宇宙(そら)は家

宇宙(そら)へ還ろう! 
五井先生は、両手を
広げて待って
いらっしゃいます。
(リンクフリー)

業を浄める(7)

2023-02-11 10:09:01 | 祈り
    (前日からの続き)
我々は滅びのない生命へ向かう
ために祈りをやっている。
その滅びのない生命というのは、ただ
我々だけが助かろうとか、我々だけの神様
であって欲しいとか、愛念であって欲しい
とか、そういう利己を求めての祈りではない
わけです。
我々の本来心というもの、本心の座
というものね、そこへ深く信頼して、それが
皆の生命の中に平等にあるということを思って、
そして、その光のおもいを世界中にまくんだ
結ぶんだという信仰でもって、この祈りを
ずっと続けていった時に、私たちのこの祈り
というものは、ただ本当に光になって光明に
なってかけ巡るんです。

だから、私よりもあの人の方が経験が
あるからとかね、そんなことは、神様から
見たら問題じゃありません。
あなた方の魂というのはだいたい
古いんだからね。
皆それ相応に古いんですよ。
誰が特別古いとかいうんじゃなくって
皆古いんです。
古い魂をもった人たちが、何十代
何百代と生きてきて、五井昌久に
会ったんです。
だから、あなた方に印をきれとか、何とか
という。
私にできるだろうかというようなことを
いう時というのは、あなた方がやるんじゃ
ないの。
あなた方を通して神様が働くんですよ。
私にできっこないとかね。
そんなこといってたらいつまでたっても
地上の光明化というのは、狭い範囲
でしかできていかないんですね。
そんなことでは駄目なんです。
世界平和の祈りというのは、人間本来の
生命に根ざしたエネルギーというものをね、
それぞれの立場の人たちの心の中に
植えて、そうして、それを引き出して
広がらせる。
そういうものすごい力を持っている。
だから、ピースポールが一本しか立たない
とか何とか、そんなちっぽけなこと考えるな
ということですよ。
ピースポールが一本立つか立たないか
というのは、それはその時の時期の問題ね。
いろんなことがからまってるんです。
で、そのいろんなことがからまる上に、
皆の想いとか思惑(わく)とか、そういう
ものが邪魔をしちゃあ駄目なんです。
何事も神様がいいようにして下さる。
だから、そこへ向かって、想いを明るく
切り変えてね、そうして精進してゆく。
するだけのことはしました。
後はお任せしますってね、という
ことばがありますよ、あれなんですね。

イエスの十字架だってそうです。
釈迦だってそうですよ。大涅槃に入ってね、
後は、あれはお任せしますなんです。
任せるということがないことには宗教という
ものは本当には根づいてゆかない。
我々を導く生命の根元の神様の大愛
というものがあるということを信頼しない
ことには、我々の信仰というものは
深まってゆかないんです。
             (つづく)