安倍晋三さんの「アベノミクス」は日本経済浮揚のカンフル剤としては有効だろうと思う。
しかしあくまでカンフル剤であって根本的な日本経済復興の政策になるとは思われない。
現代の経済は株や為替の差益で稼ぐ「カジノ資本主義」「ギャンブル・マネーゲーム経済」に陥っている。
http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=240850
この経済は世界的に富裕層と貧困層の格差を拡大するものであるといえる。
この「カジノ資本主義」「ギャンブル・マネーゲーム経済」を推進しようとしているのが「アベノミクス」であるように見える。
この経済政策では富裕層と一部の大企業が潤うのみで、多くの中小企業や国民は取り残されて格差がますます拡大する。
安倍政権は「議員定数の削減」「行政改革・制度改革」を約束して成立した。
しかしこれらの公約には消極的、あるいは手を付けず、国民が望まない「原発再稼動」「特定秘密保護法」「憲法改正」・・・などを進めた。
これを粉飾するためには派手なパフォーマンスが必要だった。
つまり「嘘の原発はコントロール下にある~オリンピック招致」「派手な外遊・外交」「花火のように派手な触れ込みのアベノミクス」・・・
この政治家の真の狙いは政権延命による「復古的憲法改正」であろうということは想像がつく。
「アベノミクス」はその為の布石であり、衆議院解散による政権延命もその為であろうと思う。
このたびの衆議院解散は国民が直接、安倍政権と「カジノ・ギャンブル経済」に審判を下せる願っても無い機会になると思う。
アベノミクスに決定的に欠けているのは「人間の為の経済」という視点である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E6%B2%A2%E5%BC%98%E6%96%87