中年おじさんの散策part2-3

東京都内・海外の散策を楽しんでいる叔父さん。いろいろなところを散策し記憶として記録しています。よろしかったらご覧ください

散策(案内)90 「東京中心部南 574」 麹町近辺マップ

2021-04-09 06:20:18 | 東京中心 南

このブログは 中年おじさんの散策 の続編です。  コロナで記録が停滞し、作成した案内を紹介しています。

現在も参加者募集しています。現地集合ですので関東近郊の方は参加できます。

参加したい方はご連絡ください。090-3436-8532 ネットでカルチャー(散策・グルメ

 

「紀尾井町」の名の由来をご存じだろうか。江戸時代、この地に紀伊徳川家、尾張徳川家、彦根藩井伊家が屋敷を構えていたため、その一文字ずつをとって付けられたという。そんなことからわかるように、この界隈は旧大名屋敷街。屋敷の跡地を訪ねつつ、江戸の面影に触れる散歩に出てみよう。
四ツ谷駅にほど近い上智大学。インターナショナルなイメージの大学だが、実は尾張徳川家の中屋敷があった場所。紀尾井坂の向こうは、ホテルニューオータニ。加藤清正の下屋敷から彦根藩井伊家の中屋敷へと引き継がれ、見応えのある日本庭園には清正時代の石灯籠や樹木も残る。向かいのグランドプリンスホテル赤坂は、紀伊徳川家の中屋敷跡。江戸とは関係ないが、敷地内に昭和5年築の旧李王家の屋敷があり、現在ホテルの旧館として使われている。
また、このエリアはアップダウンが激しく坂も多い。その名称にも屋敷の名残りが垣間見られる。諏訪坂は、諏訪氏の屋敷が名の由来。東京でも代表的な坂のひとつで景勝地と知られる三宅坂は、近くにあった田原藩三宅家の上屋敷から。坂と出合ったら、その由来を想像してみるのも楽しいだろう。

JR・地下鉄四ツ谷駅麹町口スタート → 麹町六丁目交差点で55ステーションの角を曲がる → 清水谷公園で大久保利通の哀悼碑を見学 → 弁慶橋を渡り赤坂見附交差点を右手に見ながらグランドプリンスホテル赤坂方面へ → オフィスビルやマンションなどに隠れるように立つ平河天満宮を参拝 → 半蔵門周辺から桜田濠と半蔵濠の眺望を楽しむ → イギリス大使館を回りこみ日本カメラ博物館見学 → ダイヤモンドホテルの金剛飯店でランチを → 地下鉄半蔵門線半蔵門駅3番出口ゴール

 

 

霞が関・永田町の一帯は、国会議事堂が鎮座する国の政治の中心地。官公庁ばかりの街を歩いても楽しめるの?と思われるかもしれないが、心配することなかれ。これがなかなか散歩しがいのある街なのだ。
官庁街のメインストリートとも言うべきは桜田通り。警視庁に総務省、外務省に農林水産省などと官庁舎のオンパレードで、「おお、これがあの○○省か!」とミーハー心もちょっぴりうずく。建物はドカン、ドカンとひとつひとつが大きく通りも広い。おまけに、ビル密集地帯ではないので、意外に空が大きい。ところどころで警備の目が光る物々しさもあったりする。東京の中心で、非日常感とスケール感が味わえるのが面白い。
ただ外から眺めるだけじゃなく見学や体験ができる庁舎・施設も多々ある。国会議事堂や警視庁は事前の申し込みで館内を見学できるし、文部科学省情報ひろばは気軽に入れる展示室やラウンジが、農林水産省では食にこだわった食堂が入館証なしで一般利用できる。緑豊かな憩いの国会前庭には、国会の組織や仕組みを学べる憲政記念館だってある。大人の社会科見学気分で巡ってみたい。

地下鉄永田町駅・赤坂見附駅ベルビー赤坂口スタート → 赤い鳥居がびっしりと並ぶ階段を上って日枝神社へ参拝 → 国会議事堂の裏側に出て参議院側に回り国会議事堂見学。見学後は正門から出るので、そのまま信号を渡り国会前庭へ。見学しない場合は回りこんで国会前庭へ → 桜田濠の絶景を満喫 → レンガ造りの法務省旧本館見学 → 中央官庁街を通り抜け霞が関ビルと霞が関コモンゲートエリアへ → 外堀通りを陸橋で渡ってフリーカフェ播磨屋ステーションで休憩 → 地下鉄銀座線虎ノ門駅3番出口ゴール

 

 

番町・九段

東京に文人が多く暮らした街は数あれど、このエリアほど密集した場所は他にはないかもしれない。かつて明治、大正、昭和の作家や芸術家たちが住み、文化の発信地となっていたという。
その中心というのが、四ツ谷駅から新宿通りを少し行った左手にある、通称、番町文人通り。大妻通りに突き当たるまでの1kmほどの道には、島崎藤村をはじめ、名だたる文人たちの旧居跡がズラリ。藤田嗣治や川喜多半泥子(はんでいし)など芸術家も暮らしたという。主な住民はざっと14人。日本テレビ通りとの交差点には各場所を示す案内プレートも設置されるので、チェックしてみればその豪華なラインナップに驚くはず。それぞれの人物が暮らした年代は違うが、ここで寝起きをし、語り、歩いていたかと思うと、文学ファンならずとも感慨深いものがある。
文学散歩のあとは、外濠のほうへ出てみよう。JRの車窓からも目にできる大きな釣り堀で魚釣りに興じたり、堤の上の外濠公園では視界の開けたのどかな景色を眺めて、の~んびり。靖国神社では緑深く広々とした境内と美しい庭園に心癒される。思わず都心であることを忘れてしまいそうだ。

JR・地下鉄四ツ谷駅赤坂口スタート → 四谷見附橋アトレ側歩道を、聖イグナチオ教会を眺めながら歩く。空も道も広々としている → カフェ・ド・クリエの角を曲がり番町文人通りへ → 日本テレビ麹町分館を回りこむように歩き、食事処でランチを → 東郷元帥記念公園から関東大震災後に建てられたモダンな九段小学校校舎を外から見学 → 市ケ谷橋を渡り市ヶ谷フィッシュセンターで釣り三昧 → 外濠公園の堤の上を歩く。春は桜が美しい → 靖国神社南門 → 靖国神社の神池庭園でひと休み → 地下鉄九段下駅1番出口ゴール

 

 

 

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