移日々之事物

気になったこととかに関する戯言とか

ひよったとみるべきか?

2005-11-30 00:09:23 | Weblog
国と地方の関係について。

三位一体改革として国と地方の財源に関する協議が続けられてきました。中でも注目されていたのが「生活保護費」です。

これをどうするかで国と地方がおおもめだったのは今さら言わずとも知れたことです。

それが地方の強い反発を考慮して、削減は見送られたようです。その分他のところでの削減を盛り込みはしたようですが。

これは地方の言葉に国が負けたととることもできてしまいますかね。勝ち負けのあるような問題ではないでしょうが、地方の強気を国は押し返せなかったわけですな。

これは地方の強硬な姿勢を突き崩せるだけの力が現状の政府には足りなかったとみるべきなんでしょうか。なにはともあれ国は強硬な態度で貫き通せずに道を曲げてしまうものだということを表してしまいました。

柔軟な姿勢ということもできるでしょうが、プラスにとるかマイナスに取るかは微妙なところでしょうかね。地方がこれで勢いづいて今後も何かにつけて強硬な姿勢で反発するようなことがなければいいのですがね。

現代の錬金術

2005-11-29 00:49:55 | Weblog
政治家は錬金術が使えるそうですよ。

もっとも違法行為なわけですが。最近は一昔前のような大型事件とはいえないまでも、さまざまな金銭がらみの事件はおきています。

今回も数日前から連日流れているように、民主党の西村氏がお金を生み出していて逮捕されました。

逮捕まで行くのはめったにないことだとは思いますが、政治家のモラルというものに対する不信感はいっそう根強くなったことでしょう。議員というのはもともとそういった面では信用が薄い職ですが。

民主党からの事件が相次いでいて民主党の信用が失墜しているという報道がなされていたりしますが、実際のところは政治化全体への不信感に繋がっているんじゃないでしょうか。

選挙が終わってまだ数ヶ月で民主党が再生の時期だから余計に民主党が民主党がといわれているのかもしれませんが、政治家という職業自体が常に国民の目にさらされていて、いってみれば常に疑惑のまなざしを向けられているわけですからね。

ともかく大なり小なりほとんどの人が何らかの形で不審の目を持って監視しているのに、その中でさまざまな問題を起こす政治家たち。大半は違法なことはしていないのでしょうが、こういったことがたびたび起こるとそれすらあやしく感じられてなりません。

国民を導く立場にあるのが政治家なのですから、その辺の自覚を持って自ら模範となるべく行動してほしいものです。こんな現代の錬金術を行うような人が出てこないことを祈りたくもなってしまうような、政治家の信用度の低さというのがすでに問題な気もしますがね。

中露関係悪化か?

2005-11-28 00:37:52 | Weblog
先日の中国の通報遅れにロシアが不満を示しています。

中国とロシアが戦略的な協力関係にあるのは周知のことです。アメリカという共通の相手がいるため、協力関係を築いていたというのも理解されているでしょう。

そんな中に起きたこの不祥事。対米国家として親密な関係を持っていたのに悪影響が出るのではとの見方をする人も少なくないでしょう。

共通の敵となる存在がいるいじょうは協力関係が早々崩れるものではないとしても、ロシアが被害補償などとして何かを要求すれば溝を生むでしょうかね。

そうなると中国がどう出るのかが気になります。自分たちが起こした問題とはいえ、ロシアとの間にできた溝を埋めようとするのは確実でしょう。それはロシアの要求を受け入れると同時に、自分たちがそれでも協力者であると強調しようとするのではないかということです。

つまり日本に対する態度を硬化させるのではないかということです。アメリカと直接的にあたるのはロシアの役割で、アジアにおけるアメリカの重要拠点となる日本に対して動くのではないだろうかということです。

もちろん考えすぎだろうと思いますが、一つの可能性としてはありかもしれないとも思っています。現状中国は反日の態度を明らかにしているわけで、それを強調するだけのことなのですから。

中国が自らの失態で受ける被害をフォローするために採りえる政策はそう多くないでしょう。特にロシアとの関係は非常に重要なもののようですから、それを維持するためにと考えればこんな浅はかな考えですらありえるかもしれないと私には思えてしまったりします。

伝家の宝刀

2005-11-27 00:58:30 | Weblog
政治家の伝家の宝刀が抜かれましたね。

最近話題の耐震偽造問題でとある政治家がいった言葉「細かいやり取りは記憶にない」。でましたよ。『記憶にない』の言葉が。

政治家は何でこの言葉で通るのでしょうかね。例えば普通のサラリーマンが罪を犯して、同じようなことを言って通用するのでしょうか。

しかもこれだけ世情を騒がせ、多くの人の命に関わる問題でどうして記憶に残らないのか。そんなぼけた脳味噌してるような人間が政治家なんてやるべきじゃないでしょう。

実際に圧力をかけたのかどうかは不明なままなわけですが、細かい会話内容を覚えてないとかいうのでは疑われても当然です。

これから政治家は常に全ての会話を記録として残しておくようにしろとすらいいたくなってしまいます。まぁそうなったとしたら今度はその記録の改ざんが~とかなりそうな気がしますけど。

ともかく政治家の人たちには自覚が足りないような気がします。自分たちは国民の代表としてその地位にいるのだと。

選ばれたからにはしなければならない義務というものがあるというのを理解していないのでしょうか。政治家は国民全てを背負う存在であるということを再認識するあたりから再教育していかなきゃならんのでしょうかね。

さすが中国

2005-11-26 08:48:07 | Weblog
中国がまたやってくれましたね。

中露の国境の辺りにある川にある中国の工場が有害な化学物質を流していて、それを中国は通告していなかったそうです。ロシアの側は水質検査で把握していたそうです。

中国の都合の悪いことを隠そうとする態度は非常に問題でしょうね。以前もそういったことがあって問題になったことがあったような気がします。

彼らは何かと隠すからこういったことになるんでしょうね。情報を制限することは国家戦略として必要な場合もあるでしょうがあまり隠すべきでない情報を隠しているような。

なんにせよ公開しなければ近隣諸国のみならず全世界的に問題になるようなことまで隠そうとする意味がわかりませんね。自分から爆弾を抱え込んでどうするんでしょうか。

マスコミの力

2005-11-25 01:07:38 | Weblog
ペンは剣より強しという言葉があります。

マスコミというのは絶大なる力と影響力を持っています。高度に情報化が進んでいる現代ではそれが非常にわかりやすいと思います。

ヨーロッパにおいてベラルーシの政権批判のためにこったことをした新聞社があるそうです。

マスコミの力は大きく、多くの目にさらされています。ゆえに新聞社や雑誌社を挙げてのキャンペーンや運動というのは広く知られて力をもちます。

今回のこの行動は非常に素晴らしいと思います。彼らのジャーナリズムをあらわし、そのための運動をはっきりとした形で主張したものだからです。

ただただ世情を垂れ流すだけがジャーナリズムではないといっているように感じられました。新聞なり雑誌鳴りは情報の発信源であると同時に、それだけではなく世間に訴えかけられるべきものを訴える媒体でもあるのだと思われました。

日本のマスコミも公式発表とかをただのせるのではなく、ジャーナリズムにのっとった、正しいと感じられる主張を展開できるような存在になってほしいものです。

天下りばっかり

2005-11-24 05:58:44 | Weblog
政府系金融機関は天下りのための存在なのでしょうか。

政府系金融機関の統廃合の議論がなされていますが、どうやらこれらの機関には天下りが圧倒的に多いようです。わかっていたことであるとも思いますが。

本当に天下りはどうにかならんものでしょうかね。自分たちの再就職先を他人の鐘で作るということがおかしいというのはわかるでしょうに。

そもそも天下りが何人もいて回ってしまうような各省庁。そんな風に出て行く人間がいても問題ないくらいなら最初から採用人数を減らせばいいのにと思うんですよね。

天下りを完全に禁止して、その上で各省庁のあり方を見直すべきじゃないでしょうか。

税金だから好きに使っても倒れないという考え方をまず改めさせなければどうにもならん気がします。実際象徴を簡単に倒すわけにはいかんでしょうが、給料削減とか懲戒免職とかのように官僚に直接的な罰則を与えていかないとどうにもならん気もします。


理性的でないのはどちらか

2005-11-23 13:20:57 | Weblog
中国も人の事はいえんだろうと。

麻生外相がいった靖国のことでの発言に対して、外相は歴史に正しく向き合う勇気がないことを証明したとか言っているそうです。そもそもこの場合の正しいってのなんでしょうかね。

正しいか否かというのは客観的視点から判断されるべきことでしょう。私的感情がバリバリに入っている立場のものが使うべき言葉ではありません。

その上「日本は靖国問題の深刻さと微妙さを認識し、理性的かつ責任ある態度を取るべきだ」だとかいっているとはね。理性的とかいうならまず話し合いの席に着くべきでしょう。

中国ではなんだかんだといいながら言葉をかわす席に着こうとすらしないのが理性的な態度のようです。責任ある態度というのは多分相手の言いなりになるだけの外交でしょうかね。

正しさを語るのもそうですが、理性的とか責任あるとかいうならまず自分たちがそれを言葉にするにふさわしいというところを見せないと、ただの愚か者にしか見えないという典型のような気がします。

平和でいられるのか

2005-11-22 06:14:06 | Weblog
無防備地域宣言を従ってる人たちの運動が行われています。

無防備地域宣言というのは簡単に言うと、反撃等々は一切行わないので攻撃しないでくださいという宣言で、ジュネーブ条約においてそういった地域は攻撃してはいけないと規定されています。

この運動をしている人たちはこの宣言をすることで安全と平和が確保されると思っているのでしょう。私に言わせればおかしな話ですがね。

戦時というのはひどく特殊な状況であるというのは誰しも否定できないと思います。そんな状況下で条約が必ずしも守られるとは思えないという気がしてなりません。

それに現代では国家間の戦争とは別にテロリストとの戦争というものがあります。テロリストに戦時条約を説いても聞くとは思えないんですよね。

もっともそれ以前に条例が制定されそうになっても上位に位置する法律のほうで縛りがある以上制定すらされえないと思いますが。

領土問題は見送り

2005-11-21 00:32:08 | Weblog
ロシアのプーチン大統領が来日しました。

事前折衝で主張の隔たりを縮められず、最大の問題とされている領土問題に関する声明は見送られたようです。一番の問題とされながらも見送られるのは変な感じがしますがね。

今回の来日では貿易促進とか国際テロに関することとかの合意文書に署名されるとの事。肝心の部分を置き去りにはしていますが、とりあえず必要な部分は埋めようというところでしょうか。

それにしても本当に肝心の領土問題はどうなっているんでしょうか。すでに云十年と取り上げ続けられているのにいっこうに進展が無いような気がします。

ロシアは好調な経済を背景に態度を硬化、という書かれ方をしていたりしますが、経済が好調だから領土はわたせませんというのどうなんでしょう。政治カードとしてきり時を計っていると考えれば外交手段としては妥当と言えなくもないとは思いますがね。

そうなると日本の外交のほうにも問題があるということでしょうか。向こうがカードをちらつかせているのにそれを引っ張り寄せるだけのことができていないということなんですから。ちらつかせつつもがっしりと押さえ込まれてもいるわけですが。

相手の手札に領土問題というのがあるのは見えているわけですから、それが場に出されるような外交が行われることを期待します。