移日々之事物

気になったこととかに関する戯言とか

結果は変わらんのですけどね

2005-12-28 01:28:39 | Weblog
タバコ税の事実上の特定財源化。

タバコ税が増税するのは以前発表されたことですので特に目新しい話題でもありません。しかしその用途が限定された特定財源のような扱いであることに批判が出ています。

確かに最近は特定財源が不都合の多いものという認識が強まっているわけで、そんな中で特定財源を新たに作るようなまねは時代に逆行しているといえます。用途が限定される財源というのが歪みを生むというのは散々いわれていることで、現状存在するそれも変えていくべきだといわれているくらいですからね。

それにタバコ税みたいな上げ安い税金をあげてまかなおうとすることにもいい印象がもたれていません。消費税もそうですけど、なにかの歳出を補うために安易な増税を行うことがほめられたことではないというのは今さらです。

タバコ税が当てられる児童手当ての拡充は人口減少社会に入ったとされる中では必要な費用といえることは否定しません。そしてそのためには予算が不足しているだろうこともわかります。

だったら他のところを削ってまわすようにしろと思ってしまいます。政府の予算の中には絶対に無駄な費用である部分があるはずなんです。特に特定財源に関しては散々話題に上るくらいにそれがあるはずでしょう。

そこをどうこうしようと思っても一朝一夕には行かず、時間がかかり過ぎてしまうのでしょうがそうするべきだと思います。

いったん増えた税金が減ることはそうそうありません。タバコ税も一度上げたら予算に余裕が出てきても減らすことはないでしょう。

下向きに動くことがまずないことだからこそ慎重な対応をしてほしいものです。いくら急ぎで予算が必要になったからといって上げやすいところに手をつけて、本当に問題のあるところに手をつけないというのでは納得がいくはずありません。