大崎市鹿島台地区、丘陵地の中段に7~8枚の水田が拓かれていましたが、昨今は稲作からの転換で牧草地になったり耕作放棄が進んでいることから、最新の状況を把握すべく現地を訪れてみました。
丘陵地中段までの農道は以前のままでしたが、かつての水田は柳の若木の林になっていました。それらの木には早くも黄色い花が咲いているものの、よく見るバッコヤナギとは違うような ? 枝の本数が多く直線的に伸びてい . . . 本文を読む
大崎市鹿島台地区、二年前の12月に丘陵の中段に植えられたアセビのツボミを観察しましたが、その際はツボミの萼片も花柄も濃い赤色でした。どんな色の花が咲くのか気になっていたので、花期を見計らって訪れてみました。
少し坂を上ってその木まで行ってみると、咲いていたの純白の花でした。花柄も普通の黄褐色で、冬季の赤さは全く残っていませんね。萼片や花柄が赤かったのは、寒さによる「葉焼け」だったものと推測してい . . . 本文を読む
南三陸町南部、小沢沿いの林道中ほどで土橋が壊れていて、それより奥へは車が入れないため、林道は荒れてあちこちで草地のようになっています。
そんな林道脇にクサソテツの群生地があり、根本から巻いた新芽の頭が盛り上がってきています。しゃがみ込んで観察すると、新芽の頭は褐色の鱗片に覆われていますが、中には鱗片の間から緑色の部分が覗いている株もあります。新芽が伸び出すのは、ソメイヨシノが開花する頃でしょうか . . . 本文を読む
南三陸町南部、沢沿いの荒れた林道を上がって行くと、林道路肩や斜面下のやや湿り気のある場所に、小さな根生葉が開き始めていました。キンミズヒキの根生葉ですね。キンミズヒキの根生葉は数年前に観察して記事をアップしていますが、今月の初めだったか新たな薬効が見つかったと新聞に載っていたので、それを紹介する意味から改めて取り上げてみました。
キンミズヒキは古くから薬草として利用されていて、その生薬名は仙鶴草 . . . 本文を読む
石巻市の十三浜地区、地域の幹線道路から分かれて海寄りの細道を行くと、数年前にミヤトシマギクを観察した場所を通りかかりました。仲間のハマギクは、早春から根方や茎から新芽を出しているので、ミヤトシマギクも同じように新芽が出ているかも知れないと、細道の南向きの法面を探してみました。
探し始めるとすぐに、落葉に覆われた法面のあちこちに、小さな新芽を見つけました。他にも地を這う茎から、さらに小さな新芽が幾 . . . 本文を読む