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ビンボー生活マニュアル

いかに安上がりに過ごすか

その後どうなった? ドクター中松エンジン

2009-10-07 19:57:30 | 日記
その昔『ヤングジャンプ』に短期連載してた作品がある。

『ドクター中松物語(タイトル間違っていたらゴメンよぅ)』だ。

ドクター中松。そう、一時期ピョンピョン飛び跳ねながら都知事選に参加していたあの人だ。

ドクターは中学生の時、母親が醬油を瓶に移し替えるのに苦労しているのを見て『醬油チュルチュル』を発明。現在の手動式灯油ポンプの事らしい。但し特許庁の記録では特許ではなく実用新案らしいが。

本人が激しく主張している『フロッピーディスク』の発明者という肩書き、当時TV番組等で何度もアナウンスされたので、多くの人が信じた。おいらもその一人だ。

今でも信じてる人、いるんじゃないかな?

その後、色々調べる機会が有った、実は『フロッピーディスク』の発明者ではなく、全くの別物を発明したとの事だ。

『フロッピーディスクを開発したIBMは自社の特許を守るため、当時フロッピーディスクの構造に抵触しそうな他者の特許に対して契約を結んでいた。この中に中松の特許も含まれており、1979年2月に中松とIBMは「非独占的特許使用契約」をしている。これは、IBMがフロッピーディスクを日本で発売する際に、中松との紛争を避ける目的である。その契約内容は技術的なものではなく、エンベロープの意匠に関するものであったとされている。』

以上、Wikipediaより抜粋転載。

ふ~ん、とんでもないペテン師だな。

確か当時のTV番組で『IBMとの契約は実は不本意、私は日本のメーカーに採用して欲しかった』と主張していた。IBMのフロッピーと違う別モン採用してどうするよ。

『ドクター中松物語』に戻ろう。就職後、ヘリコプターの営業をしている時、ヘリコプターによる農薬散布を思いついたそうだ。自称らしいが…。

物語は佳境に入る。遂に無公害な永久機関、『「宇宙エネルギー」によって動作する原動機「ドクター中松エンジン」を発明』したんだそうだ。

短期連載からもう相当な年月が経過しているが、『ドクター中松エンジン』を採用している自動車メーカーは国内外を問わず皆無である。

又も『日本のメーカーに採用して欲しい』のだろうか? 現在、TOYOTAもHONDAも独自のハイブリッドエンジンを開発、採用しているのは何故?

近年、2006年には水を自動車の燃料に変換する装置『ハイドロジェン・オン・デマンド』を発明。国際特許を取得したらしい。

『エネレックス』、水からエネルギーを抽出する装置らしい。重水素を使い高分子ポリマーを含んだ水素エンジン的な発明品で、エネルギー効率90パーセントで水を電気分解する、らしい。

本当であれば国内外を問わず世界中の自動車メーカーから問い合わせが殺到、1社位採用していてもいいのではないか? ついぞそんなニュースは聞いた事が無いが…。

自動車会社どころでは無いな、石油資源を輸入に頼っている国なんかは喉から手が出る程欲しい技術だろう。この国、日本もそうだが…。国策として採用されないのは何故?

ドクターの目標は144歳まで生きる事だそうである。現に144歳まで生きられる理論(Igノーベル賞受賞「リボディ理論」)を発明したそうだ。現在、御年81歳、後63年も有るのか、長いな…。

みんなぁっ、出来るだけ長生きしてこの『エジソンの発明件数の3倍近い発明件数を持つ(あくまでも自称)』世界一の発明王が一体幾つまで生きられるのか、見守ろうぜ。

おいらは、100歳前にお亡くなりになる方に、1万ペリカ。

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