染物屋生活

神奈川県の住宅地(でも片田舎)の染物屋日記と、電気代が月1500円(原発反対なので)の節約生活を紹介「染め吉」と言います

札幌のゲストハウス・カオサンに、外国人の迷子を連れて行った

2016-11-13 02:22:32 | 日々の政治・哲学
11月8日の東京新聞26面に、ゲストハウスの記事が出ていた。

札幌のゲストハウスが、10月11日に家宅捜索されて、客2人が現行犯逮捕された。これは、私の泊まったところのすぐ近く「カオサン札幌ファミリーホステル」の話だ。

客が清掃などを手伝うことで、宿が宿泊費を免除する仕組みは、「フリーアコモデーション」(フリアコ)という。このシステムは、北海道や沖縄では「ヘルパー」の名称で取り入れているゲストハウスもある、といっている。

私も、よく沖縄の宿で「ヘルパー」さんを見かけた。日本人であったが。
しかし、外国人が働くということになると、就労ビザが必要だ。「宿泊施設の清掃といった単純労働では在留資格は下りない」と、東京新聞は言う。世界は多様な旅行スタイルがうまれており、そのニーズに対応する必要がある」と、この東京新聞の記事で北海道大の、石黒侑介先生は言っている。

さてさて。
10月21日、JR札幌駅内の案内地図前で、私とHさんが、自分のいる所を確認していると、白人の男の人が、途方にくれていた。

「兄ちゃん、どこのホテルよ?その紙見せてごらん?」といって、パソコンでやりとりしたと思われる英語の文章を見ると、ホテルの住所がない。
「カオサンサッポロファミリーホステル」とあるのだが。

Hさんは、スマホ持ちなので、すぐ住所を探してくれる。それを見て説明する。「あのなあ、兄ちゃん、このホテルは、この、駅周辺地図には載ってない。もっと左下の…この辺だわ。辺境だ。」
と説明する。

Hさんに、検索してカオサンの電話を探してもらう。カオサンに電話して「今、私の目の前で、お宅に泊まりたいという、旅行者の兄ちゃんが困ってるから。代わって話して」という。

兄ちゃんが、私に電話を返して来たので、切ってしまったら、違った!もう一度かけると、カオサンの人が「うちの住所を教えるから、あなたが書き取って下さい。彼をタクシーに乗せて下さい」といっている。

私の宿と近いので、タクシーで一緒に行くことにする。(Hさんはまきぞえをくって一緒にくる。彼女の宿は札幌駅のすぐそばだった)

タクシーに乗ってしばらくすると、運転手が「私、この宿知ってます。この前警察が来た宿です」という。

「何で?麻薬?売春?」ときくと、「外国人を不法に働かせたから」という。そのくらいなら大丈夫だろうと、
兄ちゃんをこの宿に連れて行った。
「500円プリーズ」といったら、1000円置いて行った。(実は、車から降りたら、バッグを握りしめて逃げ出すかな?と思っていたのだが)

兄ちゃんは、オーストラリアの、メルボルンから来たと言っていた。
何となく、今度の事件のことを調べに来たような気がした。
これから北海道は雪の季節で、南半球から、お客が来る時期になるから。
うちのゲストハウス(サッポロインナダ)の近くの通り。札幌の南西。古いアパートなんか多い。
(写真が横でごめん)

このあたり、もしくはもっと南に、ゲストハウスが多い。

私は、飛行機の予約と一緒に、割安のホテルを取ることが多い。普段の暮らしを思うと、私には過ぎた生活だ。

しかし、こうして安いゲストハウスに泊まった方が、庶民の生活が見られる気がした。


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