ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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バークレイズ証券 室内履きのままロックアウト解雇された管理職に同僚7人が裁判で人望示す陳述書提出

2014年10月23日 | Weblog

 国内外資本の大手証券会社で20年以上働いてきた藤原京子氏(仮名、現50代前半)は、10年5月、英大手金融バークレイズの日本法人「バークレイズ証券」に入社し、その1年3か月後、突然、上司と人事部から、216万円の特別退職金を示され、室内履きのままオフィスから追い出されて解雇された。納得いかない藤原氏は、地位確認を求め提訴。法廷では、同僚7人が陳述書を次々と提出し、職場で藤原氏に助けられたことや、藤原氏がしっかり仕事をしていたことを証言した。陳述書で藤原氏の人望の厚さが浮き彫りとなる中、今年5月、会社が解決金3931万円という、原告勝訴級の額を支払う形で和解した。裁判長にもよるが、裁判は往々にして、原告当人が「信用のおける人物かどうか」、つまり「原告の会社での人格」が重要となる。日々の周囲との関係も含めた職場での働きぶりが、いざという時に自分を救う――バークレイズ解雇事件は、そんな教訓を示唆していた。
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【Digest】
◇大手証券を渡り歩きバークレイズに転職
◇室内履きのままオフィスを追い出される
◇提訴後、同僚7人が陳述書で援護、人望の厚さを示す
◇原告勝訴級の解決金3931万円で和解成立

 
 http://www.mynewsjapan.com/reports/2093
 
 
 平成二十六年十月二十二日付のMyNewsJapanで記事
 
  「バークレイズ証券 室内履きのままロックアウト解雇された管理職に同僚7人が裁判で人望示す陳述書提出、3931万円で和訴」
 
  を企画、取材、執筆しました。


 ps 心証の重要性を示す裁判です。

 写真は、英サッカー・プレミアリーグ(同社HPより)。


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