスの選手とはいえ、ヨーロッパではほとんど「三下」扱い。ステータスを高める意味でも、DFとしては初の海外移籍になる中田には期待したい。
ラグビーは国際的には悲惨な状況にあるので、海外移籍は困難が伴う。過去に日本のスター選手が数人、ヨーロッパに出て行ったが、残念ながら実績を残した選手は皆無に等しい。
昨年秋のヨーロッパ遠征で歴史的な大惨敗を喫した日本代表を列強はもうまともな対戦相手として考えてくれないかもしれないような現在にあって、日本人選手を戦力として考えるクラブが存在すること自体驚きだが、単なる「お客さん」で終わることがないようにがんばって欲しいものだ。
国内の「トップリーグ」は代表よりも高いレベルの戦いが続いているが、それが日本代表強化に結びついていないことを思うと、ラグビーの場合はまず代表の組織力強化、そして更なる個の強化という手順が必要だろう。11年にワールドカップ誘致などと言ってはいるが、それまでに勝てないまでも「試合」になる代表育成が可能なのだろうか…。
あらゆる競技の日本人選手が海外で活躍する現在にあって海外移籍は珍しいことではないが、もうその競技の1番の選手ではなくとも、自分の力量に応じた移籍先をチョイスして活躍の場を求める段階に到達しているのだということを実感する出来事と言えよう。

第1回プロ野球構造改革協議会開催

2005年01月25日 23時50分23秒 | 野球
プロ野球のあり方を球界全体で議論する構造改革協議会の第1回会議が25日、都内のホテルに12球団の代表者、日本プロ野球組織(NPB)、セ、パ両リーグ事務局関係者、労組日本プロ野球選手会の古田敦也会長(ヤクルト)らが集まって開かれ、今後は戦力の均衡、経営収支の2つにテーマを絞って議論することになった。
戦力均衡ではドラフト制度改革、フリーエージェント(FA)制度の期間短縮について協議し、経営収支では選手年俸の減額規定の緩和を中心に話し合う。
選手会側は、ドラフト(新人選択)会議で下位球団から自動的に選手を指名する完全ウエーバー制導入を主張し、古田会長は「完全ウエーバーにしてFA期間を短縮するのが望ましい」と話した。経営側は球団によって考え方に差があり、具体案は示されなかったが、選手関係委員会の瀬戸山隆三委員長(ロッテ)は「夏ごろまでに一定の結論を出す」と述べた。
ドラフト制度に完璧なものはないと思うが、完全ウエーバー方式がベターな選択なのだろうか?
それでなくともアマチュア選手の目がメジャーに向きがちな現状にあって、意に沿わない球団に指名されるくらいなら、一足飛びにアメリカ行きを決断する可能性は少なくない。FA権取得までの期間を短縮することも、海外流出を加速する可能性が高い。
また、その年にドラフトの目玉になる選手がいた場合に、優勝争いから早々に脱落した球団が意図的に最下位を目指す可能性だってある。
ドラフトとFA、それぞれの仕組みとその組み合わせに関する制度も同時に検討する必要があるだろう。
海のものとも山のものともつかない新人に高い契約金を支払う現行システムには、経営収支を大いに圧迫する危険が伴っている。実績を上げてこそ高いギャラを受け取れるいわば「信賞必罰」のシステム作りも、ドラフトに係わる大切な課題となるはずだ。
このオフに見られる一部選手の「横暴」を思うと、何も球団側ばかりを「悪者」と考えることは危険だ。世論が安易に「古田の言うことなら」と動くことこそが実は球界改革の最大の障害になるかもしれない。

逆指名で入団しておいて、図々しいにもほどがあるぞ上原!

2005年01月25日 15時53分02秒 | 野球
巨人上原浩治投手(29)が、あくまで今季のメジャー移籍を視野に入れていることが24日、明らかになった。同投手はポスティングシステムでのメジャー移籍を要求しているが、金銭面での交渉を主張する球団側との話し合いは平行線のまま。代理人の加藤君人弁護士はこの日、「(球団と)金銭面の話はするつもりはありません。自費キャンプも覚悟してます」と語った。当初は来季の米移籍希望が伝えられていたが、今季のポスティングシステム申請期限である3月1日をリミットに交渉していく意向を示した。長期化は避けられず、自費キャンプが濃厚となった。
これまでは来季のメジャー移籍を希望しているとされていた上原だが、早ければ今季からの移籍も選択肢に入れていることが分かった。日米協定では、3月1日までにポスティングシステムの行使を申請すれば移籍は可能。上原サイドとしては、そこを1つのメドとして交渉していく。
ポスティングシステムでのメジャー移籍を主張する上原サイドと「巨人軍は認めない。済んだ話」とする球団とは平行線のままだ。この日、都内で取材に応じた加藤弁護士は「ハンを押すと(ポスティングの)話しをしてもらえないかもしれない。可能性をこちらから消すことはせずに、引き続き話し合っていきたい」と語り、今季中の移籍も視野にポスティングシステムでの移籍を要求していくことを明かした。ただ何がなんでも今季中ということではなく、3月1日ギリギリまで話し合いを継続し、基本的には来季からの移籍を求めていく。川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行った上原は「分かり次第連絡します」と多くを語ろうとしなかった。
上原側のこの方針により、2月の宮崎キャンプは契約未更改のまま、自費で参加することが濃厚となった。球団側は「人をカネで売るようなことはしない」という理由で、ポスティングシステムでのメジャー移籍には断固反対。このことは上原側も了承済みだとしており、一歩も引く構えはない。上原側は今月中の合意にこだわりはなく、1月中の解決は事実上不可能になった。
それでも、容認か否かの決定権は球団が持つだけに、上原側はひたすら「懇願」していくしかない弱さもある。ますます見えなくなった着地点。少なくともあと1カ月は長引く可能性が濃厚となった。
雑草魂はここまで図々しいとは思いもよらなかった。ことここに至っては、読売がとんでもない前例を作らないためにも、強硬に突っぱね続けて欲しいものだ。
そもそも上原は入団時にメジャーに行く選択肢だって持っていたのだ。それを自ら「望んで」読売に入団したのではないか。当然表には出てこないお金も相当額動いていたことだろう。そういう選手がポスティングによる移籍などとよく言えたものだ。
西武松坂は本人の希望によらず、くじ引きで入団した選手だ。この立場の違いを無視して同列に語るのはそもそもおかしい。
自らの権利で入団した球団に対して、後ろ足で砂をかけるようなやり方を通そうとする選手には、球団も正論を通すべきだ。ここで少しでも弱腰になったら、FA権や、自由獲得枠に意味がなくなる。
昨年、あれだけの大騒ぎをして現状の2リーグ12球団維持を訴え、いわば球団に負担を強いた選手側が、騒ぎが沈静化すれば自分のことしか言わなくなるとは嘆かわしい。球界を盛り上げ、経営の安定化を図ることに協力しないようなら、球団削減1リーグ化を止める権利はなかろう。
読売のエースたるもの(他球団でも同じだが)、その範を示さないで何が「雑草魂」だ。こんな銭ゲバ野郎に対して、ファンはもう少し怒りの声を上げてもいいのではないか。

ナベツネ吼える。外国人枠撤廃?

2005年01月24日 23時26分02秒 | 野球
巨人の渡辺恒雄前オーナーは24日、両国国技館での横綱審議委員会に出席後、プロ野球の外国人選手枠について「やたらと外国人を制限するのは良くない。メジャーにそんな制限はないんだから」との見解を示した。
渡辺前オーナーは大相撲で外国人力士が台頭している現状に触れながら「(プロ野球で)外国人を制限しているのは、日本人の働き場所やポジションが減るからでしょ。横綱や三役の座を失うから外国人反対というのはけちくさいと思うね」と持論を展開した。
野球協約では球団が保有する外国人選手に制限はないが、1軍の試合に出場できるのは4人以内と決められている。渡辺前オーナーは「大相撲もプロ野球もどんどん国際化し、グローバルに評価されるスポーツにするように考えている」と力説した。
プロ野球のオーナー職を追われ、横審も任期満了で退任するナベツネ氏だが、その発言力は変わっていないようだ。
おっしゃることはごもっとも。外国人を排除する理由は何もなかろう。ただ問題なのは、そうやって門戸をフルオープンにして、果たしてプロ野球も大相撲も興行として成立するかどうかだ。
やたらとメジャーを礼賛しているが、そもそも移民で成り立っている国と国情が違う。アングロサクソンだけで国が成立していない以上、外国人を排除するなんてあってはなるまい。
日本は建前上単一民族国家。いわゆる「助っ人」としての外国人には寛大でも、それが多数を占めることには抵抗感があることは間違いあるまい。
興行として成功しなければ、外国人を呼ぶこともできなくなる。外国人排除にならない程度の制限はいわば「存立の自衛手段」とも考えられる。
すでに野球界でも角界でもアウトサイダーになったナベツネ氏には、少し発言を自粛していただきたいものだ。しかし、ニュースのバリューとしては相変わらず魅力的なお方ってことなんだろうなぁ…。

マイクロソフトカップ1回戦、前年覇者NEC敗れる!

2005年01月23日 23時21分29秒 | ラグビー
ラグビーのトップリーグ上位8チームによるトーナメント大会、マイクロソフトカップは23日、東京・秩父宮ラグビー場などで開幕。1回戦4試合を行い、トップリーグ覇者の東芝府中のほか神戸製鋼、ヤマハ発動機、トヨタ自動車が準決勝に進出した。
神戸製鋼は後半に6トライを畳み掛け、前回覇者のNECに51-16で快勝した。東芝府中はサントリーを33-13で下した。ヤマハ発動機はクボタに38-33で逆転勝ちし、トヨタ自動車は三洋電機に41-21で勝った。
30日に行われる準決勝は東芝府中-神戸製鋼(秩父宮)、トヨタ自動車-ヤマハ発動機(花園)の対戦。
個人的な予想では、NECの勝利だったが、ヤコの欠場は想定外。その上、FWが密集のコントロールで後手に回っては勝ち目はないか。もう少しFWでゴリゴリいけたらよかったのだろうが、神戸製鋼のボールの殺し方が上回っていた。
東芝府中は前半の終盤まではややもたついたが、その後一気の逆転と突き放しで後半の序盤で試合を決定付けた。後半残り30分はキッチリ守って押し切るあたり、やはり強さが1枚抜けているようだ。
花園の2試合はどちらももつれたようだが、順当にリーグ戦上位が勝ち残った。
今日の結果を見ると、準決勝の展開がわからなくなってきた。東芝府中に今シーズン唯一勝っている神戸製鋼が、元木をSOにして一本芯の通ったラグビーになってきたことで、東芝府中対神戸製鋼は面白くなってきた。神戸製鋼はここで優勝しない限り、日本選手権への出場権が得られないことも、試合をエキサイティングなものにすることだろう。トヨタ自動車対ヤマハ発動機にしても、試合の入り方を間違えた方がズルズルと失点を重ねる可能性がある。とは言っても実力伯仲の両チームなだけに、20点台の攻防になることだろう。
このマイクロソフトカップやその後の日本選手権は、結局強いチームのみがより多くのガチンコ勝負を経験できることになる。トップリーグ創設の目的が、日本ラグビーの底上げにあるのなら、全体的にもう少し公式戦が増える方向で制度を考えて欲しいものだ。

巨人戦中継、そのうち深夜に押し出される?

2005年01月22日 22時10分05秒 | 野球
巨人が今季、一部の日曜日の主催試合を、通常より1時間早く開始することになりそうだ。桃井恒和球団社長(57)が21日、東京・神田の球団事務所で「前半戦に数試合、5時から始まるように調整している」と語った。今季全日程の調整は、週明けに持ち越され、最終決定ではないと同社長は強調したが「夏休み前の、6試合くらい」のプレーボールを前倒しする。7月17日までに7試合、日曜日の主催試合があり、そのうち5、6試合が午後5時のプレーボールになる見込み。
改革の狙いは、2つ。1つは、子どものファンを取り戻すため。試合終了が早まれば、翌日の登校に影響が少ない。桃井社長は「(午後)8時台に試合が終われば、子どもたちの学校も心配ない」と話した。巨人ブランドの復興が今年の大きなテーマとなっており、幅広い年齢層のファンを拡大する必要がある。中でも、将来を考えれば、子どもたちをターゲットにすることは大きな意味を持つ。
2つ目は、テレビの視聴率アップにある。日本テレビは、日曜日午後9時から島田紳助司会の「行列のできる法律相談所」を放送。同番組は、高視聴率を維持し、同局の看板番組となっている。視聴率が低迷している巨人戦によって「行列-」の放送時間が変更するとあっては、昨年視聴率3冠を逃した同局にとってもダメージは大きい。午後5時開始であれば、遅くとも8時台で試合が終わる可能性は高い。
昨年の段階では、数試合のデーゲームを復活させるプランを明かしていたが、通常のデーゲームは5月5日の横浜戦だけになりそう。テレビ、ラジオの中継なども考慮し、試合開始は5時に落ち着くことになった。ラジオ局は週明けの正式発表を待って、編成に着手することになる。
昔、プロレスはゴールデンタイムで放映されていたけど、だんだんと悪い時間帯に移行して、今ではかろうじて深夜に見られるだけとなった(正月のドーム興行まで深夜になってしまった)。読売の試合も、この先視聴率で苦戦が続けば「生放送」が難しくなるのかもしれない。日テレ・フジの1位争いと、TBS・テレ朝の3位争いは今年熾烈を極めるはず。そうなるとプロ野球中継が重くのしかかる可能性が高いのだ。
野球中継の最大の問題点は、その「尺」にある。できるだけ決められた放送時間に収まって欲しいのがテレビ側の要望だろうが、特に読売の試合は長いのが難点だ。時短の試みはいろいろあるのだろうが、高校生にできることがプロにできない道理がない。間合いが長すぎるだけのことだ。
試合時間が2時間で収まれば、7時スタート9時終了で観客も、放送も八方丸く収まるのだ。みんなが喜ぶことなのに、それができないというのはおかしな話だ。高校野球が慌しくてつまらないと感じる人はいないはず。絶対にできる1番簡単な改革になるはずだ。
子供を言い訳に使うのはどうかと思う。本当にそこまで考えているなら、やはり大人しく座って見ていられる試合時間に収める努力のほうが先決だろう。
あんまりダラダラとした試合をしていると、そのうち深夜でダイジェスト放送なんてことになりかねないと思うんだが。ま、正直その方がありがたかったりして…。

シューマッハ、寄付しても未納税者呼ばわりじゃ…

2005年01月22日 01時26分05秒 | スポーツ一般
自動車レース、F1世界選手権シリーズの王者ミヒャエル・シューマッハー選手(ドイツ、フェラーリ)が、スマトラ沖地震による津波災害の義援金として巨額の寄付をしたことについて、独与党党首が「寄付の一方で、(ドイツで)税金を払っていない」と批判して波紋を呼んでいる。
同選手は独テレビのチャリティー番組などを通じて、個人としては破格の1000万ドル(約10億3000万円)の寄付を表明した。だが、高額所得者でもある同選手は、スイス在住のためドイツに納税義務がない。
ドイツ社会民主党(SPD)のミュンテフェリング党首はテレビ番組でこの点に触れ、「お金をあまり持っていなくても、50セントや2ユーロを寄付する人の方が好きだ」と語った。ドイツは財政赤字に苦しみ、政府が約束した津波支援金の財源をめぐっても議論が起こっているだけに、つい愚痴が出たようだ。
これに対し、シューマッハーは「ドイツに全く納税していないというのは正しくない」と反論している。
これも「有名税」ということなんだろうか。自分のガードマンの死に際して、今回の巨額の寄付を申し出たシューマッハに対して、故国の政治家がぶつくさ言っているようだ。
しかし、困った政治家というのはどこの国にもいるものだ。人の善意を何だと思っているのだろうか。高額所得者が他国に流出したからといって、それは税率の問題だったり、職場の問題だろう。
人の寄付をとやかく言う前に、自分ができることをしているのかと言いたいものだ。
津波被害の支援に関しては、まるでオークションのように各国が支援額を吊り上げているが、それこそ「50セントや2ユーロを寄付する人」で何が悪いというのか。そんなつまらない「国際競争」に参加しているドイツの政治家がシューマッハの寄付をうんぬんする資格はあるまいに。
もし、某国の総理大臣が、NYのメジャーリーガーは寄付するけど税金を払ってない、なんて言ったら、世論はどんな風になるんだろうか? ま、いくら中身のない総理大臣とは言っても、そんな間抜けなこと言わないか。

クレメンスの年俸>楽天の総年俸ってこと?

2005年01月21日 23時42分25秒 | 野球
引退か現役続行か注目される米大リーグ、アストロズのロジャー・クレメンス投手(42)は、投手としての史上最高年俸でのアストロズ残留がほぼ合意に達したもようだ。アストロズの本拠地、ヒューストンの地元テレビが、大リーグ関係者の情報を引用して20日夜伝えた。
それによれば、アストロズは、1年契約で、これまでの投手最高年俸、昨季のマルティネス(当時レッドソックス)の1750万ドル(約18億円)を上回る額を保証した。21日にも発表される見通し。
昨季18勝4敗を記録して7度目のサイ・ヤング賞に輝いたクレメンスは、年俸調停史上最高の2200万ドル(約22億6000万円)を要求。一方、球団側は1350万ドル(約13億9000万円)を提示していた。
ここ2年、引退か現役続行かで物議を醸してきたメジャーを代表する豪腕クレメンスの現役続行が決まったようだ。それも年俸20億を越えるかもしれない。恐るべし! ロケット様。
昨今の日本人選手のメジャー志向も、こんな超高額年俸によるところが大きかろう。日本では5億あたりが年俸の上限と思えば、メジャーで一旗挙げたいと考えてもいたし方あるまい。
一方で、プロ野球選手としての働き場を求めて、新興球団に身を投じる選手もいる。銭金の問題ではなく、野球ができる環境を求めている選手も少なくなかろう。
某球団の「雑草魂」が言うように、プロとしての評価は「金」だということになれば、彼のメジャー志向も当然だろうが、一方でそれを年俸吊り上げの手段にしてるフシもある。
プロはその高度な技術や力を売る商売である以上、それに見合ったギャラを取るのは当然だ。クレメンスの年俸が法外かどうかは議論が分かれるところだろうが、そんな年俸を支払える球団がある以上、力のあるものがそこを目指すのは「本能」だろう。
一方で、プロを目指す選手の受け皿として、最初に通る球団があってもよかろう。楽天はプロの登竜門として広く門戸を開き、選手供給で黒字化を目指すのもよかろう。
いずれ日本でも、年俸2000万ドルを支払える球団が出てきて、メジャー志向も一段落してくれたらと思わないでもないが、そのために野球のステータスが上がる施策をどんどん打ち出してもらいたいものだ。