ジョルジュ・サンド George Sand

19世紀フランス女性作家 George Sandを巡って /日本ジョルジュ・サンド学会の研究活動/その他

お知らせ

2007年04月22日 | 世界のサンド研究
この春、palmes academiques 賞が仏政府より贈呈されました。受賞者は、日本ジョルジュサンド学会に新規加入された、balzacien の霧生和夫先生Prof.Kazuo Kiriu です。Alexis Lamek参事官は、氏のバルザック作品の電子化という偉業が、CRNS、Maison de Balzac、ひいては世界の研究者に多大な貢献をしたことを教育功労賞の受賞理由として挙げ、その功績を言葉を尽くして称えられました。霧生先生は、目下、サンドのCorrespondance をnumeriser してくださっています。19世紀の鏡像ともいわれるサンドの書簡集26巻の電子化という大仕事は、サンド研究者のみならず、様々な分野の研究者にとって極めて有り難く、今後、文学、芸術、哲学、科学、女性学、教育学、社会学など、多岐の分野に渡る19世紀フランス研究の推進に大きな役割を果たしてくれることでしょう。palmes academiquesについては、http://www.amopa.asso.fr/index.htm

また、私市保彦先生Prof. Yasuhiko Kisaichiは、Pierre-Jules Hetzelに関する『名編集者エッツェルと巨匠たち』(542p)という大著(10年かけたご研究)を刊行されました。Hetzelはサンドとも関係深い編集者です。是非、一読をお勧め致します。
私市保彦著『名編集者エッツェルと巨匠たち』 新曜社 2007年3月 5500円 
バルザックの「人間喜劇」を企画し、ユゴーの詩集を刊行し、サンドと親密な関係を結び、ヴェルヌを育て上げたエッツェル。その足跡を丹念にたどりながら、フランス文学が最も輝いていた時代と大作家たちの裏面に迫る。
http://p-opac.library.pref.osaka.jp/OSPLIB/webopac/kensaku/kensakuSyousai.jsp?tilcod=10020701174184
http://www.fredericviron.com/verne/modules/news/article.php?storyid=26


最新の画像もっと見る