バレー関係者は「日本は高さやパワーで劣る」と口癖のように言うが、原因は攻撃スタイルにある。世界的にはサーブレシーブを高く上げることで時間を作り、常に4人のアタッカーが十分な状態で攻撃に入る形がトレンドだ。前日に1992年バルセロナ五輪以来の決勝トーナメント進出を決めた男子はこのスタイルを取り入れ、攻撃の幅が広がった。だが女子は、独自路線で低く速いサーブレシーブからのトスにこだわった結果、余裕のないアタッカーが攻め急ぎ、手打ちになる場面が目立った。
64年の「東洋の魔女」の金メダルを皮切りに、過去に金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル2個と日本の団体球技でトップの実績を誇るバレー女子。しかし、57年ぶりに東京へ戻ってきた五輪で1次リーグ敗退した。2017年の本格始動以来、「伝説に残るチームを作る」とメダル獲得を掲げてきた中田久美監督は「頑張ってきたが結果は残せなかった」と淡々と話した。根本からバレーのスタイルを見直す必要がある。
毎日新聞 2021/08/02 21:43
私の感想
方法論(パターン)を,間違えたのでしょう。
16年リオデジャネイロ五輪後、東京五輪に向けた監督選考で立候補は中田監督のみだった。プレゼンテーションでは強化方針の説明内容が薄く、複数の協会幹部は「100点満点の監督でない」「良いコーチを連れてこないと大変なことになる」と不安を感じつつも、知名度の高い中田監督に託すと決めた。
毎日新聞 2021/08/03 07:00
私の感想
中学受験でも,よくあります。有名な,実績がある塾に通っていれば,自分の成績が悪くて不安に感じつつも,何とかなると思ってしまうことが。
夏期講習も終盤になり
思うような結果が出ていない生徒は
勉強方法を変えることが必要
かもしれません
6年生なら
今
点になる勉強を
技術的なことが中心になります
線引き・選択肢・記述のパターンを
技術面でも,国語講師によって教え方が全然違います。成績が伸び悩んでいる小6は,複数の国語講師に,同じ問題(入試問題など)を解説してもらって,どの教え方が,一番分かりやすいか,正解に達しやすいかを,判断しなければなりません。
4年生・5年生なら
1年後・2年後を見据えた勉強を
基礎学力の習得が中心になります
参考になるのが
「AI vs 教科書が読めない子どもたち」
[新井紀子著 東洋経済新報社]から
数学者12人が,6000枚の答案から読み取れたこと
大学を偏差値順に
国立S/国公A/国公B/私S/私A/私B/私Cに分類して
基礎的な数学の問題を出したところ
問題
奇数と偶数を足したら,奇数?偶数? その理由は?
国立Sは正答率80%近く
残りの大学は全て40%未満
(私Cは5%未満)
著者は,この問題を
「人生を左右する問題」と
呼んでいます
私は,
基礎学力を聞いている,
つまり
基礎的知識(奇数・偶数の意味)と
そこからの推論を聞いている
と思います
勉強の,基本の一つだと考えます