農学部キャンパスは、本郷キャンパスと言問通りを隔てて陸橋でつながっている、緑の多い閑静なキャンパスです。農学部の建物の多くは、このキャンパスに建てられています。地図中の施設名をクリックすると、ページ内の解説へ移動します。

 

農正門、農学資料館

農正門
農正門
農学資料館
農学資料館

農学部の正門(農正門)は、地下鉄東大前駅から歩いて0分です。正門を入ってすぐ右側には、農学資料館があります。

忠犬ハチ公の臓器など、農学部が所蔵する貴重な資料を展示しています。

農学資料館

弥生講堂、弥生講堂アネックス

弥生講堂
弥生講堂
弥生講堂アネックス
弥生講堂アネックス

正門を入って右側奥には弥生講堂、左側に弥生講堂アネックスがあります。

弥生講堂は、学会発表やシンポジウムなどに使われています。弥生講堂アネックスは、平成20年に完成した、学会の懇親会やセミナー、講義などに利用できる多目的スペースです。どちらも、ユニークなデザインの木造の建物が目を引きます。弥生講堂アネックスの前には、「上野英三郎博士とハチ公」の像があり、多くの人が訪れています。

弥生講堂

農学部1号館~7号館、生命科学総合研究棟、フードサイエンス棟

研究室や講義室・実験室などは、農学部1号館から7号館(4号館はありません)、生命科学総合研究棟、フードサイエンス棟などにあります。正門から見ると、右側に農学部1号館、左側に農学部2号館、正面奥に農学部3号館が見えます。これらの建物は、戦前に建設された風格のある建物で、とくに3号館は、東京都選定歴史的建造物に指定されています。3号館には、学生サービスセンター、事務室、国際交流室、農学部生協などの施設があり、農学部の中心となる建物です。3号館の北側には、農学部の新しい建物が立ち並んでいます。

農学部1号館
1号館
農学部2号館
2号館
農学部2号館別館
2号館別館
農学部3号館
3号館
農学部5号館
5号館
農学部6号館
6号館
農学部7号館A
7号館A
農学部8号館B
7号館B
生命科学総合研究棟
生命科学総合研究棟
生命科学総合研究棟B
生命科学総合研究棟B
フードサイエンス棟
フードサイエンス棟
 

生命科学総合研究棟は、定量生命科学研究所といっしょに利用しており、周辺に配慮した4階建ての建物の屋上には、温室の設備があります。余談ですが、近年、弥生式土器の発見地が、実は、生命科学総合研究棟のあたりではなかったか、という説が発表されました。生命科学総合研究棟Bは、2011年11月に竣工しました。

フードサイエンス棟は2010年12月に竣工となった地上8階建ての建物です。食の安全研究センターを中心とし、中島董一郎記念ホール、産学連携研究室・実験室及び動物飼育実験施設等の設備があります。正面入口から入った場所は2階となっており、右手が中島董一郎記念ホール、左手がCafe Agli 101(カフェアグリワンオーワン)となっています。Cafe Agli 101ではカフェメニューやドーナツ、その他軽食が販売されています。

 

 

 

21世紀に入り、人類は、国家を超えた地球大の交わりが飛躍的に強まる時代を迎えている。

日本もまた、世界に自らを開きつつ、その特質を発揮して人類文明に貢献することが求められている。東京大学は、この新しい世紀に際して、世界の公共性に奉仕する大学として、文字どおり「世界の東京大学」となることが、日本国民からの付託に応えて日本社会に寄与する道であるとの確信に立ち、国籍、民族、言語等のあらゆる境を超えた人類普遍の真理と真実を追究し、世界の平和と人類の福祉、人類と自然の共存、安全な環境の創造、諸地域の均衡のとれた持続的な発展、科学・技術の進歩、および文化の批判的継承と創造に、その教育・研究を通じて貢献することを、あらためて決意する。この使命の達成に向けて新しい時代を切り拓こうとするこの時、東京大学は、その依って立つべき理念と目標を明らかにするために、東京大学憲章を制定する。

東京大学は、1877年に創設された、日本で最も長い歴史をもつ大学であり、日本を代表する大学として、近代日本国家の発展に貢献してきた。第二次世界大戦後の1949年、日本国憲法の下での教育改革に際し、それまでの歴史から学び、負の遺産を清算して平和的、民主的な国家社会の形成に寄与する新制大学として再出発を期して以来、東京大学は、社会の要請に応え、科学・技術の飛躍的な展開に寄与しながら、先進的に教育・研究の体制を構築し、改革を進めることに努めてきた。

今、東京大学は、創立期、戦後改革の時代につぐ、国立大学法人化を伴う第三の大きな展開期を迎え、より自由にして自律性を発揮することができる新たな地位を求めている。これとともに、東京大学は、これまでの蓄積をふまえつつ、世界的な水準での学問研究の牽引力であること、あわせて公正な社会の実現、科学・技術の進歩と文化の創造に貢献する、世界的視野をもった市民的エリートが育つ場であることをあらためて目指す。ここにおいて、教職員が一体となって大学の運営に力を発揮できるようにすることは、東京大学の新たな飛躍にとって必須の課題である。

大学は、人間の可能性の限りない発展に対してたえず開かれた構造をもつべき学術の根源的性格に由来して、その自由と自律性を必要としている。同時に科学・技術のめざましい進展は、それ自体として高度の倫理性と社会性をその担い手に求めている。また、知があらゆる領域で決定的な意味をもつ社会の到来により、大学外における知を創造する場との連携は、大学における教育・研究の発展にますます大きな意味をもちつつある。このような観点から、東京大学は、その自治と自律を希求するとともに、世界に向かって自らを開き、その研究成果を積極的に社会に還元しつつ、同時に社会の要請に応える研究活動を創造して、大学と社会の双方向的な連携を推進する。

東京大学は、国民と社会から付託された資源を最も有効に活用し、たえず自己革新を行って、世界的水準の教育・研究を実現していくために、大学としての自己決定を重視するとともに、その決定と実践を厳しい社会の評価にさらさなければならない。東京大学は、自らへの評価と批判を願って活動の全容を公開し、広く世界の要請に的確に対応して、自らを変え、また、所与のシステムを変革する発展経路を弛むことなく追求し、世界における学術と知の創造・交流そして発展に貢献する。

東京大学は、その組織と活動における国際性を高め、世界の諸地域を深く理解し、また、真理と平和を希求する教育・研究を促進する。東京大学は、自らがアジアに位置する日本の大学であることを不断に自覚し、日本に蓄積された学問研究の特質を活かしてアジアとの連携をいっそう強め、世界諸地域との相互交流を推進する。

東京大学は、構成員の多様性が本質的に重要な意味をもつことを認識し、すべての構成員が国籍、性別、年齢、言語、宗教、政治上その他の意見、出身、財産、門地その他の地位、婚姻上の地位、家庭における地位、障害、疾患、経歴等の事由によって差別されることのないことを保障し、広く大学の活動に参画する機会をもつことができるように努める。

日本と世界の未来を担う世代のために、また真理への志をもつ人々のために、最善の条件と環境を用意し、世界に開かれ、かつ、差別から自由な知的探求の空間を構築することは、東京大学としての喜びに満ちた仕事である。ここに知の共同体としての東京大学は、自らに与えられた使命と課題を達成するために、以下に定める東京大学憲章に依り、すべての構成員の力をあわせて前進することを誓う。

 

 

 

 

 

 

 

 

東京大学総合研究博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

東京大学総合研究博物館(とうきょうだいがくそうごうけんきゅうはくぶつかん、英称:The University Museum, The University of Tokyo, 略称:UMUT)は、国立大学法人東京大学の全学センターとして設置されている教育研究機関かつ博物館である。1966年(昭和41年)4月に開館した。

概要[編集]

1966年(昭和41年)4月に東京大学総合研究資料館が発足。1996年(平成8年)5月11日東京大学総合研究博物館として改組した。2002年(平成14年)1月12日には東京大学総合研究博物館小石川分館を開館。現在は専任教員、特任教員、特任研究員、外国人教員、専門職員併せて25人の研究スタッフを擁する。

施設[編集]

小石川分館により、本館でのより学術性の強い実験展示と、小石川分館の実験性の強いイベント企画とで、相互補完的な関係を有するようになった。

小石川分館[編集]

小石川分館の建物の形は、元々東京大学の前身の一つである東京医学校の本館である。1965年(昭和40年)に解体され、1969年(昭和44年)、現在の理学系研究科附属植物園内に移築復元された。明治初期の木造擬洋風建築特有の様相を残すとともに、東京大学の創立以前からの長い歩みを示す建物でもある。1970年(昭和45年)に重要文化財に指定された。

 

 
 

散策(案内)64 「東京中心部北 602」 東京大学サイエンスギャラリー

2021-03-12 07:07:54 | 東京中心 北

このブログは 中年おじさんの散策 の続編です。  コロナで記録が停滞し、作成した案内を紹介しています。

現在も参加者募集しています。現地集合ですので関東近郊の方は参加できます。

参加したい方はご連絡ください。090-3436-8532 ネットでカルチャー(散策・グルメ

 

サイエンスギャラリー

サイエンスギャラリーでは、小柴昌俊特別栄誉教授と梶田隆章特別栄誉教授のノーベル賞受賞に関する展示をはじめ、 理学部の歴史、概要を紹介する展示を常設しています。 また、美術作品などの企画展示も行っています。 どなたでもご覧いただけますので是非お気軽にお立ち寄りください。 (現在、節電のため、照明は落としています。)

 

 

 

 
 

散策(案内)63 「東京中心部北 601」 東京大学 健康と医学の博物館

2021-03-11 07:09:00 | 東京中心 北

このブログは 中年おじさんの散策 の続編です。  コロナで記録が停滞し、作成した案内を紹介しています。

現在も参加者募集しています。現地集合ですので関東近郊の方は参加できます。

参加したい方はご連絡ください。090-3436-8532 ネットでカルチャー(散策・グルメ

 

東京大学医学部・医学部附属病院

健康と医学の博物館

「健康と医学の博物館」は、
東京大学医学部・医学部附属病院 創立150周年記念事業の一環として、
平成23年1月20日に開館しました。

そして平成31年4月に
リニューアルオープンしました。

当博物館は、常設展、企画展、および特別展の
3つの展示で構成しています。

 

 

 

 

 

東京大学総合研究博物館   宇宙ミュージアムTeNQ    03-3814-0109

 

現代は惑星科学の革命期にある。人類は既に60個以上の天体に120機以上の探査機を送り込み、膨大な探査データの獲得に成功した。特に近年の探査の進展は目覚ましく、新たな探査機が次々と打ちあがるさまは、かつての大航海時代を彷彿とさせるほどだ。当時、船舶の改良や新航路を発見することで、一気に諸外国から様々な交易品を得たように、より高度な探査装置を積んだ宇宙機を駆使した人類は、太陽系に関する知見を次々と獲得しているのだ。

新大陸に飛び出し自然の多様性を認識できたことは、博物学の発展においてきわめて重要な要素であった。これと同様に、探査が明らかにした太陽系内天体の百般の姿は、博物学の新たな幕開けを予感させる。探査データの丹念な解析により天体ごとの特徴をつぶさに記載することができるのだから、これらを分類し比較することは、地球を含めた太陽系天体の姿を知るための重大なステップとなるだろう。私たちはこうした研究が、「太陽系博物学」と呼ぶあたらしい学問体系の構築につながると考えている。

この「太陽系博物学」に関する研究を行うために、東京大学総合研究博物館は新たに太陽系博物学寄付研究部門を設置した。ここでは5人の専属スタッフが、探査機の取得したデータ解析や、将来の探査計画に関連した機器の開発などを大学院生らと共に行っている。「太陽系博物学」を推進するには、こうした基礎研究を行うだけでなく、より広い視野を持って探査を戦略的に進めていく必要がある。コストの高い宇宙探査を推進するには、サイエンスの意義のみならず、広く一般市民から支持されるものでなければならないからだ。

このように考えると、より多くの人々に本物のサイエンスを提示し、宇宙探査の意義を問うことが、太陽系博物学を進める上で本質的に重要となるだろう。だがこれを、大学の中だけで実施することは困難である。というのも、学内において多くの人々に直接アプローチすることは難しいし、次々と惑星科学の常識が塗り替えられるような状況は、文章や常設的な展示などで情報を発信するのに不向きだからだ。

 

 

 

 

20180508 東京北 見学 東京都文京区根津     東京大学・本郷   東京大学 本郷地区キャンパス(とうきょうだいがく ほんごうちくキャンパス)は、東京都文京区本郷・弥生に所在する東京大学のキャンパスの一つである。東京大学の本部が設置されており、同大学の駒場地区キャンパス・柏地区キャンパスと並ぶ規模をもつ。 「本郷キャンパス」あるいは「本郷地区」とも呼ばれる。なお、「本郷キャンパス」および「本郷地区」は、本郷地区キャンパスの一部である本郷キャンパス(後述)のみを指すこともあるので注意を要する。   ほとんどの学部後期課程をこのキャンパスで履修する。また、附置研究所など附属研究施設の多くが本郷地区キャンパスにある。本郷地区キャンパスはさらに本郷・弥生・浅野の3地区に分かれ、それぞれ本郷キャンパス・弥生キャンパス・浅野キャンパスと呼ばれている。    

 

 

 

 

20180508 東京北 見学 菖蒲・史跡

東京都文京区本郷            

東京大学

  東京大学は欧米諸国の諸制度に倣った、日本国内で初の近代的な大学として設立された。   東京大学には、特に創立時に明文化された建学の精神はない。しかし、国立大学法人化に伴い、現在は「東京大学憲章」が定められている。東京大学憲章は、「大学」としての使命を公に明らかにすることと、目指すべき道を明らかにすることを目的として学内有識者会議によって制定されたものである。学部教育の基礎としてリベラル・アーツ教育(教養教育)を重視することを謳っている。   東京大学は、主な3つのキャンパスごとに教育内容・研究内容を異にする。教育内容の面では、主に教養課程を実施する駒場キャンパス、専門教育を行う本郷キャンパス、主に大学院課程の教育を行う柏キャンパスに分けられる。また研究内容の面では、伝統的な学問領域の研究を行う本郷キャンパス、学際的な研究を行う駒場キャンパス、新しい学問領域の研究を行う柏キャンパスに分けられる。