シンフォニーレイクでは30分以上も座っていたような気がします。
英気を養って、またゆっくりと、北へ向かって歩き始めました。
園内に表示された地図で現在地を確認しながら、曲がりくねった小道を進んで行きます。
木立に包まれた森を抜けると視界の開けた場所に出ました。
そこにブーゲンビレアのガーデンがありました。
その奥に竹を集めた林があります。植栽されている竹は見たこともない種類のものばかりです。数十本の竹が束ねられたように伸びて、伸びて、高さは30メートル近くもありそうです。竹に関しては私は全く知識がありませんが、興味を持って調べてみたら面白いかもしれません。
竹林を左に進むとエコ・レイクと名付けられた池がありました。そこの岸辺では優雅に黒鳥が水草を食んでいました。
池の畔には、プルメニアに似たビルマ原産のコプシア・フルティコサという樹木に花が咲いていましたので、フィルムカメラでの撮影を試みました。
ディレニア・インゲンスと表示された樹木に咲く花も初めてお目にかかりました。
ディオスピロスと表示された珍しい木に大きな果実が実っています。
これも初めて目にする植物です。
この様に、歩き進む程に目にする、珍しい植物を眺めながら、植物園の北端へたどり着きました。
ちなみに、帰国してから、ディオスピロスを調べてみると、この木の果実は食用となり、赤茶色のベルベット状の薄い皮に包まれて、柔らかな、ピンク色をしたクリームチーズのような味の果実だそうです。
但しその臭いは猫のウンチのようで、とても香りを楽しめるような代物ではない、と記述されていました。
私はクサヤでも鮒寿司でも、豆腐ようでも、何でもコイです。
一度は試食してみたいものです。
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