移日々之事物

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塾ってどうよ

2005-12-12 01:00:07 | Weblog
塾の雇用実態などはよくわからんそうです。

ゆとり教育の進むなか塾に通う子供が増えていることは周知の事実。なんか以前にもそういったことを書いた気もしますが。

小学六年生でも35%もの子供が塾に通っているそうです。受験をより強く意識するようになる中学生ですともっと多いことでしょう。

すでに子供は学校と塾の二足のわらじを履くのが常識に近くなっているだろう事が窺えます。塾というものの重みが非常に増しているわけですね。

そんな塾という存在ですが、講師の質はどうなのかというのが話に上り始めました。最近おきた事件のこともあってその辺りが問題視されているようです。

学習塾に通うのが当たり前になったのは実際何年位前からなのかはちとはっきりとしないのですが、こうまで広まったのはそう昔のことではないと思います。

急激な拡大を求められていて、しかも現在は少人数制が評価されているということもあり、講師の数が多く必要になっています。とにかく数をそろえなければならないという状況になってしまっているわけですね。

そうなってくると質が低下してしまうのは否めません。多少教えるのが下手であっても教えられるというだけで最低限の条件は満たしてしまうのですからそれで雇う塾もあるでしょう。

間違っていることは重々承知でも学習塾の多くは企業なのですから利益を挙げるためにそうしてしまうことは仕方ないともいえます。ですが実際に授業を受けている子供やその保護者はたまったものではありません。

高い金を払って身にならない授業を受けるというのでは論外です。しかも犯罪に巻き込まれるというのではなおの事です。

ここまで塾に頼ることがなく、学校だけで十分ならこんな問題は起きないかと思います。しかしもう学歴社会というものが完成してしまっているいじょう、ゆとり教育を推進しきってしまっているいじょう根幹から直すことはかなわないでしょう。

今後は問題となりえる講師を雇用しないという学習塾側の態度もさることながら、子供を通わせる保護者の側でも厳しい目を持って選別していかなければならないのでしょう。