Bluebonnet英語教室 <滋賀県守山市石田町>

未来を見据えた豊かな英語力の土壌を育む滋賀県守山市石田町の「ブルーボネット英語教室」

その一件は猫ちゃんカレンダーがきっかけでした♪

2015年09月02日 | ブログ

  

昨日のことなのですが・・・

(fbの私個人のページにもアップした内容です。)

 

=子どもを信じて任せてみることも大切=

 

その一件は、カワイイ子猫ちゃんのカレンダーから始まりました。

  

年長さん6名のクラス。

  

1人の男の子が教室のカレンダーを見て

「まだ8月?9月になったよ。」と教えてくれたので、

ビリビリっとその1枚を外しました。

 

男の子が「その猫の写真 欲しい!」と声をあげました。

すかさず1人の女の子も「わたしも欲しい!」と言いました。

だけど、写真は1枚しかありません・・・。

   

みなさんならこの場面、どうしますか?

 

●OO君が先に欲しいって言ったからと、大人の判断で男の子に手渡す?

●「じゃぁ、じゃんけんして」・・・と 指図する?

●「これはあげられないから」・・・と もめ事を回避するために断る?
  
 

色んな声のかけ方があると思います。

  

そこでわたしは・・・

 

「いいよ。この子猫ちゃんたち可愛いから欲しいよね。あげるよ。

でも、2人とも欲しいんだね。どうしたらいいと思う?」

  

そう言って、生徒さんたちに問いかけました。

  

当事者の2人は

お互いの気持ちのことも考えていたのでしょうね

どうしたらいいんだろうと、

戸惑っている様子です。

  

すると、他のお友達が案を出してきました。

「じゃんけんで 決めたらどう?」

「そうや!じゃんけんで決めや。」

「じゃんけんしてみ!」

 

周りに後押しされて、2人はじゃんけんすることに。

 

結果・・・女の子が勝ち!

男の子は、何も言わないけど、ちょっぴり落胆の表情。

 

そんな男の子の様子を見て、

女の子も ”このまま私がもらっていいのかなぁ・・・” と思ったのでしょう

目の前にある猫ちゃんの写真を手に取ることもせず、

困惑しているようでした。

  

男の子も女の子も

猫ちゃんの写真は欲しいんだけど

お互いを思いやっている様子が

ものすごく伝わってきました。

  

教室は しばし しーんと静まり返り、

私に助けを求める生徒さんたちの視線がビシバーシ!!

  

が、まだ待ちます。任せます。何も指図はしません。

  

「じゃんけんで決めることにして、OOちゃんが勝ったんだから、

OOちゃんがもらえばいいよ。」と、私が言葉にしてしまえば、

これでことは済んだのかもしれません。

 

でも、子どもたちがこういう状況にどう対処するかを考え、

自分で決める絶好のチャンスです!

グッとガマン。様子を見守りました。

  

すると1人の生徒さんから

「猫ちゃん2匹いるし、1匹ずつにすれば?」との提案が。

 

そうなんです。

8月のカレンダーの写真には子猫ちゃんが2匹写っていたんです。

なるほど!!

 

「ハサミで切って、分けたらいいやん。」

「そうする?」

「切ってもらう?」

「OOくんも、OOちゃんも、それでいい?」

  

私が口を出さなくても、

年長さんの年齢になると、

子ども達だけで話を進め、案を出し、解決策を見出してくれるんですね。

 

お~♪なんと頼もしい!! 感動。

   

「そうする。写真切って1匹ずつにする。」と、

当事者の2人も納得がいったようです。

 

「先生!この写真の猫ちゃん1匹ずつ切って。」

とのリクエストがあったので、ようやく私の出番。

  

「いいよ。じゃぁ、切るね。」

みんなの思いに応えるために、丁寧に丁寧に切りました。

  

2匹の子猫ちゃんの写真は、

1匹ずつ生徒さんのお家に行きました。

 

これにて一件落着!!

   

このあとレッスンは いつも通りスムーズに進行いたしました♪

 

大切な英語のレッスンの時間ではありますが、

こうやって生徒さんたちが

お互いにコミュニケーションをとりあって、

お友達の気持ちにも配慮し、考え、

解決策を自分たちで見出すという機会は、

可能な範囲で 大切にしたいと思います。

   

指図を出さず 問いかける。

→自分で考える。

→自分で決める。

  

このような経験を繰り返して

「自己決定」できるようになり

自立していきます。

 

大切にしたいですね。


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