移日々之事物

気になったこととかに関する戯言とか

自由な発言

2005-12-31 01:34:45 | Weblog
中国の言論規制が強化。

中国でとある新聞社の幹部が更迭されました。理由は広東省での事故に関する報道で見出しのつけ方に同省の幹部の怒りを買ったからだそうです。

自由な発言の許されない国はそれだけで信用ができなくなります。言葉が規制されるというのは思想が規制されるということです。

国民の考え方に制限をつけるような国家を信用するなど無理な話です。制限された思想でもって物事を考えるのでは、正しいか否かをぬきにしても考え方が歪むのは避けられないでしょう。

そんな言論規制をさらに強化していこうとする中国。外から見ていると権力者にとって都合がいいようにしようとしているだけにしか思えません。

まぁ中国は反日感情の煽り方とかでもそういった色合いが見えてはいたんですが、こうもはっきりと示されるとあきれてしまいます。言葉を屋考えを縛り付けなければ維持できないような国家ならばそれは崩壊するべきもののようにも思えます。

国民があるものをあるように見ることが許されないというのは問題ではないでしょうか。しかも更迭させられた新聞社は社会問題に突いての鋭い報道で人気があるそうです。

それは国民がそういった考え方をもつにいたっているということでしょう。国家に不満や問題を感じていながらもそれを表に出すことは許されない。現国家が支持されていないという風にすら取れてしまいます。

いつの日にか中国国民が不満を爆発させる日が来てしまうのでしょうか。それともこのまま人形のように踊らされたままで終わるのでしょうか。

なめるな

2005-12-30 00:19:08 | Weblog
新人議員の期待はずれ感が増大します。

小泉チルドレンともいわれる新人議員たちが続々と派閥に所属して言っているそうです。一度は派閥の解体が進んでいっていたようにも思えましたが元に戻る結果になってしまっています。

新人議員たちは郵政民営化のごたごたの影響で出てきた人も多いでしょうが、彼らに期待されていたことの一つに無派閥となって派閥を形骸化するというものがあったように思います。派閥間抗争のような自民党内部の主導権争いをなくしてほしいという期待です。

彼らはその期待を見事に裏切ってくれたようです。しかもその心情が次の選挙での応援などを期待してという打算によるものだからたまりません。

そんな気持ちで派閥に所属するというのは自身の政治家としての自信のなさを露呈しているだけでしょう。もしも政治家としてきっちりとした考えや政治理念を持って断固たる態度をもって行動できるのならばそんなものをあてにしなくても再選できるでしょう。

はたして彼らは何のために政治家になったのか。選挙に受かって政治家としてのぬるま湯に使っていたいだけなのでしょうか。

はっきりいってそんな輩を政治家として認めたくありません。自分の政治家としてのありようでもって国民から支持を得られると思えないような奴に政治家をやってほしくありません。

すでに派閥を築いて所属している人たちや無派閥を推進する武部幹事長などの思惑もあって揺さぶられることもあるでしょうが、無派閥を貫いてもらいたいです。ましてや選挙のためなどというふざけた理由で自分の考えを縛り付けるような真似はやめろといいたいです。支持してくれた国民を何だと思っているんでしょうか。

改革の継承者を

2005-12-29 01:04:40 | Weblog
首相が後継者に望むあり方。

小泉首相が改革をうたい文句に首相に就任し、実行しようとしてきたことは言うまでもありません。そして首相が来年の9月で退任することも今さらです。

小泉首相は退任するに当たって、後継者には改革の継承者であってほしいというようなコメントを出しました。混迷する後継者問題に対する一つの指針となることでしょう。

現状次期首相候補と目される人物は数人いて、彼らは後継者争いとも言われるような競争をしています。改革を進めようとするほうが国民受けがいいのは小泉首相でわかっていることですから、それぞれがそれぞれのやり方で改革を進めようとすることでしょう。

首相退任まで一年を切っている中、改革の具体的な行動を取ることが出来るほどの時間はないでしょうから、どこにどのように手をつけようとしているかが評価の分かれ目でしょうか。

個人的には特定財源の問題に手をつけてくれる人が出てきてくれたらなと思います。おそらく一番の問題がここにあるのじゃないだろうかと思いますので、今後消費税の増税が確定していて定率減税も廃止されるのですから、その前に国民が納得できる形での増税にできるようにしてほしいものです。

誰が有力候補かという点についてはまだはっきりとはいえない状況ですから、これからの9ヶ月間でどのような動きがあるかに注目していくべきでしょうかね。

結果は変わらんのですけどね

2005-12-28 01:28:39 | Weblog
タバコ税の事実上の特定財源化。

タバコ税が増税するのは以前発表されたことですので特に目新しい話題でもありません。しかしその用途が限定された特定財源のような扱いであることに批判が出ています。

確かに最近は特定財源が不都合の多いものという認識が強まっているわけで、そんな中で特定財源を新たに作るようなまねは時代に逆行しているといえます。用途が限定される財源というのが歪みを生むというのは散々いわれていることで、現状存在するそれも変えていくべきだといわれているくらいですからね。

それにタバコ税みたいな上げ安い税金をあげてまかなおうとすることにもいい印象がもたれていません。消費税もそうですけど、なにかの歳出を補うために安易な増税を行うことがほめられたことではないというのは今さらです。

タバコ税が当てられる児童手当ての拡充は人口減少社会に入ったとされる中では必要な費用といえることは否定しません。そしてそのためには予算が不足しているだろうこともわかります。

だったら他のところを削ってまわすようにしろと思ってしまいます。政府の予算の中には絶対に無駄な費用である部分があるはずなんです。特に特定財源に関しては散々話題に上るくらいにそれがあるはずでしょう。

そこをどうこうしようと思っても一朝一夕には行かず、時間がかかり過ぎてしまうのでしょうがそうするべきだと思います。

いったん増えた税金が減ることはそうそうありません。タバコ税も一度上げたら予算に余裕が出てきても減らすことはないでしょう。

下向きに動くことがまずないことだからこそ慎重な対応をしてほしいものです。いくら急ぎで予算が必要になったからといって上げやすいところに手をつけて、本当に問題のあるところに手をつけないというのでは納得がいくはずありません。

重いか軽いか

2005-12-27 01:39:05 | Weblog
教師の罰則は重いか軽いか。

飲酒運転をした教師は懲戒免職。これは重すぎるでしょうか、妥当な罰則でしょうか。

実際には重過ぎるとして軽減され、停職三ヶ月ということに変更されたそうです。交通法規的には罰金十万円の略式命令というレベルですから懲戒免職となると少々重いかなという気もします。

もちろん世の中にはこれで納得できない人もいるのは事実です。酒気帯び運転で被害をこうむった人の中にはこの変更を批判している人もいたりします。

多分罰則を重く感じる人は、飲酒運転で害をこうむったことがないからそれ自体があくという認識が薄いということなんでしょう。私も含めてそういうことなんじゃないかと思います。

まぁ飲酒運転の結果はその当人だけでなく他人の命をも脅かす危険があるのですから、そうやって考えれば懲戒免職というのは軽くないともいえてしまいます。ころころ考えを変えているように聞こえますが、ようは考え方次第ということで私はやっぱり懲戒免職だと重いだろうと感じていますが。

それはセクハラ教師の罰則で停職三ヶ月というのがあったりもするからです。こちらはこちらで生徒の心に傷を残すという事件です。

命の危険はないのだから飲酒運転より軽いという人もいるかもしれませんが、それも結局は被害を受けたことが無いからこその言葉でしょう。セクハラは受けたけど飲酒運転で影響がない人は、セクハラのほうが重いと感じたりもするだろうと思います。

命も含めた身体には害はなかったとしても、心に大きな傷を負ったりしてしまったならばある意味においては身体における害よりもたちが悪いこともあるのではないかと思います。命があるならいいというのは、生きていればいいというのは考えが足りない言葉だと私は強く感じます。

どちらが重いとか軽いとかいうことではなく、どちらも重い罪であろうことは間違いないと思います。両者共に懲戒免職にすれば話は早いわけですが、それだと短絡的に過ぎる気もします。

懲戒免職にするということはその人の生きる糧を得る手段を奪うことになるわけですし、その後の人生にも大きな影を落としてしまうでしょう。原則的に更生を前提とした罰則であるのだからそんな罰はそう簡単に下されるべきではないと思います。

当事者からすればどんな罰でも軽いと感じてしまうものなのではないでしょうか。第三者からみてもそれは難しい問題ですが、こうだからこうと決め付けることなく考えていかなければならないのではないでしょうか。

今度はうまくいくか?

2005-12-26 10:34:19 | Weblog
北朝鮮との協議が再開します。

拉致問題をはじめとした多数の問題を抱え込んでいる北朝鮮との関係。以前の協議からかなりの間が空きましたが国交正常化に向けての交渉が再開です。

とはいえ拉致問題を北朝鮮がいい加減に処理しようとしたという事があったことを考えると、はたして協議が進展するでしょうか。北朝鮮の側はもう解決したとか言ってますしね。

日本の側からすると国民の心身を直接害されたわけですから、このことをないがしろにしたまま話を進めるわけには行きません。いまだ安否が不明な人たちの状況がはっきりするまでは正常化はありえないと明言していることからも、北朝鮮に意思は伝わっているのでしょうが。

過去の清算が問題の一つに上がっているわけですから、日本側の清算を迫るのなら北朝鮮の側でも拉致という過去を清算してほしいものです。この問題に関しては国民の意思が強い限りは政府も安易な決着で終わらせられないでしょう。

北朝鮮は危険な隣国の筆頭でしょうからできるだけ速やかな正常化が望まれはしますが、それだけに問題は可能な限り解決した上での正常化がなってほしいものです。

汝の隣人を愛せよ

2005-12-25 12:37:49 | Weblog
キリスト教の有名な言葉ですが、日本人は隣国に対してそうでもないです。

中国に対して親しみを感じない人が大半らしいです。まぁ最近の中国との関係を考えれば当然ともいえるでしょう。

靖国問題などの歴史問題を中心とした日中関係は現在非常によろしくないというのは今さらです。これだけ冷え込んでいるのに親しいと思えるかといったらそんなわけないですからね。

ですがそれだけかというとそうでもないでしょう。それは中国の反日教育の影響が大きいと思います。

中国の反日教育が強烈ですから、それに反発をかんじているというのもあるでしょう。自分たちを嫌っていて、さらに嫌おうとしている相手に親近感なんか感じられるわけがありません。

娯楽にまでそんな教育をもちもうとする相手に対して友好的な相手と考えるのは難しいことです。もっともそこでそう考えてしまったら関係修復もないのですが。

感情的にはあまり中国に良い印象を持ちえません。とはいえ中国との関係が悪いままでもいろいろ弊害が出てくることもあるかと思います。

親しみは感じませんが、両国の関係を改善していくことは必要なんでしょう。ですがそこに利益があるのなら感情的な反発を多少は抑えるとしても、あの中国国民の反日感情だけはどうにかしてもらわないとどうにもならない気もしますが。

脅威

2005-12-24 00:40:45 | Weblog
脅威という言葉によって波紋が生じています。

麻生外相が中国が着々と軍備を増強して言っていることに関して脅威という発言をもって批判しました。軍事費が毎年二けたのび、その内容が不透明であることも不信感を呼んでいます。

この考え方には安部官房長官や前原民主党代表が同調しています。経済成長を続ける国が軍事費を増していくというのを危険に感じ、脅威と思うのは当然のように思える。

しかし一部の与党議員はこれに反発。日中関係を考えると脅威というべきでなく、外相として配慮に欠けるということです。私に言わせれば反発した人たちは国民の安全への配慮が欠けているのではないかといいたくなります。

確実に軍事費を増やして軍備を強化していっているのが狭い海を挟んだ隣にいるのに、それを批判すらせず機嫌を窺うだけのような発言。これで言葉の上だけでなく本気で脅威と思っていないのなら、頭のねじが弛んでいるか中国との間に自分だけのパイプラインでも持ってるんじゃねぇかというところです。

中国と靖国問題でごたごたしてしまっているときにいらん刺激を与えるなといいたいのでしょうが、軍事的脅威に対して遠慮して口ごもるよりも多少もめてもスパッといったほうがいいと思います。

経済成長を続け、世界で一位の人口を持ち、軍備を拡張する国。これからどんどん驚異的な大国に成長していくかもしれないですが、ここらで軍備の拡張には歯止めをかけてもらいたいものです。

日本人消滅への一歩?

2005-12-23 01:35:52 | Weblog
とうとう日本の人口が減少を始めました。

当初の政府の見通しより一年早い今年からすでに減少が開始です。まぁ一年位だったらたいした違いはないとも言えなくもないですが。

このまま行くと日本人という人種はこの世界から消えてなくなるということですね。何百年先のことかわかりませんので国が先に滅ぶかもしれませんが。

そんなわけで実際には『日本人』滅亡の危機よりも、年金の危機とか労働力不足の危機とかいうほうが実感がありますし、切実な問題だと思います。そんな未来の話なんかよりも今を生きる私たちにとってはこちらのほうが重要でしょう。

本当に今日明日にでも対策を打ち出そうというくらいでないと大変なことになるでしょう。まず近い将来に団塊の世代が定年を向かえ、団塊ジュニアが定年を迎えるわけですが、その両者が合わさったら減少した人口じゃ支えられないでしょう。

そして人口が上昇してきたからといってすぐに年金の支え手が増えるわけじゃありません。生まれて二十年ほどたってやっと年金を支払うようになるわけですから。

つまり人口が上昇してきたという結果が出てから、年金問題が軽くなるという風に波及するまでそれだけの時間がかかるというのがわかっているのですから、一日でも早い対策を打ち出さなければ傷は重くなっていく一方でしょうな。

・・・やきもち?

2005-12-22 01:52:46 | Weblog
自民党の忘年会ですね。

無派閥組みだけを首相が忘年会に招いたことで「小泉派づくりだ」との反発が党内から出ているそうです。そしてそれに対して小泉首相は一年生なんだからやきもち焼かなくてもいいじゃないかねとのコメントだそうな。

なんか微妙に論点がずれているようなコメントな気もします。まぁ首相もそれを承知で言って、うまくかわしたというところなんでしょうかね。

それはともかく小泉派というのは作られてはならないものなのは間違いないところでしょう。自民党の党内改革を推進してきた(どこまでがその意図でのものであったかはともかく)小泉首相が他の派閥を崩してきたのに自分が派閥を作っては今までのことを台無しにしてしまいかねないです。

安部氏は派閥は政権をとるためのもので、首相になって政権をとった人間が作るものじゃないとかいってますが、それは必ずしも正しくないと思います。はるか昔の院政じゃないですけど、もしここで新人議員たちが小泉派となったならば首相を退任してからも大きな影響力を保持する結果になるでしょうからね。

ただでさえ新人議員を特別待遇している向きのある小泉首相。新人なんだからといわれればわかる部分もあるのですが、もともとが郵政法案のごたごたとかで首相に縁が深い形になっている人が多いですからどうしてもそういった見え方がしてしまいます。

確かに忘年会がどうだとかいうだけで派閥づくりだと騒ぐのもなんだとは思えなくもないですが、逆に騒がれないのも不安を掻き立てます。もっと騒げとはいいませんがこれくらいの反応が出てきてくれるほうがいいんじゃないかと思います。

小泉首相がつくる気なくても国民の人気とか考えれば首相退任後も影響力を持ちえる人ですからそれに引きずられる議員はいそうです。それを避けるためにもこういった形で釘を刺すことができますし、首相以外でも派閥を作ろうとする人が出てきたときの牽制役にもなってくれそうにも感じます。

あまり小さなことで目くじらを立てて騒ぎ立てるのもよろしくないとは思いますが、監視の目となりえるのであればそれもまた良しというところでしょうかね。