パターンで解く中学受験~国語と社会

文章の読み方・解き方にこだわっています

過去問解説について

2021-05-05 00:21:34 | 日記

近頃

過去問を解説する動画が

あっちこっちで

アップされています

 

検討する素材が増えるという意味では

良いことだと思います

 

ただし

国語講師にとって良いことで

生徒にとっては

混乱のおそれがあり

注意が必要

 

 

 

 

私の過去問解説は

 

まず,文章の線引きから

 

これは,文章を読みながら

線を引く技術

 

そのためには

「線を引く基準」が

事前に生徒に示してあることが

必要

 

基準もなしに

ただ,「何となく」「大事そうだから」,

というのでは・・・・・

 

 

開成中 平成20年

 第1問 問5 

「先生,先生………。」

    泣き声になっていた。

 

 問) この時の気持ちを,想像して答えなさい。

 

この問題

何度検討して

何人の生徒と話し合ったことか 

 

当初,市販された過去問集は,学校解答とは違っていました。

今は,学校解答に合わせて修正されています

 

某塾α1の講師が配ったプリントは,当初の過去問集と同じでした

 

私の生徒で,

何度もサピで国語1番を取った生徒(開成進学)は,学校解答と同じでした。

私が,

「どうして,こう考えたの?」と聞くと,「文章のココから,『こうかな』と思った」と。

それを,

国語の模試で150点(満点)を取った生徒(桜蔭進学)に話すと,

「そうとは,いえないと思う」,と自分が分析したことを,文章に根拠を求めて,私に説明しました。

 

私の生徒には

当初の問題集の答え

私の生徒たちの考え

そして

学校解答を

各々の根拠と共に

説明します

 

ここを突き詰めると,

開成中学が

どのような方針で

生徒を指導するか

分かるような気がします

 

開成の先生は

「豚ちゃん」(先生の愛称)のように

広い心で

生徒を指導しているのでしょう

 

 

ところで,記述に大事なことは

「記述のパターンに合わせて書けば,合格点は取れる」ことを,生徒に示すこと。

「………。」や「想像して」を無視しても,合否に影響しません。

事実,

過去問集を編集した人も,塾講師も,学校解答とは違っていたのです。

この年の私の生徒は,

学校解答とは違って,パターンに合わせた当たり前のことを書いて,合格しています。

パターンに合わせて書けば,どうしても,「想像」する部分が出てきます。「普通のパターンから, 『もっと想像』したことを書く」のは,ギャンブルです。上手にかわす,かわし方も伝授します 

 

私は生徒に

 

「試験会場で,『神が舞い降りて,気がついた』ということがあっても,その神は,『死神』だから,気をつけて。当たり前のこと(パターン)を書けば,それで十分」と言います。

 

パターンを書くことが,基本を重視することだと思います。

 

パターンを書いた後に,プラス・アルファとして,かわした記述を書いても良い,とは言います

 

 

去年,サピの桜蔭模試(2回目)で,超上位(国語)を取った私の生徒の答案も,当たり前のことを当たり前に書いた答案でした。

 

私の生徒に見せて,このような答案を書いて,と言っています。私が教えた,パターンを書いた答案です。

 

結論として

特に,記述重視校は

事前に記述のパターンを学んで

それを,

自分の記述として

書く訓練が

必要

 

[なお]

記述のパターンは

塾・講師・参考書によって違います

どのパターンを選ぶかは

生徒・保護者の決断です

 

 

[夏休みの予約受け付け]

 

私の教え方に興味を持たれた方で

夏休みに教えてほしいという方は

このブログの左側にある

「メッセージを送る」から

私に連絡してください

 

今は

忙しくて

生徒募集は

していません

 

予約だけです 

 

 

 

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