
横浜の中華街とは違った独特な雰囲気を醸し出している、東京は新宿区の大久保界隈。
決して綺麗とは云えない街だけど、気軽に韓国の食文化に触れることができるので時々足を運んでは韓国料理に舌鼓。
<新大久保の台所『韓国広場』>
妻の母親が還流ドラマにハマった影響もあって、時々駆り出されることもありましたっけ(笑)
とは云え、「冬のソナタ」は何とか最後まで視聴しましたが...
大通りから一歩細い脇道を入ると...
カタコトの日本語が飛び交い、店頭を埋め尽くすプロマイドに一喜一憂するおば様方が多いのも一つの特徴でしょうか。
我が家はお義母さんのオススメもあって、
韓国路地裏食堂『カントンの思い出』というアットホームな食堂によく足を運びました。
カントンの思い出も注文を受ける段階で、4つの小鉢とコーン茶が登場しました。
これが、ちょうどいい繋ぎ役です。
メイン料理は牛肉の細切りが入った辛いスープ「ユッケジャン」を注文。
牛肉の他に長ネギ・豆モヤシ・ワラビ・芋茎などたくさんの野菜が入って、唐辛子やコチュジャンを使った程よい辛さが後引く美味しさです。
スルスルと飲んでしまうスープはお腹にやさしく、程よく汗をかいて健康増進といったところでしょうか。
古来の韓国では宮廷料理の1つでしたが、今やこうして手軽に食べられる時代なんですね。
妻は念願の「サムゲタン」。
韓国では夏の定番スープです。
鶏のお腹に餅米・干しナツメ・栗・松の実・ニンニクなど薬膳料理の類を詰め、水に入れて長時間ジックリ煮込む手間暇のかかる料理ですが、一人前調理で食べられるのが有難いですね。
このスープ一人前に1羽の鶏が入ってるので中々の食べ応えだったようです(しっかり完食してましたが:2009年7月)
すっかり肌寒なった冬。
カラダの芯から温まろうと、辛~い韓国料理を食べにきました。
<今回の別館は本館以上にアットホーム>
注文を決めると運べてくる、おかずとコーン茶はもうお馴染み。
<プルコギ丼>
自分はプルコギ丼を注文。
プルとは「火」、コギは「肉」の意味ですから日本でいう「焼肉」ですが、味付けが独特!
醤油・砂糖・ハチミツ・酒・ゴマ油などの調味料に卸しニンニクやショウガ、更に果物も加えたヤンニョムというタレを作ってから、薄切り肉(牛ロース・ヒレなど)を漬け込み、それらを玉葱・長葱と一緒に焼いて豪快に盛りつけたような丼メシです。店によっては専用鍋で煮たり、好みでサンチュに包んで食べるところもあるようです。
一口食べるとコクと辛みが相まって白飯が捗る味わいながら、時間を置くと脂ぎってくるのでヒーヒーしながらも掻き込むように何とか食べ切ったら、胃が焼けるように熱かったです(笑)
<タットリタン定食>
妻も、見るからに辛そうなスープ料理を注文していました。
タットリタンとは元々、夏のスタミナ料理。
鶏出汁のスープに鶏肉・ジャガイモ・野菜を入れ、甘辛な味付けが子供に人気の家庭的なタン(スープ)なんだとか。
(本場韓国では食事だけでなく、酒の肴としても食されるようです)
妻もハフハフ、ヒーヒーしながら口に頬張ったところ、予想通り辛く、残念ながらジャガイモに火が通ってなかったようで苦戦していました(汗)
妻も完食後しばらくは胃が熱いと唸っていましたから、この時季の韓国料理は芯から暖まるのにいい食べ物ですね(2009年12月)
職場で辛い食べ物の話題が出ると...
その週末は大久保に出かけては韓流ランチに舌鼓です。
<韓国のおかず=バンチャン>
店内スタッフは活気溢れるものの、とても丁寧な接客が好印象。
アジア料理店にありがち、煩雑(アバウトでイージーな)な対応もありませんて。
カントンの思い出は韓国屋台料理がコンセプトとあって、注文後はお馴染みのバンチャンが着卓。
どれもしっかりした味付けで、甘みのあるカクテキがお気に入りです。
<カムジャタン>
今回悩んだ挙句注文したのが、
カムジャタンと云う「ジャガイモ鍋」。
自分はグロテスクな剥き出しの骨が苦手な上、食べるところも少なくて苦労しました...
最終的に妻が注文したものと総取り換えして引き受けてくれました(男前ね:笑)
<シコシコ麺は美味しいのですが>
600円~と破格のランチメニューは...
プラス280円でライスを韓国のり巻きに変更することができます。
今回さらに冒険して『あさり平打ち麺+韓国海苔巻き』を注文したところ、明らかに化学調味料を使った口当たりに箸が止まってしまいました...
<韓国海苔巻き>
<日本食の巻寿司をイメージしちゃいけません>
ご覧のように海苔巻きも微妙でした...
韓国料理の多くは素直に辛いモノか粉モンを注文するのが正解かもしれませんね(2010年7月)
ゴチソウさんでした。
◆韓国路地裏食堂『カントンの思い出』
http://www.kanton.jp/