東大の不祥事について情報公開請求したところ「セクハラ」「アカハラ」「不正論文の作成」など計133枚が出てきた。だが東大側は、教職員の文書は半分しか開示せず、学生の事件に至っては文書を一切開示しなかった。北大や名大は、学生の不祥事を名前など個人を特定できる情報を除き、全て開示。京大や東北大も、不祥事の発生頻度が分かる程度に開示した。つまり、東大の隠蔽ぶりが異常であることがわかった。異議を申し立てると「本学においては、学生の処分についての公表慣行はない」と反論してきた。こうして「東大生はミスを犯さない」という神話を築き、ひいてはそれが官僚の無謬性という日本政治の根幹にかかわる欠陥につながっている。
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【Digest】
◇大学名を明かさない文科省
◇東大を調査
◇教職員の事件の5割を恣意的に非公表
◇闇に葬られる東大生の不祥事
◇「東大特権」とキャリア官僚の無謬性
◇カンニング、窃盗、性犯罪…不祥事の実態
◇調査方法詳細
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http://www.mynewsjapan.com/reports/1290
2010年8月5日付のMyNewsJapanで記事
「東京大学の学生、教職員の不祥事『隠蔽』のあきれた実態」
を企画、取材、執筆しました。