
夏らしい花だがチョッと目を離すとアッという間に落ちる落ちる。
落ちた花が雨にるれるとペタっと小石に張り付いて取りにくくなる。甘い花なのでアリが行列を作る。
のうぜんかつらが咲き始めた6月イライラする出来事があった。その時ブログに書こうかと思ったが腹が立っているときは何を書くかわからないので自分を落ち着かせるために咲き始めたこの花を載せたのである。
時が経ち落ちた花を見ながら思い出した。
6月中頃突然Gが車の運転をやめて自分の車を次男の嫁に上げると言い始めた。運転をやめるのはいい機会だと思い私は賛成だった。思い立ったら後先考えずすぐ実行のGは電話でその旨を連絡した。
次の日曜日次男が来て「車検を取ったばかりなのになぜやめるの?」の質問に「お母さんが一緒には絶対乗らないと言うし孫たちも乗せるなというのでもう車はいらなくなった」と説明していた。
私は一度も車に乗るなとは言っていない、心中ではやめてほしいと思ってはいたが・・・冷静に考えてみれば脳梗塞で運動神経を麻痺してよくなったとはいえまだ不自由な身である。Gもそれが分かっていてやめると自分から言い始めたことである。それなのにやめる原因は私の所為になってしまった。
原因はなんであれ運転返上になるなら結構なことだと思っていたが・・・・そのあとが悪かった。
いざ手放すことに決まったら急に寂しくなったのだろう機嫌は悪くなるし、体調まで悪くなってきた。
「あなたは私の楽しみまで奪った。まだ運転には自信があったのに・・・」と言い出し始めた。
私「事故を起こしてあなたが怪我をするのは自業自得だからいいのですが、他人様に怪我でもさせたら取り返しがつきません。健康体ではないのですよ」少々きつい言い方だがGは体の不自由さを考えず運転には関係ないと思っているのだ。その私の言い方に怒り心頭である。
数日間悶々とした日が続き家の中の雰囲気は最悪であった。私は胃痛で胃を抑えながらの日々であった。
Gは未だに車を手放すのは私の所為だと思い込んで恨んでいるがそれでもいいのだ。8月末に名義変更と決まった。
退院後私は一度も車には乗らなかったのは確かなことである。今日もGは車で出かけた。