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スポーツヲタクの独り言

目指せ毎日アップ。ひねくれものの独白、ぜひ見てね!

コーチ育成なら、独立リーグにでも派遣するとか方法はいくらでもあるんじゃ?

2007年10月31日 13時19分07秒 | 野球
巨人は30日、2008年の1、2軍コーチングスタッフを発表した。2軍から香田、福王、緒方、西山各コーチが1軍へ“昇格”。村田バッテリーコーチが打撃コーチに変更となるなど「若返りと生え抜きの登用」(清武球団代表)を強く意識した陣容となった。
 リーグ連覇を目指す原巨人の組閣が決まった。2軍に在籍した4コーチが1軍へ。1軍だった斎藤、西岡両コーチが2軍へ異動した。幅広く入れ替えたことで1、2軍のコミュニケーションが一層濃密になりそうだ。
 1軍スタッフの平均年齢は今季の49・5歳から46・3歳(ともに就任年の満年齢平均)と若くなった。清武英利球団代表(57)が「若い生え抜きの人に勉強してもらい、生え抜き指導者の資質を伸ばしたい」と話した通り、常勝軍団の礎を築く狙いがある。
 担当の変更もある。村田バッテリーコーチは打撃コーチに転身した。「今後とも巨人の指導者として長くやってほしい。もうひとつ高いところを目指すためにも打撃コーチに挑戦してほしいということ」と清武代表。野手を熱血指導しながら、指導者経験3年目となる西山新1軍バッテリーコーチをサポートする。
 また三塁ベースコーチは、来季からベンチに専念する伊原ヘッドコーチに代わって、緒方外野守備走塁コーチが候補に挙がっている。伊原ヘッドの指導を受けながら技術を磨く。
 なお発表されたスタッフのほか、育成コーチが追加される可能性がある。


コーチの資質にとって、「若さ」がそれほど重要なのだろうか? 実績を残したコーチを解雇してまで「若手」を登用する意味がよくわからない。下衆の勘繰りだが、「原監督の仲良しクラブ」色がより鮮明となる人事ととれなくもない。
日本の球界の問題点の一つは、指導者育成システムがないことだろう。サッカーのように公認ライセンス制度も一つの方法論だろうが、そこまで厳密でないにしても何らかの制度整備は必要な気がする。
今はあちこちに独立リーグが立ち上がった。どこも経済的には苦境にあるだろう。プロ野球界はここに若手の指導者候補を送り込んだらどうか。将来の日本メジャー選手の育成とともに、コーチの育成の場にもなれば、両者の利害は一致するはず。真剣に考えてみたらいかがだろうか?

阪神ファンは濱中に残って欲しいなら、福留獲得なんて話に文句を言ったら?

2007年10月24日 23時24分42秒 | 野球
虎党の声が津軽海峡を渡る!? 日本ハムの札幌の球団事務所に阪神ファンからの“懇願コール”が殺到していることが判明。23日、フェニックスリーグの阪神戦を観戦した日本ハムの藤井純一球団社長(57)が明らかにしたもので、その内容とは…。
 熱心な阪神ファンの声は北の大地まで届けられていた。日本ハムの二軍スタッフの慰労会が開かれるため、宮崎を訪れていた藤井球団社長は阪神戦を観戦後、虎党パワーのスゴさを明らかにした。
 「『浜中をなんで獲るんや。行かせへんぞ』という電話がかかってきまして…。全然、知らない話なんですけどねぇ」
 浜中は一躍、「オフの主役」となり、オリックス、ロッテ、日本ハムが興味を示しているという報道に、ファンが敏感に反応。「獲るな」「行かせへん」と言葉は荒いが、要は「我らのプリンスに手を出さないでくれ」という異例のお願いが殺到しているわけ。
 同行した島田チーム統括本部長はグラウンドに熱視線を送りながら「浜中は気になる? そりゃそうですよ」とポツリ。獲得すれば観客動員が望めるが、その分、“反発”も…。まさに虎党の底力、恐るべし-。


勝手な話だ。一方で戦力補強のために福留が欲しい。でも、濱中にも残って欲しいって。
もし福留を採る気満々なら、もう外野手としての濱中は用なしになってしまう。飼い殺しにして、選手生命の危機に晒されるくらいなら、請われて出て行くのは選手のためではないか。
阪神は今や日本一の人気球団。補強資金は他所よりはるかに潤沢だろう。昨年の入札料収入だって手付かずのはず。FA戦線に打って出る気持ちは理解できる。
だが、生え抜き選手の出場機会を移籍選手が奪うのはどこやらの球団の得意技。そのことが人気低落の遠因だってことは論を待たないだろう。阪神が同じ轍を踏む必要はない。ファンからの支持の厚い濱中の去就を惑わせるような補強はいただけないだろう。
しかし、ファンってのは勝手なものだ。広島ファンからしてみたら、金本の移籍は今回の濱中問題以上のショックだったに違いない。自分のところがぶん取るのはよしで、取られるのは何が何でもダメって、まるでジャイアンみたいじゃない(笑)

いつまでもナベツネ発言にバリューがあるの? もうこのじいさんの妄言を取り上げるのやめたら?

2007年10月23日 22時19分28秒 | 野球
巨人の渡辺恒雄球団会長(81)が22日、都内ホテルで怒りを爆発させた。5年ぶりリーグ制覇を果たしながら、CS第2ステージで中日に3連敗。日本シリーズ進出を逃したことに「制度がよくない。リーグ優勝が何の意味もない!」と今季から導入されたCS制度を批判。その後は采配ミス、補強問題など現場とフロントをメッタ切りにした。
 「作戦ミスが3日続けば負けるんだよ。敗因はベンチワーク?それもある。落合の方が頭が良かったんじゃないの。負けるべくして負けたんだよ」。初戦の先発読み間違いに始まって、第2戦は投手の川上にバスターを決められるなどやられっ放しの敗戦。中日・ウッズと対照的に不振だった李スンヨプら外国人についても「巨人の補強は全部間違っている。クロマティ、ちょっとローズ、ペタジーニ。他は全部失敗しているじゃねえか。それが分からねえフロントがどうかしてるわな」と一刀両断だ。
 来季が3年契約3年目の原監督については「ペナントレースで優勝したんだから…。まあ経験だよ」とした上で「来年は日本シリーズまで勝ち抜いてもらいたい。そのためなら何をしてもいい。こんなバカな状況で補強せずにいられるか」と日本一“奪回”へ今オフの大補強を宣言した。
 「これを教訓にして、反省して生かさねえようなら巨人はおしまいだな」。渡辺会長の腹の虫は最後まで納まらなかった。


このタイミングでしかるべき権力者が発言する事の意味合いは、もういい年なんだからわかってるだろう。制度批判は負け惜しみだし、身内批判も自らの無能を喧伝するだけだろうに。
しかし、新聞各社も、このじいさんの発言をいつまでもありがたがって報道するのはいかがなものか? 必要悪ということか、それとも球界にはもっとバリューのあるネタがないということか。
原監督もかわいそうだ。レギュラーシーズンを1位で抜けた功績はそっちのけでまるで頭が悪いと言われてるようなもの。裏を返せば、そんな「バカ」に監督を委ねている読売首脳がそれ以上の「大バカ」ではないか。
外国人補強に関しても、まだクロマティの名前が出てくるほど成功体験が少ないわけだ。ローズやペタジーニはいわば横取り。自力でまともな補強ができてないのは今に始まったことではない。これを長期間放置してきた責任の一端は確実にこのじいさんにもあるはずだ。
まあ、今の状況なら、読売が倒れても球界全体が倒れることはなかろう。地域密着で成功を収めつつある球団が団結して、もう少し「小さな球界」を作れれば、そしてもっと広くスポンサーを募れば、間違いなく成立するはずだ。そろそろ読売頼りの現状を打破する時期に来ているに違いない。

プロ野球は不自然なプレーオフ実施より、試合時間を短縮するべきじゃない?

2007年10月21日 22時54分58秒 | 野球
今季導入されたプロ野球のポストシーズンゲーム、クライマックスシリーズ(CS)は、パがリーグ優勝の日本ハム、セはリーグ2位の中日が27日に開幕する日本シリーズ進出を果たして幕を閉じた。CSはリーグ2、3位が3回戦制による第1ステージを戦い、その勝者がリーグ優勝チームと第2ステージ(5回戦制)で日本シリーズ進出権を争うシステム。いずれのステージも、リーグ上位チームが試合の主催権を得て行われた。プロ野球界は今後、実行委員会などで今回のCSを検証し、来季以降のあり方を論議していく。今回、目に付いた問題点を挙げてみる。【神保忠弘】
 ◆アドバンテージなしの泣き笑い
 パは04年から3年間、上位3チームによるプレーオフでリーグ優勝を争ったが、昨年はレギュラーシーズン1位チームに1勝のアドバンテージを与えた。今回、CSにはリーグ優勝チームに1勝のアドバンテージをつけなかった。1試合でも多くゲームを行って収益を増やすためだ。
 この恩恵を受けたのが日本ハムで、ロッテとの第2ステージは第5戦までもつれこみ、すべて札幌ドームの収容上限である4万2222人の大観衆を集めた。アドバンテージがあれば、日本ハムが2勝目を挙げた第3戦で終わっていた。藤井純一球団社長は「チームを応援する身としては3連勝が良かったが、営業的には大変に有難かった」と語る。
 逆にセの第2Sは中日の3連勝と最短で終わり、主催権のあった巨人はCSの「うま味」を十分には味わえなかった。巨人は1勝もできなかったためアドバンテージの有無は関係ないが、「アドバンテージ不要」を最も強く主張していたのが巨人だったのは皮肉だ。
 ◆重なった日程
 パの第2Sと、セの第1S(13、14日)、第2S第1戦(18日)の日程が重なった。特にパのCS優勝が決まる第2S第5戦と、セの同第1戦が同じ日に行われたことには、ロッテのバレンタイン監督が「球界首脳は思慮が足りないのでは」と苦言を呈した。
 ビデオリサーチの調べでは、18日の関東地区での視聴率はパが8.3%だったのに対し、セは13.8%。バレンタイン監督の不満を数字が裏付けた格好だが、日本ハムの本拠地・札幌地区に限っては34.3%の高率を記録し、地元密着の取り組みの成果を挙げた。
 CSの導入が決まった際、テレビ局からセ、パ両リーグに「試合を交互で開催してほしい」との希望が寄せられたという。パのCS第1戦が行われた翌日にセのCS第1戦、その翌日はパの第2戦……と行うやり方だ。
 視聴率の食い合いはなく、興味の分散も防げる。しかし、日程が長くなるため、「ポストシーズンの日数に余裕がない現状では無理」(セ・リーグ関係者)という。ペナントレース、セ・パ交流戦、アジアシリーズなどの国際試合を含めた年間スケジュール全体にかかわる問題だが、CS盛り上げのためには再考すべきだろう。
 ◆営業の難しさ
 パのCSにはヨドバシカメラが冠スポンサーに付いた。パの6球団による共同出資会社「パシフィックリーグマーケティング」(PLM)が探したスポンサーだ。一方、セは大手広告代理店が営業を行ったが、特別協賛にNTTドコモが付いたものの、冠スポンサーはなかった。
 CSは、どこのチームが勝ち上がるかシーズン終盤までわからない。セの関係者の一人は「失礼ながら、パはどんな組み合わせでも商品価値にあまり違いはない。しかし、セの第2ステージが巨人-阪神か、それ以外のカードかでは違いが出る」と話す。
 しかも、セがポストシーズンゲームを行うのは初めて。観客動員や視聴率など参考になる過去の実績がない。企業としてはスポンサー価値の見極めに慎重にならざるを得ず、それが冠スポンサー不在につながったとみられる。
 冠スポンサー探しだけではない。テレビ局への売り込み、ファンへの情報提供など、セ、パが別々に行うのではなく、球界が一体となって取り組む方が効率的、効果的なのは自明の理だ。せっかくのCS。より盛り上げるためには、リーグの垣根を越えた営業努力が求められる。
◆優勝の価値
 巨人の敗退で、50年の2リーグ分立後初めてリーグ優勝チームが日本シリーズに出場できなくなった。中日の落合監督はCS優勝直後、「あくまでもセ・リーグ優勝は巨人」と話し、胴上げもしなかった。
 144試合のペナントレース1位をリーグ優勝とするのは一つの見識だが、1リーグに6球団しかないのに、上位3チームがCSに進出できるのは無理がある。前後期制や地区別制の導入によるプレーオフも検討されたが、CSの主目的は、Aクラス争いを激化させて消化試合を減らすこと。前後期制や地区別制では消化試合は減らない、と早々に却下された。日本シリーズの価値よりも、営業面の思惑が重視されたわけだ。
 今季のセの9月の1試合平均観客数は対前年比9.5%の大幅増。白熱した優勝争いの影響が大きいが、一定の「CS効果」はあったといえる。しかし1年目から優勝チーム以外が日本シリーズに進出したことで、改めて「日本一とは何か」の論議も起きるだろう。


別に読売が負けたから言うわけではないが、一番声がでかい(影響力がある)チームが優勝したにもかかわらず、日本シリーズに出られないことで、制度に対する不平不満が出ることは避けられそうにないようだ。
ハッキリ言って、プレーオフには競技の公平性と言う意味においては何ら正当性がない。長いリーグ戦を戦ってきて、その結果優勝したチームの価値が損なわれるような現行制度は褒められたものではない。
メリットはもっぱら営業的な見地からだけと言っていい。終盤の順位争いが盛り上がれば消化試合が減って動員が見込めるとか、テレビ放送が増えるだとか。
確かに、今年のセ・リーグは終盤まで4位横浜を含めた争いがあり、思惑通りに事が運んだように見える。だが、テレビ放送という意味では読売の試合放送は激減し、視聴率も上がらなかった。優勝決定の試合の放送がないなど、往時を知るファンには考えられないことだったに違いない。
それだけではなく、両リーグでの日程の違いで有利不利があったり、まだ制度として固まってない部分も大きい。1位抜けのチームが長期間実戦から遠ざかって待っているのもいただけない。
プロ野球の人気が盛り上がれば、こんな不自然なプレーオフ制度に頼る必要はないはずだ。リーグ戦優勝のチームが日本一を争う形が最も日本シリーズに相応しいことは言うまでもなかろう。
プロ野球がテレビのコンテンツとして問題なのは、試合時間が長すぎることだ。試合開始から数イニングが観られない。試合終盤の数イニングが観られないといった放送で視聴者が満足すると考えてるとしたバカにした話ではないか。
これはもう2時間に収めるしかない。7時スタート9時終了の試合なら、スピーディだし、コンテンツとしても優良だろう。
高校野球にできて、プロ野球にできないって道理はない。レベルの低い高校生でも1時間台で試合は終わるのだ。よりスピードのあるプロが同じようにプレーすれば間違いなく2時間で収まる。サッカーだってラグビーだって、2時間で収まるようにできてるではないか。バレーボールもよりテレビ向けのルール改正を行ったではないか。
よりコアなファンはCSなどで好きなチームの試合を観ているかもしれないが、その入り口になるのは間違いなく無料の地上波放送のはず。地上波のコンテンツとして成立させる努力こそプロ野球生き残りのための対応だと真剣に考えるべきだ。
ファンだってダラダラした試合を観たいわけではない。その証拠に、高校野球がバタバタと忙しいといった感想を持つ人はいないではないか。
今こそ試合時間2時間を目指した改革を行うべきときだ!

亀田報道から目をそらすために退団させられる桧山がかわいそう…

2007年10月15日 21時59分40秒 | 野球
セ・リーグクライマックスシリーズ第1S第2戦(14日・ナゴヤドーム)、阪神は中日に連敗して、クライマックスシリーズ第2ステージへの進出はならなかった。桧山進次郎外野手(38)が、この試合を最後に退団することが14日、明らかになった。タテジマ一筋16年。低迷期からチームを支えてきた。八回代打で登場して、見事に犠飛で打点を挙げた。07年の岡田阪神終戦の日、ファンに愛された男がチームを去る。
 ベテランらしい仕事だった。岩瀬の初球、変化球をうまく拾うと簡単にセンターへ犠牲フライを打ち上げた。今季の阪神の最後の得点を挙げたのは桧山だった。だがこの勇姿が、タテジマを身にまとった桧山の最後の打席になるとは-。阪神一筋16年。低迷期から中軸を支え続けた猛虎戦士が、07年クライマックスシリーズ第1ステージで見納めとなった。
 阪神で最も人気のある生え抜き選手。登場時には甲子園で最大の声援を浴びる存在だ。この日も3点を追う八回一死三塁の場面で、桜井の代打として出場。中日の守護神・岩瀬から1球で1点を奪った。試合、練習に取り組む姿勢も若手の手本であり、左の代打の切り札として存在感は十分。虎党の間では、まだまだ現役でという声も多いが、球団の判断は違った。
 球団関係者は「本人が現役にこだわっているということは伝え聞いている」と理解しながら、来季の契約を結ばない方針だ。早ければ15日にも、球団からその意向を桧山本人に伝える見込み。その席で、桧山から現役続行の意思を強く訴えられた場合は、他球団への移籍も視野に入れ動くことになる。そうなれば来季は、違うユニホームでプレーする可能性もある。
 桧山は今季、左ふくらはぎを痛め開幕2軍スタートし、5月4日から1軍に合流した。8月21日のヤクルト戦では代打満塁本塁打を記録するなど、記憶に残る活躍を見せた。だが林、桜井らが台頭するなど若手外野手の成長で出場機会は減少。85試合に出場し打率・191、3本塁打、13打点の成績に終わった。
 試合後、ロッカールームから引き揚げてきた桧山はコメントを残すことはなかった。宿舎に戻りバスを降りると、厳しい表情を浮かべたままエレベーターへと乗り込んだ。そして自室に戻ると、16年間を共にしてきた伝統のユニホームを静かに脱いだ。


今日は亀田家処分の日。亀田家マンセーのデイリースポーツとしては、何としてもこの話題から読者の目をそらしたい。そこで思いついたのが「桧山退団」。何の裏付けもない「飛ばし記事」だったことは、桧山自身が公式サイトで否定していることからも明らかだ。仮に戦力外だとすれば、桧山ほど選手に事前に打診しないわけがない。ひどい話だ。
阪神ファンにとってデイリーは特別なスポーツ紙のはず。それが阪神ファンを敵に回すようなヨタ話を1面にもってくるとは、よっぽど亀田問題が堪えているのだろう。
明日はスポーツ各紙とも亀田1面で間違いないはず。デイリーが何をもってくるのだろうか。まさか亀田処分に異でも唱えるのだろうか。
「JBC、内藤にお咎め無しは不公平!!」
なんて大見出しだったら逆に立派なんだけどね(笑)

高校野球の特待生ってまるで「外人助っ人」ってこと?

2007年10月12日 16時01分11秒 | 野球
日本高野連が外部の識者から意見を求める「特待生問題有識者会議」の最終第6回会合が11日、都内で行われ、年度登録する特待生の人数は各学年5人以下とするガイドラインを設けて、条件付きで野球特待生を容認するのが相当とする答申をまとめた。
 この日は特待生の人数制限に対する議論を中心に行った。大会時に選手登録する特待生の人数を各学年4人以下にするというルールづくりへの賛同者も多かったが、堀田力座長が仲裁案を提案。09年から3年間の経過措置を見て、その後取り扱いを再検討することも求めた。堀田座長は「各委員に意見の幅があって、暫定措置としてガイドラインを示す形を取らざるを得なかった。(3年後に)みんなが納得するルールを作るためには、踏まざるを得ない手順だと思う」と話した。
 また特待生採用の手続きには中学校校長の推薦書が必要という点を確認。日本高野連・田名部和裕参事は「高野連としては入学時のブローカーや第3者の介在を排除するのが第1だったので歯止めになる」と歓迎した。
 高野連・脇村春夫会長は「我々としては有識者会議の答申や提言を尊重する」と話す。今後は18日に開く臨時9地区理事会で答申の趣旨を都道府県連盟に通達し、最終決定を出す11月30日の全国理事会、評議委員会に向けて審議を進めていく。


そもそも、アマチュアである高校野球に野球の実力によって学校に入学できる特典や学費免除、ましてや遠征費・寮費の支給などもってのほかだ。アマチュアを標榜するならそれらの全てが禁止行為でなければならない。それがアマチュアというものだ。野球特待生を認めるということは、自ら厳格な意味でのアマチュアを放棄することだ。
もっとも、今どきはどんなスポーツにおいてもそんな厳格なアマチュア規定を守っているところはない。そういう意味で、高校野球で特待生を認めないのは他の競技とのバランスを著しく欠くことともいえる。
ところが、特待生問題の解決に「人数制限」という摩訶不思議な意見が出てきた。人数を縛らないと公平ではないということだろうか?
つまり、高野連は特待生選手を「助っ人」扱いにしているとうわけだ。助っ人なら人数を合わせないと卑怯だろうという理屈に見える。
こんな人数制限、意味がないのはみんなわかっているはずだ。事実、強豪校の中には「野球特待生」はいないという学校も多々ある。つまり特待生でも、それが「野球」によらないと言えば万事解決ということだ。
こんなくだらない議論に意味はない。単なる裏金等の金銭問題に対するアリバイ作りではないか。
だいたい裏金が横行するのは支払う側にメリットがあるから。そういう仕組みに手を入れないのに、人数で縛ってもね。

他球団で実績があった外国人狙いばかり。オリックスファンはそれでOKなわけ?

2007年10月10日 14時29分25秒 | 野球
オリックスが阪神シーツの獲得調査に乗り出していることが7日、分かった。今季は打撃不振で2軍に降格するなど打率2割4分3厘、9本塁打、54打点と来日5年目でワースト。だがオリックス球団首脳は「衰えも感じるが、環境を変えればまだまだやれるのでは」と熱い視線を注いでいる。阪神との契約は今オフに切れるが来季去就は未定だ。もし阪神が契約解除に踏み切るようなら、オリックスが獲得に動く可能性は十分ある。また今季で契約が切れる日本ハム・セギノールの調査に乗り出している。

ヤクルトのラミレス獲得を目指し、オリックスが本格的な調査に入っていることが明らかになった。ラミレスの名前こそ言及しなかったが、球団首脳が「FA選手の獲得に動くより、他球団の実績のある助っ人の方が(チーム強化に)手っ取り早いし、計算できる。興味があり、調査している」と明言した。ヤクルトとの3年契約が切れる今オフの交渉は難航が必至で、今後の動向次第で獲得に乗り出す構えだ。


今年在籍している外国人選手も、日本の他球団から獲得したケースが多いオリックス。そして来期の補強も他球団の外国人狙い。
それはそれで一つの見識だろう。リスクを回避する意味で間違いとは言えない。
だが、成績面ではいざ知らず、人気の面ではあまり貢献してないのは事実だろう。
日本のファンとしてはやはり「生え抜き」に対する愛着がある。そして移籍に対してはネガティブなイメージも少なからず残っている。
仮にシーツがオリックスに移籍しても、阪神ファンの一部をオリックスに移動させる力はないだろうし、ラミレスにしてもヤクルトでのイメージが強すぎて、オリックスでの動員には結びつくとは思えない。むしろ、「お下がり」を獲得する球団という印象が強く残るような気がする。
外国人選手獲得にリスクが伴うのは確かだが、それでもやっぱり日本の他球団経由の選手よりも人気や話題が発生するだろう。プロの球団なら、編成に「眼力」が必要だ。他球団の外国人狙いなんてやり方は、自ら見る目がないと宣言しているようなもの。夢を売るのも商売なんだから、自前でスターを発掘する努力も必要ではないだろうか?

鈴木は「イチロー」、大村は「サブロー」、でも西岡はなんで「西岡」?

2007年10月08日 23時41分15秒 | 野球
(クライマックス パ、ロッテ8-4ソフトバンク、第1戦、ロッテ1勝、8日、千葉)ロッテは西岡が3安打2打点と活躍した。三回無死一、二塁で好機を広げる絶妙のバント安打。「セーフティーバントのサインを出してくれて思い切りいけた。狙い通り」とサブローの2点適時打を呼び込んだ。
 四、六回にも貴重な適時打を放ち「クライマックスシリーズでこういうチャンスが巡ってくるのは、ラッキーな星の下に生まれているのかな」とご機嫌だった。


パ・リーグCS1stステージ第1戦は千葉ロッテの逆転勝利。天敵斉藤を攻略し、2ndステージに王手をかけた。
中盤以降、渡辺に対して福岡ソフトバンク打線は沈黙。第2戦に不安を残す結果となった。
ゲームはゲームとして面白かったが、前々からの疑問がある。
千葉ロッテの西岡は登録名が「TSUYOSHI」。だがテレビ・新聞などでは「西岡」と呼ばれたり書かれたりしている。
ところが同じチームにいる大村は登録名通りに「サブロー」と呼称される。この差はいったいどこから生じるのか?
別に芸名を使っているわけでなく、「姓」でなく「名」で登録しているだけなことに何ら変わりはない。強いて言えば、カタカナとローマ字の違いだけだ。
サブローはOKで、TSUYOSHIがNGって、どこの誰のどんな力が働いているのか?
誰かその理由をご存知の方、いませんか?

公式戦でホームランを打つことに罪悪感が発生するのはおかしな話だよね、村田選手

2007年10月07日 18時34分25秒 | 野球
ホームランを打った横浜・村田の方が泣いていた。中日・ウッズ、巨人・高橋由を突き放しリーグ単独トップに躍り出る36号ソロ。初のキングを引き寄せた男の目に涙がにじんでいた。
 0―10と大敗ムードの9回2死。この日が引退試合の佐々岡がカウント1―3から真ん中高めに投じた137キロのボール球を「四球じゃおもしろくない。本塁打か三振でいいと思った」とフルスイング。左中間スタンド中段に消えた打球を見届けベースを1周すると、複雑な思いで涙があふれた。「本塁打を打ってこんなにつらい思いをしたのは生涯初です」
 真剣勝負を決めていた。試合前に広島関係者から「佐々岡さんが出てきたら、打ってくれて構わない」と言われていた。全力を尽くすことが礼儀だと考えた。村田の思いは佐々岡にも通じていた。引退セレモニーを終え、球場内を1周する佐々岡に「すみませんでした」と歩み寄ると「これは真剣勝負。打ってくれて吹っ切れたし、悔いはない」と逆に笑顔でなだめられ、また目を潤ませた。
 大矢監督は「村田は複雑な思いもあっただろうけど、(本塁打王という)目標があるからしょうがない。打ってほしいと思った」と主砲をかばった。帰り際に広島ファンから「何で打つんだよ」とば声を浴びせられた村田は「いい経験をさせてもらいました」と話した。残り3試合。佐々岡への感謝を胸に、本塁打王へ突き進む。


一時代を築いたピッチャーの引退登板だとしても、勝負(タイトル)がかかっていれば真剣に応対するのは当然のこと。それが辛いっていう状況になっていることがおかしい。
確かに、引退選手に対するある種の配慮は暗黙の了解かもしれない。わざとらしく三振したり、露骨にど真ん中に投げたりは毎年この時期に見かける光景だ。
だが、それは義務ではないはずだ。そういう配慮が可能な場面で当該選手が登場することも双方の了解であるはず。その点で言えば、村田の打席で佐々岡登板は暗黙の了解の範疇からはずれているのだ。打つことも抑えることも通常の試合と同様に真剣に行われるべきで、それは佐々岡も了解しているはずだ。
それをホームランを打った村田が「常識知らず」とか「マナー違反」のように扱われる、あるいは村田自身がそう感じる空気になっていることは問題じゃないのか。
プロ野球の大半の選手は、こんな配慮の及ばないところで引退を余儀なくされる。それを思えば、例えホームランを浴びたとしてもしかるべき場を与えられた佐々岡は幸せなはずだし、そういうピッチャーから真っ向勝負でホームランを打った村田の勝負強さもたたえられて然るべきではないのか。
村田よ、胸を張れ! 立派なホームランだ!

確か公約はAクラスだったはずなのに、野村監督続投って…

2007年10月05日 19時10分08秒 | 野球
本拠地最終戦後のセレモニー。2万人を超えるファンの前で、野村監督が来季続投を明言した。
 「最下位脱出という最低限の目標は果たせましたが、4位で喜んではいられない。来季は何とかAクラスに入ります」。球団から3年契約の最終年となる来季の指揮を依頼されていたが、返事を保留してきた。「自分が続けることが、本当にチームのためになるのか」と悩んだが、単独4位を決めた前日3日に決断。球団首脳に続投の意思を伝えた。
 「仙台のファンには感激させられる。すごいパワーをもらっているし、生きている間に恩返しがしたい」。5日に命名権が解除されるため『フルスタ宮城』としては最後の試合。白星で飾ることはできなかったが、今季ホームでは39勝32敗1分けの貯金7を残した。力強い地元の声援を受け、来年73歳の知将は野球人生のすべてをささげる。


実際のところ、4位でも立派というのは認める。あと何回かドラフトで戦力補強しない限り、最下位脱出は難しいと誰でも思ったはずだ。その点から言えば監督続投ってことに対しておかしいとは思わない。だが、監督自身が掲げた公約がAクラスである以上、その発言に対しての落とし前は必要ではないのか?
Aクラス入り、なんて言わずにまずは最下位脱出と現実的な目標を掲げておけば何の問題もないだろうに。ま、実際のところ成績が多少でもよくなれば続投要請があることを見越しての「大風呂敷」だったのだろう。確かに「CSに出る」くらいの景気のいいアドバルーンを揚げなければファンも喜ばなかったかもしれない。
今回の続投でわかることは、プロ野球界の指導者の人材難だ。外国人監督が4人、戦前生まれが2人。12の席のうち半分がこんな調子だ。もう少し指導者育成にも業界を挙げて取り組むべきだろう。
個人的には、野村監督はあまり好きなタイプの監督ではない。弱者の論理がベースってのは、何と言うか貧乏臭い。プロ野球は絢爛豪華な才能が競う場所であって欲しいものだ。

宮内オーナーがいくら嘆いても、まるで他人事のよう。球団経営に熱意がないのがバレバレなオリックス

2007年10月05日 18時34分26秒 | 野球
オリックス宮内義彦オーナー(72)が中田獲得失敗を悔やんだ。4日、都内で取材に応じ「中田くんのクジも外れて、落ちるところまで落ちましたな」と、最下位に追い打ちをかけた大阪桐蔭・中田翔外野手(3年)の取り逃がしにガックリ。5日のシーズン報告の席で、テリー・コリンズ監督(58)雑賀忠夫球団社長(62)に厳しい? 事情聴取を行う。
 「まさか最下位になるとは…。中田君も残念。クジも外れて落ちるところまで落ちましたな」。3年ぶりのどん底に落ち、来季につながる明るい話題を中田に求めたが日本ハムにさらわれた。踏んだり蹴ったりの状況で自虐的な笑いとなった。
 5日の会談で「監督にいろいろ聞いてみようと思う。苦労して日本野球を学んだと思う」。高くついた授業料の成果を求める。補強についても放出した巨人谷、中日中村紀、ロッテ早川が上位球団で活躍していることから「今年は史上最悪のトレード」と断じた。
 中村勝広球団本部長付シニア・アドバイザー(58)を編成部門のトップにすえるなど組織改革に着手。オリックス「嵐のオフ」が幕を開ける。


5位と6位の美味しいところを集めてできた新生オリックスも3年でどん底なんて、誰が想像できただろうか。まったくひどい。ひどすぎる。
これっぽっちも戦力にならない清原をただ人気取りのために残留させ、中村、谷、早川といった選手を放出するセンスは逆にすごい。ここまで見事に失敗する編成は聞いたこともない。弱くなれば人気も落ちるということにもまったく気がついていなかったようだ。
そして人気面での目玉として中田翔が欲しかったようだがはずれ。くじは時の運だが、それが全てでもなかろう。イチローだって中村ノリだって、その年の上位人気ではなかったが、立派にスターになった。目利きと育成でスターは生まれることをオリックスだってよく知ってるはずだ。
結局、もう球団経営に熱意なんかないのだ、オリックスは。ブレーブスを買ったときは知名度のなかったオリエントリースが、これだけ社名を浸透させたのは球団を持ったおかげだ。だが、もうその役割は終わっている。手放せるものなら手放したいのが本音かもしれない。
世の中には名前を売り出したい会社は山ほどあろう。10年単位くらいでオーナー会社を代えながら球団を運営していくって手もある。売り出せばきっと買い手はつくだろうから、近鉄の撤退に合わせて売り払ったらいいと思うけどね…。

ツバメ王子誕生! あの涙でファン急増間違いなし!

2007年10月04日 18時33分42秒 | 野球
「やるからには日本最速、世界最速を目指したい」-。高校生を対象としたプロ野球新人選択会議(ドラフト会議)が3日、東京都内のホテルで行われ、仙台育英の157キロ右腕、佐藤由規投手(3年)はヤクルトが交渉権を獲得した。5球団が競合したが、今季限りで退団するヤクルト古田敦也兼任監督(42)が抽選で引き当てた。佐藤は意中の地元、楽天入りはならなかったが入団は確実。神宮の杜(もり)に舞台を移し、最速ニューヒーローを目指す。
 佐藤は、自分の運命がかかったドラフト会議のテレビ中継を食い入るように見ていた。ヤクルト古田選手兼監督が入団交渉権を獲得した瞬間、張りつめた空気が一瞬緩んだ。
 「こんな場所で、こういう経験は初めて。緊張したが、やっとプロの世界に入れると実感した。すごく感動している」。表情は変えなかったが、すでに運命を受け入れる覚悟はできていた。
 表情がみるみる崩れたのは家族への質問をされた時だ。「野球を始めたきっかけは兄の影響があった。苦しいこともあったが、両親の支えがあったからここまでこれた。自分にとって家族は大切な宝物」。ぬぐってもぬぐってもプロ選手に育ててくれた家族への思いを募らせて大粒の涙がほおを伝わった。佐藤の隣で、テレビ中継を見ていた佐々木順一朗監督(47)は「マウンドでは変ぼうするが、普段は典型的な田舎者で、やさしい性格」とかばった。
 この日の通学の電車内では、友人に「横浜かヤクルトになる予感がする」と漏らしていた。意中の球団だった地元楽天入団はならなかったが「どの球団でも指名されることは幸せなこと」と決心していた。
 5球団競合の末に抽選のくじを引いたのは古田選手兼任監督だった。実は9月上旬の全日本高校選抜チームの米国遠征中に「プロの選手の中では、古田さんに自分の球を受けてもらいたいという気持ちはある」と漏らしていた。球界随一の頭脳派捕手を尊敬していた。だが、同19日に古田選手兼監督の退任が決定した。それでも「長い期間経験している方。投手にとって捕手はすごく大きな存在なので、いろいろ聞いてみたい」と学ぶ意欲を見せた。「(ヤクルトの)ユニホームが似合うか楽しみ」とも言った。
 ビッグ3と言われた大阪桐蔭・中田翔外野手(3年)は日本ハム。成田・唐川侑己投手(3年)はロッテ。ニューヒーローの卵らが、ともにプロの道を歩む。リーグは違うが「交流戦でも対戦する可能性がある。同年代には負けたくない」と負けず嫌いの一面も見せた。
 夢は大きい。「持ち味はスピード。そのスタイルは変えずに新人王を狙う。将来は日本最速、世界最速を目指したい」。最速157キロストレート。しなる右腕、全身バネの筋肉。そこにプロでのトレーニングが加われば、実現する可能性は十分にある。


注目の高校生ドラフトで、話題のビッグ3の進路が決まった。
今回の目玉中の目玉、仙台育英の佐藤由規は5球団競合の中、退団が決定している古田監督の手でヤクルトに決定。大阪桐蔭の中田翔は北海道日本ハム、成田の唐川侑己は地元千葉ロッテが引き当てた。
必ずしも意中の球団が交渉権を獲得したわけではない佐藤ではあるが、プロに1位で指名されたことに対する喜びにあふれた記者会見。その上、家族への思いをしゃべりだしたとたん、大粒の涙を流す純粋さで、きっとファンを急増させたに違いない。
ヤクルトは前年の増渕、そして今年の佐藤と孝行息子を連続獲得。監督としての実績はパッとしなかった古田監督だが、ドラフトでの強運ぶりは見事と言うしかない。

話はコロッと変わるが、この佐藤の記者会見での涙と、なにやら今朝、テレビの単独インタビューで無理やり泣き出すまで10分もかかった大根女優との対比が面白い。心の奥底から湧いて出る感謝の情で、あっという間に涙を流した純朴な高校生と、始めから涙の一つも出しますよといった風情でインタビューに応じ、それでも涙をしぼり出すまでに10分もかかる女優って。涙一つとっても、人に与える印象がこうも違うものかと実感した。

高校生と大学生・社会人の分離ドラフトも今年で終了し、一括のドラフトに戻るようだが、制度の良し悪しは別にして、ドラフトでの悲喜こもごもにはドラマがある。その意味では、入札指名ってのはなかなか面白い制度だと思うんだけどね。逆指名なしの入札オンリーなら、相思相愛のチーム・選手の間に割ってはいる球団も出てくるだろうし、逆にあっと驚く隠し玉入札なんてのも見られるだろうし。

何にしても、今回のドラフトでは佐藤の涙は最高だった。ヤクルトよ、うまく育ててスターにしてくれ!

優勝決定の試合も地上波放送のないジャイアンツ。日テレも冷たいよねぇ…

2007年10月03日 18時05分30秒 | 野球
日本テレビは2日、巨人の優勝シーンを特別対応で放送した。
 この日のヤクルト戦は8月下旬まで未発表カードだったため地上波での中継予定はなかった。そのため、優勝決定時には小画面で放送し、その後に特別枠を設けて数分間にわたり優勝シーンをまとめた映像を流した。
 地上波で生中継しなかったことについて、日本テレビの広報担当者は「番組の改編時期で特番が組まれており、野球以外のニーズもある。差し替えは難しかった」と説明した。
 日本テレビは近年の巨人戦の視聴率が伸び悩んでいることから、今年の巨人戦中継を昨年の63試合から42試合へ大幅に削減し、原則として中継時間の延長も行わなかった。


悪循環である。人気が落ちた→放送減→さらに人気低迷→もっと放送減。
今どきはCSなら好きな球団の全試合を観ることができるが、そういうコアなファンが育つには、まずきっかけがいる。地上波でタダで観られるということが入り口になるはずだ。ジャイアンツに関しては少なくない試合がまだ中継はされている。しかし、試合開始は観られない、試合終了は観られないという不完全さ。世の中にこれほど不親切な番組も少なかろう。
世の中のいわば「浮気な」ファンの心理としては、毎試合必ず放送があったジャイアンツ戦が視聴率の低迷で放送減、延長もなくなれば、それは「面白くない」ものとして認知されるだろう。それは当然だ。今まではみんなが観ているから私もという心理もあったはずなのだから。
オーナー会議はNHKにメジャーを取り上げすぎだと噛み付いたが、メディアが球団を所有しているのにおかしな言い分だ。自分たちのメディアでたくさん取り上げて盛り上げればいい。その急先鋒たる読売が、率先して放送を減らしていて人気の低迷を嘆くのは自己矛盾だろう。
5年ぶりに優勝したジャイアンツの、その優勝決定の試合を放送しないなんて、自ら野球はゴールデンタイムのコンテンツとして不適格と宣言したようなもの。読売も「販促物」としての球団経営に興味なくしちゃうんじゃない?

実りの秋、楽天は4位? 落日の秋、オリックス最下位決定!

2007年10月01日 21時37分38秒 | 野球
オリックスは4年ぶりにパ全球団相手に負け越しが決まり、3年ぶりの最下位も目前だ。3年前に楽天が誕生した際の分配ドラフトでは選手を優先的に獲得。“いいとこ取り”をしたはずだが、わずか3年で立場が逆転してしまった。当時のゼネラル・マネジャーで今も編成部門の責任者の中村シニア・アドバイザーは「残念だけど、チームが飛躍できるように頑張らないといけない」と力なく話した。

ふがいない戦いぶりで3年ぶりの最下位が決まった。コリンズ監督は「最下位についてコメントはない」と肩を落とした。プレーに緊張感が感じられず、信じられない失策も飛び出した。中継ぎ陣も安定せず、四球を連発したときにはファンから「どいつもこいつも」と厳しいヤジが飛んでいた。

楽天が、球団創設3年目で初の最下位脱出を決めた。4回無死一、二塁から山崎武の左中間二塁打など4四球に5安打を絡め12人攻撃で7得点。野村監督は「4回は評価していいけど、監督としてはダメ押しが取れないのが不満」とぼやいたが「1つずつ上がっていけばいいじゃん。ヤクルトの時も5位、3位、優勝だった。来年優勝は無理か?」と“指定席”脱出には上機嫌だった。

柔和な顔だった。9回、単独2冠王を確定させる43号2ランがバックスクリーン右に飛び込む。楽天の山崎武は敵地のファンからも拍手を浴びながら、ホッとしたような表情でゆっくりとベースを一周した。
 「やっとだな、って気持ちでダイヤモンドを回ったよ。42本でローズと並んで毎日やきもきして重い感じだったから」
 山崎武の一発でダメを押し9月は12勝10敗。球団初の2カ月連続月間勝ち越しに花を添えた。21日のロッテ戦(フルスタ宮城)以来7試合ぶりの一発。「正直、9月は打てないんじゃないかと思っていた。体が動かない状態だった」。8月まで40本の快ペースが、疲れと内転筋痛などで9月はわずか3本塁打と苦しんだが「やっぱりここまで来たら1人がいいよね」と話していた単独キングの座をようやく手に入れた。打点も108となり、本塁打王を獲得した中日時代の96年を上回る自己ベスト。野村監督も「よかったね。心配してたけどな」と祝福した。
 山崎武には、打席に入る際にバットを両足のつま先で交互にコツコツと蹴る儀式がある。「知り合いに言われたんだ。それで最後に空を見上げると運気が上がるってね」。不調でも下を見ずに積み重ねた43発だった。
 西武と1・5ゲーム差の4位をキープ。「4位が決まるマジックは3だろ。まずそれが目標。それからフルスタで最後の3連戦があるし、ファンの皆さんに御礼弾を打ちたい。欲を出して2本打ちたいな」。2本に迫った通算300号へ、38歳のアーチストがラストスパートをかける。


パ・リーグは日本ハムの優勝でCS突入目前。上位と下位がくっきり分かれる結果になっている。
しかし、オリックスの最下位ってどうなの?
もともと3年前に5位と6位がくっついて、その「いいとこどり」でスタートしたオリックス。逆に言葉は悪いが「残りかす」のような選手だけでスタートした楽天。それがこの短期間で立場を逆転している。その上、楽天は2年目は赤字になったが、広告収入は伸びているらしい。
人気でも成績でも経営でも楽天が上って、オリックスはどういうチーム運営してるんだろう。
まあ、百歩譲って人気で劣るのは阪神のせいだとしても、成績で劣る理由がわからない。ベースの選手層はオリックスが圧倒していたはずだし、ドラフトだって採れる選手にハンデがあったわけではない。
結局、オリックスにはプロ野球チームをまっとうに経営するセンスが著しく欠如しているのだ。
放出した選手が外で活躍し、人気選手と言えば峠を越えた清原やらローズやら。これでは動員につながらないのも当然か。
それにこれは何度も言うが、オリックスという企業がプロ野球チームを経営すること自体、野球協約違反の疑いが濃い。ナベツネあたりが本気になって糾弾すれば、身売り確定だろうし、オリックスだって本心ではもう手放したくて仕方ないのかもしれない。
今年でオリックス・バファローズの経営から近鉄もはずれるわけだし、この際はやる気のある企業に席を譲ったらいいと思うのだが。ファンだって、経営がオリックスだから応援してるわけじゃないでしょ、きっと。

ジャイアンツにM2点灯。でもCSで負けたらまた制度改革?

2007年09月29日 11時18分12秒 | 野球
こんなことならアドバンテージをつけときゃ良かった!? 巨人の渡辺恒雄球団会長(81)が27日、クライマックスシリーズ(CS)へ向けて複雑な心境を吐露した。
 渡辺会長は都内のホテルで報道陣に対応。中日3連戦に勝ち越して5年ぶりのVをグイとたぐり寄せたことに超ご機嫌だった。この日は中日が阪神に勝ち、マジック点灯はならず。「V確率? 五分だ。中日に7連勝されたらおしまい」と言いながらも、「1位なら盛大なリーグ優勝のパーティーを開いてな、景気よくやる。お土産とか、選手に対する報奨とか、昨日考えていたけど」と、本音はVを確信している様子だった。
 そんな渡辺会長が少し心配していたのがCSのシステム。1位になってもアドバンテージがないのが気がかりらしい。「(球団代表の)清武君が1位は難しいと見て、1位ワンゲームとか、そういうあれをつけるのあったろ。おまけをな。清武は拒否して…。1位になったらどうすんだ。おまけ付きの1位なら絶対勝ってるから」。本音なのかジョークなのか定かでないが、アドバンテージなしのシステムに後悔のようすだった。
 「阪神が勝つことを祈っている。阪神を強くするように、知恵を授けてくれよ、岡田君に」と話した渡辺会長は、「(CSで)最後は阪神とやりたい」とエールを送っていた。


ナベツネさんはどうあってもジャイアンツと読売の利益しか興味がないらしい。
ジャイアンツがリーグ戦だけでは優勝が危ういと見るや、それまで頑として受け入れなかったプレーオフ導入に踏み切り、望外の優勝が目前に迫るとアドバンテージがないことを悔やむ。わかりやすすぎだ。
しかし、これでレギュラーシーズンを1位で終了し、CSで負けるようなことがあると、「理不尽だ!」などと声高に言い出しかねない。特に中日になんか負けた日にはヒートアップ確定だろう。
人気回復の切り札として導入されたCS。だが、ジャイアンツ人気の低迷がイコールプロ野球人気の低迷と混同され、これだけ混戦のレギュラーシーズンにも係わらず盛り上がりは今一つだ。ジャイアンツの地上波放送が激減し、視聴率も低迷すれば、プロ野球は面白くないものという認識が広まっても仕方がない。まさに悪循環だ。そしてCSの問題点として浮上してきたのは、これだけ終盤まで競り合っているのに「どうせ決着はCSでしょ?」、という世間の認識だ。
プレーオフを導入するなら、全体の制度から考えないといけない。私は1リーグ制賛成だ。1リーグ12球団3地区制で、各地区1位とワイルドカード1チーム計4チームでのプレーオフがベストと考える。これなら各地区2位まで日本一の可能性が出てくるわけだから、計6チームにチャンスがある点で現行制度と変わらない。レギュラーシーズンも1地区4チームで争うので他地区との交流戦も活発にできる。オールスター戦も各地区から選手を選出すれば総当りで3試合可能だ。個人記録の継続という面でも問題はなかろう。
阪神はもちろん、ソフトバンクや日本ハムなども地域に根ざした人気を得ているが、全体の更なる活性化のためにも思い切った制度改革が必要だろう。
ナベツネさんの大好きな1リーグ制。チームも減らないしいい仕組みじゃないかなぁ。