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2005-12-13 00:24:10 | Weblog
次の総理は誰でしょう。

安部官房長官は来年の総裁選に出馬しないほうがいいという意見に対し、小泉首相は逃げてはいけないというようなことをコメントしたそうです。チャンスはそんなにないのだから困難に直面して逃げるなとのことです。

確かに総理大臣というのは正解においては頂点の一つであり、どんなに有能で人気のある人物であってもチャンスはそうそうめぐってこないでしょう。安部氏は若いといってもより良い機会を待って結局機を逸するということもあるかもしれません。

しかしながら私が今回のこの報道と首相のコメントで気になったのは、安部氏がどうというよりかは小泉首相がどう動くかの方です。

首相は特定候補を支援する考えも示しました。安部氏のことを語ったことも踏まえると彼を支援するのではないかとの考えが浮かび上がります。いささか短絡的といえますが、安部氏をここまで重宝してきた小泉首相のことを考えるとあながち否定できません。

小泉首相の人気の高さを考えるとそれに追従する政治家が多くなりはしないかというのが懸念されます。自民党の総裁というのは内閣総理大臣に直結していきます。

安部氏の能力はともかくとして、それぞれの議員が良かれと思って信頼できる人物に投票するべき事態にあって、おこぼれに預かろうというような浅ましい精神が発揮されたり、国民に支持されている首相の意見だからと軽率な判断をしてしまう人が出る可能性が考えられてしまいます。

小泉氏も一政治家として総裁選において投票するべきだとは思いますが、うかつな行動はとってもらいたくないものです。そして私が愚考したようなことを考えるような政治家が自民党にいないと信じたいものです。