巨人は30日、2008年の1、2軍コーチングスタッフを発表した。2軍から香田、福王、緒方、西山各コーチが1軍へ“昇格”。村田バッテリーコーチが打撃コーチに変更となるなど「若返りと生え抜きの登用」(清武球団代表)を強く意識した陣容となった。
リーグ連覇を目指す原巨人の組閣が決まった。2軍に在籍した4コーチが1軍へ。1軍だった斎藤、西岡両コーチが2軍へ異動した。幅広く入れ替えたことで1、2軍のコミュニケーションが一層濃密になりそうだ。
1軍スタッフの平均年齢は今季の49・5歳から46・3歳(ともに就任年の満年齢平均)と若くなった。清武英利球団代表(57)が「若い生え抜きの人に勉強してもらい、生え抜き指導者の資質を伸ばしたい」と話した通り、常勝軍団の礎を築く狙いがある。
担当の変更もある。村田バッテリーコーチは打撃コーチに転身した。「今後とも巨人の指導者として長くやってほしい。もうひとつ高いところを目指すためにも打撃コーチに挑戦してほしいということ」と清武代表。野手を熱血指導しながら、指導者経験3年目となる西山新1軍バッテリーコーチをサポートする。
また三塁ベースコーチは、来季からベンチに専念する伊原ヘッドコーチに代わって、緒方外野守備走塁コーチが候補に挙がっている。伊原ヘッドの指導を受けながら技術を磨く。
なお発表されたスタッフのほか、育成コーチが追加される可能性がある。
コーチの資質にとって、「若さ」がそれほど重要なのだろうか? 実績を残したコーチを解雇してまで「若手」を登用する意味がよくわからない。下衆の勘繰りだが、「原監督の仲良しクラブ」色がより鮮明となる人事ととれなくもない。
日本の球界の問題点の一つは、指導者育成システムがないことだろう。サッカーのように公認ライセンス制度も一つの方法論だろうが、そこまで厳密でないにしても何らかの制度整備は必要な気がする。
今はあちこちに独立リーグが立ち上がった。どこも経済的には苦境にあるだろう。プロ野球界はここに若手の指導者候補を送り込んだらどうか。将来の日本メジャー選手の育成とともに、コーチの育成の場にもなれば、両者の利害は一致するはず。真剣に考えてみたらいかがだろうか?
リーグ連覇を目指す原巨人の組閣が決まった。2軍に在籍した4コーチが1軍へ。1軍だった斎藤、西岡両コーチが2軍へ異動した。幅広く入れ替えたことで1、2軍のコミュニケーションが一層濃密になりそうだ。
1軍スタッフの平均年齢は今季の49・5歳から46・3歳(ともに就任年の満年齢平均)と若くなった。清武英利球団代表(57)が「若い生え抜きの人に勉強してもらい、生え抜き指導者の資質を伸ばしたい」と話した通り、常勝軍団の礎を築く狙いがある。
担当の変更もある。村田バッテリーコーチは打撃コーチに転身した。「今後とも巨人の指導者として長くやってほしい。もうひとつ高いところを目指すためにも打撃コーチに挑戦してほしいということ」と清武代表。野手を熱血指導しながら、指導者経験3年目となる西山新1軍バッテリーコーチをサポートする。
また三塁ベースコーチは、来季からベンチに専念する伊原ヘッドコーチに代わって、緒方外野守備走塁コーチが候補に挙がっている。伊原ヘッドの指導を受けながら技術を磨く。
なお発表されたスタッフのほか、育成コーチが追加される可能性がある。
コーチの資質にとって、「若さ」がそれほど重要なのだろうか? 実績を残したコーチを解雇してまで「若手」を登用する意味がよくわからない。下衆の勘繰りだが、「原監督の仲良しクラブ」色がより鮮明となる人事ととれなくもない。
日本の球界の問題点の一つは、指導者育成システムがないことだろう。サッカーのように公認ライセンス制度も一つの方法論だろうが、そこまで厳密でないにしても何らかの制度整備は必要な気がする。
今はあちこちに独立リーグが立ち上がった。どこも経済的には苦境にあるだろう。プロ野球界はここに若手の指導者候補を送り込んだらどうか。将来の日本メジャー選手の育成とともに、コーチの育成の場にもなれば、両者の利害は一致するはず。真剣に考えてみたらいかがだろうか?