goo blog サービス終了のお知らせ 

スポーツヲタクの独り言

目指せ毎日アップ。ひねくれものの独白、ぜひ見てね!

サッカー日本代表、欧州王者ギリシャに快勝! はまった4バック

2005年06月20日 19時05分12秒 | サッカー
望みはつないだ。コンフェデレーションズカップ1次リーグ第2戦、日本代表(FIFAランク18位)は19日、フランクフルトのバルトスタジアムで欧州王者のギリシャ代表(同13位)と対戦し、1―0で今大会初勝利を挙げた。後半31分に途中出場のFW大黒将志(25=G大阪)がゴール。反撃をしのいで勝ち点3を奪った。弾みをつけた日本代表は22日に決勝トーナメント進出を懸け、南米王者のブラジル代表(同1位)と対戦する。
欧州王者のギリシャを相手に、ジーコジャパンは途切れることなく攻め立てた。気温32度。ドイツには30万人以上のギリシャ系移民がおり、この日のバルト・スタジアムもギリシャ・サポーターで埋まった。「ヘラス!ヘラス!」(ギリシャの意味)の大声援がわきおこる“アウエームード”の中、日本はおくすることなくゴールを狙った。
3月25日のイラン戦以来となる4―4―2の布陣で臨むと開始直後から激しいプレスで主導権を握る。そして、最初のシュートは前半8分。5月22日のペルー戦以来4試合ぶりの先発出場となった玉田が放った。
ギリシャはDFキルヤコスの1メートル92を筆頭に長身ぞろいで、先発11人の平均身長では1メートル76・8の日本を6・5センチ上回るが、玉田にとってはかえって好都合。「相手のDFが大きいのは分かっているけど、相手に合わせるんじゃなくて、自分のリズムでやるのが大事。自分の持ち味を出せればいい」とボールを持つたびに勝負を仕掛け、ゴールを狙った。
そして、前半最大のチャンスは36分。柳沢と玉田は初めて2トップを組んだとは思えない絶妙のワンツーを見せた。玉田の壁パスを受けた柳沢には利き足の右足のシュートコースがあったが、トラップしている間に相手に詰められた。しかし、ゴールを目指す意識は誰もが高かった。メキシコに敗れたショックはなかった。
進境著しい加地が積極的にシュートを放ち、ボランチの中田は前線が好調と見るやオーバーラップを自重してつぶし役に徹した。後半は立て続けに選手交代したギリシャに攻め込まれる場面もあったが、日本のチャンスも続いた。
どうしても白星が欲しいジーコ監督は後半21分、玉田に代えて好調の大黒を投入。ドラマはその大黒がつくる。後半31分、福西の縦パスを相手DFが中途半端なクリア。中村が大黒に最高のスルーパス。大黒の右足シュートはDFの股を抜いてゴールに吸い込まれた。
大黒様パワーでもぎ取った1点で、ジーコジャパンの欧州との対戦成績は5勝2分け3敗となった。さあ、次は世界王者のブラジル。母国と対戦するジーコ監督にとって、イレブンにとって、最高の敵に挑む準備は整った。

メキシコ戦で高さにやられた日本代表。中澤の不在が響いた形だが、それを解消する手立てが4バックだった。サイドからのクロスに対して高さで対抗できない日本が4バックでサイドを固めた結果、守備が有効に機能したのだろう。また、逆に加地・アレックスが機を見て上がっていくことも攻撃に有効だった。
中盤の構成も現状のベストのようだ。FWは大黒の起用法をどうするかだろうが、次戦は先発で使って欲しいものだ。
このクラスの選手であれば、システムの変更程度で右往左往していてはいけない。しっかりとしたスカウティングに基いたベストの選択をして、それをしっかりこなしてこそ代表選手というものだ。
この一戦だけで、ジーコ最高! と評価するのは早計。キリンカップ前から約1ヶ月、チームとしてのコミュニケーションが高まったことが今回につながったとも考えられる。
本番のW杯でも、トップシード国と決勝トーナメントを賭けて対戦するケースがありうる。ブラジル相手にそのシミュレーションができるのはまさに僥倖。勝敗はともかく(勝つに越したことはないけど)「勝ち負けになる」試合をして欲しいものだ。

コンフェデ杯初戦、日本代表結果は「惜敗」、中身は…

2005年06月17日 14時33分27秒 | サッカー
長いアジアの予選を勝ち抜き、W杯出場権を獲得した直後の公式戦。世界との距離を測る場と位置付けた舞台で、あらためて厳しい現実を突きつけられた。北中米カリブ海の雄メキシコの、硬軟自在の攻撃をはね返す力はなかった。
前半12分に柳沢のゴールで先制したが、得意のパスとドリブルに加え、ボルゲッティの高さも生かす相手の巧妙な攻めに主導権を奪われた。終盤は強行日程の疲労からか足も止まり、ジーコ監督は「普通なら起こり得ないポジションのミス、簡単なパスミス、焦りすぎのプレーも出た」と険しい表情で振り返った。
アジアを勝ち抜いた、受けて立つような試合運びが通用しない。中盤のプレスは効かず、守備ラインは後退。宮本は「すごく強いという感じはなかったが、最後は押し切られた。勝負に行きたい時間帯にエネルギーが残っていなかった」。90分間を通じた駆け引きでも、伝統国との差は大きかった。
来年のW杯を前に、世界のレベルアップは著しい。A組のオーストラリアは地元ドイツに一歩も引かず、3―4の打ち合いを演じた。日本は対照的に、逆転されてからの反発力のなさが気になる。中田英は「W杯予選をやって疲れているのはうちだけじゃない。みんな同じ条件」と言った。残りの試合で何かをつかみ取れるかは、選手たちの姿勢にかかっている。

結果だけ見れば「1-2」の惜敗。相手が世界ランク6位(日本は18位)ということを考えれば結果には納得がいくが、試合内容は「完敗」といった感じだ。
ま、世界ランクは「目安」にはなるが絶対ではない。事実ドイツは日本より下に位置するが、実際の上下関係は誰でも知っていることだろう。
うーん、それにしても何だろうか、この閉塞感は。1対1で勝負にならず、組織的にも「?」。アジアレベルでは押し切れても、もう1ランク上の世界では歯が立たない。
ジーコや中田は「個」のレベルアップが大事という趣旨のことを言うが、その「個」のレベルが欧州や南米とは違うという事実は短期間では変えられるわけもない。それを補う「戦術」や「組織」が必要なのではないだろうか?
アジアレベルでは「個」の力でも互角以上にできることで、ジーコの「無策」は露見しないが、いくら1軍半とはいえ北中米の雄相手では「個」だけではどうにもならない。複数で相手を囲んでもボールを奪えず、ヘッドを決められる事実を見れば、このままの「無策」ぶりではW杯本大会に大いに不安が残る。
やっぱり今からでも監督代えられないかなぁ。ヨーロッパの強豪クラブだって、補強の大きなポイントが監督だったりするわけで、あと1年のタイミングならまだ間に合うと思うんだけど。ダメですか? 川淵キャプテン。

FCバルセロナのふざけた集金&販促ツアーなんか観に行くな!

2005年06月12日 12時12分52秒 | サッカー
12日に横浜、15日に浦和と親善試合を行うスペインリーグの覇者バルセロナが来日した。ブラジル代表としてコンフェデ杯に出場するMFロナウジーニョをはじめFWエトオ、DFプジョルら主力を大量に欠く上に、来日メンバーはわずか13人。GKを2人含むため、フィールドのサブは1人しかいない異常事態となった。それでもライカールト監督は「世界的に有名な選手は参加できなかったが、チームとして力を見せたい」と意欲を見せた。
まったく日本人はなめられたものだ。いくらリーガのチャンピオン来日といっても、たった13人ってどういう意味だか。
たしかにコンフェデやW杯予選とスケジュールが近接してたりかち合ってるといっても、これはひどい。ひどすぎる。
日本市場の開拓や小遣い稼ぎが目的なんだろうが、こんな「2軍」をつれてきて、これがバルセロナでございますとは片腹痛い。
ロナウジーニョが来ないだけでも充分「詐欺」っぽいのに、主力がことごとく抜けてるチームで、なおかつ「13人」って。廃部寸前のクラブ活動じゃないっていうの。
チケット販売窓口のファミリーマートだって、このメンバーじゃ抗議殺到じゃないの?
日本人も、もう「名前」だけでありがたがるほどおめでたくないことを示すべき。この際はぜひとも「無観客試合」にしてやるくらいの気概をファンも見せていいんじゃない?

サッカー日本代表、ドイツW杯へ一番乗り! でも試合はイマイチ(笑)

2005年06月08日 23時35分29秒 | サッカー
サッカーの06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会出場に王手をかけていた日本は8日、当地のスパチャラサイ国立競技場でのアジア最終予選B組第5戦で、北朝鮮を2―0(前半0―0)で降し、勝ち点3を加えて通算4勝1敗、勝ち点12としてB組2位以内が決定、上位2位以内に与えられるW杯出場権を獲得した。開催国として予選を免除されているドイツを除いて、日本は予選突破第1号となった。日本は柳沢敦(メッシーナ)が後半28分に先制ゴール、試合終了間際にも大黒将志(ガンバ大阪)が貴重な追加点を挙げた。日本のW杯出場は、初出場を果たした98年フランス、開催国として出場した02年日韓に続き、3大会連続3回目。日本代表はチャーター便で9日午前に帰国する。ドイツ大会は来年6月9日に開幕する。
本来は平壌で行われるはずだったが、3月のホーム連戦で観客が騒ぐなど不祥事を起こした北朝鮮に対する国際サッカー連盟(FIFA)の「第三国、無観客試合」の処分により当地で行われた試合だった。無観客試合は日本にとって初めての経験。中田英寿(フィオレンティナ)、中村俊輔(レッジーナ)ら主力選手を出場停止処分や故障で欠いたが、最後まで落ち着いて試合を進めた。
まずはドイツW杯出場おめでとう! これでとりあえず来年のW杯の楽しさ倍増確定だ。
しかし、試合は、と言えばこれが…。北朝鮮は残り2試合2連勝が絶対条件にもかかわらず、まるでアウェーでの試合のように「ドン引き」。もっと真正面から攻めてくることを期待していたのにガッカリだ。日本は日本で相変わらず後ろから前までの距離が長く、ピッチの状態からかパスミスも目立った。
だが、どうあっても点を取らなければならない北朝鮮に対して後半大黒様の投入は大正解。相手のDFラインが上がってきた裏を大黒がしっかり突いて2点にからむ大活躍。
ま、W杯予選は内容よりも結果。これで最終イラン戦は結果よりも「美しい」サッカーを期待できる。
ただ、この結果ジーコの本戦までの続投が確定してしまった。これは正直残念だ。結果を残した以上、文句を言うべきではないのだろうが、少なくとも監督がプラス要素にはなりそうもないことで本戦予選リーグ突破には「?」がつきそうだ。
ドイツW杯まであと1年。果たしてチームはどこまで成熟するのだろうか。

サッカーW杯予選もいよいよ北朝鮮戦。でも何でそこまで危機感を煽るの?

2005年06月07日 19時27分21秒 | サッカー
異例ともいえる2日前公式練習は、選手の緊張感を高め直すには十分な効果があった。公式練習は通常、対戦前日に両チームが順に試合会場で行うが、今回は芝の養生のため2日前に実施。日本代表は紅白戦を行ったが、FW大黒が足を滑らせ、MF小笠原も転倒し、芝がはげる場面が目立った。
「でこぼこが激しい。これで雨が降れば? 田んぼでしょう」。DF宮本は言った。「グラウンドが粘土質だった。雨になるとしんどい」。MF福西も続けた。今日7日にはFIFAの指示で芝を刈り、最終整備するが、飛躍的な改善は望めない。引き分け以上でいい、という精神的なゆとりを持ちすぎると、文字通り軟らかいグラウンドに足をすくわれかねない。
それだけではない。経験のない無観客試合。累積警告でMF中田英、中村、三都主も出場停止。負ければグループ4位が確定する捨て身の北朝鮮には当然、警戒が必要だが、それ以外にも天候、連係、スタジアムの雰囲気と、今回の試合で「敵」は多い。公式練習はその最初で最後のチェックの場だっただけに、MF稲本は「簡単にボールを取られないようにしないと」と中盤で懸命にバランスを取った。日差しによるグラウンドの陰り具合も確認した宮本は「中田浩の左足を生かせるように、中田浩からサイドチェンジで展開して加地がセンタリングを上げる、という攻撃がバランス的にいい」と戦術面までシミュレーションした。
3大会連続のW杯出場をかけたキックオフまであと1日。すべての「敵」を乗り越えなければ、ドイツへの道は見えてこない。
わからない。何でマスコミは日本代表の危機感を煽るのか、さっぱりわからない。
もともと平壌で開催されるはずの試合だ。それが第三国で、それも反日感情が渦巻く東アジアではなく相当「親日的」なタイで行われるだけでも大いにプラスのはず。
ピッチ状態だって、人工芝をあれだけ「不慣れ」と恐れていたことを思えば少々悪くても大した問題ではなかろう。それに北朝鮮だって同じピッチで試合するのだ。条件は同じはず。
天候だって、日本より「北国」の北朝鮮により不利なはずだ。
さらにベストメンバーを組めない点では北朝鮮も同様だし、監督の「出場停止」まである。
国際試合の経験だって、日本の方がはるかに多いだろうし、協会のバックアップも手厚い。
どこをどう推しても日本が有利なはずなのに、日本代表に「?」を出すのは何故なんだろう? それほどジーコ監督を信用していないってことなのだろうか?
この最終予選で1勝もできていないチーム相手に、これだけ有利な条件をもらって、さらに引き分けで御の字の試合だ。サッカーに絶対はないとしても相当な「大船」に乗った気で充分だろう。
テレビ朝日が視聴率獲得のためにっていうなら理解もできるが、他局がこんなに煽っていたら、おいしいのはテレビ朝日だけ。
ま、それでも常に「相手なり」で試合するのが我が代表チーム。ドキドキするのも一興一興(笑)

ジーコが最後に信じるのは「鹿島ライン」

2005年06月06日 11時43分14秒 | サッカー
サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の出場に王手をかけた日本代表は5日、当地での北朝鮮戦(8日)に向けた初練習で、戦術確認などを行った。
チームはこの日朝、バーレーンからのチャーター機でバンコクに到着。午後に行われた練習は、腰痛のため宿舎での調整となった中村(レッジーナ)を除く22人が参加。途中から激しいスコールに見舞われながら約1時間半調整した。
北朝鮮戦は中田英(フィオレンティナ)、中村ら3人が出場停止になるため、ジーコ監督は守備の戦術確認で、主力組の布陣を基本の3-5-2に戻し、守備的MFに稲本(ウェストブロミッジ)、左MFに中田浩(マルセイユ)を起用。2トップは柳沢(メッシーナ)と鈴木(鹿島)の組み合わせになりそうだ。
3日のバーレーン戦で勝った日本は最終予選B組2位(勝ち点9)。北朝鮮戦で勝つか引き分ければ3大会連続のW杯本大会出場が決まる。北朝鮮戦は8日午後5時35分(日本時間同日午後7時35分)から、スパチャラサイ国立競技場で行われる。
中田・中村・小野・高原・アレックスと主力を、それも攻撃の主体をごっそり欠く北朝鮮戦。それでなくても得点力不足をうんぬんされているジーコにとっては頭の痛いところだろう。
それでもFWの頭数は揃っているし、中盤には「欧州組」も残っている。やりくりは難しくなかろう。
しかし、結果として控えの中核をなすのが鹿島ラインだったのはジーコにとって幸いだ。意思の疎通に時間はかからないだろうし、ジーコとしてもものを言いやすいはずだ。
バーレーン戦を評価する論調も少なくないが、相手のコンディションの悪さを考えれば勝って当然。得点力不足は日本よりはるかに深刻なチームだ。零封も驚きに値しない。
北朝鮮も、日本が普通に戦えば、怖ろしくも何ともなかろう。むしろこの布陣のほうが安心して観ていられる気がする。
ま、まずは相手を0点に抑えれば万事OKな試合だ。不利なアウェーでも人工芝でもない。ジーコが監督という「ハンデ」を背負っていたとしても、こんな試合でつまずくことはありえない、ありえない(笑)

ジュビロ磐田・藤田が名古屋に移籍。野球でもこういう移籍が活発化したらねぇ…

2005年06月05日 22時59分46秒 | サッカー
サッカー日本代表MFの藤田俊哉(33)がJリーグ1部の磐田から名古屋に移籍することが5日決まった。磐田での出場機会が減り、移籍を希望する藤田には、浦和からも獲得の申し出があったが、Jリーグ最高年俸となる1億数千万円の条件を提示した名古屋が獲得した。
藤田は1994年に筑波大から磐田に入団し、Jリーグ通算336試合で94得点を挙げ、2003年にはオランダ1部リーグのユトレヒトに期限付き移籍した。日本代表では25試合で3得点。
名古屋はネルシーニョ監督が攻撃の中心的存在として藤田を高く評価。獲得に熱意を見せたことが決め手となった。
浦和移籍が濃厚と思われていたジュビロ磐田・藤田が名古屋に移籍した。もちろん条件面で上回ったこともあろうが、結局は名古屋の「10番」と期待されたことが1番大きかったのだろう。
藤田の力は万人が認めるところだろうが、たまたま磐田では監督の方針と合わなかったことで出場機会に恵まれなかった。そういうときにはチームもファンも、そしてもちろん本人も移籍をよしとするのがサッカーのいいところだろう。
野球でもこういう移籍がもっと活発に行われたらいいだろうに。立浪のように一つのチームで球団記録を築き上げる選手はもちろん魅力的だが、選手として輝き続けるために、自分をより活かせるチームに移籍し活躍することも悪くない。
読売のように、中堅・ベテランの層が厚く、若い選手の出る幕がないようではチームの構成としてはあまりにもいびつだ。適度の「隙間」があって、常に下から上を望めるチーム状況が正しい競争を生み出しチームを活性化させるはずだ。
FAが導入されて選手年俸が高騰したが、移籍市場を活性化することで逆に人件費の高騰を抑えることが出来るのではないだろうか? 
サッカーのもつより「自由」な制度は、結果として特定のチームに人気と人材を集中させない(ま、バジェット次第で強いチームもできあがるが)。ま、読売がナベツネをまた担ぎ出したところをみると、違った制度へと舵を切るんだろうなぁ…。

サッカー日本代表、敵地で快勝! ドイツW杯出場へ前進!

2005年06月04日 18時44分11秒 | サッカー
サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は3日、B組第4戦の2試合を行い、日本はマナマの国立競技場でバーレーンと対戦、小笠原満男(鹿島)のゴールで1-0で競り勝った。日本は3勝1敗で勝ち点を9に伸ばし、2位。3位バーレーンに勝ち点5差をつけ、予選突破に大きく前進した。
テヘランでのB組のもう1試合はイランが北朝鮮を1-0で下し、勝ち点10で首位を守った。北朝鮮は4戦全敗。
日本は8日にバンコクで行われる無観客試合の北朝鮮戦で勝つか引き分ければ2位以内が確定。W杯出場権は2位以内に与えられるため、3大会連続のW杯出場が決まる。負けても、同じ日にバーレーンがイランに引き分けるか負ければ予選突破となる。
日本は高原直泰(ハンブルガーSV)と小野伸二(フェイエノールト)の中心2人を故障で欠いたが、中田英寿(フィオレンティナ)中村俊輔(レッジーナ)や小笠原らの新布陣で臨んだ。徐々にリズムをつかみ、前半34分の小笠原の得点につなげた。
W杯予選は勝利が勝ち点3、引き分けは同1。勝ち点が同じ場合は当該チームの対戦成績によるため、日本はバーレーンと勝ち点で並んでも順位は上回る。
勝った試合に文句はないが、バーレーンってこんなに弱かったの? というのが正直な感想だ。自国での試合だったにもかかわらず日本より先に足が止まるのはどういうことなのだろう。コンディショニングのミスはあの天候では致命傷だったに違いない。
システム的にも1トップだったからよかったとは思えない。バーレーンのディフェンス相手なら、スピードのあるFW2人でもっと裏を取れただろう。
ま、W杯予選での勝利だ。内容よりも結果。まさに勝てば官軍だ。
しかし、次戦の北朝鮮戦は高原、中村、中田、小野、アレックス抜きでの戦いだ。1トップという選択肢は考えにくい。中田の穴は小さくないが、それ以外は控えの選手でも遜色あるまい。幸いにして第三国での無観客試合だ。
北朝鮮にモチベーションが残っているとすれば、残り2戦を全勝することで辛うじて3位に滑り込む可能性があることと、相手が日本だということか。
ドキドキしながら自国の勝利を期待しながら観るのがW杯予選の醍醐味だというなら、素直にドキドキするのも一興だが、油断がなければ引き分け以上はさほど困難なことではなかろう。
今から最終のイラン戦が、ジーコが画策する功労選手の「花相撲」に化けることを期待してていいんじゃないかな…。

サッカー日本代表、素直に前回のバーレーン戦と同じ布陣にしたら?

2005年06月02日 23時40分39秒 | サッカー
バーレーン入り後の初練習で、守備的MF小野が右足甲の骨折というアクシデントに見舞われた。W杯アジア最終予選の正念場となる敵地のバーレーン戦まであと2日。攻守の中心選手の負傷で、ジーコ監督が得点力強化を狙って採用した3-6-1の新布陣自体が白紙に戻る可能性さえ出てきた。
2日連続の実戦練習の主力組には、柳沢が1トップに入り、中村と中田英が攻撃的MFに並ぶ陣形。立ち上がりから前日とは見違えるような連係を見せたが、前半10分すぎに突然、小野が右足に違和感を訴え退場。検査のために向かった病院で骨折が判明した。早川トレーナーによると、前日から気にしていた部分をひねった可能性があるという。
ジーコ監督は中田英を守備的MFに下げ、小笠原を攻撃的MFに入れた。しかし、ゴールに近い位置で中田英の攻撃力を生かすという当初の狙いはぼやけてしまった。
慣れない1トップの是非や、中田英の起用法など、チームは迷いを抱えたままバーレーン戦に臨むことを余儀なくされる。
小野、中村、中田の3人を同時にピッチに送り出すためのいわば苦肉の策が「3-6-1」。
その小野が怪我で出場できないとなれば、何もシステムをいじる必要はなかろう。前回の勝ったバーレーン戦でも、小野は出場していなかったのだから、FW以外は代えないでもよかろう。
慣れている「3-5-2」でいいではないか。小野のポジションに中田を据えれば万事解決だ。
引き分けに持ち込めれば御の字の試合だ。前回0点に抑え込んでいる布陣に何の文句があるだろうか。
ハッキリ言って、バーレーンの得点力は日本のそれといい勝負だ。0点に抑えることがひどく難しい相手ではない。
この際、前線で精力的に守備も出来る鈴木・柳沢の「鹿島コンビ」の2トップでいいではないか。あとはカウンター狙いで充分だ。
さて、明日はどんなメンバーが先発するか。慣れないことはするもんじゃないと…。

サッカー日本代表、勝てないチームは変えるしかないが…

2005年06月01日 23時00分14秒 | サッカー
サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン戦(3日、マナマ)、北朝鮮戦(8日、バンコク)に向け合宿中の日本代表は31日夜(日本時間1日未明)、当地で練習し、3日間の合宿を打ち上げた。
前日当地入りした中田英(フィオレンティナ)、中村(レッジーナ)、柳沢(メッシーナ)の海外組3人が合流し、バーレーン戦に臨む全選手がそろった。ミニゲームの後、主力組と控え組が分かれて紅白戦(20分2本)を実施。主力組はバーレーン戦を見据えた3-6-1の新布陣を採用し、中田英と中村を攻撃的MFに並べた。初の1トップには1本目が鈴木(鹿島)、2本目は柳沢が起用された。紅白戦は控え組が1-0で勝った。
得点力不足の解消は欧州組に託すというのがジーコの「答え」らしい。
前任者ではありえない柔軟さと頑固さ。前任者にとって変えられないのが「システム」で、システムに合わない選手は不要だった。ジーコはまったく逆で、まず選手の序列ありき。その選手を使うためにシステムはいくらでも変更可だ。
しかし、残酷な話である。イラン戦では中田を使うために4バックを採用し、その言い訳に「田中が使えなかったから」と言う。つまり、茶野や坪井では3バックは任せられないと言ってるのと同じことだ。
そして今回の1トップ採用。これも中田をどうにか試合に先発させるための布陣だ。
ジーコの頭の中にはまず選手の序列があり、上から順番に使える選手を出場させるためにシステムがあるということなのだろう(だからといって、ポジションを大幅に変えることまではしないが)。
ま、勝てないうえに、点も取れないチームに「変更」があるのは当然だ。最低限引き分けでなければならないバーレーン戦は前でもしっかり守れる選手がいて欲しい。その意味では中田はうってつけだろう。
欧州組が戻ってくるたびに、控えに追いやられる選手にしてみれば面白くもなかろうが、今回ばかりは仕方あるまい。
正直ジーコの監督としての資質は「?」と思っているが、持っている「運」には驚かされる。一生分の運を使ってでも、バーレーンに引導を渡してくれないかなぁ…。

読売ファン、楽天ファンは柏レイソルサポーターを見習おう!(笑)

2005年05月28日 23時12分09秒 | サッカー
28日に柏サッカー場で行われたJリーグ・ナビスコ杯で柏が千葉に1-5で大敗したため、試合終了後に100人以上のサポーターが居残り、柏の小野寺重之社長らとの会談を要求する騒動があった。事態を収拾するため、柏はクラブの強化方針などをサポーターに説明する公開意見交換の場を10日以内に設けることを決めた。
リーグ戦でも不振が続く柏では、4月にサポーターが乱闘事件を起こし、クラブはリーグから過去最高の制裁金1000万円などの処分を受けた。公開説明会の日時などは、29日中にクラブの公式ホームページ上で発表されるという。
サッカーのサポーターは、何でここまで「俺様」モード全開なのだろうか?
ファンあってのチームという考え方は当然だろうが、チームあってのファンではないか。逆にチームの調子がいいときに、「おまえらもっと仲間集めてこんかい!」とチームが文句言ったら、サポーターはペコペコ言うことを聞くのだろうか?
この際、野球でもファンはこれくらいの「要求」をチームに突きつけてみたら面白いかもしれない。特に楽天や読売のファンは言いたいことは山ほどあろう。
東京ドームのライトスタンドから、毎試合「堀内解任」や「読売新聞不買」コールが続けば、読売も真剣に考えるかもしれない。
しかし、柏サポーターの「強面」ぶりがあまり広まると、一般のお客はおっかながって観戦に行かなくなるんじゃないのかな? それで柏サポーターはうれしいのだろうか?

サッカー日本代表、決戦前に2連敗! どうなるW杯最終予選!

2005年05月28日 00時36分55秒 | サッカー
日本代表の行方に、にわかに重い霧が立ち込めてきたかのようだ。6月のW杯最終予選2連戦に弾みをつけるはずの大会で、まさかの2連敗。日本は攻守に不安を抱えたまま中東に旅立つことになった。 青一色のスタンドからは、ため息に加えて不満のブーイングも。しかしジーコ監督は「本当にW杯にいきたいのならここで選手を励ましてほしい。皆さんの声が一番必要だ」と声のトーンを一段上げて、チームへの支持を求めた。
沈滞ムードはぬぐえなかった。ペルー戦でカウンター攻撃から終盤に失点した反省を踏まえ、守備戦術に修正を加えた。鋭い逆襲を武器とするバーレーン戦への自信をつかみたい一戦で、またもカウンター気味の攻撃から失点した。
宮本主将は「守備の意識はペルー戦より格段に良くなっている」と言うが、その手応えは結果につながらない。攻撃面もジーコ監督就任後、初の2試合連続無得点と、解決の兆しはない。確かにパスは回り、数多くの好機をつくった。だが、最後までゴールネットを揺らすことはなかった。
これから、最終予選の修羅場が待ち受ける。「落ち込んでいる暇はない」と宮本。ジーコ監督に処方せんはあるのだろうか。
相変わらず芸のない試合だ。小野が入って多少観られる試合にはなったが、あまりにも工夫がなさ過ぎる。
相手が1トップなのにDF3人が深く守る必要があったのか。DFが深いばかりに守備的MFとの間隔が開きすぎて相手の2列目にすんなり入り込まれてもお構いなし。
相手からボールを奪うのは自陣の深い位置だし、相手に奪われるときも自陣。これでは相手ゴールまでは時間も手数もかかるだろうし、カウンターだって食らう。
フィジカルで劣る日本代表は、守備でも攻撃でもある程度は組織立っていなければならないはず。特に攻撃面は個人で局面を打開できるほどの選手がいない以上、もう少し工夫が必要なはずだ。
いつまでも「指示待ち」の選手たちではW杯での上位は望めないのは確かだろうが、それでもW杯という貴重な「経験」は日本サッカー強化には必須。
どうやらトルシエが解任されそうだし、この際もう1回お願いしてみたら?(苦笑)

こんなに間延びしているサッカーでいいのか? 日本代表

2005年05月22日 23時58分53秒 | サッカー
0-0のまま既にロスタイムは3分を経過。後半、ペルーゴールに向かって猛攻を続けていた日本の背後に生まれた一瞬のすきだった。
「バランスを崩して、前にいった結果がああいう形になった」と、宮本主将が反省した失点の場面。チロケが一気に縦にドリブルで持ち込み、宮本と田中の間を通すパス。坪井のマークを振り切ったバサージョが、右足でゴールを陥れた。
相手の逆襲は十分に警戒していたはずだった。キリン杯2試合は、6月のワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン、北朝鮮戦に向けた強化試合。予選B組2位を争うバーレーンは典型的な速攻狙いのチームで、今回のような失点は致命傷となる。ジーコ監督は「ほとんど初めてのカウンターだった。サッカーの怖さを肝に銘じてやればいい」と話した。
勝ち点1をめぐるアウエーのしのぎ合いの中、攻めるか守るかの判断は難しい。だが、この日はあくまでホームの親善試合。宮本は「自分たちの感覚で勝ちにいった。W杯予選なら無理はしなかったと思う」と言った。
残された時間で日本の劇的な攻撃力向上は期待しにくい。今回の苦い教訓を生かさねばならない。
攻撃力の問題は、何もFWの選手にだけ責任があるわけではないだろう。
ジーコのサッカーを観ていて思うのは、「コンパクト」さには程遠い間延びしたライン構成だ。テレビで相当「引き」の絵で観ても、日本人選手の人数は少なく、ピッチに散らばって存在していることがわかる。これでは中盤でのプレッシャーが効かないし、逆にボールの出所(今回で言えば小笠原)を抑えられたら攻撃の選択肢も狭まるというものだ。
DFラインを統率する宮本は、身体的に外国人FWを圧倒するものがないだけに、ポジショニングで勝負せざるを得ない。どうしても下がり気味で「安全」に守る傾向が強く(事実、相手FWに対して常に一人余らせるDFが約束らしい)、これでは速い攻撃への展開は望めない。
選手の自主性に任せるのなら、監督は単なる飾りだ。監督のバリューは重要だろうが、身体能力に劣る日本では戦術・戦略はもっと重要なはず。確かに今後世界のトップレベルを目指すなら、選手個々の能力を高めそれを活かすある程度「自由」な戦術でいくべきとは思うが、今の日本ではまだ早いのではないか? トルシエ時代ほどのガチガチな「しばり」から、今のジーコの極端な「自由」(約束事がないとは思わないが)。もう少し段階を踏んだ移行を考えたほうがいいのではないだろうか?
さすがにこの最終予選での監督変更は得策ではないだろうが、W杯での戦いを考えれば、監督変更は視野に入れて欲しい。

前園引退! 転落のサッカー人生に終止符

2005年05月19日 22時03分52秒 | サッカー
サッカー日本代表で活躍したMF前園真聖(31)が19日、現役引退を発表し、日本サッカー協会の川淵三郎会長に報告した。今後は少年サッカーの指導などを含め、幅広く活動する予定。
前園は鹿児島実高から横浜F入り。23歳以下日本代表主将として、1996年アトランタ五輪で日本の28年ぶり五輪出場の原動力となり、ブラジルを破った「マイアミの奇跡」などに貢献。日本代表としては国際Aマッチ20試合出場で4得点を挙げた。Jリーグでは横浜F、V川崎(現東京V)、J2湘南などでプレーし、ブラジルのサントス、韓国の安養、仁川などに所属。今季は欧州のクラブで入団テストを受けていたが、契約には至らず、引退を決断した。
 前園は「五輪は1つのいい思い出として残っている。苦しいこともたくさんあったが、これからは違う形でサッカーの良さを伝えたい」と語った。川淵会長は「アトランタ五輪と言えば、前園抜きにしては語れない。いろいろ苦労もあっただろうが、これからも頑張ってほしい」と激励した。
あの前園が引退だそうだ。アトランタ五輪予選から当時のオリンピック代表チームを引っ張り、アトランタ五輪予選リーグではブラジルを撃破し2勝をあげる原動力となった前園。今や日本最高の選手の一人である中田英寿を従えて「ラ王」のCMに出演したり(中田からしたら触れられたくない過去だろうが)で、まさに「時の人」だった。
しかし、調子に乗って海外移籍を画策して失敗。ヴェルディへ移籍した頃から風向きが変わってしまった。日本代表からはずれ、中田を意識してかブラジルに行くも完全移籍は叶わず。ヨーロッパの二流リーグに活路を見出そうとしたがこれもうまくいかず、傷心帰国。J2でくすぶったあとは韓国Kリーグに所属するも、もうかつての輝きは取り戻せなかったようだ。
いったい何が前園と中田の運命を分けたのだろう? 結局は若いうちにチヤホヤされて天狗になって堕ちていく典型的なパターンなのだろうか。
Jリーグバブルの徒花。それでも引退がニュースになるだけ立派なものかもしれないが…。

韓国議員のあまりにも露骨なスポーツの政治利用。こんな横槍を許すな!

2005年05月09日 21時55分47秒 | サッカー
国際サッカー連盟(FIFA)が第3国での無観客試合を命じた6月8日のW杯アジア最終予選、北朝鮮-日本戦に関し、韓国の与野党議員121人が9日、韓国での開催を求める請願書を発表した。今後、FIFAに請願を行っていく予定という。
文書は、処分理由とされた3月30日の平壌での北朝鮮-イラン戦の際に起きた観客の暴徒化について「弁明の余地はない」としながらも、FIFAの処分は「過酷すぎる措置」と指摘。少なくとも無観客試合とはしないよう訴えた。
その上で「『第3国』として韓国を指定することで北(北朝鮮)と日本のサッカー競技が平和と和合の基盤となる契機になる」と訴え、同試合の韓国での開催を求める立場を示した。
同試合に関しては、FIFAがタイ協会にバンコク開催を打診したと7日付のバンコク・ポストが報道している。
ふざけた話である。当事国でない第三国の政治家が、スポーツの国際機関に圧力をかけるとは何事か。こんな横暴が許されていいのか!
今回の裁定に文句をつけるとすれば、当事者たる北朝鮮だけだ。韓国は予選の組み分けが違うとはいえ、同じアジア最終予選を戦う国。こういう国が統括団体に何か言えば、下衆でなくともその腹を勘繰る。
そもそも政治とスポーツは切り離して考えるのが「建前」のはずだ。それを当事国以外の、ましてや国会議員が正式に発言するとはまっとうな神経とは思えない。
これも韓国現政権が「反日」で支持率を上げていることと無縁ではあるまい。韓国国会議員の人気取りのために、日本に少しでも不利になるようなことを、さも「平和」のためと言い募るのは絶対に許すことはできない。百歩譲って北朝鮮に対する「太陽政策」の一環だったとしても、やはり第三国が口出しするべきことでもない。
まったく、最近の東アジアにおける政略的「反日」には開いた口が塞がらん…。