シンガポール初日は殆どを植物園で過ごしました。
花は思った程多くはなかったのですが、熱帯で四季がないからといっても、雨季と乾季で花の咲く時期にサイクルがあるのかもしれません。
しかし、日本ではこの季節、屋外で花が咲くことなどはあり得ませんから、十分な満足が得られた一日となりました。
植物園は流石に広すぎて、昨日はビジターセンターやショップなどに寄れませんでしたが、植物の資料を見たり、お土産の類をこの植物園で購入するまでもないと考え、二日目はシンガポールでなければ見聞できない、町そのものを見て歩くことにしました。
昨日は寝不足の上に、広い園内を一日中歩き回った為か、いささかの疲労感が残っています。
朝はゆっくりと起きて、熱いシャワーを浴び、身支度を整え、ホテルを8時半頃に出ました。
駅への途中にある飲茶の店の、歩道の席に座りました。メニューから肉饅頭ともう一品を選び、ポットにたっぷりのお茶を注文して、のんびりと朝食です。
多分、これで7$程だったと思います。私のホテルでは朝食を出しませんが、周囲にこんなお店が沢山あるので、食事には全く困りません。
駅までゆっくりと歩いて、フリーパスを使い、MRTに乗り込みます。
最初の目的地はマーライオン・パーク。シンガポールに来たら、まずは何と言っても、マーライオン君にご挨拶せねばなりません。
MRTをラッフルズ・プレイス駅で降りて地上に出ると、目の前は近代的なオフィス街でした。
ビルの谷間にシンガポールの今昔を刻んだモニュメントが建っていました。
今のシンガポールの基礎を築いたラッフルズが1819年にシンガプーラ(獅子の町)に初めて上陸したとき、この辺りは小さな漁村だったそうです。
シンガポール川に沿ったプロムナードには、古の情景を模した像が幾つか置かれていました。
川をひっきりなしにバムボートと呼ばれる遊覧船が行き交います。
川に架かる橋のプレートには1868年の文字が見えます。
橋のたもとには、ジャンピングボーイと名付けられた、表情たっぷりの、微笑ましい少年達の銅像が躍っていました。
この像を見ていたら、子供の頃、野山でちゃんばらごっこをした悪がき仲間や、叱ってくれた山口先生の顔を久しぶりに想い出しました。
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