『陽当たりまぁまぁ』

事実に惹かれ、事実に学ぶ

「夏の長くて短い話」

2008年07月29日 | ズレズレ
先日、近所のお祭りで、ダンナが次男に、ハズレなしのクワガタのくじを引かせてた。
「ちょっと。うち、虫カゴとか無いよ」
「何かあるやろ」
「無いって!前あったやつは割れたから捨てたもん」

「ハイ!!コクワガタが当たったよ~」

「ど~すんの!」
仕方が無いから、虫カゴを買いに行ったら、
(そうだ、エサもいるわ、そうそう、土もいるわ、あそうそう、止まり木もいるわな」
「ちょっと!!高くついたじゃん!!」

ほんで男三人でコクワガタの新居をセットして、エサのゼリーあげて
「見て見て!エサ食べてる~!!」
ところが夜中には、死んでもた

朝、家を出てから息子らに、「実はね~・・・」と話した。
最初は信じてくれんかった。
「でもね、クワガタ幸せだったと思うよ。新しいお家ができて、フカフカの土入れてもらって、
  おいしいゼリーももらって、名前もつけてもらったでしょ(ちなみに『コクワン』屁みたい
  だから『幸せだナ~』って、死んでったと思うよ」

自分で話しながら、ジ~ン 「ママ、へん!!」
この時までホントに死んだことを信じてなかったんだ~。

ほいで家に帰ってから全然動かないから、やっと分かったようで。
でも特にがっかりする様子もなく、次男は横倒れになってたコクワガタを止まり木にちゃんと乗せた。
まるで生きてるように見えた。

そんで死後2日目の今日が可燃ゴミの日だったから、土とかも捨てたんだ。
そしたら空になった虫カゴを見て次男が、
「ボクのコクワンがいない!!」
「だって、死んじゃったでしょ?」
「死んでも、居てほしい!!」
ジ~ン

それで、命には限りがあること、特に虫の命は短いこと、置いといたら虫が湧くことを伝えたら、
「じゃあ、公園のセミも、外のクワガタもカブトムシもみんな死んでる!!」
「・・・まぁ・・・生まれた順番があるから、いっぺんには死なないけどね」
奥深い1日だったわ~。






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