Speed Bird:Tokyoボンド&ボンドGirlのCoolなSPYスタイル

グルメと遊びは一級品の英国情報部員007御用達、Tokyoボンド&ボンドGirlの為のハイセンスで愛すべき店をご紹介。

Brownes@Dublin

2006-01-07 22:52:56 | Spyなグルメ
丸一日みっちりとMeetingした後、最後の夜だからということで先方がディナーに誘ってくれた。一旦ホテルに帰って着替え、モリソンのロビーで待ち合 わせ。エージェントのGが迎えに来てくれてそこから歩いてレストランへ向かう。歩くこと15分くらい。着いたのはSt. Stephen's Greenという美しい公園の前にあるレストラン、Brownes

St. Stephen's Greenという公園は小さな公園だが緑の大変美しいところで、またこの辺りはセレブな地区でも有名。地区的には日比谷公園の近くの丸の内のような神宮外 苑の青山のようなという感じだろうか。あのコンラッドホテルもこの近くにあったりする。このレストランはそんな周りの町並み同様、ジョージアンスタイルの 由緒ある正統派の概観。もともとはジェントルマンクラブであったらしい。そこにできたのはわずか11室のラグジュアリなブティックホテル。そのホテルのメ インダイニングがこの日のディナーの舞台。デジカメを持ってこなかったのをちょっと後悔。が、デジカメでパチパチとっているのが場違いのような雰囲気なの で、ま、いいか。

玄関を入ればレセプションがあり、そこで予約名を告げ、ウェイティングルームへ。すでに先方の社長さんと取締役の二人が暖炉のそばのソファで一杯やってい る。遅れを詫び、私は社長さんと同じくギネスを頂く。高い天井、白い壁、家具、赤いカーテンのアクセント、どれもジョージアンスタイルの背筋の伸びる雰囲 気を持ち伝統と落ち着きを感じさせる。とはいえ店の方々は皆笑顔が素敵でサービスもソフト。全くかたぐるしいところはない。すばらしいサービス。まさに一 流という感じ。ウェティングルームからはガラスドアの向こうにレストランスペースが見える。店自体は70席ほどでそれほど大きくないが、かえってそれがだ だっぴろくなく適度な広さでいい感じ。縦に伸びるスペースはウェィティングルーム同様に美しい。今まで数多くのレストランに行ってきたがこれほど気品があ り、美しい店は知らない。

しばらくしてテーブルに案内される。店内は真ん中あたりから奥が一段高くなっており、ちょうどその高くなったところのテーブル席が我々の席。自分は本日の スープと魚を頂くことに。スープはポテトのスープというシンプルなものであったが、これがなんとも美味しいこと。今まで口にしたどんなポテトスープよりも やわらかく上品で美味。次の魚料理も素晴らしい。グリルされた身がふんわりとやわらかく、ハーブを使った上品な味わい。一緒に頂くプイィ・フュッセのワインも蜜のような味わいがエクセレント。食後にはベイリーズを使ったチョコレートチーズケーキ。これも上品な甘さでとろけそうな味わい。これだけ食べても確か50EURくらい。この雰囲気とサービス、そしてこの味でこれはかなりの価値。東京ではありえない。

ジョージアンスタイルのラグジュアリーブティックホテル、Brownes。
そのレストランであるBrownes Restaurantは実に素晴らしい。東京にもこんなレストラン欲しい。皆さんもダブリンを訪れた時には是非。