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里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アカツブフウセンタケ 赤い鱗片

2020-10-15 | 日記

加美町宮崎旭地区西部、尾根筋の急な山道をしばらく登って行くと、傾斜がゆるくなって
きましたから、この山の高みが近いのでしょう。
なだらかな尾根筋の林床に、傘に赤みのある小さなキノコが2~5本と、寄り添うかのよ
うに生えています。この辺りの標高は350mほど、一帯には広葉樹林が広がっています。

                              二枚とも2020.10.9撮影

傘の直径は3~4cm、地色が白っぽく、そこに赤褐色の小鱗片が、万遍なく振り掛けられ
たかのように分布しています。派手さはありませんが、きれいなキノコですね。
それに、4時間ほどの山歩きで、6~7本ほどしか見つけられませんでしたから、かなり
希少なキノコと思われます。

                              二枚とも2020.10.9撮影

フウセンタケ科フウセンタケ属のキノコで、秋にコナラなどブナ科の樹下に点々と発生。
傘の直径は4cmほど、初めは半球形だが、のち饅頭型から扁平になり、縁部は波打つ。
表面の地は白っぽく、ここに朱赤色~赤褐色の細鱗片が散布し、中央では密集する。
触れると暗赤褐色に変色する。ヒダは柄に直生~垂生しやや密、色は乳白色、のちに肉桂色。
柄は傘と同色で中実、赤変生がある。



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