都会のたぬき日記・合唱とか料理とか

上京10年目。たまに演奏会を聞きに行ったり、東日本大震災で被災した地域へ歌いにいったり。趣味は料理になりつつある。

全日本合唱コンクール中部支部大会2013~高校・大学ユース

2013-10-01 23:30:59 | 携帯から
行ってきました中部大会。
久しぶりにがっぷりよつで聞いたので、抜粋した感想を。

会場に着いたの11時前、聞いたのは松坂工業高校から。
桜花学園はスピーカーで聞いてたけど、上手だったと思います。
(急いで来たので頭がまわっていませんでした。)

高校Aは愛知高校が良かったです。
声の表情が良く出ていたし、ホールもよく鳴らして、音楽の広がりが見えました。
代表は多分文句なしです。(前半組みを聞いていないので断言はできませんが…)

高校Bで印象に残ったところは3つ。

金沢二水は課題曲がとても魅力的でした。
金沢二水の課題曲はG3。

G3については、朝からずーっと違和感がありました。
なんだか、この曲を歌うところはどこも、絶望感と悲壮感たっぷりで歌ってたからです。
そんなに落ち込むような曲か…?という疑問が。
絶望的にならないで、もっと達観して、というか、他人事のように歌った方が味がでるんじゃなかろうか。
なんて漠然と思っておりましたが、正解はよくわからず。
でもなんか、悲壮感たっぷりで無気力に歌うのは、なんか違う…んじゃ、うーん。
とかいろいろ考えてる私の頭を勝ち割ってくれたのが二水。

二水のG3にも哀しさがありました。 
でも、他とは明らかに違う哀しさ。
とても怒ってる。
「あ、この人は、怒っているんだ。」と一瞬で感じました。
哀しさの中の静かな、でも大きな怒りのエネルギーが、演奏の中にありました。
こんな歌い方があるんだと、茫然としました。
こんな風に感情が伝わってくる演奏はあまり聞かないから、ちょっとびっくり。
この解釈が正解かは分かりませんが、二水のG3は他とは明らかに違ったので、また全国でも聞きたいです。

岡崎高校の課題曲はG4。
私が、岡崎いいなーと思うところは、課題曲を自由曲と遜色なく仕上げてくるところです。
歌わされている感がない。
声の感じが、少し明るく(というか暗くなく)なったような印象。
自由曲は楽譜見てみたいなー。
「やー(∨)くはらいまひょー」←このブレスは楽譜通りなのか気になる!!笑
欲を言えば、80名のフォルテはもっと出ると思うし、80名でもピアノはもっと静寂に出来るはず。
あと1ヶ月でまだ伸びる、と感じる演奏でした。(横綱相撲だったわけではありません)

光ヶ丘女子は、生で見たのは初めてでしたが、なんというか、10年前の三女を思わせる顔と、髪と、並びと声です。
この底抜けにわざとらしいくらい明るい声、私は大好きです。
のびのび歌う感じは、指揮者の力も大きいのかなーと思いました。

高校生の声を久しぶりに聞いて、フレッシュさにやられました。
岐阜大学の演奏で、物凄くほっとしてしまった。
声が出来あがっているー(特に男)!深みや臭みがある声に、はーと気張ってた肩が降りた感じ。
数年前ならあり得ませんが、好みは変わるもんです。

残念ながら演奏で印象に残ったところはありませんでした。
(あんまり思い出せない…)

久しぶりに聞いたコンクールは、思ったよりも落ち着いて聞けました。
なんか都大会とは違った。何が違うんだろう。

やっぱ支部大会っていいなーと思った1日目でした。

中学、一般へつづきます・・

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