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スポーツヲタクの独り言

目指せ毎日アップ。ひねくれものの独白、ぜひ見てね!

生え抜きに厳しい読売。FA福留にいくら提示しているか高橋は知っているのか?

2007年11月27日 18時34分03秒 | 野球
今年4月にフリーエージェント(FA)権を取得した巨人・高橋由伸外野手(32)が26日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、権利を行使せず残留することで合意した。4年総額16億円(金額は推定)プラス出来高でサイン。生え抜き選手では過去最高の大型契約となった。“生涯・巨人”の決意を固めたヨシノブは来季の目標に日本一奪回とタイトル取りを掲げた。
 晴れやかな笑顔だった。交渉を終えた高橋由は「サインしました。4年契約です」と満足げに振り返った。夏から少しずつ進めてきた交渉が無事に終了し、表情は充実感に満ちあふれていた。
 交渉は2時間近くに及んだ。納得いくまで球団と話し合った。「今年の成績を十分に考えてもらったし、FAを行使しないというのも考慮してもらっての金額です」額については明言しなかったが、「個人的には今までで一番上だと思う。皆さんが思われている最高額のちょっと上ぐらいだと思いますよ」と説明した。
 今季の年俸は2億8800万円で、過去最高は05年の3億4000万円。今回は年俸4億円の4年契約を結んだとみられる。4年総額16億円プラス出来高は、巨人の生え抜き選手では過去最高の大型契約。01年に清原(現オリックス)が結んだ変則の4年総額18億円には及ばないが、昨年FAで日本ハムから巨人に移籍した小笠原の数字と並んだ。
 V奪回に貢献した自負があった。今季は1番打者として、プロ野球新記録となる9本の初回先頭打者本塁打を放った。本塁打王の横浜・村田に1本及ばなかったが、自己最高となる35本塁打もマーク。選手会長としてチームのまとめ役もこなした。「トータルしたら、いい1年だった。球団も評価してくれたと思う。来年も同じような活躍ができれば」と決意を新たにした。
 大型契約の重みは感じている。「将来的には長く巨人に携わっていきたいが、それは引退してから考えればいい。とにかく4年間、活躍したい」将来の監督候補生として名前が挙がっていても、今は目の前の戦いに集中するだけ。「当然、日本一が目標です。タイトルも入団1年目から欲しいと思っている」と言い切った。持てる力のすべてをこれからも巨人にささげるつもりだ。


高橋に対する評価としてこの4年総額16億が高いか安いかは別にして、生え抜きのスター選手、将来の幹部候補に対して、もう少し配慮があってもいいのではないか?
過去にFAで移籍してきた選手の年俸は生え抜き選手と比較して著しく高くなかったのか? 清原然り、江藤然り、小笠原然り…。
こんなアンバランスな年俸相場でFA選手を採り続けていると、そのうち読売に有力な新人が入団したがらなくなるかもしれない。何せ他所で実績を残して高い値で買ってもらうほうがお得なんだろうから。
今年はFAで福留を狙っている読売だが、福留と高橋の比較で年俸にそれほど差がつくのだろうか? 福留に4年20億以上を提示してるとしたら、やっぱり生え抜き冷遇と思えてならない。
まあ、高橋は入団時にいろいろと噂された選手。生涯読売は避けられない立場であろうから、ちょっと頭を押さえられても仕方がないのかもしれないが。でもやっぱりバランスってものがあると思うけどね。

野球、五輪予選にはずみがつく豪州相手の2連勝

2007年11月23日 23時59分06秒 | 野球
北京五輪アジア予選突破を目指す星野仙一監督率いる野球日本代表が23日、福岡Yahoo!JAPANドームでオーストラリア代表と最終強化試合第2戦を行い、5-1で連勝した。日本代表は1点を追う3回、荒木(中日)、井端(中日)の1、2番コンビが連続ヒットでチャンスをつくると、青木(東京ヤクルト)の犠牲フライで同点。さらには、阿部(巨人)のタイムリー二塁打などで勝ち越しに成功した。4回には、2死から再び荒木、井端が出塁し、青木のタイムリー二塁打で2点を加えた。投げては先発のダルビッシュ(北海道日本ハム)が1回に2本の二塁打を浴び、先制点を許すも、4回を1失点、8奪三振の好投を見せた。5回以降は、成瀬(千葉ロッテ)、渡辺俊(千葉ロッテ)、藤川(阪神)、上原(巨人)のリレーで、オーストラリア代表に得点を許さなかった。
 日本代表はあす24日に台湾に入り、12月1日からのアジア予選に向けて調整を行う。

オーストラリア代表のディーブル監督は2試合で1点しか奪えず「日本の投手は素晴らしいし、打つのは大変。大リーグで通用する」と脱帽した。
 北京五輪アジア予選の予想を聞かれると「日本が勝つだろう」と話したが、一方では「全体的にはパワーが足りない」と打線の破壊力のなさを指摘していた。


圧倒というわけにはいかなかったが、強豪豪州相手に2連勝は立派なもの。来月から始まるアジア予選にはずみがついたことだろう。
投手陣の厚みは言うことなし。岩瀬、藤川、上原のリリーフ3本柱は磐石。6回までを先発・中継ぎ2人で抑え切れれば勝ったも同然と言えそうだ。
残念なのはやはり外野陣か。長打力の不足感は否めない。つなぎの野球と言えば聞こえはいいが、実際のところそうせざるを得ない人選だ。
短期決戦をにらんで、守備優先は致し方ないところだが、打線にあと一歩威圧感がないのが惜しい。福留、高橋が使えないことを思えば、仕方ないことなのだが。
まあ、ちゃんと実力を出し切れば、アジア枠で五輪出場は難しくないはずだ。守って守って3点以内の勝負に持ち込みたい。観ているほうはあまりスッキリはしないかもしれないが、国際大会の予選は勝ち方など問題ではない。勝てばよし。どんなみっともない勝ち方でもOKだ。
もう勝った気で言えば、本大会には球界を挙げて協力体制を敷いて欲しい。1球団2名までなんてけち臭いことは言いっこなし。1人も代表選手を出さないチームが出るのはカッコ悪いかもしれないし、逆に4人5人となると後々のペナントレースに影響が出るかもしれない。だが、最後のオリンピックは何としてもメダルが欲しい。メジャーリーガーが出場しない大会である以上は、アジアの盟主として有終の美を飾りたいところだ。
今から12月が楽しみな日本代表。台湾も韓国も粉砕だ!

低調だったドラフト。野手、社会人に逸材なし?

2007年11月20日 23時35分38秒 | 野球
15年ぶりにくじ引きが復活した大学・社会人ドラフトが19日、都内のホテルで開かれ、ソフトバンク王貞治監督(67)が最大の目玉、東洋大・大場翔太投手(4年=八千代松陰)を6球団の競合の末、引き当てた。明治神宮大会で3日連続完投で日本一に導いたタフネス右腕を、交渉権獲得後に指揮官自ら電撃訪問し、13日に急逝した稲尾和久氏の後継者に指名。先発の一角としてはもちろん、西鉄のエースとして「神様、仏様、稲尾様」と称された鉄腕伝説の継承を期待した。
 「鉄腕2世」にかける王監督の期待度は、行動に表れた。午後4時50分すぎ、王監督は、東京・文京区の東洋大で、大場と念願の対面を果たしていた。当日に指名あいさつに出向くのは、ホークス監督就任後、これが初。「久しぶりにドキドキしたよ。九州の人を代表してくじを引いたが、ホっとしてるよ」。ドラフト会場への入場パス、サイン入りの当たりくじをプレゼント。さらにはユニホームまで着せるサービスぶりで「まるで入団会見だな」とおどけてみせた。
 教訓を生かした。抽選箱をのぞき込み、ためらうことなく右手で「当たり」をつかんだ。「単純に一番上にあったのを引いた。前回はひねって下を取って失敗した」。10月の高校生ドラフトで4球団が競合した大阪桐蔭・中田の抽選。残り2枚で下のくじを引き、日本ハムに交渉権を奪われた。巨人時代を含めた過去の抽選戦績は2勝5敗。この日は朝風呂で身を清め、午前中には都内にある故恭子夫人の墓参りに訪れた。「久しぶりだったけどね。自分でできることはやってきました」と最愛の亡き夫人に感謝した。
 何より評価するのは、明治神宮大会で3日連続完投を達成し、日本一に輝いたタフネスぶりだ。「馬力のある投手。4年間、故障もしていないというし、今のうちに一番、欲しいタイプだった」。そんな鉄腕ぶりに、王監督も因縁めいたものを感じた。「稲尾さんに彼がホークスのユニホームを着て投げる姿を見てほしかった」。
 西鉄ライオンズ黄金期のエースとして活躍し、13日に急逝した、稲尾和久氏(享年70)を引き合いに出した。58年の日本シリーズでは巨人に3連敗後、4連投4連勝という逆転日本一に導き「神様、仏様、稲尾様」と、称された元祖鉄腕だ。「稲尾さんの遺志は我々に受け継がれている。野球でもスタイルがある。九州では豪快さが求められるが、そのニーズに応えられるタイプ。稲尾さんが陰で支援してくれると思う」。とポスト鉄腕に指名した。稲尾氏が逝った直後に、新たな伝説を作る右腕を、王監督が引き当てた。


今年は大目玉がないドラフト。自由枠がなくなって、くじ引きが復活。悲喜交々のドラマに期待したが、「BIG3」は特に逆指名してなかったためかすんなり感しか残らない無風ドラフトといった感じだ。
それにしても、今年は不作。野手はなかなか指名されないし、社会人からの指名が少ない。
よく解釈すればプロ野球のスカウト網が完成していて、指名漏れがほとんどなくなった結果、社会人にプロレベルの選手が行かなくなったのか。
一時期、サッカー人気に押されて人材の流出が心配された野球だが、メジャー人気から高校球児は増えているのが現状。運動能力の高い男の子はまず野球に流れてきている。この選手の受け皿として独立リーグなども出来ているが、プロ野球界全体として、もう少し育成などに責任を負ってもらいたい。

個人的にはドラフト撤廃、移籍の自由を認める方向に進んで欲しいものだ。自由にチームを選べれば、自分のポジションの選手層が薄いチームを選んで入団する傾向が強まるだろう。そのほうがむしろ戦力の均等化が進むと思うのだが。移籍も契約切れでいつでも可能にすれば、結局人件費の高騰も防げるはずだ。広島のようなチームは育成で選手を育て、一人前になった選手を売ってチームを維持したらいいし、育成を考えずに買う一方の読売、みたいな図式も悪くはなかろう。

アメリカ人すらメジャー開幕戦の日本開催に激怒するっていうのに…

2007年11月17日 22時58分58秒 | 野球
ロッテのボビー・バレンタイン監督(57)が16日、来年3月25、26日に東京ドームでの開催が決定したレッドソックス対アスレチックスのメジャー開幕戦に物言いを付けた。「日本の野球を一番興味深いものにしようとしない決断」と切り捨てた。
 この日、客員教授を務める千葉商科大で、今オフ初めて教壇に上った。終始笑顔だったが、講義後に戦略提携を結ぶ07年のワールドチャンピオン・レ軍の日本開幕戦について質問されると表情が一変。「パ・リーグは既に開幕している。その時期に日本で(メジャーの球団が)開幕する理由、根拠は存在しない」と語気を強めた。
 パは来年、セ・リーグよりも8日早く3月20日に開幕する。セ球団のようにオープン戦を組むことは不可能。また、メジャー開幕戦にファンやメディアの視線が集まる中、同日に公式戦を行わなければならない状況にも怒り心頭で「とても良くない判断だ」と、否定的な発言を繰り返した。


特にパ・リーグの関係者なら誰でも思っているはずのメジャー開幕戦日本開催に対する不満。日本の野球関係者が誰も言わない(言えない?)ことを、アメリカ人が堂々発言だ。
バレンタインが憂いていることは正論だと思う。人材や収入のアメリカへの流出に関して、もっと真剣に考え直すべきだ。このままではメジャーの属国。人も金もあちらに召し上げられてしまうではないか。
日本球界で、こういう動きに異を唱える人間はいないのか。そのことが情けないではないか…

ラミレス退団で面白くなる移籍市場

2007年11月16日 23時44分21秒 | 野球
今季、右打者として初めてシーズン200安打を記録したヤクルトのアレックス・ラミレス外野手(33)の退団が16日、決まった。鈴木正球団社長が「契約は合意を得られなかった」と語り、交渉の打ち切りを表明した。金額のほか単年契約を提示した球団と複数年を希望するラミレス側と折り合いがつかなかった。
 ラミレスとヤクルトの独占的な交渉権は15日で切れ、他球団との交渉が可能となるため、国内での移籍が濃厚となった。倉島今朝徳球団専務取締役は「ラミレスはうちの主力だが、(交渉を)引き延ばせないのは、次の編成に取り組まなければいけないから」と説明した。
 ラミレスは2001年にヤクルト入り。「ラミちゃん」の愛称で親しまれ、03年に本塁打王、打点王、最多安打のタイトルを獲得するなど主軸打者として活躍。7年目の今季は204安打で最多安打、5年連続100打点以上の122打点で打点王に輝き、打率は2位の3割4分3厘を記録した。


ラミレスがフリーになることでFA戦線も面白くなりそうだ。FA宣言した外野手は2人。強打の外野手が欲しい球団は国内外に山ほどあろう。
日本の球団にとって、ラミレスは美味しい。FA選手と違って、補償金がかからないし、あと2年経てば扱いが日本人選手と同じになる。実績は申し分ないし、知名度もある。
強打の右打ち外野手が欲しい読売、カブレラ退団、和田の流出が心配な西武、福留の流出が確定的な中日、外野手に高齢や怪我の不安のある阪神、人気と実績のある選手が欲しいオリックス…。今年の移籍市場は面白そうだ。
福留が態度を明確にしないことで、ラミレスの価値もますます高まるだろう。毎年毎年、移籍市場がもっと活発になれば面白い。もちろん、こういった大物だけでなく、特定のポジションが強力なチームから活躍の場を求める若手、といった移籍ももっとあっていいはずだ。
野球もサッカー同様にドラフトを撤廃して選手拘束を契約でのみ縛る形にして契約満了即FAにすれば、高額の契約金も不要になるだろうし、その分活躍した選手に厚く配分できるはず。アメリカに選手を採られないためにも、制度を根本的に見直す必要があるんじゃないかなぁ。

プロ野球界、特にパ・リーグは何故レッドソックス上陸を阻止しないのか?

2007年11月14日 23時51分32秒 | 野球
ボストン・レッドソックスのワールドシリーズ優勝に貢献した松坂大輔、岡島秀樹の両投手が、来シーズン日本で開幕を迎えることになった。メジャーリーグ機構は14日、レッドソックス対オークランド・アスレチックスの2008年開幕シリーズを3月25、26日に東京ドームで開催すると正式に発表した。
 メジャーリーグの開幕戦が日本で行われるのは2000年のニューヨーク・メッツ対シカゴ・カブス、2004年のニューヨーク・ヤンキース対タンパベイ・デビルレイズ(現レイズ)以来3度目。前年のワールドチャンピオンチームが日本で公式戦を行うのは、今回が初めてとなる。対戦するアスレチックスも、レッドソックスの7度を上回る9度も世界一に輝いている名門球団。
 2004年には、当時メジャー2年目のヤンキース松井秀喜外野手が2試合に出場し、第2戦ではホームランを放った。奇しくも松坂と岡島も、来季がメジャー2年目。母国で好スタートを切れるか期待がかかる。
 試合開始時間やホーム、ビジターがどちらになるかについては、12月中旬に行われる予定の記者会見で発表される。また、両球団は開幕シリーズだけでなく3月22、23日にもセ・リーグの球団とエキシビジョンゲームを行うことが決まっている。ただし、対戦カードや会場などについては未定。


レッドソックスの日本での開幕戦開催が決まったようだ。
日本のプロ野球界はこれを黙って見ているのだろうか? オーナー会議でNHKに対してメジャーリーグを取り上げすぎると文句を言っていたくせに。
今回の開幕戦開催がまた読売の「主催」だとしたら、プロ野球の自殺行為だろうし、特にパ・リーグはまた開幕にこれをぶつけられるわけだから怒りの声を上げないのはおかしいではないか。
こうやってメジャーの世界戦略に取り込まれ、日本プロ野球はますます養成機関化していくのだろう。そして本来プロ野球に落ちるはずのお金が海外に流出していくわけだ。どこやら球団の「涙のFA移籍」なんて話の遠因である「経済格差」もメジャーに支払われている放映権料が日本に落ちていれば起こらなかったかもしれない。
まあ、メジャーがどこで開幕しようとそれはあちらの自由であるが、そのお先棒を読売が担ぐとしたらとんでもない話と誰も言い出さないのは変じゃない?

時代に逆行するオリックスの超重量打線構想。守れないチームで長いシーズンを乗り切れるのか…

2007年11月13日 23時44分44秒 | 野球
阪神が浜中治外野手(29)をトレードでオリックスに放出する方針を固めた。浜中は11年目の今季、右翼で開幕スタメンを果たしながら打撃不振で4月下旬には定位置をはく奪。2度の2軍落ちなど、結局62試合で打率・193、6本塁打の成績に終わっていた。
 チームでは今季、桜井ら若手選手が台頭。CS第1ステージで敗退した岡田監督は「打力不足と先発投手が課題。補う点はハッキリしている」と補強方針を明言していた。球団では生え抜き選手の放出もやむなしという姿勢でトレード先を模索し、野手補強が懸案のオリックスを相手に絞り込んだ。今季は不振に終わったが、長打力を持つ浜中の打撃は他球団にとっては大きな魅力。さらに、DH制があるパ・リーグなら、手術歴のある右肩の不安も気にならない。協議中の交換要員は先発陣が手薄なことから実績ある川越、さらには野手の平野恵、後藤らが候補とみられる。


阪神から見れば、FAで新井と福留が獲得できるなら濱中放出も痛手にはならない。あとは先発投手が補強できれば完璧だ。実績のある先発投手と濱中の交換トレードなら上出来と言える。
逆にオリックスから見て、濱中獲得はそれほどメリットがあるのだろうか?
それでなくても守れないベテラン選手が打の中心を占めるチーム。いくらDHがあるからといって、これほど守りが手薄なチーム編成でいいわけがない。
この上、まだ守れなさそうな外国人(カブレラ等)の獲得も画策してるとしたら、もうやけくそだろう。
ちょっと前の読売みたいに超重量打線が必ずしもチームとしての成功に結びつかない事例があるっていうのに、それよりさらに年寄りの集まりにしちゃうわけだから言葉もない。
カブレラ、和田がいない超軽量打線の西武と、ろくすっぽ守れないオリックスが来季の最下位争いで決定かな…

FA福留を狙う読売。もう育成には興味なし?

2007年11月09日 17時25分57秒 | 野球
日本一奪回を目指す巨人が今オフの野手補強の第1候補として、中日からFA宣言する福留孝介外野手(30)に定め、獲得に乗り出す方針であることが8日、分かった。長打力のある右打ちの外野手に絞っていたが、両リーグを代表する外野手の福留なら左打ちでも問題はない。9日に清武代表が宮崎で秋季キャンプ中の原監督のもとを訪れ、最終確認を行う。福留はこの日、メジャーをも視野にFA権を行使することを決意した。交渉解禁日となる14日から、巨人は全力を挙げて獲得を目指す。
 巨人にとっては12年ぶりのラブコールだった。95年のドラフトで1位指名しながら抽選で獲得できなかった福留への思いは、さらに強くなっていた。今季はペナント制覇しながら、クライマックスシリーズでは中日に屈辱の3連敗で日本シリーズ出場を逃した。リーグ連覇はもちろん、日本一達成へ、福留の存在は、欠かせない戦力だと判断していた。
 今オフの補強ポイントは、投手ではストッパーと左の中継ぎ投手だが、野手では1発のある右の外野手だった。右打者ではFA宣言をする可能性のある西武の和田、ヤクルトと残留交渉の進まないラミレスらがリストアップされていたが、左投手を苦にしない福留ならば問題ない。
 むしろ高い守備力を考えれば、総合力では球界NO・1外野手と判断。獲得に向けて全力を挙げていく方針が確定した。清武球団代表はこの日、福留について「まだそういう時期じゃない。宣言してからゆっくり考えます」と話すにとどめたが、9日にも宮崎で秋季キャンプ中の原監督のもとを訪れ、最終確認する。
 水面下の調査では、遊離軟骨の除去手術した右ヒジも快方に向かっており、春季キャンプにも間に合うと見ている。メジャー志向が強く、海外移籍が濃厚と見られているが、資金面からもメジャー球団と張り合えるだけの4年総額24億円前後を用意するメドもつけている。ここ数年、優秀な日本人選手の国外流出が懸念されている日本球界の代表として、巨人が日本球界への“引き留め”に全力を注ぐつもりだ。
 今季は中日、阪神とし烈なペナント争いを繰り広げてリーグ制覇は成し遂げたが、日本一への夢は持ち越しとなった。戦力的にみればライバルチームは、阪神が広島からFA宣言した新井の獲得が濃厚で、福留取りにも意欲を見せている。中日も西武の和田がFA宣言すれば獲得に乗り出す可能性がある。
 主力選手5人が手術し、高年齢選手の多い巨人は、福留が獲得できなければ厳しい状況に追い込まれる。FA選手の交渉解禁日となる14日にも、メジャー球団との福留獲得合戦へ参戦する。


日本球界を代表する外野手に成長した福留が市場に出そうだ。
資金に余裕のある球団ならどこでも欲しくなるのはわかる。しかし、読売がここで福留を獲得するようなことがあれば、もう生え抜きの若手に出る幕はなかろう。
しかし、また左バッターを狙うって。確かに守備の面でも貢献度の高い選手なだけに多少のことは目をつぶりたくもなろうが、スタメンの右バッターが谷と二岡というのもあまりにバランスが悪かろう。
毎年毎年なりふりかまわない補強に走る読売。リリースした斉藤や小関がとっとと他球団に拾われていくのを見ると、余剰戦力の宝庫と思われても仕方なかろう。こういう無駄な入れ替えをするよりも、やはり生え抜きのスター候補を地道に育てる必要もあろう。現在の読売の主力に高卒生え抜きがいないことは読売ファンにとって寂しいことではないのだろうか。
まあ、こういう方針の球団が1つくらいあってもそれはそれでいいのかもしれないが、誰かが声高に叫んでいた「愛」という言葉からは程遠いと感じるのは私だけではなかろう。
さて、今年のFA商戦はどう転ぶことやら。

広島・新井、涙のFA宣言という茶番

2007年11月08日 15時05分06秒 | 野球
今季フリーエージェント(FA)権を取得し、去就が注目されていた広島の新井貴浩内野手(30)が8日、広島市民球場内の球団事務所でFA宣言に必要な書類手続きを行った。残留の意思はなく、関係者によれば、獲得に強い関心を示している阪神入りが有力。
 広島市内のホテルで記者会見した新井は涙を浮かべ、声を詰まらせながら「(決断は)カープが大好きなんで、つらかった。環境を変えて、野球人として、前に進みたかった」と語った。
 同僚の黒田博樹投手のFA権行使で、移籍へと気持ちが傾き、6日の夜に決断したという。「ファンの気持ちを裏切る形になって申し訳ない」と声を絞り出した。
 新井は広島工高から駒大を経て1999年にドラフト6位で広島入り。右の長距離砲として、2005年には43本塁打で初のタイトルを獲得した。今季は不動の4番で2年連続の100打点をマークした。
 広島は黒田のFAによる米大リーグ移籍が濃厚で、投打の柱が流出する危機的な状況に追い込まれた。


自らが自力で獲得した権利であるFA権を行使するのに何も泣く必要はなかろう。堂々と移籍市場に打って出ると言えばいいことなのに。
ハッキリ言えば、この先も弱く年俸も頭打ちのチームには残れないということではないか。あと何年頑張ったところで、チームが上位に食い込む見通しは立たないし、年俸の上限も理解しているに違いない。
もし、本当に広島を愛しているとすれば、取るべき道は二つに一つだったのだろう。ギャラにこだわらず残留するか、チームに人件費負担を増大させないためにFA移籍(チームに補償金も入ることだし)するか。そこで新井はFA移籍を選択した。それでいいではないか。もっと言えば、ビジネスライクに自らを最大限評価してくれる(つまりギャラの高い)チームを選ぶのもプロとして当然の姿勢。どんな理由でどんな選択をしようと新井の自由だし、はたがとやかく言うべきことではない。
正当な権利行使に涙が伴うというおかしな風潮はとっととなくして欲しいものだ。

あ、そうそう。阪神ファンはここで声高に濱中プロテクトを叫ぼうね。何てったってトレードの噂のあった日本ハムに抗議したくらいなんだから。

プロ野球、ストーブリーグ本格化。もっと人材の流動化を!

2007年11月07日 23時32分29秒 | 野球
戦力外となった選手らを対象とした12球団合同のトライアウト(入団テスト)が7日、川崎市のジャイアンツ球場で行われ、小関竜也外野手(前巨人)、萩原淳投手(前日本ハム)、河原純一投手(前西武)ら投手30人、野手22人の計52選手が参加した。
 テストはシート打撃形式で行われ、各投手は4人の打者と対戦。打者は5打席以上のチャンスがあった。ネット裏からは楽天・野村克也監督や、各球団の編成担当者らが視線を送った。
 27日にはナゴヤ球場で第2回のトライアウトが行われる。


日本シリーズも終わって、プロ野球は本格的なストーブリーグに突入。FA、トレード、トライアウトと選手の異動が始まった。
プロ野球界は、もっと人材の流動化に積極的になるべきだ、というのが私の持論。
球団の選手支配は契約期間でのみ縛る形にして、契約満了即FAでいいと思っている。そうすればドラフトの必要性も薄まるし、契約金も安くて済むだろう。特定ポジションの選手層が厚いチームから、需要のある球団に簡単に移籍も可能だろうし、球団と選手のミスマッチも減るに違いない。
球団は選手を手放したくなければ、複数年契約を途中途中で更新し続ければいいし、もっと出来高払いの比重を上げていけばコストパフォーマンスも向上するに違いない。
選手の異動はオフシーズンのお楽しみ。これが活発になれば話題も大きいし、球団間の戦力差も小さくなるだろう。いい考えだと思うんだけどなぁ。

オリックスが目指すのは「掃き溜め」? 打力にばかり気をとられてていいのかねぇ

2007年11月04日 00時19分36秒 | 野球
日本ハム退団が決定的となったセギノールについてオリックスの中村球団本部長は「彼とは面識はないが、念入りに調査していきます」と話した。セギノールは02年にオリックス在籍も1年で解雇。その後、日本ハムに移籍してからは大活躍も2億6800万円の年俸がネックとなって今季限りで退団は確実だ。同本部長は「積極的に動かないといけない時期」として“出戻り助っ人”獲得に強く興味を示した。

オリックスが西武のアレックス・カブレラ内野手(35)の獲得調査を進めていることが2日、分かった。宮内義彦オーナー(72)も大型補強へGOサインを出し、西武退団が決まれば、速攻アタックをかける。
 今季8年連続Bクラスに沈んだチームは、12球団中10位の536得点に終わった貧打線解消へ大砲探しに着手。「日本野球を熟知している選手はリスクが少なく望ましい」(球団首脳)との観点から、西武での7年間で273本塁打を放ち、今季で契約切れとなるカブレラに照準を絞った。
 カブレラの推定年俸6億円。複数年契約を望んでいることもあり、球団首脳は「相手は大物。単年とかそんなことは言ってられないし、欲しい選手も取れなくなる」と、球団史上、助っ人への最高額となる2年総額8億円を準備する構えだ。
 ローズとともに日本記録の年間55本塁打を持つカブレラが加入すれば、打線は一気に破壊力を増す。3番ラロッカ、4番ローズ、5番カブレラ…。ここに清原ともう1人獲得予定の助っ人が並べばオールスター打線が結成される。ヤクルト・ラミレスもリストアップしている。


外国人獲得は難しい。鳴り物入りで入団してもひどい成績で去っていく外国人がどれだけいたことか。
その点で言えば、日本の他球団で実績を残した外国人を狙うのは一つの見識かもしれない。
だが、オリックスのそれは本当に正しい選択なのだろうか?
今のパ・リーグはどの球場も広い。特に外野手には高い守備力が求められる。守備力が伴わない選手にはDHという手もあるが、使えるのは1人だけ。8人はちゃんと守らなければならない。オリックスが獲得しようとしている選手と既存の外国人選手、さらには清原も合わせたら誰がDHで誰がどこを守るというのか。
守備に不安のあるチームはつらい。打力のある選手がよく守るポジション、一塁、三塁、外野に守備の不安が大きいと、投げるピッチャーの配給における選択肢が狭まる。多少余分に点を取ってくれたところで、それ以上に失点しては意味がない。
冷静に考えれば誰でもわかることなのに、それすら見えなくなっているオリックスの編成はこの際解体的出直しが必要だろう。勝利のためには1点取られたら2点が、2点取られたら3点がいる。確かに守備的なチームは面白味が足りないかもしれないが、どんなスポーツも守備に不安があったら戦えないことを知るべきだろう。

マメより信念のほうがオレ流らしくて納得できるけどね、落合監督

2007年11月03日 17時51分52秒 | 野球
非情交代による53年ぶりの日本一から一夜明けた2日、中日落合博満監督(53)は采配批判を受け流してオレ流を貫いた。「別に気にしていない。外野にはベンチのことは分からない。言いたい人には言わせておけばいい」。取材対応のため昼すぎに到着したナゴヤドームで答えた。
 1日の日本シリーズ第5戦で、先発山井は8回まで日本ハムをパーフェクトに抑えていた。だが、落合監督は9回、岩瀬をマウンドに送った。山井は中指のマメを4回につぶしていたという。さらに落合監督はこの日、山井がここ2年間右肩痛に苦しんでいたことも理由の1つに挙げた。「本人が痛いって言っているものを投げさせられないだろう。ユニホームにも血がついていたしな。2年間も肩が痛くて投げられなかった投手をたった1試合で台無しにするわけにはいかない」。
 落合監督はやむを得ない事情による交代だとした。「ベンチにいない人には(勝敗の)責任がないんだから。いろいろ言われることには慣れているよ」。周囲に流されず我が道を行くオレ流の言動は常に物議を醸してきた。またか、と言わんばかりに、寂しそうに笑った。


あの継投に賛否両論あるのは当然だ。記録がかかっていなくても、万人が100%納得する選手交代はないだろう。
落合監督自身が言うとおり、責任のない人間が何を言ったところで意味はないかもしれない。だが、そこまでの信念があるのなら選手の故障を言い訳にしないでもいいではないか。始めから「9回は岩瀬」と言い切れば、「オレ流」の面目躍如ではないか。
世間からあれこれ言われて、とってつけたようにマメを持ち出すのは案外打たれ弱いのか。それとも今さら自身の人気に気を遣ったのか。
個人的な好き嫌いは別にしても、ここはオレ流を貫いたほうがカッコよかったと思うけどなぁ。ただし、世間からはますます嫌われるかもしれないけど(笑)

捨てた中村ノリが日本S・MVP、1試合も働かなかった清原とは契約更新するオリックスって…

2007年11月02日 18時00分08秒 | 野球
泣けた。勝利監督とシリーズMVP選手だけに許された試合直後のヒーローインタビュー。様々な思いが駆けめぐると、もう我慢できなかった。「色々と手伝ってくれた人たちがいた。ドラゴンズの関係者、チームメート…。助けていただいて、ありがとうございました」最後は声にならない。お立ち台で、中村紀が泣いた。
 最高の舞台で、最高に輝いた。2回無死一塁、ダルビッシュから右中間へ二塁打を放って、右腕が吹っ飛びそうなほど力強くガッツポーズ。平田の決勝右犠飛を引き出した。シリーズ全5試合で安打を放ったのは中村紀ただひとり。18打数8安打の打率4割4分4厘、4打点の好成績で、最高殊勲選手の栄誉を手にした。
 苦難に満ちたシーズンだった。1月、オリックスとの契約交渉がこじれて退団し、浪人生活に陥った。知人のスポーツジムや無人のグラウンドが“キャンプ地”だった。親しい関係者に「(シーズン終了後の)トライアウトを受けようと思う」と漏らしたこともある。プロ野球と縁を切らなければならなかったかもしれない男が、ここまで輝けるとは、誰が想像できただろう。
 一塁の守備もできることをアピールするために、市販のファーストミットを購入したのは2月中旬。その後、育成選手として中日に拾われ、開幕直前に支配下登録された。そのミットは、今でも一塁の守備に就く際には使用する。つらかった時の思いを忘れないためだ。
 最高で5億円を誇った年俸は、600万円まで落ちた。一度は地をはったスーパースターは、だが、新天地でスポットライトの中心へ戻ってくることができた。「(首脳陣、関係者に)恩返しがしたかった。ゼロからのスタートでMVP、想像できへんわ」シーズン終盤からは腰痛に悩まされ、痛み止めの薬を飲んでプレーし続けたが、それも実を結んだ。サクセスストーリーを描いたプロ16年目を、ノリはきっと忘れない。


オリックス・清原の来季年俸が、野球協約に定められている減額制限(年俸1億円以上の選手は40%)内で収まる見込みとなった。今季は2度左ひざを手術し、プロ入り初の出場機会なしとなったが「減額制限を超える減俸はないようです」と球団関係者。今季年俸2億5000万円から1億円以内(金額は推定)の減俸で落ち着きそうだ。


結果論と言われればそれまでだが、中村ノリを捨てて、清原を残したことをオリックスはどう総括するのだろうか?
確かに逆境をバネにしたからこその活躍という部分はあっただろう。オリックスに残って成績が残せたかはわからない。だが、1試合も試合に出られないということはなかったろう。
清原には野球の成績以外での、マーケティング的価値を認めての大甘査定で今年を迎えたはずだ。それがベンチにも入れないものだから、観客動員は落ち、成績もついに最下位。たった3年で楽天より下になるとはまともな経営センスではなかろう。
今年の結果を予期できなかったにしても、清原を残して中村ノリをクビにしたのは、よっぽど中村ノリがチームに悪影響を与える存在だったのだろうか。まあ、残り10球団が獲得に動かなかったところを見ても、相当行状に問題が多かったのだろう。
この結果を受けても、清原は来年の契約がありなおかつ億単位の年俸が保証されるらしい。中村ノリはこれだけ働いても清原の年俸に届かないかもしれない。ネームバリューの差といっても、やはり野球選手はその働きに応じたギャラが支払われるべき。こんなことを許してるからオリックスの選手は働かないんじゃないのかね。

賛否両論の継投策にちょっとだけ救われた日本ハム

2007年11月02日 14時42分25秒 | 野球
名采配(さいはい)か、非情の采配か――。
 プロ野球日本シリーズで53年ぶりの日本一に輝いた中日の落合監督が、八回まで一人の走者も出していなかった山井大介投手(29)を、シリーズ史上、初の完全試合まであと1イニングとした最終回に交代させる前代未聞の継投策をとった。九回は岩瀬仁紀投手(32)が三者凡退で退け、采配は成功したが、大舞台での偉業を見逃した格好のファンからはため息も漏れた。
 プロ野球解説者で元阪神監督の安藤統男さんは「これが今年の中日のスタイルで非情の采配ではない。正解だと思う。ただ、自分が監督であれば、果たして交代させられただろうか。見事な決断だった」と評価した。一方、評論家の玉木正之さんは自身のホームページで「百年に一度あるかないかのすごい興奮の瞬間よりも、53年ぶりの優勝を確実にしたかったというなら何と小心な夢のない野球か」と怒りを爆発させた。


個人的な感想としては、続投。日本一が決まる試合で完全試合など漫画でも描けまい。そんな一生に一回観られるかどうかの大記録を自らの手で消してしまった落合監督にあれこれ意見が出るのは当然だろう。
まったく逆の立場で見れば、この継投で救われたのは日本ハムだろう。日本シリーズ敗退を完全試合で飾られた日には、末代までの語り草にされてしまう。それが相手の采配で消えたのだからある意味ラッキーだったに違いない。
もし完全試合を達成されてしまったら、ヒルマン監督のシリーズ前の帰国など、もっと大きく叩かれただろう。日本ハムの敗因などが語られる以前に、話題の全てが落合采配にもっていかれるのは敗者としては助かるかもしれない。

しかし、後になって「マメ」のためなどと取ってつけたような言い訳を始めたのはいただけないなぁ。それこそ信念に基いての交代だったと堂々と言えばよかった。それでとやかく言われても、勝ち負けの責任をとるのは監督なんだから。
個人的な好みの問題を置いておけば、この「勝つことのみが善」という姿勢についてぶれない印象を残す意味でも、交代は予定通りってことでよかったんじゃないのかな。ルールに抵触するわけでもないんだし。

落合監督は小心なのか、豪胆なのか分からない采配だよね。山井をよりも岩瀬という選択は、成功の確率が高いって思ったのなら記録より勝ち負けってことでずいぶんと小さな男って感じもするし、完全試合を消してまでも岩瀬に賭けるって言うなら岩瀬ともども肝が据わっているようにも思えるし。
ただ、あまりにも貴重な記録の可能性だったと思えば、やっぱり続投だろうなぁ。夢を売るのもプロの商売なんだろうしね。これが代表の出場権のかかった試合となれば納得もいくんだろうけどね。

A・ロッド一人にに3000万ドル? それだけあったら、楽天と広島の人件費が賄えそう…

2007年11月01日 12時58分53秒 | 野球
米大リーグ、ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲスが29日(現地時間)、ヤンキースとの契約を途中解除し、フリーエージェント(FA)となった。ヤンキース退団がほぼ確実となった主砲は、新天地でショートを守る可能性も出てきた。
 ロサンゼルス地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は30日、代理人のスコット・ボラス氏が市場価値を高めるため、ロドリゲスをショートとサードの両方で売り込むだろうと報じた。同紙は現時点でエンゼルス、ドジャース、ジャイアンツ、レッドソックス、メッツ、タイガース、マーリンズの7球団が獲得に動いていると伝えている。一方のヤンキースは、ロドリゲスがFA宣言した場合には、争奪戦に加わらない意向だ。
 ロドリゲスは今季打率3割1分4厘、54本塁打、156打点をマーク。FAとなったことで、リーグ史上初の3000万ドル(約34億円)プレーヤーになることが濃厚と見られている。敏腕代理人のボラス氏の手腕によっては、ロドリゲスの5年ぶりのショート復帰が実現する可能性がある。


FAになる年には、市場価値を高めるために頑張るケースはよくあることだが、A・ロッドの成績はすごい。この成績が続けば、遠からずボンズのホームラン記録更新も夢ではない。単純に成績のみで評価すれば、メジャー1の年俸をとってもおかしくはなかろう。
しかし、ヤンキースファンなら彼の勝負弱さを知っている。大事な場面になると沈黙する打棒を目の当たりにしてきた。そういう意味で、今回のFAに対して手をあげないことも当然かもしれない。
それにしても年俸3000万ドルって、そこまで一人の選手に支払っていいものなのか。日本なら読売の年俸総額、あるいは楽天と広島の合算より多いかもしれない。確かに市場規模の違いはあるにせよ、ここまで来たら狂気の沙汰だ。
まあ、1試合も出ない選手に2億5000万円払う日本の某球団のことを思えば、惜しくない金額なのかもしれないが、これ以上年俸が高騰すれば、入場料はますます高くなるだろう。
大衆娯楽としては、そろそろ限界点じゃないのかな。でも、日本球界も、どうしたらこれだけ市場規模が拡大するのかを学ぶべきだろうね。