今年4月にフリーエージェント(FA)権を取得した巨人・高橋由伸外野手(32)が26日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、権利を行使せず残留することで合意した。4年総額16億円(金額は推定)プラス出来高でサイン。生え抜き選手では過去最高の大型契約となった。“生涯・巨人”の決意を固めたヨシノブは来季の目標に日本一奪回とタイトル取りを掲げた。
晴れやかな笑顔だった。交渉を終えた高橋由は「サインしました。4年契約です」と満足げに振り返った。夏から少しずつ進めてきた交渉が無事に終了し、表情は充実感に満ちあふれていた。
交渉は2時間近くに及んだ。納得いくまで球団と話し合った。「今年の成績を十分に考えてもらったし、FAを行使しないというのも考慮してもらっての金額です」額については明言しなかったが、「個人的には今までで一番上だと思う。皆さんが思われている最高額のちょっと上ぐらいだと思いますよ」と説明した。
今季の年俸は2億8800万円で、過去最高は05年の3億4000万円。今回は年俸4億円の4年契約を結んだとみられる。4年総額16億円プラス出来高は、巨人の生え抜き選手では過去最高の大型契約。01年に清原(現オリックス)が結んだ変則の4年総額18億円には及ばないが、昨年FAで日本ハムから巨人に移籍した小笠原の数字と並んだ。
V奪回に貢献した自負があった。今季は1番打者として、プロ野球新記録となる9本の初回先頭打者本塁打を放った。本塁打王の横浜・村田に1本及ばなかったが、自己最高となる35本塁打もマーク。選手会長としてチームのまとめ役もこなした。「トータルしたら、いい1年だった。球団も評価してくれたと思う。来年も同じような活躍ができれば」と決意を新たにした。
大型契約の重みは感じている。「将来的には長く巨人に携わっていきたいが、それは引退してから考えればいい。とにかく4年間、活躍したい」将来の監督候補生として名前が挙がっていても、今は目の前の戦いに集中するだけ。「当然、日本一が目標です。タイトルも入団1年目から欲しいと思っている」と言い切った。持てる力のすべてをこれからも巨人にささげるつもりだ。
高橋に対する評価としてこの4年総額16億が高いか安いかは別にして、生え抜きのスター選手、将来の幹部候補に対して、もう少し配慮があってもいいのではないか?
過去にFAで移籍してきた選手の年俸は生え抜き選手と比較して著しく高くなかったのか? 清原然り、江藤然り、小笠原然り…。
こんなアンバランスな年俸相場でFA選手を採り続けていると、そのうち読売に有力な新人が入団したがらなくなるかもしれない。何せ他所で実績を残して高い値で買ってもらうほうがお得なんだろうから。
今年はFAで福留を狙っている読売だが、福留と高橋の比較で年俸にそれほど差がつくのだろうか? 福留に4年20億以上を提示してるとしたら、やっぱり生え抜き冷遇と思えてならない。
まあ、高橋は入団時にいろいろと噂された選手。生涯読売は避けられない立場であろうから、ちょっと頭を押さえられても仕方がないのかもしれないが。でもやっぱりバランスってものがあると思うけどね。
晴れやかな笑顔だった。交渉を終えた高橋由は「サインしました。4年契約です」と満足げに振り返った。夏から少しずつ進めてきた交渉が無事に終了し、表情は充実感に満ちあふれていた。
交渉は2時間近くに及んだ。納得いくまで球団と話し合った。「今年の成績を十分に考えてもらったし、FAを行使しないというのも考慮してもらっての金額です」額については明言しなかったが、「個人的には今までで一番上だと思う。皆さんが思われている最高額のちょっと上ぐらいだと思いますよ」と説明した。
今季の年俸は2億8800万円で、過去最高は05年の3億4000万円。今回は年俸4億円の4年契約を結んだとみられる。4年総額16億円プラス出来高は、巨人の生え抜き選手では過去最高の大型契約。01年に清原(現オリックス)が結んだ変則の4年総額18億円には及ばないが、昨年FAで日本ハムから巨人に移籍した小笠原の数字と並んだ。
V奪回に貢献した自負があった。今季は1番打者として、プロ野球新記録となる9本の初回先頭打者本塁打を放った。本塁打王の横浜・村田に1本及ばなかったが、自己最高となる35本塁打もマーク。選手会長としてチームのまとめ役もこなした。「トータルしたら、いい1年だった。球団も評価してくれたと思う。来年も同じような活躍ができれば」と決意を新たにした。
大型契約の重みは感じている。「将来的には長く巨人に携わっていきたいが、それは引退してから考えればいい。とにかく4年間、活躍したい」将来の監督候補生として名前が挙がっていても、今は目の前の戦いに集中するだけ。「当然、日本一が目標です。タイトルも入団1年目から欲しいと思っている」と言い切った。持てる力のすべてをこれからも巨人にささげるつもりだ。
高橋に対する評価としてこの4年総額16億が高いか安いかは別にして、生え抜きのスター選手、将来の幹部候補に対して、もう少し配慮があってもいいのではないか?
過去にFAで移籍してきた選手の年俸は生え抜き選手と比較して著しく高くなかったのか? 清原然り、江藤然り、小笠原然り…。
こんなアンバランスな年俸相場でFA選手を採り続けていると、そのうち読売に有力な新人が入団したがらなくなるかもしれない。何せ他所で実績を残して高い値で買ってもらうほうがお得なんだろうから。
今年はFAで福留を狙っている読売だが、福留と高橋の比較で年俸にそれほど差がつくのだろうか? 福留に4年20億以上を提示してるとしたら、やっぱり生え抜き冷遇と思えてならない。
まあ、高橋は入団時にいろいろと噂された選手。生涯読売は避けられない立場であろうから、ちょっと頭を押さえられても仕方がないのかもしれないが。でもやっぱりバランスってものがあると思うけどね。