宇宙(そら)は家

宇宙(そら)へ還ろう! 
五井先生は、両手を
広げて待って
いらっしゃいます。
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光満ちた世界(1)

2023-02-13 06:29:11 | 祈り
こうやって壇上から見ていますと、本当に
光が満ちておりましてね。
皆さんの体からも心からも、それから、
気持ちの流れからもね、本心からも、
ありとあらゆるところから光が
出ていて、そうして、お互いの体とか
心だけじゃなくて、光がお互いに呼び合って、
大光明になって内も外も浄めてゆく。
そういう情景が私の方から見えます。
本当は、人間のその見える見えないという
ことなどは些細なことでしてね、ささやかな
ことで。
光というものはとにかくあるんだということ、
光のいのちによって我々は生きているんだ
ということ、そのことが一番大事なこと
なのであります。
光のいのちというのは何かというと、
これは神様のいのちだ。
神様というのは何かというと、これは
愛と平和とゆるしの源だ。
愛と平和とゆるしというものが我々の
生命の根幹にもなっているし、大宇宙の
秩序にもなっているし、もう話を大きく深く
していったら、神様という方は、この
三つのものを現わすためのものにすぎないと。
大愛という大河の流れの中にいらっしゃる、
それが神様だということが言えるんで
ありますが、しかし、そこまで話を大きく
しなくても、私たちの中にこの光が交通
しておりましてね、交流して我々は実は
生きてゆくことができる。

光というものを見えなくても、例えば、
ほほえみですね、笑顔によって心をなごませる
ことができる、なごむ心があるということを
申しましたけれども、その笑顔の中にやっぱり
光が宿るんです。
ろうそくの光がポーッとともるとそこが明るんで、
そうして、夕暮れ時や夜など、他にあかりが
ありませんと、そこにあかりが集中しますね。
そして、お盆に、宗派によってはね、浄土真宗
なんかだと、お迎えの桃燈があり、その
あかりを頼りにして帰ってくるという信仰が
ありますね。
そういうろうそくの一本のあかり
というものが、その中に何が入っているか
というと、皆の愛念ですね。
迎えよう迎えたい、一緒になりたい一体に
なりたいと。
私たちは、生きている人も死んでいる人も
そうですけれども、この人と一体になりたい、
話がしたい、仲良くなりたい、喧嘩をしたく
ない、いろいろな想いでもって、相手と関係を
結んでゆく。
相手と仲良くなりたいということで笑顔を
送る時に、その中に光が入るんですね。
祈りが入ってゆくんですね。
その時に、別に南無阿弥陀仏と言わなくとも、
祈り言を唱えなくとも。
だから、笑顔というものはすごいものです。
笑顔は本当に光を生み出すものですね。
                 (つづく)