このところ、検査漬けの日々を送っていました。
人間ドックで引っかかった項目の精密検査。
乳ガン関係の血液検査(骨を主とする検査)。
人間ドックでは、「糖尿病の疑い」「胃にポリープの疑い」という結果が出ました。
私の場合、「糖尿病」と「ガン」家系なので、どちらも “わからなくはない” ものです。
でも、「糖尿病」のほうは、ちょっとショックでした。
乳ガンになってから、糖分はなるべく摂らないように気をつけてきたのに、
この結果はイヤになります。
そんなことを思っても仕方がないので、とにかく両方、検査を受けることに。
糖尿病の疑い
人間ドックでは、空腹時の血糖値は正常値でしたが、
「HbA1c」(過去1~2か月の血糖の状態が反映されるもの)が
昨年より急に高くなったので、「要精密検査」という判定でした。
検査に当たり、まず、検査前日の夕食を、検査開始時間の10時間前に終え、
その後は何も摂らないようにします。
検査では、最初に血糖値を計ります。
その後、ブドウ糖を含んだ炭酸水を飲み、
60分後、120分後のインスリン値と血糖値を計るというもの。
これらは、すべて採血で行うので、計3回、採血することになります。
また、動いてしまうと血糖値が下がってしまうため、病院でずっとおとなしくしています。
結果は、こちらの検査機関の基準範囲からすると、「HbA1c」は正常内でした。
60分後、120分後の血糖値が少し高いので、手放しでは喜べませんが、
「HbA1c」は下がったし、「HOMA-R」(インスリンの効き具合)も問題なしだったので、
少しホッとしています。
胃にポリープの疑い
人間ドックの判定は、要観察だったので、精密検査をする必要はなかったのですが、
乳ガンを患ったことと、父を胃ガンで亡くしていることもあり、やってもらいました。
検査は、鼻からの胃カメラで実施。
思ったより “大変” でした。
確かに、口から飲むよりは、検査自体はラクでしたが、
私の場合、カメラが鼻を通り抜けるまでがひと苦労でした。
先に右側の鼻の穴からカメラを入れたところ、通り抜けられず、
次は左で試すことになったのですが、まったくダメ。
結局、また右からなんとか入れたのですが…。
通りやすくするために鼻の穴に施した麻酔を “ゴックン” するようにとの
看護師さんからのお達しで、最初の右側と、次の左側と、2回、麻酔を飲み込むハメに。
最初の右側で済んでいれば、1回、飲み込むだけでよかったのに…。
検査終了後も、気分の悪さが数時間は続きました。
とりあえず、鼻を通過できて、ひと安心。
カメラを進めていくと…。
長い食道はきれいなのですが、胃の入り口で手が止まり、「食道裂肛ヘルニア」と言われました。
横隔膜で、食道が通っている穴を「食道裂肛」と言い、
この穴から、胃の一部が胸側に飛び出している状態だそう。
胃酸が出ていると感じることはありますが、胸やけなどの症状はないので、特に問題なし。
胃の内部に突入し、中央部にポリープを発見。
赤い色で、ポコッと出ていました。
これも、問題なさそうということで、その場で取らず、そのまま。
気になったのは、何か所か、黒い色のものが見られたことです。
出血した跡だそうで、ピロリ菌がない、きれいな胃の人に見られる所見ということを、
その場で先生に言われたのですが、やはり気になります。
加えて、ドロッとした胃液があるのを見つけ、
「サラッとした胃液は問題ないんだけど、ドロッとしたのはまずいんだよね」
と言われ、採取して検体に回すことに。
父のことを思い出して、結果を聞きに行くのも気が重かったのですが、
結局、ピロリ菌もなく、悪い所見は何もナシ。
やっと安心できました。
膵臓のMRI
糖尿病の疑いがあるということで、別の病院で、膵臓のMRIを撮ることに。
膵臓にガンがある場合、糖尿病を発症することもあるらしいです。
私が乳ガンを患ったので、念のためということでしょう。
肝臓や腎臓なども撮りましたが、膵臓はもちろん、どこにも悪い所見はありませんでした。
乳ガン関係の血液検査
毎回、引っかかる「ALP」と「LDH」は、正常値より高いまま。
「ALP」は、前回より50程上がり、「LDH」はほんの少し下がるという結果に。
大幅に上がったわけではないので、特に気にしなくてよいとのこと。
前回、けっこう問題視されていた「TRACP-5b」ですが、747から697に下がりました。
これは、骨が壊れるスピードを調べる検査ですが、
800になると、近い将来、骨折する可能性が高いと言われています。
下がったとはいえ、正常値からはかなり高いので、まだまだ安心はできません。
でも、どの検査も大きな問題はなかったので、“いいんじゃないか” と…。
次は、乳ガン(超音波とマンモ)、子宮ガンの検査です。
まだまだ、検査は続きます。