柳田稔(みのる)法相が、村木さんの冤罪事件の検証のために近く設置する第三者機関「検察の在り方検討会議」の座長に千葉景子前法相を起用すると発表したのには、驚いた。千葉前法相は、まさに村木さんの事件の公判のさなかに法務大臣を務めた人物で、とても「第三者」とはいえないからだ。こうした事態の検証には、現組織とまったく利害のない人物が当たらなければ意味がない。こうした人事を見る限り、菅直人首相ら現政権下での本当の意味での検察改革は進まないといってもいいだろう。
村木さんの冤罪は関西検察のみの不祥事ではない。検察全体の問題だ。それを裏付けたのが、昨日夜のNHKニュースのスクープだ。村木さんの裁判では、検事が取り調べ中にとったメモを、取り調べを担当した検事6人が全員、廃棄していたことが問題となっていたが、なんと最高検察庁が検察にとって都合の悪いメモは早々に廃棄するよう全国の検察庁に指示していたことがわかったのだ…
2010年10月25日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号で
週刊朝日編集長・山口一臣氏の記事
「NHKスクープに拍手! 最高検の証拠破棄指示が明らかに」
を聞き書きしました。
村木さんの冤罪は関西検察のみの不祥事ではない。検察全体の問題だ。それを裏付けたのが、昨日夜のNHKニュースのスクープだ。村木さんの裁判では、検事が取り調べ中にとったメモを、取り調べを担当した検事6人が全員、廃棄していたことが問題となっていたが、なんと最高検察庁が検察にとって都合の悪いメモは早々に廃棄するよう全国の検察庁に指示していたことがわかったのだ…
2010年10月25日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号で
週刊朝日編集長・山口一臣氏の記事
「NHKスクープに拍手! 最高検の証拠破棄指示が明らかに」
を聞き書きしました。