移日々之事物

気になったこととかに関する戯言とか

・・・やきもち?

2005-12-22 01:52:46 | Weblog
自民党の忘年会ですね。

無派閥組みだけを首相が忘年会に招いたことで「小泉派づくりだ」との反発が党内から出ているそうです。そしてそれに対して小泉首相は一年生なんだからやきもち焼かなくてもいいじゃないかねとのコメントだそうな。

なんか微妙に論点がずれているようなコメントな気もします。まぁ首相もそれを承知で言って、うまくかわしたというところなんでしょうかね。

それはともかく小泉派というのは作られてはならないものなのは間違いないところでしょう。自民党の党内改革を推進してきた(どこまでがその意図でのものであったかはともかく)小泉首相が他の派閥を崩してきたのに自分が派閥を作っては今までのことを台無しにしてしまいかねないです。

安部氏は派閥は政権をとるためのもので、首相になって政権をとった人間が作るものじゃないとかいってますが、それは必ずしも正しくないと思います。はるか昔の院政じゃないですけど、もしここで新人議員たちが小泉派となったならば首相を退任してからも大きな影響力を保持する結果になるでしょうからね。

ただでさえ新人議員を特別待遇している向きのある小泉首相。新人なんだからといわれればわかる部分もあるのですが、もともとが郵政法案のごたごたとかで首相に縁が深い形になっている人が多いですからどうしてもそういった見え方がしてしまいます。

確かに忘年会がどうだとかいうだけで派閥づくりだと騒ぐのもなんだとは思えなくもないですが、逆に騒がれないのも不安を掻き立てます。もっと騒げとはいいませんがこれくらいの反応が出てきてくれるほうがいいんじゃないかと思います。

小泉首相がつくる気なくても国民の人気とか考えれば首相退任後も影響力を持ちえる人ですからそれに引きずられる議員はいそうです。それを避けるためにもこういった形で釘を刺すことができますし、首相以外でも派閥を作ろうとする人が出てきたときの牽制役にもなってくれそうにも感じます。

あまり小さなことで目くじらを立てて騒ぎ立てるのもよろしくないとは思いますが、監視の目となりえるのであればそれもまた良しというところでしょうかね。