ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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氷川きよし書類送検、暴行、ホモセクハラ、創価…

2014年09月01日 | Weblog

 平成二十六年八月二十二日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号
 
「朝刊ピックアップ」で記事 
 
「氷川きよし書類送検、暴行、ホモセクハラ、創価…」
 
を企画、取材、執筆しました。

 

 けさの産経新聞に「氷川きよしさんを書類送検」という記事が顔写真付きで載っている。記事によると、「元マネージャーの肩をかばんでたたいたり、足を蹴ったりするなどの暴行を加えたとして、警視庁麻布署が21日、暴行容疑で、演歌歌手の氷川きよし(本名・山田清志さん(36))を書類送検した」とある。

 この事件は、雑誌「週刊文春」5月8日・15日号「「氷川きよしの『ホモセクハラ』『暴力』『創価学会強要』地獄 男性マネジャーが告発 演歌界プリンス『裏の顔』」に詳しい。

 同記事によると、氷川の所属する長良プロダクションのマネージャー後藤光雄氏(仮名、20代)は、今年1月4日付で氷川の担当になった。就任初日、後藤氏に対し、氷川は、「オトコに興味あるの?」と聞いた。後藤氏は「ないです」とキッパリと言った。


 その後も氷川は「あんた、本当にノンケなの?」(※「ノンケ」とは、 ゲイが使う隠語で、同性愛の気がないことを意味する)と聞いたり、「オナニーは何で抜くの?」と聞いたりしたが、後藤氏のノリが悪いことを理由に、氷川はこう吐き捨てたという。

 「つまんないヤツ!」

 氷川は徐々に、「ノリが悪い!」「バカ!「何やってんだ!」「死ね!」「この障害者!」と罵倒したり、何発もビンタしたり、タバコを投げつけたり、ペッドボトルの水を頭からかけるといった暴行を重ねたという。

 
 また、氷川には、デビューから15年間ずっと担当マネジャーを務めるJ氏(47歳、女性)という人物がいる。J氏は、殴られ続ける後藤氏に向かってこう言い放ったという。

 「バカじゃないの」

 ちなみに、氷川とJ氏は共に創価学会員。「無宗教です」と答える後藤氏に対し、氷川は、あり得ないと言わんばかりに眼を見開き、「何それ! もしかして何も信じないで生きてるの? 生きる価値ないよ。(学会に)入った方がいいよ。親は何考えてるの? 頭おかしいんじゃない?』と、早口でまくし立てたり、創価学会の集会に連れて行かれそうになったこともあったという。

 そして今年4月3日――。この日、明石から岡山へ移動中、氷川は機嫌が悪く、「おい、おっさん」「中年太り!」と罵倒し、モノを投げつけていた。同日夜、一行が岡山全日空ホテルにチェックインし、スイートルームがある14階までエレベーターで行き、後藤氏がエレベーターの「開」ボタンを押そうとすると突然、氷川が、後ろから後藤氏の頭を殴りつけ、後藤氏が激痛で振り返ると、氷川はグッチのカバンを頭上高く振り上げて、もう一発。さらに、氷川は「開ける押しますじゃないよ、バカ!」と言いながら、ごついブーツで左足に蹴りを入れ後藤氏が出血する中、氷川は「そんなことはどうでもいいんだよ、おめえよぉ!」と叫びながらペットボトルを投げつけてきた。それを見たJ氏は、「(防犯)カメラに写ってるから! 放っとけ』と止めに入ったが、氷川の暴力はなかなか止まらかった。

 後藤氏はこの時、録音していた。それが決め手となって、今回御用となったというわけ。創価学会と芸能界の闇の深さを物語る事件といえよう。(佐々木奎一)

 

  PS 写真は聖教新聞。

 この事件は、創価学会の熱心な信者が、平和とは反対の、攻撃的な人間になる事例の象徴の一つとなる事件でもある。元来、温厚で理知的な人間も、創価に入り、熱心な信者になればなるほど、攻撃性が増し、軍人のような思考になる。

 思想は、人を変える。

 というのも、筆者は成り行き上、氷川が売れない頃から、熱心な創価学会=池田教の信者だったことを偶然知っているのである。

 なお、作家で歴史家の司馬遼太郎氏が、創価学会・公明党の唱える題目である「南無妙法蓮華経」について、こう述べている。

 「南無妙法蓮華経を唱えると勇往邁進で、どんどん外へ外へ前へ前へと進んでゆく。そのかわり自分の内なるものが薄くなって、外向的性格になる、軍人にむくような。(略)しかし外向的であるあまりにひどく利己的になっていって利他性がなくなるおそれがある。だから学会以外の人間からは嫌われちゃうんですね。江戸時代でも日蓮宗というのは嫌われたものらしい(略)日蓮宗の新しいセクトが力を得るときは、いつの時代も政治問題になったり社会問題になったりしている。身近なことでいえば親類同士の事件だったり、友人同士の事件になったり…そんなことの繰り返しでいまの創価学会はでてきているわけで…」(「司馬遼太郎対談集 日本人を考える」(文藝春秋刊)の梅原猛氏との対談より抜粋)

 この対談は1969年に編まれたものだが、現代にも通ずる本質論と痛感する。

 

 


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