百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 3月23日 曇時に小雪舞う
ハッキリした日時は覚えて居ないが、8月15日に近い日、高級医官のy軍医大尉から「明日、薬草収集に行くので、炭俵を持って裏の通用門で待っているように」と指示された。
裏の通用門には私以外誰も来なかったので薬草収集とは名のみで、営外に出る口実だと判断した。二人が到着した所は秩父宮が疎開されると云うホテルだった。迎いに出たのは、日本でも名の知れた一流の名士で、立派な部屋に通されて特攻隊員でもなければ口に出来ないウィスキーや山海の珍味でもてなされた。
やがて、私は温泉で汗を流して来るようにと言われ、座を外したが、かの名士から要請があって高級医官が引き受け、密談は成立したようだった。この時、はっきりと意識したのは、召集令状で入隊しながら、休養室でゴロゴロして居たT上等兵の除隊の要望だと直感した。薬草収集はカモフラジーに過ぎなかったのだ。
一兵卒の悲憤慷慨など何の力も無い、軍律厳しいと云われたこれが《軍隊の真の姿》だったとは・・・
百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 3月23日
日数「日」 |
総歩数(歩) |
総距離(m) |
平均歩数(歩 |
|
今 日 |
1 |
22,473 |
15,731 |
|
今 月 |
23 |
545、480 |
381,836 |
23,773 |
今 年 |
82 |
1,909,819 |
1,336.873 |
23,301 |
2005年から |
3,696 |
56,381,064 |
39,466,745 |
15,253 |
70歳の誕生から |
7,228 |
138,331,195 |
96,831,837 |
19,138 |
ワシントンからアメリカ大陸横断へ、デンバーに向って後 1,493,255m