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スポーツヲタクの独り言

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アマチュアの看板を降ろせば、全部解決する高校野球の特待生問題

2007年09月22日 12時30分15秒 | 野球
1週間前の第4回会議では容認意見が目立っていたから、条件付きで特待制度を認める提言は予想できた。この日、公開されたアンケートでは高野連加盟校、一般公募ともに「条件付き容認」の意見が大勢を占めた。今後の焦点は、提言を受け取る日本高野連がどこまで特待制度を受け入れるかに移る。
 有識者会議設置の目的の一つは、野球を目的とした特待制度を禁じている日本学生野球憲章13条の明確な解釈をつくること。堀田座長は「憲章の全体的な見直しはここではできない。中長期的な課題」とし、提言について「憲章13条への細則の一つとして位置付けることになるのでは」と見通しを語った。
 高野連が特待生問題で最終結論を出すのは11月30日の評議員会。高野連の田名部参事が「われわれのゴールは11月30日です」と話しているが、この日の提言決定が及ぼす影響は大きい。
 脇村会長は「はじめから言っているように当然提言は尊重する」と話した。あとはどこに落としどころを見つけるかだ。


規則と実態がまったく合っていない高校野球の特待生問題。日本学生野球憲章では特待生は100%認められていない。ちなみにその憲章第13条で、

選手又は部員は、いかなる名義によるものであっても、他から選手又は部員であることを理由として支給され又は貸与されるものと認められる学費、生活費その他の金品を受けることができない。但し、日本学生野球協会審査室は、本憲章の趣旨に背馳しない限り、日本オリンピック委員会から支給され又は貸与されるものにつき、これを承認することができる。

としている。
アマチュアとしての立場を明確化し、プロ野球と一線を画する厳格な規定のはずだ。
では、アマチュアとはどういう状態なのか。
日本体育協会スポーツ憲章第2条で以下のように定めている。

第2条 アマチュア・スポーツマンのあり方
 ○ スポーツを愛し、楽しむために、自発的に行う。
 ○ 競技規則はもとより、自らの属する団体の規則を遵守し、フェアプレーに終始する。
 ○ 常に相手を尊重しつつ、自己の最善を尽くす。
 ○ スポーツを行うことによって、自ら物質的利益を求めない。
 ○ スポーツによって得た名声を、自ら利用しない。


ハッキリ言って、今行われているスポーツで、厳密にアマチュアと言えそうなのは休日に行うお父さんたちの草野球やゴルフ、ママさんバレーくらいなものだろう。
少なくとも高校でのスポーツ、それも全国大会に出場する学校の選手は、そのスポーツが上手という理由で高校に合格し、学費などの負担のないケースが多い。これは「スポーツで得た名声を自ら利用」して合格し、「スポーツを行うことによって自ら物質的利益」を求めている。アマチュア規定に間違いなく抵触しているのだ。
本来アマチュアとは特権階級のシンボルのような立場だ。スポーツをすることに何も求める必要がない社会的地位の象徴がアマチュアなのだ。
現在の社会にあって、スポーツがビジネスに結びつき、それを行うものにしかるべき還元があるのは動かしがたい事実だ。そんな社会にあって、アマチュアを標榜すること自体が時代遅れと言えよう。
日本人はお金のためにというと、まるで汚いもののように思う傾向があるが、今や厳密な意味でのアマチュアなど存在しない。あのハンカチ王子だって、野球が上手いから早稲田に入学できたのだろうし、ハニカミ王子だって同じだろう。直接金品を受けてないからといって、自分にとっての利益を受け取ってないわけではないのだ。
高校野球の特待生問題だって、実はそんなに難しい問題ではない。アマチュアの看板を降ろしてしまえば、特待生だろうがセミプロ高校生だろうが問題ないということだ。
すでに世の中の実態と激しく遊離している学生野球。サッカーの世界では10歳の小学生がスペインのチームと契約するようなご時世だ。アマチュアだから尊いという発想自体、時代錯誤と言ってもいいだろう。
野球は全体を統括する団体を持たないで、それぞれの利益を守ることに汲々としている不思議な世界だ。高野連など、その典型。だいたい一スポーツ団体が、学校の経営方針にまで制約をかけるって、どれほど偉いんだと言いたい。
この際、全国の高校で高野連に代わる新団体でも設立したらいいのにね。

一度経営者と事を構えた経験は双方の記憶からは消えないということか、古田退団

2007年09月19日 20時50分40秒 | 野球
ヤクルトの古田敦也捕手兼任監督が今季限りの退団を発表した。結果の求められる就任2年目で、開幕から低迷。プレーオフ進出も絶望となった。2年間で1度も優勝争いに絡めないまま、成績不振の責任を負った。選手としての見せ場もなく、現代野球における兼任監督の難しさが改めて浮き彫りとなった。
 昨年、球界29年ぶりの兼任監督誕生で話題を集めた。過去には、中西太(西鉄)、野村克也(南海)の2人が8年間兼任を務め、リーグ優勝も果たした。だが、2リーグに分かれた1950年以降に就任した16人のうち9人が1年限りだった。選手としての実績、人気とも一流で、「戦う選手会長」として04年の球界再編問題に取り組んだ古田ならとの期待も大きかったが、2つの顔を使い分けることはできなかった。
 精神論が色濃かった時代と違い、投手の分業制が確立し、細かいサインプレーが支配する現代野球では監督の比重は大きい。まして捕手という重要ポジションで、非常時に備えてバックアップ体制を整えなければならない立場では、肩の故障を抱えながらの出場は難しかった。出場機会について問われ、「投手の交代など忙しかったからね」と兼任の限界ともとれる発言もあった。
 今季は下位でもがく戦いに終始。岩村の米国流出や故障者の続出。戦力の低下はいかんともし難かった。だが、首位打者を争う青木とラミレス、リーグ勝ち星トップのグライシンガーらの個人成績を戦績に反映できなかった責任は重い。チームは新旧交代期。若い選手や経験の少ない選手に、グラウンド上で手本を示す機会がなかったことも残念だ。


そもそも兼任監督なんて、球団の人気取り以外の何物でもなかったはずだろう。それが観客動員には結びつかず、成績も上がらずではまったく意味がない。
兼任監督なんてものが30年近く出現しなかった事実も、それがいかに困難なことかが見て取れる。球団にも古田自身にも責任があることだろう。
しかし、ヤクルトにとって切り札とも言える古田監督を、こんな形で辞めさせることは球団のイメージとしていかがなものか? それともそんなに扱いにくい監督だったのだろうか?
あの球界再編騒動で一躍男を上げた古田だったが、このとき経営と鋭く対峙した事実は双方にとって拭いがたい記憶となったに違いない。経営に対する不信感は監督となった後も増大していったのだろう。球団側も、人気回復の起爆剤と期待していただろうから、今年に入ってからのすれ違いは決定的だったに違いない。
一部には古田監督の人間性に言及する論調もあるが、人間の良し悪しだけで成績や人気が決まるわけではない。人気商売である以上、どんなにいやな人間でも実績を残せば許される部分は大きい。
まあ、テレビが放っておくはずはなかろう。機が熟せば他球団での再登板のチャンスも巡ってこよう。早速来年の西武あたりからお呼びがかかったりして。荒木との交換トレード成立なら、ありって気もするけど。

ヤクルトはこの際、東京を捨てて、四国にでも移ったらいいのにね。別に東京でなきゃヤクルト商品の販促にならないってわけじゃなし。ソフトバンクや日本ハムが地域に根ざしてる様子を見れば、早めに空いてる土地に食い込むのも悪くないと思うけどね。

年俸2億5千万のポンコツ広告塔・清原がこの時期の話題になるオリックスって…

2007年09月15日 16時22分24秒 | 野球
7月の左ひざの軟骨移植手術からリハビリ中のオリックス清原和博内野手(40)が14日、大阪桐蔭中田翔投手(3年)の入団を予言した。神戸市西区の合宿所で、愛車ベンツを売却して2300万円で自腹購入した米国社製流水プールでのリハビリを初公開。復活への励みとしてオリックスが10月3日の高校生ドラフトで1巡目指名予定の中田の名前を挙げ、競合の場合でもクジが「絶対当たる」と断言した。夢は来春キャンプでのKN砲フリー打撃競演での低迷チーム活性化だ。自身のリハビリも順調で来季復帰を誓った。
 7月の手術から全治6カ月と長く地道なリハビリ生活に大きな励みがあった。オリックスが獲得を目指す中田の入団だ。流水プールでのリハビリを初公開した清原は「一つの夢」と、来春キャンプでの“対決”を心待ちにした。「一緒にフリー打撃のケージに入れてもらってどっちが飛ばすか勝負したい。負けたらショックだろうけど」。左ひざ2カ所には約5センチの手術痕が残り、松葉杖は13日に取れたばかりだが復活への思いは強まっていた。
 もちろんオリックスが抽選で引き当てない限り、夢は実現しない。だが清原は予言した。「絶対当ててくれると思うし絶対当たる。僕は競馬とかは全然当たらないけど何か運命的なものも感じる。僕も20歳代でマジメにやってたら800本打てたと思うし、僕の失敗談を色々話せば必ず700本打てると思う」。責任を持って後継者に育てる思いまで口にした。
 「中田が来てくれたら色んな相乗効果も期待できる。タイガースから新聞の1面も取れるし、注目されることでみんなの意識も変わる。楽天の田中がいい例」
 中田待望論にはチーム活性化の願いも込められていた。今季も優勝争いすることなく最下位に低迷し、8年連続Bクラスが濃厚。テレビで試合を見ていても、もどかしさが募っていた。
 「タフィーは昨日もハーフスイング一つであれだけ怒ってたけど、他の日本人選手との温度差が伝わってくる。阪神の試合も見るけどみんな集中して戦ってる。でもオリックス戦を見ると物足りない感じがする」
 今のチームの空気を換えられるのは、楽天田中のようなインパクトある新戦力。中田こそ今のオリックスに必要な人材と訴えた。「面構えがよくてハンカチの似合わない男。高校時代の松井より上じゃないか? あれだけ飛距離を出すんだから」。革命児の入団を待ち焦がれ懸命のリハビリに励む。


オリックスファンには申し訳ないが、プロ野球シーズンも佳境に近づくこの時期に、清原が話題になっているというのはチームとしてあまりにも情けないではないか。
人気や通算の成績の面で清原が大選手「だった」ことは否定しない。だが、昨年の成績で年俸を維持するために「実は2年契約だった」なんて裏技まで使って今年に臨み、1試合も出場せずに手術やリハビリだけが話題になるというのは、もう戦力ではなく単なる球団PRのための広告塔ではないか。
そもそも近鉄とオリックスのいいとこ取りで新しいスタートを切ったオリックス・バファローズ。それなのに成績は上がらず、人気も出ずで、都落ちしてきた清原に様々なものを託したはずだ。それがこの体たらく。それでもファンはやさしいもので、清原復活を信じているようだ。
そもそも、オリックスという会社は今現在球団を真面目に運営する意欲があるのだろうか? 獲得する外国人は他球団のお下がり、放出した選手はあたらしい球団で活躍する見る目のなさ、中村ノリとのゴタゴタでわかる危機管理能力の欠如、集客面での工夫のなさ等々。現場の人々はともかく、球団上部の運営能力の低さは特筆に値する。
さらに言えば、オリックスという会社自体、プロ野球の球団を持つ資格があるかが疑問だ。野球協約では、球団の株式過半数以上を日本国籍を持つものが所有しないといけないと定めているが、オーナー会社オリックスは約2/3の株主が外国籍だ。これは外資による間接支配とも言える。事実、阪神タイガースが親会社に親会社が出来たことで、新たに保証金を求められたことでもわかるとおり、実行支配している会社の素性も問題になるのだ。この状態はオーナー会議が異議を唱えれば、確実に問題になるはずだ。
実際のところ、オリックスにとって球団経営はその役割を終えているだろう。新しいオーナー企業の下、新天地で出直すほうがいいんじゃないかなぁ…

来年Rソックス日本で開幕。また読売の自殺行為か?

2007年09月11日 22時00分59秒 | 野球
松坂大輔、岡島秀樹両投手が所属する米大リーグのレッドソックスが、アスレチックスとの来季開幕戦を東京ドームで行う可能性があることが、10日分かった。大リーグ選手会のオーザ最高執行責任者(COO)がAP通信に明らかにした。
 大リーグ機構が10日、選手会に示した来季スケジュール案の中で、開幕カードのアスレチックス-レッドソックスが日本で開催されると記されていたとしている。ただし、オーザCOOは「検討中のものであり、決定事項ではない」と付け加えている。


年々視聴率を下げ、今では土日に夜の中継がほとんどなくなってしまったプロ野球。スター選手のメジャーへの流出が止まらないことも一因とされている。
事実、オーナー会議はNHKに対してメジャーの報道や中継が日本のプロ野球より優先されていると文句を言っている。NHKにしてみれば需要を見越して高額の放映権料をメジャー側に支払っている以上、大きく取り扱うのは当然だし、そのことで視聴者から苦情が上がっているわけでもない。
そんなプロ野球の危機の中、来年レッドソックスが日本で開幕戦をするという。場所はジャイアンツの本拠、東京ドーム。
日本での主催者が誰なのか。04年東京ドームでのヤンキース開幕戦は読売新聞社が主催に名を連ねている。その年、パ・リーグが先に開幕したが、その時期にこのメジャー開幕戦をわざわざぶつけてきたのだ。
当時以上の危機的状況にあるプロ野球。と言うより読売ジャイアンツ。来年もテレビ放送や観客動員で一層のピンチに立たされるだろう。
そんな中、目先の利益のためにメジャーの呼び屋を読売新聞社がまたやるとしたらそれはプロ野球全体に対する裏切りではないのだろうか。
今年の視聴率ではテレビ東京ですら放送撤退とも言われている現状に対する危機感がプロ野球界全体にあるのなら、日本野球に対する刺激になるなんてキレイ事はこの際棚上げにして、とりあえずご遠慮いただくのが正しいのではないだろうか。
第一、あちらさんだって、日本くんだりまで出向きたくはないでしょ、本音としてはね(笑)

また連帯責任? PL野球部員のどこに落ち度があるのか!

2007年09月03日 23時22分40秒 | 野球
大阪府富田林市のPL学園高校は3日、硬式野球部の練習中にPL学園中学3年熊谷雄飛さん(15)が送球を胸に受けて死亡した事故を受け、記者会見。秋季近畿大会大阪府予選への参加について「遺族が不快なら辞退しなければならない」とし、遺族の意向を尊重する方針を示した。
 穴田真佐男教頭は会見で「遺族の気持ちが一番。辞退で遺族を(逆に)苦しめてもいけないので、よく見極めて決めたい」と話した。自粛中の練習は早期に再開したい意向だが、この点も遺族の了解を得たいという。
 また、同校は自動体外式除細動器(AED)がグラウンドになかったことを明らかにした。今後、設置する方針。
 この日PL学園は両親や中高生、保護者ら計700人が参加して熊谷さんの遺体を前に、献花や礼拝をする会を開いた。


事故そのものは不幸なことだ。関係者が喪に服すという気持ちなら理解できる。だが、大会を辞退する理由がさっぱりわからない。
別に監督やコーチの暴力沙汰でも、部員のいじめでもない。まさに練習中に起きた不幸な事故ではないか。報道を見る限り誰か特定の人間に責任があるとも思えない。
この状況で大会への出場辞退が取り沙汰されるのは不健康だろう。その上、その判断を遺族に仰ぐとは卑怯極まりない。どっちの結論を出すにしても、賛否の声が聞こえてくるのは必至。遺族を今以上苦しめる結果になるはずだ。
人の死は悲しいが、だからといって人には人の日常がある。責任のない人間が、その日常や目標を奪われる意味があるのだろうか?
高校野球に限らず、学生スポーツなどによく見られる「連帯責任」はもうやめよう。責任のない人間を巻き込むことが教育的とは思えない。当事者を厳罰に処せばそれでいいではないか。
不幸に不幸を重ねるような話は、絶対にやめて欲しいものだ。

プロ野球もプロレスまがいの舌戦がないと盛り上がらないわけ?

2007年08月29日 22時01分51秒 | 野球
ローズがまた吠(ほ)えた!オリックスのタフィー・ローズ外野手(39)が28日、合宿所室内練習場での練習後、楽天の山崎武司内野手(38)が「お前がバカ」と発言したことに対して「彼は21年で(本塁打は)200何本や。オレは11年で400本まであと3本や。どっちがアホや!」と猛反発。ローズの「ノムラカントク、バカ」発言に端を発した「バカ論争」はヒートアップするばかりだ。
 一方的にしゃべりまくる。怒りの矛先は楽天の山崎武だ。前日27日、山崎武がローズに対して「お前がバカっていうんだよ。自分のことしか考えていない」と発言。これを伝え聞いたローズが再び怒りを爆発させた。
 「彼は21年目で200何本(295本)だろう。オレは11年で400本(397本)まであと3本や。どっちがアホや!」
 山崎武を十分に上回る実績を持ち出して感情的に怒りをぶちまける。26日のオリックス-楽天戦(京セラド)での敬遠気味の四球がきっかけとなり、すさまじい“番外戦”に発展した。
 さらにローズはメジャーで活躍するイチローの話題にも触れる。
 「イチローがメジャーで262安打した時がそうだろう。もし、四球で歩かされたら、どう思うんだ!」
 取り囲む報道陣に問いかけ、ひと呼吸置いた後、再びローズから怒りの言葉が飛び出す。山崎武へ容赦ない言葉の猛烈パンチを繰り出した。
 「彼が6年連続40本打ったら話を聞いてやるよ。オレの携帯は…」
 興奮状態のローズは思わず携帯電話の番号まで口走りかけた。だが、はっと気がついて途中でストップ。それでも怒りは収まることはない。
 「オレは六甲に住んでいる。話したかったらこっちへ来い!」
 この日、ローズは休養のため先発から外れ、代打で登場したが併殺打に倒れた。試合で怒り爆発とはいかなかった。
 パ・リーグのホームランキングを争う2人。グラウンドではハイレベルなタイトル争いを繰り広げる一方で、場外では子供じみた論争を繰り広げつつある。今後も両大砲から目が離せない。


きっかけになった四球に対して、ローズが憤慨するのはごもっともだ。あの点差で楽天が負けていて、さらに敬遠ぎみの四球など興ざめ以外の何ものでもない。
しかし、その後の舌戦は何だろう? プロレスばりに遺恨試合を演出して、動員アップに貢献! ってことなのだろうか?
それにしても、ローズは無茶苦茶だ。ホームランの数をアホの根拠にするなら、野村だって王だってローズを「アホ」扱いしていいことになる。記録のために汚い手を使った監督たちの実績にはローズだって敵わないんだから。
まあ、ローズにしても山崎にしても優勝を争っているチームの4番バッターだったらこの成績で大きな顔をしてもいいが、所詮は最下位争いに中の記録だ。
その昔、大魔神佐々木が優勝の味を知らないストッパーは真のストッパーではないと言われて、98年の優勝を手繰り寄せる原動力にしていたが、5位と6位の4番バッターが何を言っても虚しい。
ま、これも販売促進用ということなら、新聞も大いに取り上げて盛り上げたらいい。実は両チームの対戦の時は、連れ立って飯食ってたとしても我々は怒らないからね(笑)

特待生問題の犠牲になったと思われても仕方のない広陵高校

2007年08月23日 18時20分31秒 | 野球
第89回全国高校野球選手権大会、第15日、決勝、広陵4-5佐賀北、22日、甲子園)本当は「何か」を言いたい。“疑惑の判定”に野村祐輔投手(3年)が泣いた。
 「悔いはない。審判が正しいから仕方がない」
 魔の八回だった。一死満塁。井手へのカウント1-3からの5球目。真ん中低めの真っすぐに球審の手は挙がらなかった。押し出し四球。直後、副島に満塁弾を浴びた。
 「誰が見てもおかしい。批判の声があるかもしれないが言わないと変わらない。教育者として言う権利はある。監督をやめても良いと思うくらい悔しい」。中井哲之監督(45)は教え子たちの思いを代弁した。
 熱中症に苦しんだ分だけ、勝ちたかった。だからこそ「選手はよくやった。負けを受け止め、これからの人生を歩んでほしい」と結んだ。
 センバツを3度制しながら、40年ぶり3度目の決勝進出で夏の初優勝はまたしても…。古豪の夢は後輩たちに託された。

★高野連が中井監督を厳重注意へ「審判も人間だから」
 中井監督の発言を受け、日本高野連の田名部和裕参事(61)は「審判も人間だから難しい。アマチュア野球の世界で言ってはいけないコメントだと断言します」と批判。23日、大阪市内で準優勝報告会が行われるが「そこで厳重注意をしようと思っています」と話した。


何も決勝に限ったことではないが、今大会も審判の質に相当「?」がついた。とにかくジャッジがバラバラ。あんないいかげんな判定をされたら、それこそ教育によろしくない。人間だから間違いもあるというのはわからないでもないが、何事にも限度がある。
それにしても、この決勝の審判はひどい。これではえこひいきととられても仕方のない偏向ぶりだ。
特待生問題で大揺れだった高校野球にとって、公立の進学校が勝つことは最高のシナリオだろう。だが、それが審判のアシストだと言われたら、勝った佐賀北だっていい気はすまい。
しかし、高野連の参事もアマチュア野球などと偉そうなことを言っても、所詮は興行ありき。だいたいアマチュアを標榜するなら、もっと厳密にアマチュア規定を守ったらいい。特待生なんてもってのほか。野球の技量で学校に入ったり、学費を免除されるなんてアマチュアではない。そしてさらにその技量を磨いて大学や企業に入るなど、スポーツによる利益以外の何物でもないはずだ。
ドロドロしたアマチュア球界の内情を知りながら、こんな歪んだ審判まで使って「高校生らしい」などとほざく高野連。もう少し、現実に即した運営で、参加する球児にいやな思いをさせないでもらいたいものだ。高野連、まさに老害ってやつだな。

岡田監督、思っていても言っちゃいけないこともあるんじゃ?

2007年08月18日 23時30分45秒 | 野球
勝利の女神も、ちょいと意地悪な演出をするもんだ。怒りの退場劇から24時間後。こんなことがあってもいい。鬼の形相だった岡田監督が、今度は笑いが止まらない。
 「こっち(一塁ベンチ)からもアウトかと思ったけど。(鳥谷が)ひじでタッチされて、ミットはさわってないと言うてたから」
 七回一死満塁。林の右翼への浅い飛球に、三塁走者・鳥谷がタッチアップ。広島・広瀬は本塁へダイレクト送球。タイミング的には誰が見ても…。しかし、追いタッチとなって、かいくぐるように鳥谷が左手でホームベースに触れた。
 渡田球審は「セーフ」の判定。ベンチを飛び出す広島・ブラウン監督が、前夜の自分とダブって見えたに違いない。試合を決定づける3点目。ベンチ内を映すテレビカメラには、「アウトやろ」と誤審を自ら認めながらも、ほくそ笑む指揮官の姿が映っていた。
 前夜の中日戦(京セラD)では、二塁封殺プレーをめぐり、退場宣告も無視して猛抗議。「審判辞めろ!!」とブチ切れ、審判を両手でど突いた。今季2度目の退場で、一夜明けて厳重戒告と制裁金10万円の処分を言い渡されたばかり。「審判がアウト、セーフいうたら、しょうがないやろ」とこの日の試合後は改心?
 前夜の敗戦後、コーチミーティングが開かれたが、「監督もしょうがないという感じだった」と球団関係者。判定は覆らないのは承知の上。それでも大事な一戦を台無しにするような“ミス”には黙っていられない。士気を下げないためにも、食い下がった。「選手も命かけてやっとるんや!!」。先頭に立って、この言葉をぶつけたかった。
 「昨日と2試合、悔しい負けがあったけど、きょう勝つと負けるでは違いがある。明日からは普通にいける」
 後味の悪さもすっきりとさせてくれる痛快さで、連敗も2でストップ。悪夢を一夜で払しょくした虎が、再びロードを走り始める。



岡田監督という人は、正直すぎるのではないだろうか?
自身が前日猛抗議の上、退場になっているのに、自分のチームに有利ならまるで評論家みたいなことを言う。
気持ちは理解できる。自チームが不利な誤審のときはチームの士気を鼓舞するためにも抗議が必要だろうし、そのとき判定が覆るとも思ってはおるまい。
しかし、自チームが有利な誤審のときには、何もとやかく言う必要はあるまい。まして誤審を認めるようなことを言えば、相手チームのファンの不興を買うのは間違いないのに。
何にしても誤審はなくさなければならない。ビデオ判定導入ってことも必要かもしれないが、試合時間の問題もあるだろう。
この際、抗議にもエンタテインメント性を持たせる意味で、チャレンジシステムを導入したらどうだろうか?
1試合1回まで抗議可能として、その抗議によってビデオ判定した結果、誤審であれば抗議権を更新できるようにすればいいのだ。もちろん、抗議はストライク・ボールでも何でもOKとしたらいい。
抗議する側は、絶対の自信があるとき以外はしないだろうし、審判も抗議が正しい限り何度でも抗議可になるのだからより注意するだろう。
プレーオフあたりから試験導入したら、盛り上がると思うけどなぁ。

いくらマーケティングのためでもこれじゃ置いておけない桑田…

2007年08月15日 23時42分26秒 | 野球
 米大リーグ、パイレーツは14日、桑田真澄投手(39)に戦力外通告した。試合前に球団が発表した。
 13日のジャイアンツ戦では1回を投げ5安打5失点でチームの大敗の一因となった。リトルフィールドGMは試合後、桑田について「経験ある選手は必要だが、内容が伴わなければ…」と厳しい見方を示していた。桑田自身も「もう後がないので。結果を残していかなければ」と話していた。
 上位の望めなくなったパイレーツが、メンバーを若手中心に切り替えるのは時間の問題だったが、「彼の経験と力は必要だ」と言い続けてきたトレーシー監督ら首脳陣も決断を下すしかなかった。
 どこかの球団が手を差し伸べるのを待つのか、それともユニホームを脱ぐのか。桑田の「夢」の続きは難しくなった。
 桑田は昨オフに巨人を戦力外になり、今季パイレーツにマイナー契約で入団。大リーグ昇格目前の3月末、オープン戦で球審と激突し、右足首をねんざする重傷を負った。だが、リハビリをへて大リーグ昇格を果たし、6月10日にヤンキースタジアムでメジャー初登板した。
 これまで中継ぎとして19試合に登板。好投もあったものの、後半戦は制球の甘さから失点を重ねる場面が目立っていた。大リーグ成績は0勝1敗、防御率9・43。



桑田が戦力外となった。ハッキリ言って、往年の球威はとうにないし、コントロールだけでしのぐにも無理がある。昨年のジャイアンツでの出来を見ればもう限界だったのは明らかだ。
晩年を夢に賭ける姿は人によっては美しく映るのだろうが、正直言って見苦しかった。メジャーなら中継ぎでも敗戦処理でもOKというなら、ジャイアンツでその役割を担ってもよかろうに。
ジャイアンツ入団の経緯や、その後のスキャンダル等で、桑田はどうも好きになれない。よく野球に対する姿勢を絶賛され、いつの間にか人格者のように祭り上げられているが、ジャイアンツの選手でなければ登板日漏洩疑惑で永久追放になっていてもおかしくなかったのだから。そして、ジャイアンツ退団表明の方法もいい大人のやり方じゃあるまい。不動産投資での借金等もそうだが、この人の子供じみた一面を見る思いだ。
まあ、パイレーツも桑田を置いていても経済的メリットがなくなったのだろう。いくらネームバリューがあっても、ある程度は成績が伴わなくては。
桑田は元メジャーリーガー、元ジャイアンツという2大バリューを身につけて、将来安泰ってことなんだろうけどねぇ。やっぱり嫌いだな、この人…

井川放出か… 典型的な安物買いの銭失い、かな

2007年08月12日 23時45分56秒 | 野球
 井川がトレード市場に出されていたことが発覚した。米テレビ局「FOX」や米スポーツ専門有線テレビ局「ESPN」が10日、ヤンキースが井川のトレードについてパドレスと交渉中で、「まとまる可能性は50%」(ESPN)と伝えた。
 大リーグで各球団が選手を自由にトレードできる期限は7月31日だが、8月以降も方法はある。
 放出可能な選手の保有権放棄を告知した上でウエーバーにかけ、獲得に関心を示した中で最も昨季の成績が下位だった球団と47時間の期限付きで交渉できる。トレードが成立しなかった場合には、一度放棄した選手の保有権を取り戻せる代わりに30日間はトレードできなくなる。井川の場合、パ軍とトレード交渉が行われた時点で、ヤ軍から事実上、“放出要員”にされたことになる。
 確かにヤ軍での井川の立場は厳しくなっている。昨年オフ、阪神から5年総額2000万ドル(約23億6000万円)でヤ軍に移籍。先発ローテの中心として、フル回転を期待されたが、結果は出せなかった。
 課題の制球難から打ち込まれ、12試合に登板して2勝3敗、防御率6.79と低迷。7月26日のロイヤルズ戦(カンザスシティー)で3敗目を喫し、2度目のマイナー降格した。現在は3Aスクラントンで再起へ向けて、汗を流している。一方で、ヤ軍投手陣は若手有望株が台頭している。
 この日のインディアンス戦では先発のフィル・ヒューズ投手(21)が6回4安打1失点で2勝目をあげた。故意死球で出場停止処分を受けたロジャー・クレメンス投手(45)に代わる先発にも、井川の名は挙がっていないのが現状だ。
 総額2000万ドルの支払いについては、交渉球団との話し合いで決められるが、ヤ軍が大金をつぎ込んだ左腕は、5年契約の1年目に早くもチームから“見切られた”格好となった。
 交渉相手とされるパドレスは、実は7月中旬にも井川獲得に動いていた。左腕のデービッド・ウェルズ投手(44)に戦力外通告をしたばかりで、先発左腕が必要。現在、ナ・リーグ西地区2位で、首位のダイヤモンドバックスとは3ゲーム差と優勝争いをしており、トレードが成立する可能性は十分ある。
 だが昨季パ軍は地区優勝。昨季下位の他球団が井川獲得に名乗りを上げれば、そちらに交渉の優先権があるだけに、トレードの行方は不透明だ。
 「3Aでも一生懸命がんばります。安定した投球ができるように、もっと努力していきたい」と話している井川。ヤ軍残留か、新天地へ行くのか。大きな岐路に立たされた。


しかし、約30億もかけて交渉権を獲得したピッチャーを1年待たずに放出しようとは、ヤンキースも豪気なことだ。もったいないもったいない。日本の球団なら総年俸をまかなえる大金をいわばドブに捨てようって言うのだから。
まあ、それも仕方あるまい。すでにチームには松井がいて、マーケティング面での貢献はまったく期待できないし、若手台頭の芽もある。見切りをつけるなら高く売れるうちがいい。
それにしても松坂との差は一体何だろう。日本ではお世辞にも人気球団とは言えないライオンズにいた松坂と、今や入場者数日本一のタイガースにいた井川。観客のプレッシャーに対する耐性は井川が上だろうし、実績だって遜色はなかったはずだ。
ヤンキースほどの人気と実力、経済力のあるチームはやっぱりそのときの最高の選手を採らなきゃいかんね。結果どうなるかは別にしても、安物買いの銭失いなんて印象をもたれたら踏んだり蹴ったりだ。
もっとも、イチロー、松井、松坂と現状考え得る日本の最上級品はすでにアメリカにある。これに匹敵する逸材はそうそう出るとは思えないけどねぇ…

朝青龍にも見習わせたい! ダルビッシュの豪胆

2007年08月10日 11時55分21秒 | 野球
 前代未聞のお立ち台結婚会見だ。日本ハムのダルビッシュ有投手(20)が、今季10勝目を挙げた9日の楽天戦のヒーローインタビューで、スポニチ本紙報道で交際が明らかになった女優サエコ(20)との結婚を発表し、サエコが妊娠していることも明かした。結婚式は未定だが、オフに婚姻届を提出する予定。最高のパートナーを得たエースは、さらなる飛躍を誓った。
 若きエースが最高の形で男のケジメをつけた。「きょうは最初からインタビューを狙っていたんでよかった。記事の通り女優のサエコさんと結婚を前提にお付き合いさせてもらっています。うれしいことに子供も授かりました。家族が増えると思いますのでファンの皆さんも僕たちのことを温かく見守ってください」
 区切りの10勝目を挙げてお立ち台に上がった。3万5000人以上のファンの前で前代未聞の“結婚会見”。「あそこでファンの皆さんに言うのが一番いい。こんなにも祝福してくれるとは思ってなかったのですごくうれしい。幸せなこと」と笑顔を見せた。
 婚約者のサエコに勝利を約束していた。初回から150キロをマークするなどトップギア。4回あたりで右腕がつるアクシデントも志願の続投。8回につかまり降板したが7回0/3、2失点、8奪三振は堂々の内容だった。会見ではサエコから「お立ち台でプロポーズして」とおねだりされていたことを明かし、「それは無理でした」と照れた。
 出会いは今年5月にあった友人の誕生日パーティーだった。「最初、女優とは知らなかったんです。話してみて話が合うなあと。お互いどちらからともなく付き合おうということになった」。デートは東京や大阪など、1メートル95のイケメンと美女のカップルは街中でも目立ったが、堂々と歩いた。サエコは2回を完全に抑え優秀選手賞を獲得したオールスター第1戦(東京ドーム)も観戦。この日、ダルビッシュが左手にはめたグラブは球宴で初めて使用した新モデル。Vの刺しゅうが一際大きくなっているもので勝利への執念がうかがえた。
 結婚会見にはテレビカメラ10台以上、報道陣60人以上が集結。スポニチの報道には「どっから流れてんねん」と苦笑いしたが「お騒がせして申し訳ありませんでした」と頭を下げた。新しい命は妊娠6週目。来春にはパパになる。婚姻届の提出、挙式は未定だが「入籍はオフにできたらいい。今まで以上頑張らないと。3人分はなかなか難しいですから」。若きエースは守るべき者のために投げ続ける。



大物とはこういう人を言うのだろうか(笑)
高校生の頃から、何かと話題を振りまき、プロ入り後もパチンコ屋での喫煙騒動やら、ごく最近で言えばヌードの披露と常に注目を集めるダルビッシュ有。
これで本業がダメなら大バッシングなんだろうが、今や若きファイターズのエース。プロ野球選手にスケール感がなくなった昨今、これほど奔放な大物は貴重だろう。
しかし、世間一般の常識としては、交際3ヶ月で妊娠6週間を堂々と発表しちゃうのはヤンキーの若年できちゃった婚っぽい(笑)
まして相手が女優というのも派手さ満載ではないか。
ただ、ちょっと気になるのは妊娠6週間の段階でのスクープ。外見では当然わからないだろうし、場合によっては本人すら気付いてないこともありうる。それがこう簡単に報じられてしまったのは女優側のリークの可能性だ。つまり、ダルビッシュはまさにはめられたってことかもしれないわけだ。ダルビッッシュの置かれている立場(優勝を狙っている球団のエース)を考えれば、あと3ヶ月のシーズン終了まで隠し通してもよかったろう。これで成績が下降すればどれほど叩かれるかわからない。
まあ、昨日のお立ち台でのうれしそうな顔を見る限り、それが仮に相手の策略にドップリはまったものであっても何ら問題はなかろうが。
シーズン10勝目を狙い、そしてお立ち台を狙って登板し、それを実際に達成して堂々とした結婚宣言。二十歳のこの豪胆ぶりを、ストレスだのうつだの言って自宅に篭ってる大横綱にも見習ってもらいたいものだ。

新しい形の裏金? ロッテキャンプ地変更

2007年08月08日 21時42分21秒 | 野球
千葉ロッテ・マリーンズの瀬戸山隆三球団社長と沖縄県石垣市の大浜長照市長は28日、石垣市内のホテルで記者会見し、ロッテが来年2月1日から約3週間予定している1軍春季1次キャンプを石垣島で行うと発表した。同市は今後、開催場所となる石垣市営球場の改修を行う。
 ロッテは1970年代から春季キャンプを鹿児島市などで実施。99年からは同市1カ所となったが、2006年からはオーストラリアのジーロングで1次を、同市で2次を行っていた。
 昨年秋、石垣市にある八重山商工高の元エース大嶺祐太投手の入団交渉で瀬戸山社長やバレンタイン監督が石垣市を訪れた際、球場などを見学。その後、石垣市は施設充実を図るとしてキャンプ誘致をロッテ側に働き掛けていた。
 瀬戸山社長は「オーストラリアへの移動時間や気候、安全管理上の理由などで国内実施の意向があった。石垣市の全面的な支援の約束を受け、市民にプロ野球を見せたいという熱い気持ちに応えた」と説明。大浜市長は「大嶺選手の入団で誘致を真剣に考えた。球団の配慮に心からお礼したい。市民とともに歓迎し、応援したい」と語った。

鹿児島市観光振興課は7日、来春に5日間程度、一軍の2次キャンプを鹿児島で行いたいというプロ野球ロッテからの申し入れを受け入れないことを発表した。地元の関係団体と協議し、昨年より内容や日程が大幅に縮小されていることから、キャンプといえるものではないと判断した。ロッテはこれを了承する方針で、広報を通じて「再三話し合いましたが、要望を受け入れてもらえず大変残念に思う」との談話を発表した。


ホークスと相思相愛と言われていた大嶺をかっさらったマリーンズ。指名当初は入団は難しいと見られていたが、急転。まあ、当人のためにもすんなりプロ入りしたほうがよかったとは思うが、このキャンプ誘致は少々きな臭い。
地方自治体がプロ野球のキャンプを誘致するのは、その経済的効果からいって当然であるが、今回のマリーンズの決定は大嶺の入団とのバーターっぽい。その利権の先に大嶺の親戚縁者がもし関わっているとしたら、これは立派な裏金ではないだろうか?
だいたい一選手の入団の見返りがキャンプ地の変更などとは、それまで長くマリーンズのキャンプを受け入れてきた鹿児島に対して、何も感じないのだろうか?
マリーンズはもっとファンを大切にする球団と思っていたが、鹿児島に対して出来っこない要求を突きつけて、変更の大義名分を作り出すやり方もあまりに露骨でいただけない。
まあ、今後のドラフト制度変更に伴って、こんな裏技を駆使する必要がなくなるかもしれないが、結局プロ野球12球団はどこもやってることは似たり寄ったりということがハッキリしたと言うことか…

読売戦、こんな時期に深夜の録画放送。来年はどうなるやら…

2005年09月02日 21時43分34秒 | 野球
8月に各テレビ局が中継した巨人戦ナイターの平均視聴率が7・2%(関東地区)と、月別の集計がある89年以降で、過去最低だった今年7月の8・5%をさらに下回ったことが1日、ビデオリサーチの調査で明らかになった。
ビデオリサーチによると今季、巨人戦の月間平均視聴率は4月が12・9%、5月13・0%、6月10・1%で、7月と合わせ5カ月連続で各月別の最低を記録。低落傾向に歯止めがかからない状況となっている。
これを受け、巨人戦中継のやり方を見直すテレビ局も出ており、フジテレビは9月に同局系で放送延長を行わないことを決めている。

巨人戦が9月上旬では異例の深夜帯放送となる。フジテレビが2日に放送する広島-巨人戦(広島)が、深夜1時35分からの録画中継となる。同局では通常のナイター放送時間である午後7時以降にバラエティー番組を優先した。
同局広報部によると「明日(2日)の試合は、もともと雨で中止になった試合が繰り上げられたもの。編成上ゴールデンタイムでの中継ができなかった」としている。9月にはこのほか2試合の中継を予定しているが、これらはいずれも生放送で中継する。

優勝争いから早々に脱落すると、読売戦の放送もずいぶんとぞんざいに扱われるものだ。編成上などと言っているが、これが優勝争いに絡んでいたり、視聴率が取れる状況であったら、確実に生で中継しているはずだ。
読売戦の視聴率はシーズンが深まるごとにますます下がる一方。もはやゴールデンでの放送に耐えられないコンテンツに成り下がってしまった。
この結果、来年以降の放映権料に影響が出るのも確実だ。それでなくても読売戦が減って収入が減っているセ・リーグの各球団は阪神以外大打撃を受けることになるだろう。
特に厳しいのは広島だ。毎年ギリギリの黒字で辛うじて経営が成り立っているのに、この状況では球団の存続にも関わる由々しき問題だろう。そんな状況を見越して、ホリエモンが広島の地に降り立ってみたり(笑)。
ま、優勝争いの最中に、監督人事やらリストラやらが話題の中心になるような状況の読売では、深夜に追いやられても仕方ないなぁ。なんか、プロレスと同じような道をたどっていくような…。

WBC参加へ。どうする選手会

2005年08月31日 23時02分07秒 | 野球
日本プロ野球組織(NPB)が来年3月に初開催される国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」に基本的に参加する方針を固めたことが31日、分かった。プロ野球選手会が同意すれば正式参加が決まる。
NPBは8月中旬に米大リーグ機構(MLB)に運営方法の見直しを要求し、第2回大会以降の運営委員会に日本や韓国の委員枠を増やし、米国以外での開催も可能とする譲歩案を示された。この交渉経過を各オーナーに報告した結果、選手会の同意を前提に大会参加が承認された。9月中には代表監督などのチーム編成の原案を作成する。
選手会は分割開催(3月予選、7月本戦)を要望、故障などによる補償を問題視し「今のままでは参加できない」(古田会長=ヤクルト)と米国との交渉を継続する考え。ただMLBジャパンのスモール代表は「交渉継続の余地はない。日本はイエスかノーか即答する必要がある」と話した。

メジャーリーグの世界戦略に乗っかる形でも、現在の野球を取り巻く悪環境を少しでも改善したいNPB。この際儲けよりも面子よりも「実」が欲しいことの表れなのだろう。
しかし、選手会としては「はい、喜んで」というわけにはいくまい。レギュラーシーズンに影響が出るであろうタイミングや補償などはキッチリと言質を取るまで「はい」とは言えないだろう。
誰がどんな「お墨付き」の下に監督になり、どんな選考基準で代表選手に選考されるのか。しばりがなければ特定球団から選手を多数供出するような事態も考えられるだろう。逆に一人として代表選手が出ない球団もありうる。
ファンは簡単に参加すべし、と言うかもしれないが、出て行く選手は様々な問題を解決してくれないととてもおいそれと出て行けないだろう。この際、選手の自主参加で出たいと申告した選手から選抜したらいいのかもしれない。そうすればモチベーションには何ら問題はないだろうし、チーム内での競争意識も高まるだろう。それにドーピングや国籍の問題も起こらないはずだ。
ま、来年開催となれば3月に開催するか、あるいは11月以降にやるかになるのは仕方あるまい。サッカーW杯の影響が出ない時期に限定されるのはマーケティング的にも致し方ないところだ。
しかし、メジャーリーグも手前勝手というか、他所の国のリーグの都合なんて一切考えない覇権主義は何とかならないだろうか。WBC的なものについては、仕組みがちゃんとしていれば誰も反対しないだろうに。さて、古田会長は世論を味方につけての「不参加」に持ち込めるのだろうか…。

清原・ローズ戦力外。新監督の手を汚させない配慮なんだろうけど…

2005年08月30日 23時50分16秒 | 野球
清原、ローズという球界を代表する強打者が戦力構想外となることが濃厚になった。これは3年連続でペナントを逃すことが決定的なチームの改革を断行しなければならないという球団の並々ならぬ意欲の表れだ。
球団は昨オフ、清原に対して戦力構想外であることを通告した。しかし契約期間が1年間残っていたことから本人の意向を無視してトレードを進めることができなかった。清原の残留が決まった際、堀内監督やチームへの忠誠を誓う約束を交わしたが、今季も首脳陣の采配(さいはい)や打順降格に不満を漏らすなどチームのムードを悪くするマイナス面がのぞいていた。
ローズは4月26日のヤクルト戦で緩慢な守備を指摘されたことに激高してコーチと衝突。報道陣にチーム批判を展開し、球団から罰金を科される事態を起こした。打順降格などで常々「日本で長くプレーしてきた自分に対する敬意がない」と不満をあらわにすることも、チーム一丸となる障害になっていた。
渡辺恒雄前オーナーが球団会長に就任する前の今年5月、「野手の年齢を見てみると老齢化がすごい。30歳を超えている人が多い。将来を考えてバッターを強化する」とその時すでに世代交代の必要性を説いている。来季に向けて若返りを中心とした常勝軍団復活を探るいま、好影響を与えないベテラン選手はチームに必要ないと判断したのだろう。

当たり前のことをするのでも、それが読売となると何かと世間は騒々しいようだ。ドライに割り切れないのはやはり日本的ということになるのだろうが、そもそも野球選手の引退は、ほとんどのケースで球団からの戦力外通告だろう。
清原やローズなども、コストパフォーマンスに問題がなければまだまだ続けることは可能だろう。野球の成績と集客力を合わせて、それにふさわしいギャラで本人が納得すれば交渉成立だ。
清原なら、球団がちゃんと因果を含めて引退させるのが筋なんだろうが、当人がきっとやる気満々なのだろう。読売としても引退後の処遇に困っていたに違いない。おおよそ解説者や指導者向きではないだろうから、マスコミにも送り込めないし、フロントってタイプでもあるまい。
それにしても、シーズンも佳境に差し掛かってきているのに、読売はとっくにストーブリーグ。こんな問題、シーズン終了後にやってくれと阪神や中日は少し怒った方がいいかもしれない。
ま、一粒で二度美味しい今シーズンのプロ野球と思って、楽しむのが正しいファンの姿、かな。清原もキングカズを見習って、オリックスでがんばれ!(笑)