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シンガポール 悪戯っ子

2011-02-26 18:27:00 | マレー半島 花の旅

 シンガポール初日は殆どを植物園で過ごしました。

 花は思った程多くはなかったのですが、熱帯で四季がないからといっても、雨季と乾季で花の咲く時期にサイクルがあるのかもしれません。

 しかし、日本ではこの季節、屋外で花が咲くことなどはあり得ませんから、十分な満足が得られた一日となりました。

 植物園は流石に広すぎて、昨日はビジターセンターやショップなどに寄れませんでしたが、植物の資料を見たり、お土産の類をこの植物園で購入するまでもないと考え、二日目はシンガポールでなければ見聞できない、町そのものを見て歩くことにしました。

 昨日は寝不足の上に、広い園内を一日中歩き回った為か、いささかの疲労感が残っています。

 朝はゆっくりと起きて、熱いシャワーを浴び、身支度を整え、ホテルを8時半頃に出ました。

 駅への途中にある飲茶の店の、歩道の席に座りました。メニューから肉饅頭ともう一品を選び、ポットにたっぷりのお茶を注文して、のんびりと朝食です。

 

 

                 

 

 多分、これで7$程だったと思います。私のホテルでは朝食を出しませんが、周囲にこんなお店が沢山あるので、食事には全く困りません。

 

 駅までゆっくりと歩いて、フリーパスを使い、MRTに乗り込みます。

 最初の目的地はマーライオン・パーク。シンガポールに来たら、まずは何と言っても、マーライオン君にご挨拶せねばなりません。

 MRTをラッフルズ・プレイス駅で降りて地上に出ると、目の前は近代的なオフィス街でした。

 

 

 ビルの谷間にシンガポールの今昔を刻んだモニュメントが建っていました。

 今のシンガポールの基礎を築いたラッフルズが1819年にシンガプーラ(獅子の町)に初めて上陸したとき、この辺りは小さな漁村だったそうです。

 

 

                                                                               

                       

               

  シンガポール川に沿ったプロムナードには、古の情景を模した像が幾つか置かれていました。

 

 

                 

 

 川をひっきりなしにバムボートと呼ばれる遊覧船が行き交います。

 

 

 川に架かる橋のプレートには1868年の文字が見えます。

 

 

                       

 

 橋のたもとには、ジャンピングボーイと名付けられた、表情たっぷりの、微笑ましい少年達の銅像が躍っていました。

 

 

 この像を見ていたら、子供の頃、野山でちゃんばらごっこをした悪がき仲間や、叱ってくれた山口先生の顔を久しぶりに想い出しました。

 

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シンガポール 旅の暑夜

2011-02-26 18:08:28 | マレー半島 花の旅

  さて、さて、パンツを洗濯した後は、当然ビールです。

 ホテルの近所のゲイラン繁華街には中華系の、庶民的な飲食店が沢山軒を並べていました。

 しかし、唯一難点があり、私一人でテーブルを占領できそうな店がなかなか見つからないのです。

 凡そ100メートル四方位の場所をプラプラと観察しながら歩き廻りました。

 さっきとは別の果物屋さんにも南国の果物が山のように並んでいます。そしてちょっと横道に入ると。 

 

 おーぉ!

 どうやらこの辺り、かなり奔放な雰囲気の方達が多い地域のようです、あまり遅くまでふらふらしないほうがよさそうです。

 

 (注:帰国後に分かったことですが、この辺りは政府公認の赤線地帯だそうです。この付近に泊まると、あらぬ疑惑を持たれるリスクが伴いそうです)

 

                

 

 もう一度、バスが走る表通りへ戻り、やっと「15港潮洲」という店のテーブルに席を見つけることができました。

 この時既に20時を過ぎていたと思いますが、店の小父さんと目が会ったので、空いてる席を指して、次ぎに自分の鼻に指を当てて「OK?」と聞くと、小父さん満面の笑みで「Yes、Yes」。

 海外でも意思の疎通に英語の単語力は殆ど必要ありません。

 「どうやって注文するの?」(How to order?)と聞くと、料理が並んだショーケースの前へ連れていかれました、どうやら自分で選ベば、取り分けてくれるようです。

 で、テーブルに戻って待っていると、お兄さんが料理を運んで来てくれて、その場で引き換えにお金を払う、といったシステムでした。

 

 

                      

                 

 真っ先に目に付いた蟹とモツ煮を注文して、そしてビール。

 蟹は赤く、辛い味付けです。モツ煮は見かけこそ悪いのですが、生姜が効いています。それに加えて何の味でしょうか?食べながら、ずーと考えて、想い出そうとしたのですが、結局最後まで想い出せずに、でも、シンプルだけど旨味の効いた逸品です。

 豚の肋骨だと思うのですが、骨の髄まで掻き出して、しゃぶり尽くしました。

 いずれにしても、この日の熱帯夜のシンガポールビール。五臓六腑に染み渡りました。

  いや~ 本当に美味かったです。最高でした。

                       

 

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シンガポール 食い物の恨み

2011-02-26 18:02:37 | マレー半島 花の旅
 

 マンダイ蘭園は空振りに終わりましたが、あっさり諦めて、私は再びMRTを乗り継いで、アン・モ・キオ駅からカラン駅へ戻って来ました。

 

 カラン駅では駅前の交差点に、今朝あんなに私を喜ばせてくれたプルメリアが咲いていたので、今度はすぐ近くに寄って、花をデジカメで写しました。

 

 勿論、写したのはプルメリアの花だけでなく、私の「朝の喜び」も含めてです。

 

 

              

 

 カラン駅からホテルへの道筋に様々な店が並びますが、ホテルの近くに果物屋さんが店を構えていました。

 

 丁度私がその前を通ったときに、店主がドリアンを切分け、ラップで小分けに包装している最中でした。

 

 私がカメラを向けると、親切にも、良く写るようにとカメラの前にドリアンを差し出してくれました。

 

 赤いプラスチックの篭に刻まれたドリアンの皮が積み重なっていました。

 

 

                

 

 なんでこの時、一切れでいいから食べさせて欲しいと言わなかったのか、今でも悔やまれます。

 

 マンダイ蘭園の空振りは悔しくはないのに、ドリアンの空振りが悔しいのは、やっぱり「食い物の恨み」のほうが強いのでしょうか。

 

 さて、先にも記したように、この後ホテルへ戻ってチェックインし、荷物を受け取り、初めて自分の部屋に入りました。

 

 そして、何よりも最初にシャワーを浴びました。

 

 真冬の東京から一晩かけてシンガポールにやって来ましたが、本当に暑い一日でした。下着は汗でぐっしょりです。

 

 で、シャワーの後は、下着の洗濯。

 

 洗面ユニットにお湯をためて、洗顔用固形石鹸でゴシゴシと洗い、ハンガーに吊せば一晩で乾燥します。

 

 え!男のパンツなんか見たくもない。

 

 同感です。

 

 

               

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シンガポール マンダイ蘭園

2011-02-26 17:57:29 | マレー半島 花の旅

 シンガポール植物園を見終わって、時間を確認すると16時前でした。

 暫く、この後どうしょうかと考えたのですが、実はもう一つ気になる場所があります。

 それはマンダイ蘭園。ガイドブックにはシンガポール動物園の近くで、MRTアン・モ・キオ駅から138番のバスで行けると記載されています。

 ガイドブックに19時まで開園と記載されていますので、陽が傾き初め、写真は無理かも知れませんが、取り合えず行ってみることにしました。

 そこで、オーチャードまでタクシーを拾い、MRTでアン・モ・キオ駅へ、駅前のバスセンターの一番奥の138番待合所でバスを待ち、無事にバスに乗車することができたのです。

 

 

 ですが念のために、乗車する時に運転手に「このバスはマンダイ蘭園を通りますか?」と聞くと、運転手は「蘭園は閉まりました」(Garden was closed)と答えました。 え~!! 。

 それは園自体が閉鎖したのか、閉園時間が早まったのか、今ひとつ意味がはっきりしませんでしたが、慌ててバスを降りると「今日はこれまで」と諦めて、ホテルへ帰ることに致しました。

 

 帰国してから、「マンダイ蘭園」をネットで検索すると、次のような記事を確認することができました。

 

 「シンガポール動物園近くにある開園60年の蘭園、マンダイ・オーキッドガーデンが、土地リース契約が切れたため2010年12月31日で閉鎖となった。ガーデンによると、クランジ地区に年半ばまでに移転を完了し、オープンできるとしている。」

 と言う訳で、「地球の○○」を参考にシンガポールを訪問予定の方。くれぐれもご注意下さい

 

 

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シンガポール植物園 珍木

2011-02-20 23:26:05 | マレー半島 花の旅

 シンフォニーレイクでは30分以上も座っていたような気がします。

 英気を養って、またゆっくりと、北へ向かって歩き始めました。

 園内に表示された地図で現在地を確認しながら、曲がりくねった小道を進んで行きます。

 木立に包まれた森を抜けると視界の開けた場所に出ました。

 そこにブーゲンビレアのガーデンがありました。

 その奥に竹を集めた林があります。植栽されている竹は見たこともない種類のものばかりです。数十本の竹が束ねられたように伸びて、伸びて、高さは30メートル近くもありそうです。竹に関しては私は全く知識がありませんが、興味を持って調べてみたら面白いかもしれません。

 

 

 

 竹林を左に進むとエコ・レイクと名付けられた池がありました。そこの岸辺では優雅に黒鳥が水草を食んでいました。

 

 

 池の畔には、プルメニアに似たビルマ原産のコプシア・フルティコサという樹木に花が咲いていましたので、フィルムカメラでの撮影を試みました。

 

 ディレニア・インゲンスと表示された樹木に咲く花も初めてお目にかかりました。

 

 ディオスピロスと表示された珍しい木に大きな果実が実っています。

 これも初めて目にする植物です。

 この様に、歩き進む程に目にする、珍しい植物を眺めながら、植物園の北端へたどり着きました。

 

 

 ちなみに、帰国してから、ディオスピロスを調べてみると、この木の果実は食用となり、赤茶色のベルベット状の薄い皮に包まれて、柔らかな、ピンク色をしたクリームチーズのような味の果実だそうです。

 但しその臭いは猫のウンチのようで、とても香りを楽しめるような代物ではない、と記述されていました。

 

 私はクサヤでも鮒寿司でも、豆腐ようでも、何でもコイです。

 一度は試食してみたいものです。

 

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シンガポール植物園 奥へ

2011-02-20 23:23:42 | マレー半島 花の旅

 ラン園ではフィルムカメラでも何枚か写真を撮って、十二分に楽しませて頂きました。

 時刻は13時半頃だったでしょうか。更に進んで行くと、今度はシンフォニーレイクと呼ばれる池の畔に出ました。

 池の中央にはステージが設えてあり、そこへ向かって、なだらかに芝の斜面が広がっています。上手な設計です。

 こんな場所でゆったりと弦楽四重奏でも聞けたら、どれほど癒されることでしょうか。

 ワインは良く冷やしたシャブリがいいですね。それとも逆にアイスワインなんかも悪くないかも知れません。暑い所では、ちょっと甘めのものが欲しくなりますので。

 な~んてね・・・。想像するだけなら何時でも只ですから。

 でも、想像しながら一人でぶつぶつ呟き始めたら疑われますので、それだけはしないように心がけています。

 

 ステージを見下ろす小道で、ショパンが曲を作っている光景に巡り合いました。

 

 

                 

 

 ゆるゆると斜面を下ってゆくと、芝生の中でヘリコニアの花が午後の陽射しを受けて微笑むように咲き揃っていました。

 ヘリコニアはバショウ科の植物ですが、花が独特の形をしていますので、一度みると忘れられない印象が残ります。

 日本の温室でこの花を初めて見たとき、左程綺麗だとは思わなかったのですが、こうして揃って咲いている姿はなかなかに魅力的です。

 

                 

 

 シンフォニーレイクの北端で池に突き出た東屋がありました。

 この辺りまで来ると、流石に足の疲労感は隠しようもなく、自動販売機でマンゴジュースを買って、東屋で暫しの休憩をとることに致しました。

 池を覗くと、池を堰き止めた幅15センチ程のコンクリートの壁の上に亀がびっしりと並んで日向ぼっこをしています。

 けだるく暑い午後の熱帯は、池の水面の波紋にさえも、とろりとした濃厚な質感を感じさせます。

 

 

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シンガポール蘭園

2011-02-20 23:18:26 | マレー半島 花の旅

  

 ホットドッグで腹ごしらえを済ませ、はやる気持ちでラン園の入園券を購入しました。入園料は5$ですから330円程度です。

 

 ゲートを潜ると、正面の噴水の上でフラミンゴのモニュメントが羽を休めています。

 

 園内の順路に沿って歩き始めましたが、黄色い花を咲かせたバンダ属と思しきランやピンクのデンドロビウムらしきランにも名札がありません。

 え~、それはないんじゃない。

 だって、ランは2~3万種類以上もあると言われているのに、名札を付けてくれなかったら、私にはお手上げです。

 

 

 

 「だってそうでしょう。何かと同じで、ただただ綺麗なだけなら、三日も見てたら飽きちゃうよ。」

 などと悪態をつきながら、それでも時々目にする、ランの根元の小さな名札を確認しつつ園内を進んで行きました。

 多分海外の方だと思える、相当にランが好きな様子の親子のような男女が、私と付かず離れずのペースで進んで行きます。

 

 

 そうやって暫くすると、VIPオーキッドガーデンという場所に出ました。

 そこのランには一つ一つに説明板があり、その表示内容を読み進んで行くと、中の一つにRenantanda Akihitoの名が記載されていました。

 え!アキヒト! そうなんです、ここは世界中のVIPがシンガポールを訪問した際に、歓迎の意を込めて新種のランにそのVIPの名を付けて展示していたのです。

 Renantanda Akihitoは天皇陛下が1970年にシンガポールを訪問した際に名付けられた新種のランなのだそうです。

 

 

 そして、少し離れた場所で見つけたランがこれです。

 このランに付いていた名前は Dendrobium Bae Yong Jun 。

 そうです、ぺ・ヨンジュン。

 いやはや、思わず笑ってしまいました。何とも愉快ですね。

 やっぱり植物園では、植物に名札や解説があれば、楽しさは倍増しますね。

 

 

 この後も、山岳地帯に生育するランを低温状態で展示したクールハウスという場所や、美しいハチドリが飛び交う姿を存分に楽しんで、ラン園を後にしたのでした。

 

 

                 

 

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シンガポール植物園 生姜園

2011-02-20 23:13:16 | マレー半島 花の旅

 池に沿って歩くと白鳥が泳いでいました。

 確か白鳥は北国に生息する鳥のはずですが、こんなに気温の高い所でも飼育が可能なんですね。

 

 その先にはムッサエンダらしきものが咲いています。ところが、全く残念なことに名札がありません。

 ムッサエンダはアカネ科の植物で、白い花を咲かせるのはコンロンカ(崑崙花)、赤い花を咲かせるのはヒゴロモコンロンカ(緋衣崑崙花)といった種類がありますが、私の知識はその程度までで、似たような種類のものがどの程度あるかまでは知りません。

 図鑑を持って来た訳ではないので、名札が無いと目の前の花が何なのか、正確には判別できないのです。

 やっぱり植物園では、花に名札を付けてもらいたいものです。

 

 スイレン池では職員の方が船を浮かべて、水中の雑草取りしていました。多分熱帯では、植物の生育が早く、これだけ広い園を維持管理するのは並大抵のことではないと思います。

 平穏に美しく環境を維持する労力と、その結果を何事もなく楽しめることは、「なんて贅沢なんだろう」と思います。

 

 池を過ぎるとジンジャーガーデンの前に出ました。ガーデンには1000種以上のジンジャー(ショウガ科)が集められているとガイドブックに記載されています。

 滝が涼しげな空間を演出し、観光客が盛んにシャッターを押していましたが、残念ながらこのジンジャー園でも植物には名札が無く、名前が分からない花は、どんなに美しくても三脚を立ててまで、写真に写す気にはなれません。

 

 

 いつもは、フィルムカメラで時間を掛けて撮影するのですが、今日はデジカメで旅行記に使う写真を撮るだけですから、ペース早く進んで行きます。

 いよいよラン園の前に到着致しました。時刻を確認すると11amでした。ラン園も相当に広そうなので、中に入る前に腹ごしらえをしました。いつも植物園へ行くと、時間が勿体ないので、お昼は菓子パンかカレーのようなもので簡単に済ませます。今回も売店でホットドックとコーラを購入し、周辺のベンチで早目のランチとしました。

 ベンチの周囲にはコムクドリが剽軽な仕草で餌を啄ばみ、のどかな雰囲気に包まれています。

 

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シンガポール植物園 散策

2011-02-20 23:09:49 | マレー半島 花の旅

 シンガポール植物園は1859年の開園で、既に150年を超える歴史を誇ります。

 植物園は歴史が永くなればなるほど木々に風格が出ますので、この植物園でも至る所で素晴らしい光景に出会うことができました。

 シンガポール植物園の広さは52ヘクタールで東京ドーム11個分の広さがあります。花の写真を撮りながら一回りするのに、いったいどれくらい時間が必要なのか見当も付きませんが、まずはゆっくりと園内へ歩を進めました。

 

 園内では親子連れやカップルがのんびりと寛いでいます。中には昆虫写真が目的らしい学生の集団がいたり、韓国語や中国語を話す観光客の団体なども行き交います。

 時計の針が10時半を少し過ぎた辺りでしょか、実は、もう10年以上も前から時計を持たない習慣を身につけてしまったので、正確な時間が分かりませんが、陽射しが結構強く、気温がかなり上がってきています。

 今日の気象予測では最高気温は33度です。昨晩の羽田の気温は3度ですから、定年を前にした、体力の低下した体には結構な負担です。

 園内の水辺の涼しげな場所へと、どうしても足が向いてしまいます。

 

 

                 

 

 どうやら此処は植物園と言うよりも植物公園のイメージです。どちらかと言えば庭としての機能に比重を置いて設計され、市民に花と緑の場を提供することを主としているようです。

 日本の植物園に例えれば、研究色が強い東大小石川植物園よりは、市民に花と緑を提供する主旨が強い、神代植物公園に近いコンセプトなのだと思います。

 木陰には至る所にベンチが設えられ、池には白鳥のモニュメントなどが飾られていました。

 

 

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シンガポール植物園へ

2011-02-20 23:07:15 | マレー半島 花の旅

 再度カラン駅からMRTでシティホール駅へ、そこで南北線に乗り換えてオーチャード駅に降り立ちました。

 

 

 目的のシンガポール植物園はこの駅から徒歩20分とガイドブックに記されています。

 

 オーチャード・ブルーバードから植物園までは7、77、105、106、123番のバスで約5分だそうです。

 

 最初、オーチャード駅の周囲を歩き回り、オーチャード・ブルーバードらしき場所を探しましたが、深夜に羽田を発った飛行機の狭いシートで睡眠が十分に摂れなかったことと、早朝から見知らぬ土地を動き回り、足腰に些かの疲労を感じていたので、植物園まではタクシーを利用し、本来の目的である、植物園での花の撮影に体力を残そうと考えました。

 

 

 オーチャードから植物園までのタクシー代は僅か4.5$、つまり300円程度なので、タクシー利用を躊躇する必要は全くありません。

 

 勿論タクシーの運転手は英語が通じるので、目的地がはっきりしていれば不安はありません。

 

 5分ほどで植物園前に到着しました。

 

 日本では、温室に花の写真を撮りに行くと、ランの解説に「シンガポール植物園ラン園で交配育成された」とか、「シンガポールラン園から提供された」との字句を頻繁に目にしていたので、数年前から憧れていた場所に、今やっと立つことができました。

 

 その、シンガポール植物園は入園無料で、早朝5時から深夜0時まで解放されています。

 

             

 

 今朝、カラン駅前の交差点で目にしたプルメリアが、植物園の入園口の横でも綺麗な花を咲かせていました。

 

  プルメリアはキョウチクトウ科の植物です。

 

 花に芳香があり、品種も多く、白、ピンク、赤、黄などの美しい五弁の花を咲かせ、タヒチやハワイなどではレイやコサージュなどに使われるそうです。 

 

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フラグランス・サファイア ホテル

2011-02-20 22:53:00 | マレー半島 花の旅

 カラン駅でMRTを降りました。

 

 空港駅からは、一度タナ・メラ駅で東西線に乗り換え、20分程で到着しました。

 

               

 

 今回のシンガポールのベースとなるホテルは、この駅から徒歩10分のフラグランス・サファイア ホテルです。

 

 ネット予約しましたが、その画面から入手した地図を頼りに、駅から歩き始めました。

 

 

 地図によれば、ホテルへは駅前のシムズアベニューを渡り、ゲイランロードを東へ、シムスウエイを渡って三本目の道を右に曲がった場所にあるはずです。

 

 駅前の道を渡って振り返り、カラン駅の外観を確認しました。

 

 一人旅では、このような確認作業の積み重ねがトラブルを回避します。

 

 多分これは、私が若い頃、地図を頼りに山野を頻繁に歩き回って身に付けたスキルなのかと思います。

 

 線路越しにマンションと、交差点に赤い花が見えました。

 

 プルメリアです!

 

 日本では絶対に温室でしか見ることができない花が、街路に何気なく花を咲かせていました。

 

 やったぜ、ベイビー!

 (いやいや、思い浮かぶフレーズが相当に古い!)

 

 この瞬間、胸の中に期待感が一気に広がったことを、今でも鮮明に思い出します。

 

              

 

 ゲイランロードを東に進むと中華料理店が並びます。

 

 シムスウエイを横切って、三本目の道を右に折れると、今夜のお宿、フラグランス・サファイア ホテルを見つけることができました。

 

              

 

 今回のホテルの選択理由は三つです。

 

 料金が安いこと、駅から歩いて行けること、飲食街が近いことですが、実際にホテルの前に立って、希望通りであることを実感しました。

 

 

 フロントで予約を確認し、荷物を預け、はやる気持ちを抑えながら、リュックを背負い、三脚片手にシンガポール植物園へ向かいました。

 

 下の写真は午後になって、部屋に入ったときの写真です。

 

 清潔な部屋にベッドが一つ、シャワールームはバスタブこそありませんが、瞬時にお湯も出ますので、寝泊りだけなら十分です。

 

 シャワールームは床と壁に石のタイルが張り詰められ、つるっとしない感触が気に入りました。

 

 そうそう、シンガポールはどこでも英語が通じます。

 

 ホテルのチェックインやMRTパスの入手に苦労はなく、前回の広州の旅を思い出し、言葉が通じると本当に便利だと、改めて認識させられた次第です。

  

 

 

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シンガポール チャンギ国際空港

2011-02-20 22:47:49 | マレー半島 花の旅

 JAL035便は予定時間通りにシンガポール空港に着陸しました。

 朝6時半だと、まだ外は暗く、空港ロビーも明りが点いています。

 入国審査場までの通路に椰子が並び、いかにも南国らしい情緒が溢れていました。

 

 空港に着いて真っ先にしたことは、シンガポール$の入手です。

 空港の両替所で10000円をシンガポール$に換金しました。このとき手にしたSGD(シンガポールドル)は154.5$。つまり1$=約65円ということになります。買い物の時はこのレートを基準に換算し、高い安いを判断しました。

 ちなみに、今回の旅行では、もう一回一万円をSGDに換金しただけでした。

 つまり、今回の4泊7日(機中2泊)の旅行に使った現金は計2万円ということになります。

 比較的合理的なお金の使い方だったかな、と満足しています。

 

 次の行動は、MRTという電車のチケットを手に入れることでした。

 昨年、広州を旅した時も徹底的に地下鉄を使い、タクシーの利用は控えました。

 中国もシンガポールも日本と比べるとタクシー料金は格段に安いのですが、それでも公共交通機関に比べるとほぼ10倍以上の開きがあります。

 チャンギ国際空港の三つあるターミナルをスカイトレインと呼ばれる乗り物で移動しながら、MRTのチケットオフィスを探し出し、めでたくMRTのプリペイドチケットを手に入れることができました。

                              

 

 下の写真がMRTチャンギ国際空港駅のホームです。

 ゆったりと広く清潔で、安全な様子がお分かり頂けるかと思います。

 MRTのチケットには三種類あり、乗車一回限りのもの、MRTとバスにも利用可能なEZ リンクカード、MRTとバスが乗り放題の旅行者用のツーリストパスです。

 EZ リンクカードはSuicaやパスモなどと同じプリペイドカードで15$、ツーリストパスは一日用が8$、つまり520円。これにパスカードの利用料10$が加算されますが、これはカードを返却する時に返金されます。

 今回は窓口が開いていなかったのでツーリストパスが入手できず、EZ リンクカードを購入しました。

 

 と言う訳で、いよいよMRTとバスとを徹底利用した、シンガポール花の旅のスタートです。

 

 

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羽田国際線ターミナル

2011-02-20 22:38:48 | マレー半島 花の旅

 JAL035便 羽田発23時50分、シンガポール行きの eチケットを持って、国際線ターミナル駅でモノレールを降りました。

 飛行機を手配したのが昨年の11月上旬。それから約2ヶ月にわたって準備を進めてきた。

 手落ちは無いはずですが、計画の全てを一人で手配し、整えたので、現地に行って見なければ分からないことが多々あります。背中のリュックに若干の不安も一緒に詰め込んで、改札口へ向かいました。

 右手に三脚、左手に衣類を詰め込んだバック、背中にはカメラとレンズの入ったリュックを背負った何時ものいでたちです。 

 折角ですから、今話題の羽田国際線ターミナルを見学したいと思い、少々早めに家を出てきました。

 

 モノレールの改札口を出ると、チェックインカウンターのフロアが広がっています。

 早く身軽になりたいので、すぐにチェックインを済ませ、三脚とバッグをJALに預けました。

 エレベーターで上の階へ上がれば、テレビニュースで何度も映し出されていた江戸小路です。

 

                                

 

 時間が遅いため、大半の店は閉まっていました。数件の飲食店だけが僅かに明りを灯しています。プラネタリウムを備えた喫茶店があり、どうやら終夜営業の店もあるようです。

 

 

                                

 

 殆ど人もいないのと、店の大半が閉まっている為か、テレビ番組などであれだけ取り上げていた割には規模が小さい印象を持ちました。

 30分ほどで一通り見終わってしまったので、早々に出国審査を済ませて、JALのラウンジへと向かいます。

 

 今回の飛行予定時間は約7時間です。当然エコノミーですから、一晩窮屈な思いを覚悟しなければなりません。

 ラウンジでガイドブックの隅々までを読み直し、ゆっくりとワインを飲みながら、夜間飛行に備えました。

 

 さて、いよいよ、出発です。

 

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