Strahan でもまた朝は早かった。
今日も雲ひとつ無い快晴。
そして吐く息は真っ白だった。でも風がないのでそれだけが救い。
今朝も着込めるだけ着込んで外に出る。
今朝のオプショナルツアーは8時集合なので、
7時15分には朝食を食べ始めていた。
申し込んだツアーは、Jet Bort Teepookana。
ジェットボートで川を上り、途中でHuon pinesの森を歩くツアー。
Huon pineの成長はとても遅く一年に0.2ミリ程度の成長しかないらしい。
また、山火事や伐採により数は減ってきているので保護をしているそうです。
その保護地域と巨木を見に出かけるツアーに参加しました。
Markにボートの発着場に連れてこられて、救命胴衣を着け
ボートに乗り込んだ。
この日最初のツアーらしく、ボートのベンチは朝露に濡れてしかもしっかり冷えていました(笑
鏡のような水面を私たちのボートは走り始めた。
でも、風が冷たい!
体温がどんどん奪われていく感じ。寒さに耐え切れず、ガタガタ震えていた。
手も顔もとても冷たくなっていく。
大きな湾内を走っていたボートは、左に曲がり、一つの川を上り始めていった。
川の左には鉄道のレールが見える。途中に鉄橋もあって。
そんな感じで寒いながらも、周りの景色を見る余裕がまだあった。
とその時、
「スピンするよー!」
って運転手の声。
右に左にスピンをし始めます。
スピンする前に、「次、右ー」「次は左ー」って言ってくれるんだけれど
踏ん張りが効かないぐらいのスピン。
思わず口から、ワー!って声が出てしまう。
怖いんじゃないけれど、おもわず声がもれてしまう感じ。
それに、もうそんなのいいから先に進んで早くボート降りたい!
寒すぎ!という気持ち。
そんな事を途中でしながら段々川幅が狭くなっていく中をまだ前に進んでいく。
目の前に霧、というか雲が川に広がっていく。
その後ろに太陽があって、その雲を白というか銀色に輝かす。
その光景が本当に綺麗で、綺麗過ぎて思わず、
すごいきれい!
って叫んでしまった。日本人一人なのに・・・・
感情はやっぱり日本語じゃないと、気持ちがこもらないんだよね(と、自分に言い聞かせる)
そうしてやっと上陸。
4WDの車に乗せられ、オフロードの道をガタゴトと走って、大体10分。
トレイルの入り口に到着。
歩くのは20分あるかないか。
途中でドライバーのおじさんがガイドをしながらHuon pineのいくつかを見て歩く。
途中、展望台みたいなのがあって登っていく。
てっぺんにはガラス張りの小屋があってその中にも展示物がいくつか。
そしておじさんの説明。
(ま、なに言ってんだかわからなかったけれど。正直にいうと。)
でも、ここの見晴らしはとても良くって、
森の木は自分達より低いおかげで山々がはっきり見えたし、
今ボートで走ってきた湾などが一望。
そしてまた、ぐるっとまわって元のトレイルの入り口に戻ってきた。
帰りも同様に、ボートに乗り込みスピンを何度かして、
船着場に到着。
・・・・少し船酔いした。
でも、光り輝く雲は綺麗だったし
森の中を歩くと木のいい匂いがして、とても気持ちよかった。
朝から歩くのもとてもいいかも。
(しかも、大きな木が沢山あって太古の山を歩いている雰囲気だし)
もし行く機会があったらオススメですね。
他のクルーズとかもあるらしいので、そっちも本当は体験してみたいけれど。
Strahanの中心地に戻ると、ちょっとお土産店を覗いて
そのあと、みんなでCafeでコーヒー飲んで
この街を後にした。
次に行くのは海。
trial harbourと言う所。
草原みたいな所を走っていくんだけれど、山というか高原みたいなところを
延々はしって行くから本当に海に向かっていくんだろうかと思うぐらい
しかも未舗装だし、こんなマイクロバスが通って行けるのだろうかと心配。
最後の最後に山道を下って、海に到着。
家、というか小屋が何件か建っているような.
目の前の海と後ろに迫る山のほんのわずかな隙間に、人々が暮らしている。
何だか文明から切り離されたような、とても静かな村って感じ。
電気も通っていないし、家の周りには薪が積まれているし。
海はとっても青くって。
はだしになって歩いてみた。
白い砂浜というよりは、少し茶色い。
ここでみんなで散歩したり、ボーッとしたり
意味の無い話をしたりしながら、思い思いにくつろぐ。
まったりした後に、Zeehanの町に行き遅めの昼食。
その後、滝を見に行くトレイルへ向かった。
移動途中に、何度かMarkが
「次の場所は、easyだからね。」
と、何度か言っていた。
なんで、そんなに念を押すんだろう?
・・・・到着して、納得。
トレイル自体はほぼ、平坦で道幅が車一台ぐらい通れるであろう広さ。
でも。
トレイル入り口に、
Montezuna Falls walk
うんうん。
level Easy
うんうん。その下に、
return 9.6Km 3hour
えっ?往復3時間!!!!
滝の高さは104mと大きいらしいが、往復3時間って?
少し考えた。
ドイツカップルはバスで待ってると、挫折を申し出た。
私は・・・
よし頑張ろう。
ずーっと林の中を歩くので、ほとんど景色の変化はなし。
最初はみんなとまとまって歩いていたけれど、スピードがだんだんバラバラになってきて
後半は二人で歩いていた。
これだけ歩くと、流石に汗もかく。
やっと滝に着いた!
目の前には、体重制限で大人一人づつしか渡れないつり橋。
勿論渡りました。
その後、再びつり橋で戻って滝つぼまで行く。
そこで20分ぐらい休憩した後、再び戻り始める。
もう、最初からみんなについていく気は全然なく(笑
最初から一人で歩く。
自分の後ろにも何人かいたけれど、みんなマイペース。
追いつきも、追い越されもしなかった。
やっと、バスまで到着したときは
達成感でいっぱいでした。
道は確かに楽だったけれど、長かったよ。
景色も変化ないし。
でも、ちょっと疲れたかな・・・・