ジョルジュ・サンド George Sand

19世紀フランス女性作家 George Sandを巡って /日本ジョルジュ・サンド学会の研究活動/その他

Seminaire de l’AIRE

2007年05月24日 | その他 Autres
Seminaire de l’AIRE (Association interdisciplinaire de recherche sur l'epistolaire)

¨Lettre et journal personnel II: pactes et metadiscours ¨

Vendredi 25 mai 2007

Universite Paris 7 Denis-Diderot

Salle 785 C
Grands Moulins
Esplanade des Grands Moulins
75013 - Paris


Matin : 9h30-12h30
Presidence : Philippe Lejeune

Philippe Artieres, CNRS-EHESS, IIAC
Le triangle des ecritures. Rapports, lettre et journal de la premiere traversee de Francois d’Orleans (1831) ?

Michel Braud, Universite de Pau
¨La lettre retenue ¨ (la lettre non envoyee inseree dans le journal)

Brigitte Diaz, Universite de Caen
¨D’un pacte l’autre : le defi de l’intime dans la lettre et le journal ¨ (Stendhal, Vigny, Sand…)

Apres-midi : 14h30-17h30
Presidence : M.- F. Lemonnier-Delpy

Jose-Luis Diaz, Universite Paris-Diderot
¨L’intime par correspondance : pratiques et metadiscours, 1820-1850 ¨

Francoise Simonet, Universite Paris XIII
Pactes d’intimite (les cas de Catherine Pozzi et de Helen Hessel)

Eric Marty, Universite Paris-Diderot
Le Journal : une ecriture sans contrat. propos du Journal de Gide

Rappel: Les actes de la journee d'etude de l'an dernier sur le meme sujet
est deja parue dans Epistolaire ( revue de l'AIRE, Champion)
Voir:

http://www.epistolaire.org/sommaire32.htm

サンド研究発表会

2007年05月20日 | G.サンド研究
日本ジョルジュ・サンド学会開催の2007年度春の研究会journee d'etudes(明治大学-5月19日)は、サンド、バルザック、女性学研究、美術、美学専門の方々の参加を得て、和やかな雰囲気の中、活発な議論が交わされ、無事に終了しました。遠方よりお越しになられた皆様方、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
「日本のジョルジュ・サンド研究は、非常にダイナミックだ。今後の活躍を期待している」と世界各地のサンド研究や国内のフランス文学研究に携わっておられる方々から、よく励ましの言葉を頂戴いたします。このようにうれしい評価をいただけるのは、ひとえに研究会が国内外の博士号や修士号を取得された方、取得中の方、サンド学や女性学に関する書物を著された方、サンドに関する研究論文を発表され続けている方、様々な形でサンド研究や会に貢献してくださっている方など、業績、人物ともに素晴らしく優秀なメンバーにより構成されているからに違いありません(私自身はその末席を穢しているにすぎませんが)。
今回は、地道な研究発表会を重ねることに意味があること、またその重要性が再確認された研究会だったと思います。
秋の学会は、10月末の関西大学(吹田市)です。次回の研究会を楽しみにいたしましょう。

workshop

2007年05月06日 | 研究会
19日の仏文学会では、下記の特別講演会とワークショップが開催されます。

14:20 - 15:20  1013教室
「死者について語る、死者に語りかける」 Pierre PACHET氏(作家、フランス政府派遣文化使節)
司会:根本美作子(明治大学)

15:40 - 17:40  1136教室
「人間喜劇という名の芸術工房」
パネリスト:松村博史(近畿大学)、鎌田隆行(名古屋大学)、澤田肇(上智大学)、村田京子(大阪府立大学)
司会者:柏木隆雄(大阪大学)
視覚芸術と『人間喜劇』との関係を様々な視点から分析する。4人の発表を出発点に、参加者とともに文学と芸術について討論を進めていきたい。
(1) 松村「バルザックと風俗画??『ピエール・グラスー』を中心に」。バルザックにおける芸術論と小説観の関わりを、『人間喜劇』に何回か登場する絵画の「コレクション」の内容とその変遷から探っていく。
(2) 鎌田「バルザックにおけるテクスト内テクストについて」。バルザックの小説の中にはしばしば図像、広告、新聞記事等の「現実物としてのテクスト」の挿入が見られる。本発表では『あら皮』『幻滅』などを取り上げ、その視覚的な美学性の問題を考察する。
(3) 澤田「偏愛と不在の軌跡 ?ニコラ・プッサンからジュール・デュプレまで?」。19世紀最大の芸術人名辞典とも言える『人間喜劇』。どの画家が評価され、誰が無視されているかを出発点として、文学と絵画の対話の有り様を、特に風景において探る。
(4) 村田「メタファーとしての図像」。バルザックは人物像を描くにあたって、有名な画家や絵画を引き合いにすることがしばしばである。ここでは主に女性のportraitに焦点をあて、絵画との関連をジェンダーの視点から探る。

15:40 - 17:40 1133教室
.ジュール・?ェルヌJules Verne再発見 私市保彦(武蔵大学・司会)、
新島進(早稲田大学非常勤講師)、 芳川泰久(早稲田大学)、石橋正孝(パリ第8大学博士課程・コー ディネーター)
ジュール・?ェルヌ(1828-1905)は、一昨2005年に没後一世 紀を迎えて空前の出版ブームを本国で巻き起こした。また、昨年 暮れには初の校訂版全集の企画が始動するなど、この作家に対する関心は近年高まる一方である。このような状況下で、これまで 等閑視されてきた?ェルヌを一人でも多くの方々に再発見してい ただく一助となればと願い、本ワークショップを企画した。 まず、?ェルヌの編集者エッツェルの伝記を先頃上梓された私 市保彦氏に、?ェルヌとそれ以前の文学との関係、特にロマン派 的な表現法からの脱却による科学小説の誕生を、新島進氏に、レ ーモン・ルーセルが具体的にどの?ェルヌ作品を読んでいたのか、 作品から読み取れることをそれぞれ発表していただき、?ェルヌ の文学史的な再定位を試みる。石橋正孝は、地球の描写という? ェルヌのプロジェクトの意味をエッツェルの出版戦略を中心とす る同時代の文脈の中に置き直して再考し、最後に、芳川泰久氏に 「?ェルヌ、ミシェル・セールからの可能性」という仮タイトル でお話いただく。以上の問題提起を出発点として、空想科学小説 に留まらない?ェルヌの豊かな可能性をめぐって、参加者の皆様 と議論を深めたいと考えている。

15:40 - 17:40 1133教室
.世界のフランコフォン
砂野稔幸(熊本県立大学):セネガルの社会と言語
立花英裕(早稲田大学):クレオール性が提起したもの
藤井慎太郎(早稲田大学):ベルギーの演劇と言語
ムニフ・ワシム(明治大学博士課程):チュニジアの社会と言語
小畑精和(明治大学・コーディネーター):ケベックの社会と言語
本ワーク・ショップでは、「世界のフランコフォン」をテーマ として、ポスト・コロニアル社会や、英語優位がますます進む世界でフランス語の果たす役割を考えてみたいと思っています。


Journee d'etudes 研究会

2007年05月04日 | Weblog
このところPCがおかしくなり、メールの送受信ができない、原稿は開けられるが書き込めない、など次々と不具合が起こり、真っ青になっていましたが、ようやく解決し一安心というところです。

5月19日の日本フランス語フランス文学会の春季大会(明治大学)の枠組みで行われる、日本ジョルジュ・サンド学会の研究会についてお知らせいたします。

時:5月19日(土)10:30-12:00
場所:明治大学リバティタワー11階1154
研究発表
1)高岡尚子 Naoko Takaoka
「『新エロイーズ』,『ジャック』,『二人の若妻の手記』における女ー母 ー 子どもたちの配置から見えるもの」
Femme et mere dans ¨Julie ou la nouvelle Heloise ¨,¨Jacques¨ et ¨Memoire de jeunes mariees¨ - ce que l'on peut constater a travers la disposition des enfants dans la fiction-
2)西尾治子 Haruko Nishio
「『マテア』における変装が象徴する現代性 ー 母性批判と越境性」
La modernite que symbolise le deguisement dans Mattea - Critique du mythe de l'amour maternel et aspect sans frontiere dans l'oeuvre -