
岩手県大槌町の、大ケ口(おおがぐち)にいる、知人のAさんに会いに行った。この知人は料理がうまい。岩手のお菓子「がんづき(雁月とかくとか)」を作って、待っていてくれた。煮物は、大槌のマスト(モール)の小石商店で買っていった。(団子や餅も、自分たちの土産にしこたま買った。)Aさんは、まつたけごはんのおにぎりを出してくれたのである!!!去年の秋に大槌で出たまつたけを、冷凍しておいたんだそうだ。岩手の野生キノコは、放射能がでるんじゃなかったか?私の頭ははげしく回転したが、結局、黙っておにぎりをいただいた。ここに来る前「あーら、私なんか、マツタケを大槌から昨年山ほど送ってもらったもんね」といっていた関東の友達がいた。「えーっ、危ないんじゃない?」と言ってしまったね。マツタケは、おいしかった。香りもよかった。帰ってから、岩手日報に出た「放射性物質情報」(2012年10月13日)を見た。山田町産マツタケ28ベクレル(1キログラムに対し)、岩泉町産6ベクレル、田野畑村産8.6ベクレル。住田町産ナラタケ56ベクレル。盛岡産ハナイグチ47ベクレル。ちょっと離れた一関は、放射能の汚染があり、このころ野生キノコの出荷は禁止だった。一関産ホウキタケ1400ベクレル。陸前高田産アミタケ1900ベクレルだったのだ。山林の放射能汚染は、なかなか除去できないという。木を全部切ってしまうわけにいかないので、除染できないし。