ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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児童6人死亡クレーン事故、病気を隠し、薬飲み忘れで「意識喪失」

2011年04月29日 | Weblog

2011年4月22日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号

「朝刊ピックアップ」で記事

「児童6人死亡事故、病気を隠し、薬飲み忘れで『意識喪失』」

を企画、取材、執筆しました。

 

 キーワードは「意識喪失」。
 
栃木県鹿沼(かぬま)市の国道で18日朝、登校中の小学生6人をクレーン車で次々とはねて死亡させた事故で、運転手の柴田将人容疑者(26)に「てんかん」の持病があり、事故当日は「てんかんの発作を抑える薬を飲むのを忘れた」と供述しているという。

 つまり、今回の事件は、薬を飲まなかったために「意識喪失」に陥り大惨事を招いたわけが、逆に薬を飲んで「意識喪失」に至るケースもある。例えば、米製薬大手ファイザーが製造販売するタバコの禁煙補助薬「チャンピックス」だ。

 共同通信の2008年5月22日の記事「禁煙薬で意識消失 米航空当局『使用禁止』」によると、チャンピックスの服用後に視覚障害やけいれん、意識消失などの症状が多数報告されたと、米国の民間団体「安全な薬物治療のための研究所」が発表。これを受けて米連邦航空局(FAA)は「航空機の操縦士にはこの薬の使用を禁止する」と述べたという。

http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052201000237.html

 日本でもチャンピックスのこんな副作用が行政文書で明らかになっている。

「新聞を読んでいて前のめりに倒れ、意識消失」(男性、66歳)、

「車を運転中(バック中)に意識が消失し、衝突音で意識回復」(男性、73歳)、

「帰宅途中、記憶が欠如して車に接触」(女性、41歳)など。

(2011年3月30日付ニュースサイト・マイニュースジャパン記事「ファイザー禁煙補助薬『チャンピックス』で意識喪失、難聴、自殺…『重篤副作用』全米最悪の実態」より)

惨事が起きてからでは、後の祭りなのだが…。

 


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