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脅威

2005-12-24 00:40:45 | Weblog
脅威という言葉によって波紋が生じています。

麻生外相が中国が着々と軍備を増強して言っていることに関して脅威という発言をもって批判しました。軍事費が毎年二けたのび、その内容が不透明であることも不信感を呼んでいます。

この考え方には安部官房長官や前原民主党代表が同調しています。経済成長を続ける国が軍事費を増していくというのを危険に感じ、脅威と思うのは当然のように思える。

しかし一部の与党議員はこれに反発。日中関係を考えると脅威というべきでなく、外相として配慮に欠けるということです。私に言わせれば反発した人たちは国民の安全への配慮が欠けているのではないかといいたくなります。

確実に軍事費を増やして軍備を強化していっているのが狭い海を挟んだ隣にいるのに、それを批判すらせず機嫌を窺うだけのような発言。これで言葉の上だけでなく本気で脅威と思っていないのなら、頭のねじが弛んでいるか中国との間に自分だけのパイプラインでも持ってるんじゃねぇかというところです。

中国と靖国問題でごたごたしてしまっているときにいらん刺激を与えるなといいたいのでしょうが、軍事的脅威に対して遠慮して口ごもるよりも多少もめてもスパッといったほうがいいと思います。

経済成長を続け、世界で一位の人口を持ち、軍備を拡張する国。これからどんどん驚異的な大国に成長していくかもしれないですが、ここらで軍備の拡張には歯止めをかけてもらいたいものです。